時代とオブジェの変遷・・・BLOEMKUNST 2018
平成最後の12月・・・
平成最後のクリスマス・・・
日本では今 ”平成最後の・・・”というキーワードがトレンド?です。
来たる新しい元号の時代の始まりにワクワクするというより、今はまだ 平成の時代を思い返し、ちょっぴり ノスタルジックな気分を味わっていたい・・・。
アムステルダムでも 時代が 移り変わっているようです。
これまで約10年間、ミュージアムプレインの国立美術館前に鎮座していた”I am amsterdam” の文字オブジェ?が撤去されました(2018年12月3日)。
10年ほど前だったでしょうか・・・”I am amsterdam” の文字オブジェを見かけるようになったのですが、無骨な姿に”何だこれ?”・・・というのが私の第一印象でした?!
それから少しすると アムステルダムの通りを歩いていると、自転車に乗った観光客から「”I am amsterdam” の文字 どこにありますか?」と聞かれる事がたびたびありまりました。
当時は”何故 探してるの?流行ってるの?”と不思議に思ったものです。
いつしかミュージアムプレインに鎮座し・・・
観光客が集まるスポットとなり・・・
時代とともに観光客が倍・倍・倍増し・・・
セルフィー(写メ)とSNSの時代となった今では アムステルダムの代表的な写真スポットとなり・・・
いつも大勢の観光客が この文字の周りに たむろし、まるで 歴史的なモニュメントのような存在?になりました。
文字オブジェが撤去される様子を AT5ニュースで見ていたら、I am amsterdam” の文字 に 思い入れがない私も ちょっぴり ノスタルジックな気持ちになりました。
でも、変わっていく(かもしれない)ミュージアムプレインの今後の様子は 楽しみでもあります。
そして 文字オブジェは 今後どこへ・・・?(行き先も気になります)
前置きが長くなりましたが・・・
今回ブログも 前々回から続く オランダの秋のお花イベントについてです。
オランダ中部の都市Hilversum郊外にある Kasteel Groenveld にて開催されたお花イベント
BLOEMKUNST 2018
(2018年9月15~23日, Kasteel Groenveld in Baam)
20000本以上のお花が屋内外のデコレーションに使われたというこのイベント、館内は3フロアに渡り、いくつものお部屋それぞれが それぞれのお花で彩られていました。
屋外のデコレーション(11月11日ブログ参照)、屋内のデコレーションPart1(11月18日ブログ参照)
今回ブログでは 周年 身近にある定番的なお花のオブジェ風デコレーション・テーブルデコレーション等、秋の装いを(一部)ご紹介します。
私が好きなデコレーションのスタイルは、スタンド型やフレーム型のオブジェ風。
カーペットのブルーと作品のコントラストの、キクボールが引き立ちます。
キクボールの作品:Marcel氏 and Christien van der Haarさん作品
ハンドメイドのワイヤーフレームスタンドが クールでもあり、曲線が優しくもあり、印象的だった作品。
ブロンズカラーのワイヤー、ピンク・サーモン・ブラウン系のシンビジウムやキクを使った作品。Hanneke Frankemaさん作
ガーベラがライン状に並んだスタンドスタイルのデコレーションは、見る角度・方向により全く印象が違いました。
配置による視覚の違い・・・こんな表現方法があるんだなぁと印象に残っています。
ガーベラ作品(ブログ冒頭の写真と上写真):Inge Quint.さん作
音楽が流れる白いお部屋の中心には、整然と並んだドリームキャッチャー!?
フレーム(スタンド)スタイルのデコレーションの アンスリウムが リズムを奏でているような錯覚に?!
アンスリウムの作品:Max van de Sluis氏作
近年トレンドのデニムを使った作品、ユリとモンステラ等:Martin Groen氏&Jaap Wisse氏作
以前はお花の美しさを前面に押し出した お花いっぱいのクラシックスタイルが イメージだったオブジェ風デコレーションも、近年は オブジェの中の空間を活かすスタイル、ラインで魅せるスタイル、複数のオブジェを並べ 流れや動きを付けたスタイル等、お花のオブジェを通しても、時代の変化を感じます。
秋らしさが溢れるナチュラルモダンな作品!
バラとバラの実、樹皮やウール等:Nico Struijk氏作
グレイッシュカラーでロマンティックなテーブルデコレーション
モスとファレノプシスのテーブルデコ:Dini Holtropさん作
クラシックなテーブルデコレーションは、まるで絵画のよう!?
ヒマワリ・ミニリンゴ・ブドウ・フルーツいろいろ・ホップ等:Elso Post氏&Ben Clevers氏作
お部屋のもともとのインテリアや雰囲気を、さらに際立てるスタイルや配色、季節感やお花の特徴を活かしたデコレーション・・・見応えたっぷりでした。
同じ時期(9月)にベルギーのお城で 大きなフラワーイベントがありますが・・・、オランダのこのお花イベントの 規模は(比べられないくらい!?)小さくとも、充実度は負けてないなぁと思った 今年の BLOEMKUNST2018でした。
Bloemen Van Thura~オランダの花と雑貨と文化のページ~
ヨーロッパ輸入リボン・タッセル
ヨーロッパ輸入ガーデン・インテリア雑貨
季節のセレクト雑貨・クリスマス雑貨
ドライフラワー・ドライオブジェ
ラッピング資材 / フローリスト資材
ヨーロッパお花雑誌 / 他
🌸 Bloemen Van Thura Facebookページ でも最新情報をご案内しています🌸
最近のコメント