お月様からもらった名前を持つお花・・・Lunaria
今回は久しぶりに輸入したお花の話。
オランダに来る直前にお花を入荷した時は「母の日」前でばたばたしていたため、紹介できずにいましたが、先日アールスメーヤの花市場へ行った時に、ブログで紹介したい・・・と思っていたお花を見かけたので、遅れましたがここで紹介したいと思います。
そんな訳で、写真は輸入後日本で撮影したものでなく、その時にオランダの市場で撮影したものです・・・ご了承くださいね。
このブログを見ていただいている皆様は、お花関係の方たちがほとんどと思いますので、きっと皆さんどこかで見覚えがあるお花かと思うのですが・・・思い出しましたか?
ルナリアLunariaです。
そうです!2~3センチサイズの丸型扁平で半透明銀白色の”ルナリア”です。
そのフレッシュバージョン!鮮やかなグリーンで、みずみずしい状態・・・まだ小さなお花まで付いています。
オランダではこの季節、このフレッシュ状態で、ブーケ(花束)などにグリーン物(葉物)としてよく使います。
ルナリアLunaria・・・アブラナ科、欧州原産。
ルナリアLunariaの”ルナLuna”はラテン語の”月”という意で、写真でわかるようにお花の後にできる丸型のサヤからついた名前だそうです。
和名は「ごうだ草(合田草)」・・・1901年に東京美術学校教授の合田氏が種子をパリから持ち帰ったことに因んでいるそうです。
このルナリア、調べてみると別名が面白いほどたくさんありました。
想像してください・・・たぶん皆さんもいくつかイメージできたのでは?
銀貨草、銀扇草、大判草、ペニーフラワー(アメリカの1セント銅貨)、コインプランツ、シルバーダラー・・・・などなど。
サヤの形や色から連想される名前ばかり・・・なんでもあり状態ですね(笑)。
さて一般的によく知られている半透明銀白色のドライフラワーのルナリア・・・このグリーンの状態から一体どのように変化していくのか・・・あちこちググッてみました。
まずお花(赤紫の小さなお花だそうですが、上の写真は白いですが・・・?)が終わると写真のようなサヤ(果実)ができます。
その後サヤの外皮が種とともに外れ、銀白色の隔膜が残ります。
この隔膜が私達のよく知っているドライの”ルナリア”。
半透明で光沢もあって銀白色・・・ドライフラワーにぴったりですね。
せっかくなので、この写真を撮影した時、周りにあったお花も何点か紹介しましょう。
(写真はアールスメーヤ花市場の敷地内にある中卸にひとつ)
私の好きなグリーン系でまとめてみます。
上段1枚目:バラSuperGreen
2枚目:ヘラボラスHelleborus
3枚目:Ferule
下段1枚目:Silene
2枚目:いちじくFigues
3枚目:チューリップシード・スペシャルタイプ(2006年6月1日ブログ参照)
先日夜空を見上げると三日月(ぐらい?)のお月様が。
その時、その月が「花王」のマークに見えました!
さすがに私の普通のデジカメでは無理でした。
「花王」の”月”って本当にあるのね・・・??
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