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オランダのお花ブログINDEX

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2017/10/15

『エルメスの手しごと展』 in NAGOYA 

オランダ・ベルギー・フランス・ドイツ・デンマーク・・・

これらのヨーロッパの国々は 夏の終わりから10月初め頃までに BloemenVanThuraが入荷した商品の 出荷元(取引先メーカー所在国)。

夏の初めには チェコからも届いています!

今年2017年の 秋・冬・クリスマス関連(雑貨)の新商品は 先週までにすべて揃いました!

(ヨーロッパリボンの入荷は 年内 もう少し続く予定です、フランス・イタリアから?)

是非ご覧くださいね、 『2017BVTクリスマス』

BloemenVanThuraホームページ「雑貨カタログ」


さて 話は本題に。

9月末に帰国して ちょうど1週間が経とうとしていた時のこと・・・。

オランダ滞在中(日本不在中)に 届いていた郵便物の中に あるDM を見つけました。

普段 重要な郵便物以外のDM類は、日にちが過ぎていることが多い為、あまり見なかったり、さらに後回しにしたりしてしまうのですが・・・

たまたま 開けた封筒(DM)の中の案内は・・・?

おぉ!!

気になっていた イベントじゃないですか?!

でも すでに始まってる?

しかも開催期間 6日間のみ!

うわ~行けない!

・・・ん? まだ間に合う?!?!

Hermesartisan201701『エルメスの手しごと展 ”アトリエがやってきた”』(2017年10月4日~10月9日・名古屋)

東京開催時から、インターネットのニュースなどで見聞きし、興味を持っていました。

エルメスにも興味はありますが、それぞれのアイテムがどのように作られているかも興味があるし、何より 世界トップブランドの職人さんの手仕事がみたい!!

東京では ものすごい人でしたが、名古屋はどうかな・・・?

東京ほど混んでないんじゃないかなぁ・・・

でも名古屋の人は ブランドモノ 大好きだから 混んでるかな・・・?

ドレスコード あるのかな(エルメスを身に着けていかなきゃいけないかな)・・・?


Hermesartisan201702『エルメスの手しごと展 ”アトリエがやってきた”』は、KITTE名古屋 で行われていました(無料)。

左写真は 届いていたDM(裏表)。

ブログ冒頭の写真は 上階から見た 1Fアトリウム、”金のしゃちほこ”ならぬ 金色のオブジェ ”GOLD FISH”と、その横には『エルメスの手しごと展』の撮影スポット。

『エルメスの手しごと展』はKITTE名古屋 3階で開催されていました。

3Fに上がると、イベントの受付(入り口)があり、その奥には3つのお部屋がありました。

最初のお部屋に入ろうとすると、「現在混んでいるので、奥のお部屋からご覧ください」と案内されました。

隣のお部屋に行ってみると・・・こっちも 混んでる~!!

一部屋に3つまたは4つのブース(作業台)があり、どのブース(職人さん・作業台)も 何重もの人だかり・・・。

多くの人が 職人さんの作業台を取り囲み、真剣に見入っていました。

・・・隙間からしか見えません(汗)。

ちょっとうろたえましたが、少しずつ前進しながら 人と人の隙間から なんとか見ることができました。

そんな調子で様々なブースの 職人さんの作業を見学!

写真はOKでしたので、何枚か撮らせていただきました(フラッシュ・動画はNG)。

ちなみに・・・イベント会場へは デート中・名古屋駅利用の方・ショッピング中の方等 多くの人が訪れていましたが、エルメス率は高くありませんでした(ドレスコードはなかった)・・・よっぽど パリのMaison&Objetの方が エルメス率 高し・・・!?



会場には、様々な分野の(下記参照)職人さんのブースがありした。

鞍(馬具)職人、皮革職人、手袋職人、磁器絵付け職人、時計職人、石留め(宝石)職人、縁かがり(スカーフ)職人、ネクタイ縫製職人、シルクスクリーンプリント職人、シルクスクリーン製版職人

Hermesartisan201704

上写真は 石留(宝石)職人さん・・・小さなダイヤモンドを留める作業は細かすぎて見えないため、まずは図で説明。

実演後には 拡大鏡で覗かせてもらいましたが、キラキラすぎて ”目がくらむ!”とは まさにこのこと?!


驚いたのは、体験型のブースがあったこと。

Hermesartisan201703

時計職人さんのブース(上写真)では、次から次へと体験したい人が手を揚げ、1ミリにも満たないほどの ビスを ムーブメントに取り付ける作業を体験していました。

私もやりたかった~(ちょっと 手を揚げる勇気がでなかった)。

ブランドに興味がありそうな女性より、おそらく 手しごとに興味があると思われる多くの男性陣が手を揚げ 体験させてもらっていたのが印象的でした!!

さすが製造業のさかんな名古屋地区?!

それとも男性は やはり メカ好き?

Hermesartisan201705

一方、縁かがり(スカーフ)職人さんのブース(上写真)は ほぼ女性が囲み、スムーズな針さばき に興味津々、見入っていました。


Hermesartisan201706

上写真左から 手袋職人さん、皮革職人さん、鞍(馬具)職人さんのブース

どのブースも 見物客から 積極的に質問が飛び交っていたのには、驚きました。

仕事のこと、修行のこと、作業のこと、製品のこと・・・。

さらに、職人さん達が どんな質問に対しても(通訳を通して)丁寧に答えていたのは、好印象でした。

Hermesartisan201707

上写真左から 磁器絵付け職人さん、シルクスクリーン製版職人さん、ネクタイ縫製職人さんのブース

Hermesartisan201708

上写真はシルクスクリーンプリント職人さんのブース

一部 休憩中?のブースもあり、全ての作業を見学できたわけではありませんが、十分 理解し 感動し 楽しめました!!


説明によると、エルメスの社員の半数は職人さんとのこと。

エルメスという会社は 職人さんの割合が多く、ブランドの”姿勢”と”信頼”を感じました。

世界トップブランドの職人さんの手しごとは もちろん感動的でしたが、同様に感動したのが 通訳として それぞれの職人さんの隣で解説をしていた 日本人女性スタッフの方々。

かっこいい!!!

皆さん エルメスのスカーフを それぞれ素敵に巻いていらっしゃって、フランス語ペラペラ、専門用語も 専門的なことも スラスラ・・・!

エルメスにも、職人さんにも、かっこいいお姉さん方にも 憧れました!

手しごとっていいな・・・改めて感じた 暑さ残る秋の一日でした。

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2017/09/23

時差ボケの夜のお共に・・・!? 『大エルミタージュ美術館展』

先週・今週と 1泊2日のパリ出張が続きました。

これまで何度も オランダからパリへ行っていますが、2週間連続で行ったのは初めてでした(体力が~・・・汗)。

先週と今週は 全く違う分野の展示会で、見るもの・見えるもの・受ける刺激・感じる場所?等・・・全く別物でした!

”勉強になった”と言うには まだ消化しきれていませんが・・・、勉強になります・・・。

次回への(自分の中での)課題もできました。

展示会は いろんな意味で 戦場です!?!?


話はガラリと変わり・・・

もう10年前だったでしょうか・・・?

いえ、もっと前だったかもしれません・・・。

当時 旅行会社に勤め 世界を旅していた旧友が、一番印象に残る素敵な場所の一つとして 名前を挙げていました。

・・・”エルミタージュ美術館”!

それから月日が経ち、ある時(5年くらい前?もっと前?)女優の山口智子さんが エルミタージュ美術館を訪れ、美術館や 女帝エカテリーナ2世について 紹介するTV番組を 観たことがありました。

もともとロシアには憧れやロマンを感じている私にとって、サンクトペテルブルクやエルミタージュ美術館は いつか必ず行きたいと 憧れている場所。

”いつかロシアのエルミタージュ美術館に行きたい”・・・という気持ちから、今回 日本で行われていた美術展に行く予定や気持ちは ありませんでした。

それが東京であっても・・・ 名古屋であっても・・・

Museum201709hermitage01『大エルミタージュ美術館展 オールドマスター西洋絵画の巨匠たち』

(愛知県美術館、2017年7月1日~9月18日)

所蔵コレクション 1万7千点の絵画作品から 16世紀ルネサンス・17世紀バロック・18世紀ロココ時代に活躍した「オールドマスター」と呼ばれる画家達の描いた油彩 85作品 が出展されているという企画展。

ちょうど名古屋でこの展覧会開催中(終了直前)の 9月始めに、1週間ほど帰国をしました。

滞在期間も短く、スケジュール的にも厳しく、美術展に行くことは 全く考えていませんでした。

が!?!?

時差ボケと寝苦しさ(暑いのと冷房が寒いのと)で眠れず過ごしていた帰国中の夜、テレビから 何度も何度も 『大エルミタージュ美術館展』 のコマーシャルが流れてくるんです!!

そしてある日の朝、新聞を広げると・・・

”『大エルミタージュ美術館展』 9月18日まで!” なんて広告が!

小さい広告でも 目に入るようになってしまいました。

その新聞広告には 割引券がついていたので、切り抜いて お財布に・・・。

当初 行くつもりのなかった美術展でしたが、TVコマーシャルや 新聞広告を見るうちに すっかり行きたくなってしまったではありませんか?!

ということで、日本を離れる前に行ってきました、愛知県美術館。


Museum201709hermitage02『大エルミタージュ美術館展 オールドマスター西洋絵画の巨匠たち』

①イタリア:ルネッサンスからバロックへ

②オランダ:市民絵画の黄金時代 (17世紀)

③フランドル:バロック的豊穣の時代 (17世紀前半)

④スペイン:神と聖人の世紀 (17世紀)

⑤フランス:古典主義的バロックからロココへ

⑥ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で

美術展では 厳選された油彩画が 国別に展示されていました。

素晴らしい作品の数々と、観賞しやすい展示。

美術展では 音声ガイドの 又吉さんのちょっと砕けたナビゲートが 耳に優しく、ところどころで流れるテーマソング(宇多田ヒカルさんの「人魚」)もまた 心に残りました。

私はこの曲が収録されている 宇多田ヒカルのアルバムが発売された時に購入して、オランダで たまに聞いていたんです。

最近は音楽CD等は ほとんど買ったことがなかったので、ホントたまたま偶然。

だからもともと 耳に優しく馴染みのある曲でした。

そうか、この曲だったんだなぁ・・・テレビのコマーシャルに 知らず知らず 惹き込まれ、私をこの美術展に導いたのは・・・。


行って良かった、見逃さなくて良かった!

大満足の『大エルミタージュ美術館展』でした。

サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館に 一層行きたくなってしまった・・・ということは 言うまでもありません。

実は私の住むアムステルダムにも、エルミタージュ美術館・別館Hermitage Amsterdam があります(2009年開館)。

ロシアの本館Hermitage Museum から作品の貸し出しを受け、期間毎に企画展を開催しているそうです。

私はまだ行ったことがありませんが、アムステルダムの別館へも 近いいつか行かなければなりません!


Museum201709hermitage03さて、今回 美術展を観賞し終えた後、こんな素晴らしい作品をコレクションした 女帝エカテリーナ2世 に とても興味を持ちました。

左写真は 美術展で唯一写真撮影が許されていた作品『戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像』(1760年代)。

美術展を見終えた後のショップで、目に留まった 池田理代子さんの漫画(原作H・トロワイヤ)。

『女帝エカテリーナ 1・2・3』(下写真)

山積みにされ 飛ぶように売れていた美術展の作品集を選ばずに、こちらの3巻を購入(笑)!

帰国直前、時差ボケが続く夜・夜中に 一気に読みました!!

いや~、惹き込まれました。

すっかり エカテリーナ2世 の虜に!?

ドイツの片田舎の貴族出身の女性が、ロシアの歴代皇帝となり、最長の在位を誇り(守り)、ロシアの領土を守り、広げ・・・すごい女性です。

Museum201709hermitage04この伝記的物語(マンガ)を読み エカテリーナ2世のことを少し知ると・・・、今回の美術展で観た絵画の印象が 変わってきます。

美術展で印象に残っているいくつもの作品の中に、イタリア・ヴェネツィアの風景を描いたものや、「ドレスデンのツヴィンガー宮殿」等がありました。

ヴェネツィアもですが、ドレスデン・ツヴィンガー宮殿には私自身 数年前に行ったことがあり(2012年9月22日ブログ参照)、ドレスデンで見た宮殿そのものの美しさが 輝くように描かれていました。

しばらく それらの絵画の前で、それぞれの地の空気感を思い出しながら 眺めました。

雄大で美しい風景を描いた素晴らしい作品と 捉えていましたが、エカテリーナ2世はこれらの作品を 違う感覚・気持ちで眺めていたのかもしれません・・・。

野望・憧れ・焦り・恐怖・・・?

あの時代のロシアを 女帝として生きた エカテリーナ2世にしか 分からない気持ち・・・。


今も昔も”闇”の部分は大いにあれど・・・

エルミタージュ美術館・・・サンクトペテルブルク・・・ロシア・・・エカテリーナ2世・・・

さらに魅力は膨らみ、憧れは募ります。

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2017/08/14

ボスとブリューゲルの 奇想・独創・空想の世界! 「バベルの塔」展 in Osaka

2週間の日本帰国、1週間のヨーロッパでの夏休み・・・

7月後半~8月初め、慌ただしく 3週間が過ぎました。

そして 夏休みを終え アムステルダムに戻り 1週間、ペースを取り戻しつつ?あります。


今回ブログは 日本に帰国した際に訪れた美術展について。

そう それは 帰国当日・・・。

約12時間のフライトの後、オランダとは違う シットリした空気に 疲労を感じながら 向かった先は・・・。

「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝-ボスを越えて- (2017年7月18日~10月15日、国立国際美術館)


Babel20170701この1-2年 アムステルダムにあるゴッホミュージアムや国立美術館に 久々に足を運んだことをきっかけに、最近は ”まだ行ったことのないオランダの美術館にも行きたいなぁ・・・”と思っていました。

ゴッホ美術館: 2015年10月14日ブログ 参照 / 国立美術館: 2016年5月3日ブログ 参照

まだまだ行ったことのないオランダの美術館は いくつもあります。

そんな中、今年の初めに候補に挙がったのが ロッテルダムにある ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館でした。

美術館について調べてみると・・・

なんと!ボイマンス美術館所蔵の『バベルの塔』が、2017年春 24年ぶりに来日するという?!

そして ヒエロニムス・ボスHieronymus Boschの油彩画2点 も初来日とか!!

まずは東京都美術館(2017年4月18日~7月2日)、その後 大阪・国立国際美術館(2017年7月18日~10月15日)へ。

本音を言えば オランダの美術館で観賞したいけれど、日本での この機会も見逃せない・・・。

・・・ということで、この夏 関西空港から実家へ帰る途中に 立ち寄ることにしました。

ものすごく久しぶりの ”大阪駅”下車、初めての国立国際美術館。

完全な おのぼりさん(笑)!

Babel20170703

都心の風景の中にある美術館・・・外観にもワクワクします。

その日は 国立国際美術館 公開初日でした!

混雑を予想して ネットで前売り券を購入していましたが・・・

あら?拍子抜け・・・混んでいませんでした。


展覧会は 8つのコーナーに分かれていました。

①16世紀ネーデルラントの彫刻

②信仰に仕えて

③ホラント地方の美術

④新たな画題へ

前半はネーデルラント(現在のオランダ・ベルギーあたり)の木彫刻や宗教的な絵画が中心。

私の暮らすオランダの 16世紀の人々の様子や 当時の生活と宗教の関係を想像しながら、普段あまりじっくり観る機会のない時代の 美術を鑑賞しました。


そしてここからが 私が楽しみにしていた ボスHieronymus Bosch のコーナー!

⑤奇想の画家 ヒエロニムス・ボス

⑥ボスのように描く

そう、私は 2014年の夏休みに スペインのプラド美術館で ヒエロニムス・ボス(2014年12月9日ブログ参照)に出会ってから、ボスの大ファン!

今回の美術展ではボスの 『放浪者(行商人)』(71x70cm, 1500年頃)と 『聖クリストフォロス』(113x71.5cm, 1500年頃)の2点が展示されていました。

たったの 2点ではありますが、拡大された部分画や解説と共に、じっくりボスの世界を堪能できたので、大満足です。

やっぱり大好きな 独創的で摩訶不思議な ボスの世界です。


そして いよいよこの展覧会のメイン、ピーテル・ブリューゲル1世Pieter Bruegelの世界へ・・・。

ブリューゲルの作品には ボスのテイストを感じるものがありますが、こういった時代背景(ボス・リバイバル)だったんだなぁと、恥ずかしながら初めて知りました。

昨年 静岡県立美術館で行われていた美術展で(2016年4月1日ブログ参照)、ボスの模倣者作品が紹介されていました。 

”なぜそんな紹介の仕方をするのだろう(ある意味 偽物でしょ?)・・・”と思っていましたが、その時代背景を知って、なるほどそういうことだったのか・・・と腑に落ちました。

⑦ブリューゲルの版画

⑧「バベルの塔」へ

『バベルの塔』(59.9x74.6cm, 1568年頃)

私にとって初対面の『バベルの塔』The Tower of Babel!

もっと大きなサイズの絵を想像していましたが、思っていたより小ぶりなものでした。

しかし! このサイズの中に、1400人もの人物が描かれているとか?!?!

じっくり何度も眺めてみましたが、小さくて見えない(汗)!

作品のそばには拡大された絵が展示されていましたが、拡大しても まだなお細かくて 見えないほど!

実際の絵画の中の人物は 米粒より小さい 3mmにも満たないサイズとか?!

なんて世界を描いたんだ~!?

Babel20170702図柄だけでなく、その細かさにも驚き、ブリューゲルの世界を堪能しました。

ちなみに人物の平均身長を170cmとして計算すると、ブリューゲルの描いたバベルの塔は510mになるのだそうです?!

東京タワーや通天閣との サイズを比べることができるパネルが、写真撮影スポットとなっていました。

『バベルの塔』は少なくとも3点描かれたそうで、その内の1点は現存せず、もう1点(1563年)は ウィーン美術史美術館にあるそうです。

以前 ウィーンに観光で行った時には 美術館には行かなかったので、またいつか機会があればウィーンに、ウィーン美術史美術館にも訪れてみたいものです。

そういえば、昨年の静岡県立美術館の展覧会は「ウィーン美術史美術館展」だったなぁ・・・。


今回は 大阪の展覧会初日に訪れましたが、予想に反し 混んでおらず、期待以上に ゆっくり楽しめました。

16世紀ネーデルラント美術史や ボスの時代、そして『バベルの塔』を じっくり観ることができ、とても見応えのある美術展だったと思います。

長旅のあとで 時差ボケぎみでしたが・・・

ボスとブリューゲルの 奇想・独創・空想の世界に惹き込まれ、目が覚めました!!

またいつか 今度はオランダで・・・ボスやブリューゲルと 再会できるといいな・・・。

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2017/05/06

チェコへの想い・・・『ミュシャ展』

1か月半ぶりにアムステルダムに戻りました。

気温は 10度前後を行ったり来たり・・・相変わらず肌寒いアムステルダムです。

ですが、それでも初夏(?)・・・毎年・何年 経験しても、夜の明るさにはハッとします。

日本も 日が長くなりましたが、オランダ到着した日(5月3日)の夜、「夕焼けがきれいだなぁ」と空を眺めた時間は 夜 9:20頃でした。

日本にいた約1か月半は、桜の芽吹き~開花、新緑の季節・・・へ、美しい自然を満喫できました。

あっという間に過ぎた春でしたが、小さな思い出を作ることができました。

”帰国中に これだけは行きたい!”と 帰国前から思っていた美術展に、混み合うだろうGWを避け 訪れることができました。

Mucha20170401

そしてもう一つ。

急遽計画した 父と 父の故郷・鹿児島への 日帰り旅!?

私にとっては 大学を卒業した頃に行って、それ以来のxx年ぶりの鹿児島でした。

ただ・・・今回は日帰り。

Kagoshima1704ちょうど満開だった鹿児島の桜も見たかったのですが、目的の親戚見舞いをするだけで タイムオーバー。

桜島だけは見ることができました!

(お天気はちょっと残念な曇り空)

新幹線を乗り継いで、片道約5時間半、滞在時間5時間弱!

私も親も親戚も、当たり前ですが 皆 歳をとりました。

おそらく最初で最後の父との二人旅?!

若い頃には気が付かなかった 時間の大切さが 身に沁みる旅となりました。


さて本題。

Mucha20170400私がこの春選んだ美術展は 『国立新美術館開館10周年記念・チェコ文化年事業 ミュシャ展』(2017年3月8日~6月5日)。

同時期に 国立新美術館では 草間彌生展「わが永遠の魂」(2017年2月22日~5月22日)も開催されており、かなり心惹かれましたが・・・、ハシゴはせず ミュシャ展のみに 時間を費やしました。

アルフォンス・ミュシャ(ムハ)Alfons Maria Mucha(1860~1939)・・・アール・ヌーボーのポスター画や挿絵やイラストが広く知られていますね。

日本でも アールヌーボーのミュシャファンが 多いと思います。

19世紀末~20世紀初めにパリを中心に活躍したミュシャですが、出身は (現在の)チェコ。


チェコといえば・・・

私も5年前(もう?)2012年8月の夏休みに訪れ、たくさんの思い出があります。

その夏の思い出の中で、ドイツ・ドレスデンから電車で向かい、チェコ・プラハの駅に降り立った瞬間の空気感や、駅の中で彷徨っていた時に目の前に現れたアール・ヌーボーの一角、プラハ城にある聖ヴィート大聖堂Katedrála svatého Vítaのミュシャのステンドグラス等が 脳裏に焼き付いています

駅舎で見かけたアールヌーボー?→2012年9月27日ブログ、ヴィート教会のステンドグラス→2012年10月3日ブログその他チェコ・プラハについて 2012年9月29日ブログ 2012年10月6日ブログ 参照)。

私にとっては初めてのチェコ、短い滞在で 時間が全く足りず・・・。

旅行中にも 何とか時間を作れないかと模索しましたが、結局チェコ滞在中に ミュシャ関連の場所(プラハ市民会館・ミュシャ博物館)を訪れることは できませんでした。

それは5年経とうとしている今でも 悔やまれます。

この時の旅行がきっかけて、東ヨーロッパに はまりました!?


そこへ 飛び込んできた 今年2017年前半 最注目の美術展『ミュシャ展』!

しかも、良く知られている(観る機会のある)アールヌーボーのミュシャが中心ではなく!?

ミュシャの故郷チェコや ミュシャのルーツでもある スラヴ民族の歴史について描いた『スラヴ叙事詩』(1912~1926)全作20点の油彩画が、一堂に公開されるという 壮大な企画展!

ミュシャが晩年の16年間をかけて描き上げた『スラヴ叙事詩』は、作品のサイズがそれぞれ大きく、一枚の大きさは 縦6メートルx横8メートル等 とか!!

国立新美術館の混雑具合もすごかったですが、作品の そのサイズ感には圧倒されました。

展示室の一部が撮影可能となっていました!(下写真・ブログ冒頭の写真)

ブログ冒頭の写真:「イヴァンチツェの兄弟団学校 クラリツェ聖書の印刷」(1914年 610x810cm)

Mucha20170402

Mucha20170403

上結合写真左:「聖アトス山 正教徒のヴァティカン」(1926年 405x480cm)

上結合写真右:「スラヴ民族の賛歌 スラヴ民族は人類のために」(1926年 480x405㎝)

Mucha20170404

上結合写真左:「ロシアの農奴制廃止 自由な労働は国家の礎」(1914年 610x810cm)

上結合写真右:「スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い スラヴ民族復興」(1926年・未完 390x590cm)

作品は サイズの数字で見聞きする以上の 迫力でした!

さらに、映像のようなミュシャの独特な色合い・・・世界観もすごいし、作品が訴えてくるパワーもすごい!!


私は5年前のチェコ旅行をきっかけに 東ヨーロッパ文化に興味を持ちましたが、恥ずかしながら それはうわべだけのこと。

私が知っているチェコや東ヨーロッパと言えば、第一次世界大戦以降の 一般常識 未満(?)。

”スラヴ民族”のことも、歴史も あまり(全然?!)知りませんでした。

今回訪れた『ミュシャ展』では、はやる気持ちを抑えられず、音声ガイドを借りずに 一旦 足を踏み入れました。

が!?

あまりにもすごい人出で 全く集中できず・・・、またその絵画一点一点がドデカくて!何をどう観たらよいか分からず・・・、音声ガイドを借りに すぐに戻りました!

戻って正解、音声ガイド必須です。

音声ガイドのおかげで 人混みを忘れ、人混みを全く気にすることなく、ミュシャ鑑賞に集中することができ、ミュシャによる壮大な”歴史絵巻”を堪能できました!!

当時パリで活躍していたミュシャが、故郷へ戻り『スラヴ叙事詩』制作に没頭するようになるきっかけのお話・・・。

そして、全く持ち得てなかったスラヴ人のことや 歴史を 知ることができました。

音声ガイド、今回ほど必須だと思ったことはありませんでした!!

私は普段 美術館で 音声ガイドを借りることは多いものの、音声ガイドを聞きながら絵画を観ると、聞くことに集中してしまうのか、感覚的な視点を失うというか、鑑賞がおろそかになる傾向があるので(私だけ?)、できれば音声ガイドなしで 感覚を大切にして絵画鑑賞したいと思っています。


そもそも スラヴ人・スラヴ民族とは・・・??

東はロシア辺り、西はクロアチア辺りまで・・・中央・東欧に住むスラヴ語派を話す民族集団のこと。

東スラヴ人(ウクライナ人・ベラルーシ人・ロシア人)、西スラヴ人(スロバキア人・チェコ人・ポーランド人)、南スラヴ人(クロアチア人・セルビア人・ブルガリア人)等に分けられるそう(Wikipedia参照)。

それぞれ興味深い文化や歴史に溢れていそうですが、私が 一番知らない(縁遠い)エリア。

今回の美術展をきっかけに、これらの国々について、国の範囲や政治、宗教だけでなく、スラヴ人の歴史やスラヴ文化も加えて、見て学んで行きたいと思います。

5年前からはまった東欧文化(その翌年にはハンガリー旅行に行きました)・・・もしかしたら私が惹かれているのは それらの国々のベースにある ”スラヴ人”や 彼らの”誇り”なのかもしれません。

次に東欧方面を訪れることがあれば(近いいつか!必ず)、 ”スラヴ人”や スラヴの文化・歴史についても 感じながら旅をしたいと思います。


今回『ミュシャ展』が開催されていた国立新美術館、私にとっては初でした!

美術展だけ観て帰る・・・なんてもったいない!?

・・・黒川紀章氏設計なんですね~!

Tnat20170401

建造物としてもカッコ良くて美しく、空間もとても広々として落ち着きがあり、(展示室以外は)人混みも気にならず、ゆっくり過ごしたい素敵な美術館でした。

外観の風景はどんな感じだろう・・・。

ビルに囲まれた都会のド真ん中・・・外観(全体)の見え方が気になりました。

黒川氏の建造物はアムステルダムにもあります。

アムステルダムのミュージアムプレインMuseumPlein にある ゴッホミュージアムの別館が黒川氏デザインです( 2015年10月14日ブログ 参照)。

広々とした緑(芝)に囲まれたアムステルダムのミュージアムプレインと、ビルに囲まれた東京のド真ん中では、建造物の見え方も 存在の意味も違ってきますよね。

建造物って深いな・・・と思いました。

国立新美術館・・・また行く機会があれば、今度は建物にも注目してみたいと思います。


Tnat20170402

Tnat20170403この時 開催されていた草間彌生展 に合わせ、美術館周りの木々は水玉の衣装?をまとっていました!

屋外には 草間さんの”南瓜”(2007年)も 展示されていました!!

写真撮影が許可されていたので 記念に。

写真右下の影が私です?!

太陽に照らされて さらに存在感を増しているように輝いていた 水玉かぼちゃです!

好きだなぁ・・・てんてん(水玉)・・・この世界観!

草間彌生展 も行きたかったのですが、残念でした。

また いつか どこかで 出会えますように・・・水玉とかぼちゃ・・・。


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2017/02/02

オルセー美術館 と 『ゴッホとゴーギャン』 in Paris, Nagoya

ヨーロッパ展示会ウィーク!

毎年1月末~2月初めにかけて、パリやドイツ各地で 展示会が開催されます。

私も先日 パリ出張・ドイツ出張 へ行ってきました。

Museum201701orsay01

今年はちょうどこの展示会ウィークに、”寒さ”が重なりました。

いつもはオランダよりも暖かいパリが、最低気温-6度とか日中の最高気温が0度ほどだったりとか・・・。

(ドイツは 毎年 普通に?寒い・・・)

今回のパリでは、お天気には恵まれましたが、乾燥した風のない日が続き、大気汚染もありました。

パリで見た霧に包まれる幻想的な風景は・・・スモッグだったようです。

パリでは 大気汚染がある基準を越えると(PM10が80μg/m³や 50μg/m³が2日続く場合等)、自動車の出入りを制限して、公害対策しているようです。

それに伴い市内の交通機関が、安くなり(3.80Euro、以前は無料)乗り放題!

私もパリにいた内の2日間、恩恵?にあずかりました。

・・・が、喜ぶことではありません。

乾燥からか、寒さからか、大気汚染からか、疲労からか・・・”喉”をやられました。

油断大敵・・・また来週 パリ出張を予定していますので、それまでに体調を整えなければ・・・。


さて、前置きが長くなりましたが、今回ブログは趣味の話題、美術館・美術展についてです!

2017年 私にとって最初の美術展は、名古屋・愛知県美術館でスタートした『ゴッホとゴーギャン展』(2017.01.03~3.20)。

行きそびれてなるか!と張り切って?、オランダへ来る前 美術展開催2日目に行ってきました。

結論からいうと・・・とても素晴らしい美術展でした(『ゴッホとゴーギャン展』についてはブログ後半で)。


その興奮が冷めやらぬ間に・・・?!

先日のパリ出張でのオフ時間に、私にとっては 数年ぶり何度目かの ”オルセー美術館Musee d'Orsay”へ行くことができました!!

Museum201701orsay02

写真はオルセー美術館とセーヌ川、奥にエッフェル塔

いまさら説明も要りませんが、ルーブル美術館と並ぶ パリの代表的な美術館。

1900年のパリ万博開催に合わせてできた鉄道駅舎が利用されている、建物も美しい美術館です。

Museum201701orsay03

上写真、ブログ冒頭の写真はオルセー美術館の内部

19世紀~20世紀初頭の作品、特に印象派画家の作品が数多く所蔵され、印象派の作品が好きな者にとって オルセー美術館は ”聖地”です!

何度訪れても 観飽きることはありません。

前回(5年ほど前?)訪れた時は、改装オープン後だったかと思います(2011年秋に新装オープン)。

午後遅めの時間に行って、時間配分を失敗し、一番観たい部分で時間がなくなってしまう・・・という失態。

今回は 前回よりゆとりをもって お昼頃からの訪館、さらに順路を考えて見学しました。

展示フロアーは、地上階・2F・5Fとなっています。

今回は 地上階 → 5F → 2F と周りました。

地上階は、バルビゾン派、点描画家の作品がありました(2017年1月現在)。。

2Fは 見落とすなかれ!ゴッホとゴーギャン、ポスト印象派等。

5Fが 見応えたっぷりの 印象派ギャラリー!!

一つのお部屋・一つのフロアを見るごとに、展示されている素晴らしい作品の多さと、作品力のすごさに、ヘトヘトになりました。

一日でも何日でも観ていたいと思いますが、素晴らしい美術・芸術と向き合うと、なぜか 体力と精神が 擦り切れます。

人間の器、許容範囲、集中力には 限りがあるんだと思います。


美術館の中はフラッシュなしで写真撮影OKの部分と NGの部分がありました。

写真OKだったコーナーから、いくつかご紹介したいと思います(ほんの一部!)。

印象派からは・・・

Museum201701orsay11

エドゥアール・マネEdouardManet 『オランピア』、『笛を吹く少年』

Museum201701orsay12

エドガー・ドガEdgarDegas 『舞台のバレエ稽古』(結合写真左・左)、『ダンス教室(バレエの教室)』(結合写真左・右)、『青い踊り子たち』(結合写真右)

ドガの絵画は、2016年年末に訪れた「デトロイト美術館展」(上野の森美術館)で 出会った 踊り子シリーズ『楽屋の踊り子たち』も 記憶に新しいです(2017年1月18日ブログ参照 )。

クロード・モネClaudeMonet ・・・たくさんの作品がありました。

Museum201701orsay13

モネ 『ルーアン大聖堂』、『青い睡蓮』、『ロンドンの国会議事堂』

Museum201701orsay14

モネ 『ヨーロッパ橋・サン=ラザール駅』(結合写真左/マルモッタン美術館から)、『サン=ラザール駅』(結合写真右)

Museum201701orsay15

モネ『アルジャントゥイユのひなげし』、『右向きの日傘の女』、『左向きの日傘の女』、『チューリップ畑・オランダ』

モネといえば、2015年に名古屋で出会ったモネ作品『ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)』は今でも鮮明に目に焼き付いています(2015年5月15日ブログ参照)。

ここまで観ると、同じくパリにある マルモッタン美術館(私の中では素晴らしい美術館Best5の一つ)にも行きたい・・・こちらは世界最大級のモネのコレクション所蔵が有名。

Museum201701orsay16

オーギュスト・ルノワールAugusteRenoir 『田舎のダンス』、『都会のダンス』、『ぶらんこ』


そしてポスト印象主義からは・・・

私が大好きな スーラとシニャックの点描!!

点描画は近くから観て、遠くから眺めて、いつまでも眺めていられます!

Museum201701orsay17

上結合写真左から、ジョルジュ・スーラGregoesSeurat 『サーカス』、ポール・シニャックPaulSignac 『ラ・ロシェル港への入港』、『井戸端の女たち』

ゴッホ・ゴーギャンのコーナーは 写真撮影NGでした(残念)。

頭に焼き付けて、またオルセーで、またどこかの美術展で 再会できる日を楽しみにしたいと思います。

今回はたっぷり観ましたが、貸し出し中(たぶん?)で 観ることができなかった作品もあるので、オルセー美術館には また近いいつか 行きたいと思います。


話は戻って・・・

2016年秋~年末には東京でも開催されていた 『ゴッホとゴーギャン展』。

Museum201701nagoya01

日本で訪れた記憶に残る美術展の中でも、1番!と言えるほどの美術展でした。

年代順に ゴッホもゴーギャンも 作品が盛りだくさん!

期待以上でした。

ゴッホはオランダ出身であり、アムステルダムにゴッホ美術館もあり・・・、私には身近で 観る機会も多いゴッホ。

年々 私の中にゴッホの人間像が リアルにできつつあります。

この美術展では、ゴッホはもちろん、ゴーギャンの気持ちも 絵画を通してヒシヒシと伝わってきました。

ゴッホと決別してからのゴーギャン絵画からは、ゴーギャンの想いや ゴッホへの気持ちを 感じることができた気がしました。

ゴッホにも伝わっているといいなぁ。

昨年(2016年8月)夏休み 南フランス・アルルを旅行して以来、ゴッホとゴーギャンの気持ちや存在を 身近に感じています。


(2016年夏休みアルル編 : 2016年9月17日ブログ / 2016年9月22日ブログ参照)

Museum201701nagoya02

上写真は美術展にあった「ミニチュアアートパズル」のガチャガチャ。

ゴッホの『星月夜』が欲しくてトライしましたが、違う感じの色のしか出ない・・・。

3回で諦めました(笑)。

このブログを書きながら、”まだパズルやってなかったな・・・”と思い、ブログの手を止めパズル開始(ガチャガチャ3個、日本からオランダへ持ってきていました・笑)。

約1時間くらいでしょうか、10cmx14.5cmの作品が 1つできました(上結合写真・右)!

残りの2個は またそのうちに・・・。

このサイズなら、少し集中したらすぐできますが、2014年夏休みのにプラド美術館で買った『快楽の園』の1000ピースのパズルは・・・あの時以来 放置・・・汗(2014年12月9日ブログ参照)。


私の2017年は ゴッホとゴーギャンで始まりました。

今年もたくさんの素晴らしい芸術・美術に出会える年になりますように・・・。

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2017/01/26

”きもの”で世界旅行?! KIMONOプロジェクト in JAPAN

1月末は毎年 展示会出張ウィーク!

先日パリから帰ってきましたが、明日からドイツです。

この一週間で3つの展示会を巡る、一年で一番 体力と神経を使う 一週間です!?


Kimono20161201旅つながりで・・・?!

今回ブログは、2016年最後に出会った 世界一周気分を味わえる?素敵なイベントレポートです。

日本に帰国していた年末、実家の地元テレビのニュースで紹介されているのを見て 知りました。

興味がないわけではないけど・・・

全く私の分野ではないと思われるカテゴリーの そのイベントに 何故かとても惹かれました。

『イマジン・ワンワールド KIMONOプロジェクト in 名古屋』 名古屋国際センター(2016年12月23日~27日)

別件で名古屋へ行ったついでに、少しだけ・・・と、会場へ行ってみました。


会場の入り口を覗くと・・・

溢れ迫る 輝くような色彩に 一瞬にして 心が奪われました。

Kimono20161203

美しい着物の数々!

残念ながら私は着物の事は詳しくありませんが、そこは もうアートの世界!!

少しだけ・・・のつもりが、すっかり長居していました。


『イマジン・ワンワールド KIMONOプロジェクト』の説明からはじめなければなりません。

”KIMONOプロジェクト”とは・・・

東京オリンピックが行われる2020年までに196カ国をイメージした着物と帯を制作するプロジェクト。

現在53カ国の作品が完成しているそうです(2016年12月)。

このプロジェクトの目的や目標がとても魅力的です。

* 「世界はきっとひとつになれる」という平和友好のメッセージを 着物を通してアピールする・・・

* 日本の伝統文化を世界へ発信する・・・

* 日本古来より伝わる手仕事の技や美を伝え、再確認する・・・

* 後継者育成の為の財団設立(目標)

* ・・・等々

資料には もっともっとたくさんの事業概要・内容・目標が掲げられていましたが、ここではほんの一部だけ抜粋。

イマジン・ワンワールド代表の高倉さんの講演も拝聴し、着物に詳しくなくとも その魅力が伝わり、もっともっと興味を持ち プロジェクトの事を知りたくなり、応援したくなりました。

Kimono20161202

この会場にいた短い時間の中でも、説明を聞いて見えてくる世界もあれば、観れば観るほど見えてくる世界がありました。


ほんの一部ですが、会場で紹介されていた作品をご紹介します。

一枚一枚 着物や帯のデザインの中に、その国の文化や自然や特徴が 描かれています。

デザインについてのブログ内の補足は、会場にあった説明書き等を 参考にしています。

Kimono20161204

上結合写真左: フランス共和国

フランスの着物は、王家の紋章ユリの花がモチーフの大胆なデザイン!

フランスの帯は、トリコロールカラーに可憐な小花達。

上結合写真中・右: イギリスはユニオンジャックが印象的!

イギリスの着物柄は、イングリッシュガーデンとユニオンジャックがモチーフ。

テムズ川、ロンドンの夜景にシャーロックホームズやジェームスボンド、不思議の国のアリス等のモチーフが描かれています。

イギリスの帯は、イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの国花がモチーフ。

Kimono20161210

上写真: イタリア共和国

2015年イタリア万博のジャパンデイで披露されたそう!

イタリアの着物柄は、ルネッサンスをテーマに、実際の大聖堂、教会の天井等のデザインが取り入れられ、ダ・ヴィンチのヘリコプターや、写真はないけど 袖の内側にミケランジェロのダビデ像等が描かれています。

イタリアの帯は自動車デザイン最先端のイタリア、イタリア車のヘッドライトがモチーフだそう!

観れば観るほど惹きこまれるデザイン、遊び心満載です。

Kimono20161205

上結合写真左: スロバキア共和国

スロバキアの着物は、ブナの森や様々な色彩でスロバキアの自然と世界遺産のお城が描かれ、壮大なイメージ!

上結合写真中: ベルギー王国、フラワーカーペットとレースがモチーフ!

上結合写真右: ハンガリー人民共和国、額縁のようなデザインと国旗のカラーが印象的。

Kimono20161206

上結合写真左: カナダ、メープルリーフや紅葉カラーが印象的。

上結合写真中・右: アメリカ合衆国、力強さが溢れています!

アメリカの着物は、白頭鷲が宇宙からアメリカ大陸を眺める様子と、50州の州花、自由の女神等が描かれているそう。

他にもいろいろな図案が隠れていて、観ていて飽きません。

Kimono20161207

上結合写真左: エジプト・アラブ共和国、ピラミッド・古代文字・・・

上結合写真中・右: ペルー共和国、帯はナスカの地上絵がモチーフ!

Kimono20161208

上結合写真左: パラグアイ共和国

上結合写真中・右: ドミニカ共和国

Kimono20161209

上結合写真・ブログ冒頭の写真は マダガスカル共和国。

マダガスカルは動植物の楽園なんだそう。

バオバブのシルエットがキュート!

実は 私が一番好きだったデザインです!!

着てみた~い!

行ってみた~い!


着物の柄をデザインとして アートとして観るだけでも 見応えがありましたが、織りや染め、着物作家さんの事等に詳しければ、何十倍も何百倍も何千倍も楽しめそうでした!!

無知で残念・・・。

私はニュースでこのイベントを知り、”オランダはどんな柄かなぁ”と、とても単純な思いでこの会場へたどり着きました。

(オランダ柄の着物・帯は まだ 準備・交渉中とのことでした・・・)

決して 着物に興味がないわけではありませんが、恥ずかしながら 着物との関わりは 成人式(いつのこと?!)と オランダで暮らす前に通っていた着付け教室くらい?

オランダに来て 縁もなくなり・・・日本人として どこかで着物への憧れを抱きながら 過ごしてきたと思います。

そんな私も 今回のプロジェクトに触れ、着物の素晴らしさと美しさを再確認。

このプロジェクトの成功を祈りつつ、私まで 夢や希望が広がります!

2020年の東京オリンピックではもちろん、いつか世界中で KIMONOショーが行われるといいなぁと思います。

クラッシックでもあり モダンでもある 着物 ・ KIMONO!

最先端アート、KIMONOってすごい!

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2017/01/18

一年の最後に ”色”を求めて・・・

昨日、オランダ南西部で行われていた展示会に行ってきました。

先日までの雪が凍って残るエリアは、深い霧と冷気に覆われていました。

ですが、厳しい寒さとは裏腹に、展示会会場は”熱気”に包まれていました!

オランダ・ベルギー等からの出展社と来場者が集まる フローリスト・ガーデン・ギフト・リビング関係の展示会。

印象としては前回・前々回・これまでより かなり賑わっていました!

オランダは景気がよさそうです!?

私にとって 2017年展示会第一弾となったこの日、今年一番の寒さが吹きとぶくらい、熱気を浴び パワーをもらった一日となりました。

来週はいよいよ パリ・ドイツの展示会、気合いを入れていかなきゃ!!


話はガラリと変わり・・・

今回のブログは 日本に帰国中だった 2016年秋冬(年末)のこと。

秋冬は、仕事柄 なかなか事前に予定が立てられません。

そんな中 ふと時間ができた時、その日の思い付きで フラリと行ける場所といえば・・・?

それは、”色”から パワーがいっぱいもらえる場所・・・!!

2016年11月末~12月末に 訪れた 美術館・美術展レポートです。


◎『デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画達~』上野の森美術館(2016年10月7日~2017年1月21日)

Museum201612ueno00

2016年4月末、豊田市美術館(愛知県豊田市)からスタートし、大阪・東京へと巡回した美術展。

自家のある豊橋から近い豊田市での開催中だった頃は、ちょうど母の闘病と不安がいっぱいだった時でした。

色のない暗闇の中にいた日々。

毎日のように美術展へ行きたいと思いつつ・・・、結局 行けませんでした。

私にとっては 辛い思い出と セットになっていた デトロイト美術館展。

時が経ち・・・

12月末 ついに念願が叶い、東京・上野の森美術館で開催中のデトロイト美術館展へ。

Museum201612ueno01

モネ・ルノワール・ゴッホ・セザンヌ・マティス・ピカソ・・・名作ばかり!!

予想通り!噂通り!・・・とても見応えのある美術展でした。

ガツンと印象的だったのは、ゴッホの”色”と”勢い”溢れる『オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて』(1890)。

Museum201612ueno02

上写真・ブログ冒頭の写真 : 3Dプリントによる複製画 『オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて』ゴッホ

観る機会の多いゴッホの作品の中では、初めて出会った絵画でした。

印象に残る色合いと力強い構図の作品で、パワーをもらいました。

もっとゆっくり じっくり観たかったのは、ピカソの絵画。

ピカソの作品は多数 展示されていて、これだけじっくり観たのは 初めてだったかも?!

・・・他にも挙げたら きりがありません。


曜日によっては写真撮影ができる日もあったようですが、残念ながら 私が訪れた日は写真撮影不可。

最後に紹介されていた リコーの3Dプリントによる「さわれる複製画」コーナーは 写真撮影可でした。

3D複製画コーナーに並んでいた絵画は、どれも直前に 本物を観て感動したばかりで、感動が蘇りました。

離れて観たら 本物との見分けはつかないかも!?!?

Museum201612ueno03

上結合写真左 : 3Dプリントによる複製画 左 マティス『ケシの花』 / 右 マティス『窓』

上結合写真右 : 3Dプリントによる複製画 モネ『グラジオラス』

3Dプリントによる複製画は、絵画の色と表面形状を実物同様に復元したものとのこと。

じっくり近くで観賞し、絵画の表面の絵具の重ね塗り等、何度も触って その力強さを確かめました。

「さわれる複製画」です!

普段 触ることのできない名画(コピーですが・・・)の表面の感触は、本物でなくても格別です。

でもやっぱり、本物がいい・・・。

上野の森美術館を訪れたのは12月末でしたが、美術館のある上野恩賜公園には”十月桜”がまだ?ちらほら咲いていました。

Museum201612ueno04


◎『女性を描く~クールベ、ルノワールからマティスまで~』浜松市美術館(2016年10月29日~12月25日)

私にとっては初訪の 浜松市美術館。

浜松城公園の一角にあります。

Museum201612hamamatsu01

この時の企画展は 『女性を描く~クールベ、ルノワールからマティスまで~』。

タイトルから 勝手に ”自画像”の並ぶ美術展を想像していました。

が・・・、想像を越える 様々な女性像を観ることができました。

かつては神話や聖書の中に登場する人物が対象だった女性像は、19~20世紀になると、多様化し・・・。

ベルエポックの時代のブルジョワの女性の自画像や日常の様子、同じくベルエポックの時代の女中や乳母の手仕事の様子、パリ等都会の女性の余暇(リゾート地・屋外レジャー)の様子、裸体の神秘、象徴主義等・・・。

19世紀~20世紀にかけての、”自画像”のあり方や 時代背景・生活習慣・流行等も 、その”自画像”を通して 見ることができました。

規模の大きな美術展ではありませんでしたが、一つの視点(女性画)から見える時代背景やトレンドが とても良く伝わる美術展でした。

Museum201612hamamatsu02美術展のあとには、浜松市美術館のすぐ裏?にある 浜松城を眺めに。

坂道を上り 近づこう・・・と思ったところで!?

ポツポツ・・・ザザザァ・・・

傘を持っていなかったため、慌てて引き返しました。

2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』は、浜松が舞台となります。

2017年のうちに、浜松城へは あらためて足を運びたいと思います。


◎東海道広重美術館

東海道の宿場町「由比宿」の本陣跡にあります。

桜えびで有名な?! 静岡県の由比です。

Museum201612yui01

東海道広重美術館では、歌川広重の代表作『東海道五十三次』や『名所江戸百景』等、風景版画を中心に観ることができました。

浮世絵といえば、ゴッホやモネ等 印象派画家達が影響を受けた”日本芸術”と言うこと以外、これまでそれほど興味がありませんでした。

ですが この美術館では、浮世絵の仕組みや見方、楽しみ方等の説明があり、これまでと違った目線で 浮世絵を観ることができました。

訪れた12月初めは、お庭の紅葉が美しい時期でした。

Museum201612yui02

上結合写真・右側の写真に写る、右端の白い建物が美術館、その左側の日本家屋は「御幸亭」

「御幸亭」・・・明治天皇が御休憩された本陣の隠れ座敷(復元)

美術館もお庭も 思いの外 ゆっくり楽しめた美術館でした。

富士山を眺めに・・・、”桜えびかき揚げ”(←欠かせません!)を食べに行きがてら・・・?!

穴場的美術館です。


やはり美術館はいいなぁ。

画家さん達からは 想いや気持ちが溢れ伝わり、絵画からは色彩のパワーが伝わってきて、少し疲れた日常の中の ”色”に飢えた心が 満たされました。

いろんな”色”を浴びたい・・・

2017年も 様々な美術館・美術展へ 足を運びたいと思います!!

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2016/12/29

絢爛豪華な本丸とお花と、カーリーパワー?! in NAGOYA

今までで 一番長く感じた一年であり、そしてあっという間だった2016年が、まもなく終わろうとしています。

仕事納めは今日でしたが、12月後半になると、仕事を一つ終える毎に 達成感やら 嬉しさやら、いろんな感情が込み上げました。

クリスマスの週末までに 壁の高かった?仕事を ほぼ終えることができ、ホッと一安心。

昨年(2015年)末から 晴れることのなかった気持ちでしたが(6月27日ブログ参照)、2016年最後の1週間となったクリスマスの週末、今年初めて とてもすっきりした気持ちになることができました(涙)!

ここのところ なかなかブログを書く時間がありませんでしたが、クリスマスを含め 12月は書きたいと思うイベントが いろいろありました。

そんな中から、今年最後となる今回のブログは、”元気をもらおう?!”と思い 訪れた(日本での)イベントについて書きたいと思います。


12月中頃、まだ年末の仕事が忙しかった時、ふと耳にした TVのニュース・・・

その時は 仕事のスケジュール上 行けそうもないと思い、聞き流したのですが・・・。

仕事に終わりが見えた頃、再びそのニュースを耳にしました。

・・・行けるかも?!?!

私はクリスマスのお休みを12月24日と26日にとっていて、25日は仕事をいれていたのですが・・・。

Honmaru20161206午前中で切り上げて、行ってきました 名古屋城!!

この日は、名古屋城本丸御殿のイベント最終日でした。

名古屋城本丸御殿公開記念 華道家 假屋崎省吾の世界展

~百花絢爛 in 名古屋城~(2016年12月16日~12月25日)

仮屋崎さんのファンというわけではありませんが、いつも元気な(イメージの)假屋崎さんに パワーをもらおう!、きれいで鮮やかなお花から パワーをもらおう!・・・そう思って。

名古屋城本丸御殿も 見学したいと思っていたし、一石二鳥です?!


1945年5月の名古屋大空襲により焼失した 名古屋城本丸御殿。

2009年から復元工事が始まり、2013年5月から「玄関・表書院」が公開、今年6月から「対面所・下御膳所」が公開されています。

Honmaru20161203まだ一部は復元工事中で、公開予定は2018年とのことです(左写真参照)。

今年はニュースで 公開された本丸御殿「対面所」等の煌びやかな様子を 度々目にしていたので、いつか観に行きたいと思っていたのです。


この日は 太平洋側エリアの冬の空らしく 高く澄んだ青空が広がっていました。

名古屋駅から、普段なら 乗り慣れた地下鉄を利用して名古屋城方面へ行くのですが、今回は初めて ”メーグル”というバス(名古屋観光ルートバス)を利用してみました。

名古屋駅から ノリタケの森・名古屋城・徳川エリア等、行き先によっては便利ですね!

メーグルバスは 名古屋城・正門近くのバス停に停車。

正門でチケットを購入し、しばらく砂利の道を歩いて・・・表二之門をくぐると、名古屋城本丸御殿です。

堂々とした眩しい姿で現れました、本丸御殿の玄関・車寄(下写真)!

假屋崎さんのお花も飾られていました。

Honmaru20161201

ブログ冒頭のお花の写真は、この作品(上写真)を反対側(室内)から見たものです。

ここで係りの方に尋ねると、写真撮影もブログに掲載してもよいとのことでした(フラッシュ撮影はNO)。

玄関の右少し奥に入り口があり、靴を脱いであがりました(脱いだ靴は鍵付きロッカーへ)。

ちなみに タイツの場合はスリッパ着用とのことで貸 しスリッパを履きました。

靴下の場合はそのままでいいのかな?

余談ですが、”靴を脱ぐ・・・”というのは 日本らしい文化だと思います。

ヨーロッパでも文化財的建物等の床を守る為に、スリッパ着用ということがありますが、靴のまま履けるスリッパが用意されています。


いよいよ見学開始!

Honmaru20161204

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Honmaru20161207

このイベントだけなのか、毎日なのか不明ですが、常滑焼・Noritake(ノリタケ)・有松/鳴海絞・七宝焼・名古屋提灯・名古屋友禅等、・・・世界へ誇る 地元の芸術品も 展示されていました。

Honmaru20161208

Honmaru20161209

假屋崎さんのお花は 大胆で 勢いがあり、それぞれのお部屋の雰囲気とも合っていて、すっかり お部屋の一部となっていました。

聞こえてくる会話から、観光客・見学客の中には、假屋崎さんのイベントが行われていることを 知らない方も多くいたようでした。


ニュースの特集等では、ふすまの絵や懸魚(破風に取り付けられて装飾)や様々な技術もじっくり紹介されていて、興味がありました。

・・・ですが、見学は廊下からのため、ふすま絵等を じっくり見るためには双眼鏡が必要でした(私の目では)。

Nagoyajo20161202復元工事が施された本丸御殿は レプリカではありますが、見えるものすべてに 職人さんの最高の技術が駆使されていると思うと、じっくり観たい。

次回は 双眼鏡を持って行こうと思います。

(左写真上は名古屋城の地図、写真下はチケット)

今、名古屋城天守閣を木造復元したい・・・という 動きが(一部に)ありますが、どうなるのかな。

天守閣も 本丸御殿と同じく、戦災にて焼失。

その後 天守閣は、市民の「二度と燃えないように」との願いを込めて、1959年 当時の最新技術を駆使した 鉄筋コンクリート造りの天守閣に 生まれ変わったのだそう。

今見ている天守閣は、その際の市民からの寄付や想いがつまっている天守閣。

木造復元も良いけれど、市民の想いの詰まった天守閣を大切にしたい気もします・・・。

耐震性に問題があるならば、今の天守閣を最新の技術で 修復するという手段もあるし・・・。


話がそれましたね、本丸御殿に戻りましょう。

Honmaru20161202この日は假屋崎さんご本人も いらっしゃいました。

私はニュースで聞いて、この日 会場にいらっしゃることを知っていいたので、どこにいらっしゃるのかなぁ・・・と、ちょっと楽しみにしていました。

すると、見学コースの終盤 ”孔雀の間”に !

”孔雀の間”では、假屋崎さんグッズが所狭しと並べられ、サイン会が行われていました。

假屋崎さんご本人が 「今日は最終日ですよ~」、「これは私がデザインしましたよ~」、「これはあと残り・個ですよ~」、「サイン会再会しますよ~」と、大きな声で軽快に声かけしていました!!

テレビでお見かけするカーリーと全く同じイメージ、同じ声、同じ風貌!!

あの雰囲気・キャラも そのままでした!

あまりにも軽やかで元気な声に圧倒され、それまでに観たお花のことを忘れちゃうくらい、カーリーパワーはすごかったです?!

私も 記念に カーリーグッズを購入し、サインをいただきました。

今回 名古屋城で假屋崎さんのお花を観て・・・、忘れていた古い記憶がよみがえりました!

假屋崎さんをお見かけしたのは今回が初めてでしたが、ず~~~っと前(オランダにお花の修行に行った当時)、東京・目黒雅叙園の展覧会に一度行ったことがありました!

今年 千秋楽を迎えたという目黒雅叙園の秋の展覧会です。

2000年から今年まで続いたイベントとのことだから、本当に最初の頃(私がオランダに修行に行ったのは1999年でした)。


Nagoyajo20161203お花からパワーをもらい、”カーリーパワー”もいただき、この日の空のように 晴れやかな気分で 天守閣を眺めました。

”気分爽快”とはこのことです!

思わず天守閣見学のルートへ 当たり前のように 足が向かいました。

が・・・ ・・・ ・・・?!

そこで ふと 我に返りました。

この日は クリスマス!

クリスマスに一人で天守閣なんて・・・。

一人でも平気ですが、せっかくなら?また別の機会に・・・と引き返しました。

青空と輝く金のシャチホコに 後ろ髪をひかれながら・・・。


Nagoyajo20161204その後 正門の前で ”名古屋おもてなし武将隊”(この日は5人)の出陣式に 遭遇(左写真)。

周りにいた観光客を引き連れて 二之丸広場の方へ 出陣していきました。

彼らも テレビで見かけるのと同じ”パワフルさ”を振りまいていました!

この日、名古屋城には パワーが溢れていました。

クリスマスだから?

名古屋城はパワースポット??

おかげで来年に続きそうな ”パワー”が充電できました。

2017年は 今年の分まで パワフルに過ごすぞ~!


それでは皆様 今年も一年間ありがとうございました。

2017年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2016/08/15

過ぎ去った季節の記憶・・・FleursDesDames2016

またまた少し時間がたってしまいましたが・・・

日本滞在中、オランダに戻る前に、名古屋ボストン美術館へ行ってきました。

『ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影』展(2016年3月19日~8月21日)。

絵画を通し、19世紀~20世紀初頭のヨーロッパの人々の様子や パリ等の都市の様子を観ることができ、当時の人々の生活に思いを馳せました。

この展覧会、タイトルの割には? ルノワールPierre-Auguste Renoir作品が4点しか?!?!ありませんでしたが、 ルノワール の人物画には魅せられました。

メインの「ブージバルのダンス」はもちろん、特に「マッソーニ夫人」(個人蔵)は 印象的でした。

個人的には、モネClaude Monet の雪の降る景色「アルジャントゥイユの雪」と、モネらしい霞と光の色彩「チャリングクロスの橋(曇りの日)」に 感動!

今回も 名古屋ボストン美術館 では、のんびりマイペースで楽しむことができましたが、2018年度末で閉館だそうで・・・残念。

こじんまりとして 落ち着いていて(混み合っていなくて) 好きな美術館でした。

閉館までに また行く機会 あるかな・・・。


前置きが長くなりましたが・・・!?

Fleursdesdames2016others01今回ブログもまた 4月初めに訪れた ベルギー・アントワープのお花イベントレポート。

Fleurs Des Dames 2016

in Kasteel den Brandt (2016年4月1日~4月4日) 

ベルギー・アントワープ郊外のお城(お屋敷)で行われたお花イベントです。

それぞれのお部屋を ベルギーのフラワーデザイナーさん達がそれぞれに飾り、お部屋毎に全く違う世界が広がります。

今回は最終回。

展示されていた作品の全てはご紹介できませんが、印象的だった作品をご紹介します。

春のイベントだったので、作品の中のお花は春のお花です・・・念の為。

ブログ冒頭の写真の作品は AnnVermeirenさんの作品。

ネコヤナギの中のバラ・・・写真は作品の一部分です。


クラッシックなお部屋に バラが流れるように敷き詰められた作品は、RobinVanUffelen氏の作品(下写真)。

Fleursdesdames2016others02

お花の円盤が たくさん浮いているようなナチュラルモダンな作品は、MaertensAgnaさんの作品(下写真)。

Fleursdesdames2016others03

見た目はシンプルですが、ベース造りが大変そう。

想像するだけで、腱鞘炎になりそうです(汗)。

白いお部屋の チューリップとストレチアの作品は、CarryGroenewegさんの作品(下写真)。

Fleursdesdames2016others04

ハランベースの作品は、RegineMotmansさんの作品(下写真)。

Fleursdesdames2016others05

油絵の絵画を彷彿とさせる力強さの中に エレガントなしなやかさがありますね。

ハランの中身(ベース)がどうなっているのか、気になります。

最後は・・・

観葉植物に囲まれリラックス?!NeleClaessensさんの作品(下写真)。

Fleursdesdames2016others06

良く見ると(写真では分かりにくいですが)・・・フンワリしつつも なかなか個性的な作品でした!

Fleurs Des Dames 2016 in Kasteel den Brandt レポートはこれにておしまい。


書き終わるまでに数カ月もかかってしまいました。

季節が一つ二つ過ぎて 忘れかけていた春の記憶、・・・よみがえりました。

お花で創るいろんな世界観に触れ、お花の持つ無限の可能性を あらためて感じました。

時に 癒されたり、感動したり、びっくりしたり、未知の世界?だったり・・・。

楽しい時も、悲しい時も、どんな時も お花と一緒に過ごしていきたいものです。

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2016/06/27

187日・・・

毎年、空を眺めることを楽しみにしている夏至の日。

6月、アムステルダムは最高の季節。

この頃 オランダの日の入り時間は 22時より遅く、23時過ぎまで 暗くなることはありません。

運河沿いの街路樹の緑は濃く、家々の窓辺に飾られるお花や運河にかかる橋のプランターから色とりどりのお花が咲き溢れ、運河の水面に太陽の光が反射し、アムステルダム中 キラキラです!


Dscf9383そんな夏至の・・・

今年2016年6月21日は 忘れる事のできない一日となりました。

梅雨の日本、土砂ぶりの雨で始まったこの日、母を送りました・・・。

お葬儀が始まる頃には雨も上がり、骨上げを済ますと、朝の大雨が嘘のように 眩しいほどの青空が広がっていました。

半年間の闘病の辛さ苦しみから解き放たれ、母も晴れやかな気持ちになれたのでは・・・そんな風に想わせてくれる青空でした。


思い返してみれば・・・

2015年11月末、(当時持病と思っていた)症状で 救急搬送されたことが始まりでした。

その時は、病院に到着後 症状はなくなったので、帰宅が許されました。

しかし、その時担当してくれたお医者さんが 様々な検査結果をみて、 気になる点があると、帰宅前に 再CT検査。

数日後、再検査の結果 さらに気になる点があると、お医者さんからの呼び出しを受け、再々検査へ。

そして忘れもしない12月14日・・・

検査結果を聞きに出かけた 母と父が 家に戻ると・・・深刻な表情。

母も父も私も、誰一人 予期しなかった結果・・・。

それは・・・”余命宣告”でした。

【すい臓がん・末期、余命3~4カ月】


あの日から半年、できる限り 母や家族の前では平然を装っていましたが、涙が流れない日はありませんでした。

あの日から 私も父も たぶん母も、食欲はなくなり、夜は眠れなくなりました。

仕事をしていても、食事をしていても、庭を歩いていても、ただお花を見ているだけでも・・・涙が勝手に流れました。

おそらく母も父も、表向きには気を強く持って過ごし、陰では泣いて過ごした半年間だったと思います。

家族みんな想いは同じなのに、精神的にはギリギリの状態で 何度もぶつかったり・・・。


母は74歳(余命宣告時は73歳)。

東京・浅草生まれの母は、東京大空襲で大やけどを負い、不自由は全くありませんでしたが、手・腕・足には 戦争の記憶を今に伝えるかのように やけどの跡が 残っていました。

若い頃には結核を、30年程前には胃がんで胃を摘出、数年前には腎臓血栓・・・。

我が家では太陽のような存在でしたが、身体はボロボロで、これまで病気を一人で背負い、それでも 元気に健康に幸せに 生きてきました。

多少 調子が悪くても、歳相応の衰えだったり、持病のようになっていた 昔の胃がんの後遺症的症状だと思っていました。

そんな母に、神様が最後に与えた試練が すい臓がん。

しかも”末期”で 手の施しようがなく、余命宣告。

なんて残酷なんでしょう。

神様を恨みました。


この半年間、母の身の上に、我が家族の身の上に 下された この結末の意味を 考え続けました。

人はいつか死ぬ・・・そんなことは百も承知。

本人へ ガンの末期であることは告げても、せめて余命宣告は して欲しくなかったです。

(本人の希望で病気も余命も告げられました)

余命宣告さえなければ・・・、悲しさ・辛さはあったとはいえ、半年間を違う気持ちで過ごせたのではないかと思えてなりません。

この半年間、すい臓ガンが進行するとともに、様々な症状が現れ、その場をしのぎつつ治療して切り抜け、一時は入院もしましたが復帰、一時は肺炎にもかかりましたが乗り越えました。

ゴールデンウィークが明ける頃から、徐々に普通に食べられなくなり(食べ物を選んで食べることはできました)、徐々にしんどくなり、痛みが襲うようになり、動けなくなり・・・。

亡くなる2週間半前、ついに入院。

もう家に帰ることができないと分かっていながらの入院決意が、どれだけ辛かったかと思うと 今でも涙がこぼれます。


そして余命宣告を受けてから 187日目の夜、容態急変。

意識不明のような状態になって 1時間あまりで逝ってしまいました。

その直前まで話もできたし、辛い痛みの中にも 意識もはっきりしていたようだったのに・・・。

187日間 恐れていたその瞬間は、突然に あっという間に 襲い掛かり、通り過ぎていきました。

言葉にできない悲しみはありますが、母の苦しむ時間が短かったことが せめてもの救いです。

と同時に、私自身も家族も 母が苦しむ姿を長くみなくてよかった・・・というのも本音です。

悲しみの中、”終わっちゃった・・・” そんな言葉が 頭をグルグルめぐっていました。

母の命が終わっちゃった・・・

母を看てあげられる時間が終わっちゃった・・・

病気との闘いが終わった・・・

母と私達家族が恐れていた 死への恐怖が終わった・・・ ・・・ ・・・

逝ってしまった時の悲しさは、余命宣告を受けてから187日間の辛さ悲しさとは また少し違うものでした。

母がこれ以上 痛い思いをしなくていい・・・、死の恐怖に襲われることもない・・・そう思うと、辛さから解放され、悲しみの中にも 穏やかに”死”を受け止められる気持ちがあるような気がしました。


オランダに住むと決めた時から、両親とのお別れには 間に合わないかもしれない覚悟は いつもありました。

余命宣告を受けたことにより、最後の約2カ月半を帰国して家で家族と過ごし、最後は病院で看ることができました。

我がまま気ままに生きてきた私の (今さら遅いけど)唯一の親孝行になったかな。

187日間 問い続けた”余命宣告”。

そして考えた”緩和ケア”のことや、(オランダで合法の)”安楽死”のことなど。

考えても考えても答えは出ず、何が正しくて間違いなのか分からず、ただただ暗いトンネルの中にいるような 187日でした。

病気からたくさんのことを学び、母からたくさんのことを得ました。

そんな中で・・・これは母からのご褒美かな?

この半年間で 体重が最大7キロ減りました!!(見た目は変わりませんが・・・汗)

この187日間のことは 今はあまり思い出したくありませんが、体重だけはなんとかキープしていきたいと思います!?

昨日と変わらない今日、今日と変わらない平穏な明日が、皆様にもずっと続きますように・・・。

また、病気で苦しんでいる方には、一つでも信じられる答えが見つかりますように・・・。

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