2017/04/17

オペラ座の怪・・・盗?! =1=

新年度が始まり、しばらくバタバタして なかなかブログを書けずにいましたが・・・

とうとう ついに?! このお話を書く日が来てしまいました。

Happyなご報告?

・・・ではないんですよね、残念ながら。

できれば 記憶から消したい、なかったことにしたい、目を背けたい・・・とも思うようなことでもあり・・・。

一人でも多くの方にお伝えしたい、お伝えしなければならない…とも思うことでもあります。


そう、それは・・・

今から3か月ほど前に訪れた(2017年1月末頃)フランス・パリParisでの出来事です。

Parisopera2017011

一年に2.3回 展示会等で訪れる機会のあるパリですが、この時はいつもと違い 日本からのお客様と一緒に過ごすパリ出張でした。

待ち合わせは シャルル・ドゴール空港CHARLES DE GAULLE INTERNATIONAL AIRPORT

まずは、シャルル・ドゴール空港まで 夕方到着(エールフランス利用)のお客様をお迎えに行き、私の定宿のあるオペラ地区への移動です。

移動手段には空港からオペラ直行の ロワシーバスRoissy bus を利用しました。

私は普段 オペラ界隈と空港方面への移動はメトロとRER B線を利用しますが、大きい荷物があると乗り換えが面倒ですし、RER B線は 治安(雰囲気)も良い感じではないし。

オランダ・パリ間は 高速列車タリスThalys(パリ北駅NarisNord)で行き来している私にとっても、初めての ロワシーバス利用でした。

ロワシーバスは 空港からたくさん出ていて、それほど混んではいませんでした。

通常時は空港からオペラまで 40~60分が目安だそうです。

今回は 夕方だったこともあり、道中は予想通り、いえ 予想以上の大渋滞!!

大きな声ではいえませんが(汗)、渋滞の時間帯のロワシーバスは 2度と利用したくないと思いました・・・。


週末(金曜)・夕方の大渋滞の中、オペラへ 約1時間半ほどかかり到着(疲)、19時過ぎだったでしょうか。

バス停(乗降共)は オペラ・ガルニエのすぐ横にあります。

ちなみに ホテルはオペラ・ガルニエから徒歩数分のところです。

「すぐ目の前にオペラ・ガルニエがありますが、写真は一度ホテルに行って 身軽になってからにしましょう。では気合いを入れて(スリには気を付けて)・・・!」

この日は セールSOLDES真っ只中の 1月後半の金曜日。

ギャラリーラファイエット や プランタンのあるオペラ界隈は、セールと週末(金)ナイト?で大混雑でした。

ロワシーバスを降りた途端、”おしくらまんじゅう”のような大混雑?!

Parisopera201701mapオペラ界隈を歩いたことのある方は分かると思いますが、オペラガルニエの周りは(左地図参照・GoogleMapから)、車道と歩道がグルリと多角形のようになっていて、それぞれの角に信号と横断歩道があるような構造になっています。

少し歩いて信号・・・、信号待ち、イモ洗い状態の横断歩道、そしてまた信号、信号待ち、横断歩道・・・。

今回はその混雑具合が、まるで朝のラッシュ時の山手線のようで びっくりしました!

私は小さいスーツケース、お客様は大きなスーツケースを持っているため、人混みはさらに大変です。

”おしくらまんじゅう”のような人混みを押し分けながら、お客様の姿を横目に確認しながら、少しずつ進み、3つほど横断歩道を渡ると・・・、やっと大混雑から抜け出すことができました。

たった少し歩いただけなのに、ヘロヘロになるほどの大混雑でした。

「すごい混雑でしたね~。」

やっと会話ができます。

その時、お客様が斜め掛けしていたバッグが背中側にあり、さらにファスナーが開いているのが目に入りました。

「開いているけど大丈夫ですか?」

「あれ、ほんどだ!?」

「それにしてもすごい混雑でしたね~」

・・・たわいない会話をしつつ すぐにホテルへ到着。

思えばシャルルドゴール空港からホテルまで、予想以上に時間がかかっていました。

お客様には、パリ行きが決まった時から、スリ対策やパリの治安情報等を、口うるさくお伝えしてきました。

テロやストもなく、何はともあれ ホテルに無事到着。

私が定宿にしているホテルでもあり、家に帰ったような 安心感に包まれました。


・・・と、ホッとしたのも つかの間、事件は起こりました!!!

チェックインの際に求められたクレジットカード。

お客様が「クレジットカードが見当たらない・・・」と・・・。

まっまさかっ!!!!

あの時の背中側にあったバッグ、開いていたファスナー・・・あの時まさかと打ち消していた悪い予感が、まさかまさか現実に!?

ホテルのロビーで、斜め掛けのバッグ・手持ちのバッグ・スーツケース等・・・探しましたが、カードだけではなく、お財布も見当たらないようです。

カードはお財布の中だったと思われます。

お部屋のチェックインの手続きはとりあえず 私が済ませ、お部屋に入れてもらいました。

それぞれのお部屋に一旦別れ、私も荷物を置いて お客様のお部屋へ駆けつけました。

やはり・・・見つからないようです。

ホテルへ向かう途中、頭をよぎった まさかの嫌な予感が 現実に(泣)?!?!

お客様は、成田空港や 飛行機に乗ってから降りるまでの経緯も思い出しながら、二つの可能性を考えました。

一つは、機内で落とした(座席に置き忘れた)といういう可能性。

もう一つは、ロワシーバスを降りた時のあの大混雑の中、すられたという可能性。

状況からみて”すられた”と思うべきかとも思いますが、信じたくない思いもあり、忘れたかもしれないという可能性も捨てられませんでした。

この時点で午後8時過ぎ、日本の時間は午前4時過ぎです。

理由はどうであれ、カードを止めなくてはいけません。

お客様はご自身で 持っていたいくつかのカード会社へ電話をし、カードを止める手続きを依頼。

スマホは無事でよかった・・・

少しの可能性にかけ、エールフランスの忘れ物係へも電話。

エールフランスの忘れ物は 日本側では対応してくれず、難しそうな雰囲気です。

日本と違って、手から離れたものは戻ってこないのが日本以外では(残念ですが)常識です。

ほんの少しの可能性にかけ、成田空港の忘れ物の部署へも電話。

お客様は とりあえず思いつく場所への電話を済ませ・・・。

個人情報にかかわることは代わることができないので、私はその間 そばで電話番号を調べたり、ハラハラドキドキしたり・・・。


ホテルにいても 自体が変わるわけでもないので、気晴らしを兼ねて(そんな気分ではなかったとは思いますが)食事と夜散策にでかけることにしました。

この日(初日)は飛行機の遅延や何が起こるか分からなかったので、レストランを予約していなくて、時間に縛られることがなくて 良かったです。

ホテルを出る際に、チェックイン時に担当してくれたホテルのお姉さんも心配してくれていたので、事態を説明。

オペラ界隈の警察(派出所)の住所を教えてもらいました。

あとで調べると、ホテルからさほど遠くない 把握している場所でした。

私の中では、ヨーロッパでスリに遭ったものは 無事に見つかるわけがない(戻ってこない)と確信していたこともあり、時間的にも(ヒトケのない場所を夜遅く歩く方が危ない) その夜 警察へ行くことは 考えませんでした。

すでに21時前、オペラ界隈は週末のため賑わっていましたが、夕方ほどの人混みではありませんでした。

お客様は日本を出発してだいぶ時間が経っていて、時差ボケもあるし お疲れだったと思います。

お客様にとっては 記念すべき!パリの初日、大変な一日となってしまいました。


あの時、ロワシーバスを降りた時の人混み大混雑は 尋常ではありませんでした。

”あれは”スリ集団”に囲まれたのではないか・・・”

時間が経てば経つほど、そう思えてなりません。

あれほど「スリには気を付けてください」とお客様に念を押していた私自身も、バスを降りた瞬間、予想以上の状況(大混雑)に うろたえ、スキができたかもしれません。

ちなみに私は出張時はいつも、コートの中に お財布やパスポートを入れた フラットなバッグを斜め掛けして、コートは閉めています。

コートの外のバッグの中身は、最悪 盗難にあっても大丈夫なもの(諦められるもの)だけにしています。

これまで 私もいろんな国で、何度もスリ未遂に遭遇していますが、実際に盗られてしまったことは 今のところありません。

!パリでは 人混みを見たら スリだと思え!

!パリでは 声をかけてくる人を見たら スリだと思え!

パリだけではなく、ヨーロッパは どこでもですね。

私もいつも気を付けています。

気を付けていても相手はプロ、スキができてしまいます。

今回も 気を付けていたのですが、お客様が被害に遭われてしまい・・・、アテンドとして失格、責任を感じ 申し訳なくて仕方ありません。

お客様にとっては初めてのパリ・・・パリを嫌いになっていなければいいな・・・と 願うばかりです。

皆様も オペラ界隈、バスを降りた瞬間の混雑?には、気を付けてくださいね。

日本では必要ないかもしれませんが、海外では 過剰以上の過剰な備えが必須です!

海外では 無防備なほうが目立ち、確実に狙われます。

被害に遭ってからでは遅いですし、いろいろ大変です。

皆様も過剰なくらいに お気を付けて 旅してくださいね!

今回のこの経験談、お客様にブログ掲載の許可を得て書いています。

皆様が 旅先で被害に遭わず 無事に旅ができますように・・・との想いを込めて・・・。

このお話、まだ続きがあり(汗)・・・次回ブログへ続きます。

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2017/04/09

美味しそうな?球根と 懐かしい思い出! アールスメーアレポート2017年3月

2017年、今年のイースターは4月16日。

移動祝日であるイースター・・・昨年は3月27日だったので、昨年と比べると 半月以上遅いイースターです。

・・・と、このブログを書き始めたのは3月後半でした(汗)。

しばらくブログを放置してしまっていました・・・。

年度末には決算もあり、年度初めには新商品入荷と「春の大セール」・・・。

詰め込み過ぎた新年度スタートで、腕の腱鞘炎?が悪化し・・・(汗)。

PCのマウスを触るのも 何をするのも 億劫になりがちな 今日この頃です・・・(涙)。

そんなわけで(言い訳!)ブログの更新が遅くなりました。

そうこうしている間に オランダは 冬時間から夏時間になり(3月最終週の日曜日)・・・。

日本では(オランダでも)サクラは満開に・・・。

お庭のお花や樹々達が 日々姿を変え、ホント目が離せない季節です。


それこそ毎日レポートしたくなるような季節ですが、今回ブログは 約1か月前の(汗)・・・アールスメーアレポート。

Ws201703013月中頃の FloraHollandAalsmeer プランツ仲卸さんと切り花仲卸さんの様子です。

オランダで 3月前半~中頃と言えば、まだまだ寒い中ですが、日がどんどん伸び、花木の芽がグングン伸び・・・

一年で一番 日々の変化を感じる頃。

アムステルダムでは広場や公園で ちょうどクロッカスやスノードロップが咲き始めた頃です。

そんな3月中頃のプランツ仲卸さんは、球根花、春のお花達、初夏のお花達、ヤナギ類や桜や梅等の樹木等が並び、暗く寒い冬が明け 春・夏を迎える喜びに溢れています。


そんな仲卸さんで ほんの少しだけ写真を撮りました。

私がお庭に欲しいと思うお花達・・・特にトピアリー型?に仕立ててあるものが好きです。

Ws20170302

上結合写真左から:Prunus'okame'(おかめ!?)、Prunus incisa、Frsythia

Ws20170303

上結合写真左から:LarixKaempferi、PrunusPersica

春はもちろん 夏・秋に向けてのお庭の準備のために、寒さをおして お庭のお手入れを始める頃、始めたくなる頃です!


そしてこの季節といえば、球根・球根花!

暗く寒い冬から春へ・・・、咲き始める球根花達が愛おしいこと!

最初はスノードロップやクロッカス・・・そしてスイセンやヒヤシンス・・・チューリップ・・・アマリリス・・・と続きます。

プランツ仲卸さんのカウンターの球根花達のデコレーションが かわいく美味しそう?だったので、写真を撮らせてもらいました(ブログ冒頭の写真・下の写真)。

Ws20170304

球根がスイーツのよう!!

何でくるまれているのかな・・・?

WAXのような シュガーのような、とにかく甘~くかわいい雰囲気にドレスアップした球根でした。

Ws20170305

Ws20170306

コロッとした 球根そのもののフォルム・・・

太陽に向かって無垢に伸び 開くお花達・・・

パステルやビビッドの楽しいお花の色彩・・・

自由でナチュラルな球根花を 春を感じながら楽しみたいものです。

そして”球根”そのものも 楽しみたいですね!

オランダの人達は球根の楽しみ方が上手で、毎年 春が楽しみです。


ここからは切り花仲卸さんコーナーへ。

切り花の仲卸さんでは、チューリップはもう終盤。

枝ものが 広くスペースを取っていました。

Ws20170311

上結合写真左から:Perzikbloesem、Kastanje、モクレンMagnolia

春のインテリアに欠かせない枝はクールに飾りたい。

特にモクレンはオランダでは大人気!

様々な長さ・ボリューム・枝ぶりのものが流通しています。

写真のような(上結合写真右)蕾の状態で流通し、蕾の状態から飾り、開花も楽しめます。

さらにお花が終わった後は、カッコいい枝ぶりを活かして ドライの状態で長く楽しめます。

Ws20170312

上結合写真左から:Elzenprop、Betula、雲竜ヤナギ

イースターのデコレーションに欠かせない枝達です。


そしてこの季節ならではのお花達(切り花)!

でも残念!あまり写真 撮ってなかった・・・。

Ws20170314

上結合写真左から:ポピーPapaver、フリチラリアFritillariaPersica、ヘレボラスHelleborusSternii

それにしても春は フォルムも色も ユニークなお花が溢れています。

そして花びら フリフリ!

Ws20170315

上結合写真左から:ライラックSyringaMaidensBlush、スカビオサ

Ws20170316

最後はラナンキュラスRanunculus、写真は仲卸さんに並んでいたラナンキュラスのほんの、ほんの一部。

Klooneyシリーズ、Succesシリーズ、Classicシリーズ等。

ラナンキュラスはいつからか大ぶりな(テニスボール大?)フリフリタイプが主流になりました。

10年前、こんなブログ書いていました・・・2007年3月10日ブログ参照!

そのブログを読んで さらに思い出す・・・私が初めてこの大輪のラナンキュラスを手にしたのは・・・!?

素敵な思い出・・・ 2006年2月7日ブログ参照。

なんと!!

この時のラナンキュラスは ドライになって今も数本 残っています!!

春はお花見やサクラの思い出が多いけど、こんな思い出もありました、懐かしい!

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2017/04/01

アムステルダム新教会に降臨?! エル・グレコ Pentecoste

オランダでは先日 キューケンホフ公園が開園し(~5月21日)、世界中からの観光客が お花を楽しんでいます。

そして今日から アムステルダムでは、チューリップフェスティバルTulp Festival がスタート(2017年4月1日~5月14日)!

アムステルダムのミュージアムやホテル等 60か所に 50万本のチューリップが咲き乱れます。

やはり? ”オランダ = チューリップ” の公式があるようで、アムステルダムを訪れる人々の多くは、季節外れのお土産屋さんであっても、チューリップを見つけると しゃがんで顔を近づけて 楽しそうに写真を撮っています。

そんな様子をアムステルダムの人々は笑顔で見つめます。

チューリップは人を”笑顔”にする力がありますよね。

アムステルダム市内に笑顔が溢れ・・・、本当の平和がもたらされるといいなぁ。

(昨年のチューリップフェスティバルの様子は 2017年4月13日ブログ参照)


さて話しは変わり・・・

3月中旬 帰国する前に、アムステルダムの身近なところ?で行われていた美術展へ行ってきました。

場所はアムステルダム・ダム広場にある新教会 De NieuweKerk Amsterdam。

Nieuwekerk20170301

ダム広場、王宮の隣にある 新教会では、常に様々なエキシビションが行われています。

2017年春の企画はEl Greco 1 Kunstwerk PENTECOSTES (2017年2月18日~4月9日)。

スペイン三大画家の一人、16~17世紀に活躍した エル・グレコ El Grecoの作品が、なんと アムステルダムの新教会にやってくる!ということで 楽しみにしていました。

Nieuwekerk20170302エル・グレコ (1541~1614)、ベラスケス(1599~1660)、ゴヤ(1735~1828)が スペイン三大画家と言われています。

左写真は新教会内にあったエル・グレコを紹介するパネル。

ちなみにエル・グレコは スペインの代表的画家という位置付けですが、ギリシャ・クレタ島出身。

イタリアを経て、35歳の頃からスペインのトレドで暮らし、スペインに多くの功績を残しています。

当初は スペインで宮廷画家を目指したエル・グレコ。

ですが、当時のフェリペ2世から評価されることなく 宮廷画家への道は閉ざされ・・・、その後は 修道院・礼拝堂などの祭壇衝立などの制作をしたそうです。

そんなエル・グレコの作品は、プラド美術館(スペイン・マドリード)やトレド、世界中の美術館で 観ることができます。

私も2014年夏休みのスペイン旅行で、プラド美術館(2014年12月9日ブログ参照)やトレド(2014年12月5日ブログ参照)で たくさんのエル・グレコ作品に出会いました!


2017年2月18日、アムステルダム新教会でエル・グレコのエキシビションがスタートしました。

アムステルダム新教会にやってきたのは プラド美術館所蔵の エル・グレコの『聖霊降臨PENTECOSTE/Pentecostes』(1600年)。

Nieuwekerk20170304

上写真は教会内に展示されていた作品紹介のパネル。

”聖霊降臨”とは、キリスト復活の50日目、集まるマリアや使徒達の元へ神からの聖霊がが降臨する・・・という新約聖書のエピソードのワンシーン。

Pentecosteはオランダでは”Pinksteren”といい、オランダでも祝日(移動祝日)となっています(2017年は6月4-5日)。

この絵画は、スペインのドーニャ・マリア・デ・アラゴン学院礼拝堂 the Colegio de Dona Maria de Aragon の大祭壇画衝立(一部)の為に制作されたものだそうです(上結合写真右写真参照)。

2014年に訪れたプラド美術館で観たはずのエル・グレコの『聖霊降臨』・・・。

”この絵画、覚えてる~!”と言いたいところですが、あの時はあまりにもたくさんのエル・グレコ作品を観たために(言い訳・汗)、はっきりした記憶は残っていませんでした。


私は お天気が良かった3月のある日、お散歩がてら新教会へ。

新教会に入りエキシビションEl Greco 1 Kunstwerk PENTECOSTES の入場券を買い、教会へ入りました。

Nieuwekerk20170303

上写真左はチケット表面、右は教会内の展示エリア(黄金の扉の奥)

行列も 待ち時間もありません!

エキシビションは有料ですが、教会の入り口辺りは無料で入場でき見学できます(入り口付近のミュージアムショップも)。

新教会では これまでにも 様々な絵画や写真等のエキシビションが行われてきました。

私もいつも気にかけながら、普段から新教会の前を行き来しながらも、立ち寄ったことはありませんでした。

それどころか?!

新教会へは 入り口から少しだけ入った(覗いた)ことがあったものの、じっくり内部を見学したことすらありませんでした。

新教会の中に入るのも楽しみでしたし、大きな名画”一点”が 一体どんな風に教会の中に展示されるのか・・・展示方法にも興味がありました。

ちなみに、アムステルダムの新教会といえば、2013年4月30日 オランダ(現)国王とマキシマ王妃の即位式(2013年5月9日ブログ 2013年5月6日ブログ 参照)や 2002年2月2日 結婚式が行われた教会です。

5月9日ブログには即位式の時の新教会内部を360度見られるリンクがあるので、是非ご覧ください!


エル・グレコの『聖霊降臨Pentecoste』は、教会内の黄金の扉で仕切られたエリア・内陣部(上結合写真右写真参照)に、黒色の大きな箱に入れられ 鎮座していました!

Nieuwekerk20170305教会の見取り図(左写真参照)の中の17番(ピンクの矢印)のところです。

見取り図も是非クリックして 大きい画像でご覧ください。

さすがに展示エリア(黄金の扉の内側)と作品は 撮影禁止でした。

『聖霊降臨Pentecoste』のサイズは 275x127cmという、近くで観ると 天井を見上げるような大きさです。

絵画が納められていた箱のサイズは 目測で高さ4mx横幅2.5mx奥行き1.5mほどだったでしょうか(サイズは私の目測・印象)。

前面が 強化ガラス(?)、それ以外の面はピアノブラック、内部に小さなLEDランプが連なり、絵画をサイドからやさしく照らしていました。

時に数人、時に十数人が絵画の前に用意された椅子に座って眺めたり、絵画(箱)に近づいて覗きこんで鑑賞したり。

エル・グレコらしい、縦に伸びた構図の世界、光が降り注ぐ神秘的かつ宗教的なシーン。

信徒達のビビッドな衣服の色彩、光が当たって本当に光っているような光沢感・・・。

近くでじっくり眺め、横から眺め、反対側にまわってまた眺め・・・。

今にも動きだしそうな リアルとも思える世界観。

最後に 遠くから離れて眺めると・・・違う世界が見えてきました!

近くで観た時は、集う使徒達が光(鳥?)に向かって手を伸ばしているような 力強い印象のシーン。

遠く離れて観たら・・・!?

暗い空間に集う使徒達が 天から降り注ぐ光に照らし出され、聖霊が降臨している・・・神秘的な まさに”聖霊降臨”のシーンでした!!

あらためて エル・グレコの世界観に感動しました。

エル・グレコの『聖霊降臨』・・・もう二度と忘れることはありません。

エル・グレコの作品、またいつかどこかで出会えるといいな。

たった一点の美術展も 悪くない。

大きな美術館もいいけど、覚えていないようでは もったいないですね・・・反省。


最後に アムステルダム新教会について。

新教会は”新”とはいえ、1408年建造!!

16世紀の宗教革命後は プロテスタントの教会となり(1578年)、内部は広々とし シンプルですが、それでも目に留まるインテリア。

Nieuwekerk20170306

印象的だったのは シルバー色のメインオルガン(上結合写真中央、教会見取り図1番、1655年)。

個性的な形と彫りが美しい説教壇(上結合写真左・右写真、教会見取り図13番、1649-1664年)。

そして”新教会の顔”にもなっている入り口の窓(下結合写真左)を 内側から見ると・・・?

Nieuwekerk20170307

鮮やかなステンドグラス(上結合写真右、教会見取り図12番、1898年)。

ステンドグラスと並んで 翼廊部のオルガン(上結合写真右、見取り図2番、16世紀、1645年再建)。

15世紀からダムに建つ新教会は、アムステルダムの歴史をすべて知っている、まるで”主”のような存在ですね。

今回は『聖霊降臨Pentecoste』の為に訪れたので、教会自体はあまりじっくり見ませんでしたが、また機会を作って 訪れてみたいと思います。

(近いと どうしても後回しになる・・・汗)

最近はヨーロッパの多くの教会が、エキシビションを行ったり マーケットやイベントを行ったり、いろいろな活用をしているそうです。

新教会も また然り。

今後のイベントも楽しみです。

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2017/03/24

いつもワクワク?お花の可能性! Floradecora2017

ベルギー・ブリュッセルのテロ(2016.3.22)から一年・・・。

昨年はちょうどその直後に ベルギーへ行く予定があり、不安な気持ちになったことが 昨日のことのようでもあり、もうかなり前のことのようでもあり・・・。

そんなことを思い出していた矢先、ロンドン中心部・国会議事堂付近で起きたテロのニュースを聞き、再びその不安な気持ちを思い出しました。

車で無防備な人たちを狙うテロは、昨年 フランス・ニースや ドイツ・ベルリンでもありました。

どこに危険があるか分かりません・・・。

平和を祈るばかりです。


話はガラリと変わり・・・久々のお花ネタ!?

今回ブログは、1月にドイツ・フランクフルトで行われた お花の展示会についてです。

ブログの最後に IPM2017についてのリンクもあります。

Floradecora201701今年 記念すべき第一回!

初めて開催された花とプランツの国際見本市Floradecora。

フランクフルトメッセの一つのホールで、クリスマス関連見本市ChristmasWorld(2017.1.27~1.31)等に併設して 開催されました。

ChristmasWorldでは、インテリア雑貨・ガーデン雑貨・花器等は紹介されていますが、お花(生花)はデコレーションされてはいても 販売はされていません。

ということで・・・?!

フラワーショップ・ガーデンショップ・DIYショップ等を対象に、お花(切り花)やプランツ、コンセプト製品の販売、またお花関係の最新アイデア・トレンド発信を目的とした見本市・・・という位置付けのFloradecora。

オランダのお花屋さん時代の同僚であり友人が、毎年ChirstmasWorldでお花の装飾のお仕事をしていますが、今年はFloradecoraでもお仕事をしていました。

Floradecora開催前の準備中に、SNSで垣間見た楽しそうな友人(とその仲間達)のお仕事の様子やフラワーデコレーションの数々。

どんなデコレーションになったかなぁ・・・、どんな展示会かなぁ・・・と、私もChristmasWorldへ行った際に Floradecora会場へも足を伸ばしました。


Floradecora201702

そこは お花に溢れた広いホール。

60社以上の出展社が お花をふんだんに使い、それぞれの楽しいブースを 展開していました。

今回 初開催ということもあり、混雑している様子はありませんでした。

ものすごい人出と熱気に溢れたChristmasWorldから抜け出して、憩いの場へ来たような・・・!?

私にとっては、ChristmasWorldの合間のちょうどよい休憩、お花に囲まれ癒しの時間になりました。

お花溢れる会場の様子をご紹介します。

Floradecora201703

Floradecora201704

高い天井まで届きそうなお花の門が いくつも連なっていました。

Floradecora201705

テレビの撮影かな~?(上結合写真右)

Floradecora201706

バラのブース、ガラス花器のブース、アンスリウムのブース(上結合写真左から)

Floradecora201711

身近なお花(ガーベラ・トルコキキョウ・アンスリウム)を使った アイデアブーケ(花束)いろいろ(上写真)。

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Floradecora201708

トルコキキョウのブースは、クラッシックモダンロマンティック。


オランダのキクのブース(下写真)では 面白い取り組みを紹介していました。

Floradecora201709

Floradecora201710

花瓶・一輪挿し用のサイズ(長さ)にカットして、食品のパッケージのように パックされた状態で 乾式で(水につけずに)販売されるスプレーキク(マム)。(上結合写真左・中)

パックの中に入っているキクを、パッケージにある写真のように 花瓶・一輪挿しに挿せば、リビング雑誌に載っているようなリビングに・・・!

そんなコンセプト製品。

気になるのは、水なしでの花モチについて。

担当のお兄さんに質問したところ、下処理後流通し、2日目までには店頭に並び、4日目までには消費者の家で花瓶に入っている・・・という見積もりで、十分大丈夫だそう。

もう一つは、マムのニコちゃんボールSmile。

このディスプレイにあるような マムのニコちゃんボールが作成できるキット!

ニコちゃんボールを作る為のピンポンマムと、給水フォーム・プレート・プレートに飾る貝殻(もしくは石)等が入ったペーパーバッグが、セットになって販売されているそう。

このセットを購入すれば、家で見本と同じデコレーションが簡単にできて、リビングにすぐに飾れる!・・・そんなコンセプト。

どちらもオランダのDIYショップ等で すでに流通しているそうです。

お花の国オランダでも、お花を買わない人、飾り方が分からない人もいるので、そんな人向けに・・・とのことでした。

消費者に寄り添った 遊び心たっぷりのプロモーション!

担当のお兄さんのお話から”ワクワク”が溢れていて・・・、思わず手に取ってみたくなります。


最後は、私が好きだったお花のワンダーランド!?

Floradecora201712

Floradecora201713

Floradecora201714

お花の世界に入り込んだような 大きなお花のオブジェ達に囲まれて・・・

刺激と癒したっぷりの Floradecoraでした。

たくさんのお花とたくさんお笑顔の溢れる会場の様子は Floradecora2017 オフィシャル映像 から是非!!


ちょうどこの ChristmasWorld・Floradecoraの直前、フランクフルトから直線距離で200キロほどの距離のドイツのエッセンEssenで、この何十倍(何百倍?)もの規模の国際園芸見本市IPM(2017.1.24~1.27)が行われていました。

IPM2017の様子は (時間的に追いつかず)ブログでご紹介できなかったかわりに、BloemenVanThura Facebookページのアルバムにて、たくさんの写真を紹介しています。

前回までのブログでもご紹介してきましたが ここにまとめました。

よろしければご覧ください。

IPM2017~賑わうブーストデコレーション編

IPM2017~インスピレーション”お花のある暮らし”

IPM2017~ヨーロピアンマスターフローリスト達の作品いろいろ

IPM2017~トレンド・ブライダル・フューネラル等


展示会ではいつも 最新トレンドや新鮮なアイデア、そしてたくさんの刺激をもらうことができます。

体力は消耗するけれど・・・(汗)。

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2017/03/19

リベンジは続く・・・? ヴェルサイユ宮殿

チューリップで有名な オランダのキューケンホフ公園Keukenhof が まもなくオープンします。

今年2017年の開園期間は 3月23日~5月21日。

すでにアムステルダムには観光客が溢れていますが、さらに世界中から押し寄せてくるシーズンがやってきます。

そんな春本番を目前に・・・帰国しました(涙)。

次にオランダに戻るのは、チューリップが咲き終わる頃です・・・。


さて今回ブログは、前回に続き、2017年1月のパリ出張時に訪れた ヴェルサイユ宮殿Palais de Versaillesについて(前回ブログは 3月11日ブログ参照)。

Versailles20170100前回も書きましたが、数年前に 閉館日(月曜日)に訪れてしまった為、見学することが叶わなかったヴェルサイユ宮殿・・・。

ということで、今回はリベンジのヴェルサイユ宮殿です?!

ちなみに私の初ヴェルサイユ宮殿は、すっかり記憶も薄れた xx年前・・・。

「ヴェルサイユの宮殿と庭園」として世界文化遺産に登録(1979年登録)されているヴェルサイユ宮殿は、フランス絶対王政の象徴的建造物と言われているそうです。

1624年、ルイ13世の狩猟の館として建造。

1661~1710年、”太陽王”ルイ14世が宮殿に改装・増築。

1682年、それまでルーブル宮殿(現在のルーブル美術館)が歴代王の王宮として使われてきましたが、ルイ14世はヴェルサイユ宮殿を王宮にし、政治・宮廷をパリ・ルーブルからヴェルサイユへ移す。

その後 ルイ15世・ルイ16世と続き、フランス革命(1789~1799年)で 王家がこの宮殿を追われる日まで 約100年間 フランスの政治・文化・芸術の中心だったそうです。(Wikipedia等参照)

Versailles201701map左の写真はGoogleMapから。

今回見学したお部屋の位置など少し書き込みました(ピンクの文字)。

ヴェルサイユ宮殿の部屋数は2300室、63154㎡!(オフィシャルサイト情報)

公開されているのはその一部ですが、もし 2300室 全部が公開されていたら、迷子になる人、遭難する人 続出ですよね・・・(汗)。


ヴェルサイユ宮殿内は、ガイドさんの説明を聞きながら 混み合う中を歩きました。

まずは『礼拝堂La Chapelle Poyale』(下写真)は入口から内部を覗いて見学。

Versailles20170104

天井画に見惚れました。

そして ”王の大居室群”見学へ。

『ヘラクレスの間Salon d'Hercule』(下写真)では、ベネチアからの大きな絵画「シモン家の宴」や天井画が印象的でした。

Versailles20170105

『豊饒の間Salon de l'Abondance』(下写真左)と『ヴィーナスの間Salon d'Venus』(下写真中・右)。

Versailles20170106

『豊饒の間』は濃い緑の壁布が印象的でした。

『ヴィーナスの間』にはギリシャ神話を模したルイ14世の銅像が。

『ディアナの間Salon de Diane』(下写真左・中)と『マルスの間Salon de Mars』(下写真右)

Versailles20170107

『メルクリウスの間Salon de Mercure』(下写真)。

Versailles20170108

王様の儀式用寝室だそうですが、現在おかれている寝台は当時のものではないそう。

『アポロンの間Salon d'Apollon』(下写真)。

Versailles20170109

このお部屋には ルイ14世(上写真中・右)と ルイ16世の肖像画が対面するようにありました。

肖像画を通しても それぞれの時代のトレンドや価値観が垣間見れます。

Versailles20170110左写真は 途中の窓から見えた庭園。

ビビッドでキラキラ豪華なお部屋が続き、さらに 途切れることのない人混みに、少し疲れたところでした。

ちょうどいいタイミングで 少しブレイク。

この美しく静寂なお庭を見て、一瞬 人混みの中にいることを忘れました。

かつての王家の人達も、この風景を見て 疲れを癒したりしたのかな・・・

想像が膨らみました。

Versailles20170111『戦争の間』(左写真)。

このお部屋は『鏡の間』へ続くお部屋。

さらに 対になるように 『鏡の間』の奥には『平和の間』があります。

『鏡の間』への気持ちが焦りますが・・・

このお部屋も見応えがありました。

ガイドさんのお話しでは、ヴェルサイユ宮殿見学で見られる数々のシャンデリアの中で、このシャンデリアだけが オリジナルとか・・・?!

はたまた それは都市伝説か・・・?

シャンデリアの背後は、ローマ皇帝を模したルイ14世のレリーフ。

彫刻や絵画の中で、ローマ皇帝になったり ギリシャ神話の神様になったり・・・宮殿には ルイ14世の顕示欲や目指した世界が溢れていました。


そしてついに、いよいよ!!!???

『鏡の間La Galerie des Glaces/The hall of Mirrors』です(下写真・ブログ冒頭の写真)。

Versailles20170113

セレモニーや外国の賓客謁見の為に使われた『鏡の間』。

1871年、初代ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世の即位式が行われたのも『鏡の間』。

1919年、第一次世界大戦後の講和条約「ヴェルサイユ条約」が調印されたのも ここ『鏡の間』。

華やかな舞踏会の様子や 様々な歴史の場面が 頭に浮かびます。

お部屋の長さは73メートル!

アーチ状の窓が17面 連なる回廊です。

アーチ状の窓と対になるように アーチ状にはめ込まれた鏡面が連なり、このお部屋をさらに広く豪華に華やかにしています。

シャンデリアの下を、アーチの窓と鏡の回廊に導かれるように 奥へ進みました。

煌びやかさ豪華さには 言葉を失うばかりです。

xx年前に訪れた時のヴェルサイユ宮殿の記憶はほぼ失っていましたが、『鏡の間』のイメージだけは忘れることなく覚えていました!

xx年間抱いてきた思い出通り・・・豪華絢爛な『鏡の間』でした。


通常通り抜けられる『鏡の間』は、今回は通り抜けできず、『戦争の間』側から入り 窓側を奥まで進み、付きあたって 鏡側を戻るルートになっていました。

『鏡の間』を引き返す途中、『鏡の間』の鏡側の中央あたりから『王の寝室』へ(下写真右)。

Versailles20170114

『王の寝室』の隣には 覗いただけの『閣議の間』(上写真左)、爽やかなブルーが印象的なお部屋でした。

本来なら『鏡の間』は通り抜けることができます。

その先には『平和の間』があり、そして『王妃の間』等 ”王妃の大居室群”へと続きます。

ですが 今回は工事中のため ”王妃の大居室群”の見学はできませんでした(涙)。

事前に知って 承知の上でもあったし、歴史的建造物には工事も付きものなので、仕方ありません。

またいつか、近いいつか、再び訪れたいと思います。


今までヨーロッパのいろいろなお城・宮殿を見学してきましたが、冬の朝~午前中に訪れたことは、ほとんどありません。

敬遠しがちなヨーロッパの冬の観光・・・。

ですが!?

冬の朝にしか見られない風景があり、冬の朝にしか感じられない空気感がありました!

幻想的な朝日・・・、白く凍る静まり返った庭園・・・、忘れられない風景となりました。

そして、冬の太陽の光を感じながら、夏の日差しや夏の風景も 想像しました。

その想像は 時代を越えて膨らみます。

ルイ14世も見たであろう この冬の太陽、そして夏の太陽・・・。

ブルボン王朝絶頂期の”太陽王”ルイ14世や 宮殿で暮らした人々は、どんなことを思い感じて眺めていただろう・・・。

どんなに豪華なインテリアよりも 高価な宝石よりも、美しく価値ある自然と太陽・・・。

・・・と思うのは私だけ?

次はどんな季節に行けるかな・・・ヴェルサイユ宮殿。

今度は、今度こそは、”王妃の大居室群”を見たい!

広大な庭園も ゆっくり見学したい・・・それはやっぱり暖かい季節かな。

ヴェルサイユ宮殿、私のリベンジは まだまだ続きます・・・。

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2017/03/11

朝日に霞む冬のヴェルサイユ・・・

ブログの更新がなかなかできないまま あっという間に時間が過ぎ・・・、帰国の日も 近付いてきてしまいました(汗)。

帰国を前に、オランダにいる間にやらなくてはいけないことが まだたくさんあり、毎度のことではありますが、いつも以上に焦っています(泣)。

1月末に訪れた 国際園芸見本市IPM2017(2017.1.24~1.27)の様子(第四弾)を BloemenVanThura Facebookページ(アルバム)へアップしました。

よろしければ下記リンクからご覧ください(ブラウザや環境によってページが開かない場合があるかもしれません)

BloemenVanThura Facebookページ・アルバム 「IPM2017 トレンド・ブライダル・フューネラル”編」

Facebookページアルバムでたくさんの写真をご紹介してきた IPM2017 の様子も、あらためて「オランダのお花ブログ」でレポートできたら・・・と思っていますが、今回ブログは(も) また お花にもオランダにも関係のない内容です・・・。


今回ブログは、今年最初のパリ出張(2017年1月末)時の オフタイムのお話し。

日本からのお客様と合流し いつもより少し長くパリに滞在した1月末のパリ出張、最大の目的は Maison&Objet でしたが、オフタイムがありました。

パリのオフタイム・・・その日はとても充実した一日でした。

午後は、先日ブログでレポートしたオルセー美術館で 名画鑑賞(2月22日ブログ参照)。

午前は 足を伸ばして ヴェルサイユ宮殿Palais de Versailles へ行きました!

Versailles20170103

私にとっては人生3度目、実質2度目?のヴェルサイユ宮殿?。

今回は リベンジのヴェルサイユ宮殿です?!

数年前、パリから 地下鉄・RERを乗りついで ヴェルサイユ宮殿へ行きました。

・・・ですが、なんと休館日でした(泣)!

その時は ベルサイユ宮殿まで行き、「あれ、行列がない、空いてるのかなぁ~」と思ってしまうほど、迷いも疑いもせず・・・。

まさか、休館日だったとは・・・(泣)。

そう、その日は休館日・月曜日だったんです。

ちなみに 初めてヴェルサイユ宮殿を訪れたのは、xx年前の学生時代・・・。

記憶は かなり薄れています。


今回 ヴェルサイユ宮殿へは、時間を節約する為に VELTAR社の「ヴェルサイユ宮殿半日観光ツアー(午前)」を利用しました。

広大な庭園や離宮まで見学しようと思ったら、一日いても 時間が足りないほど・・・。

今回は効率良く、日本語ガイドさん付きの 宮殿見学(半日コース)です。

集合時間は8:15、解散予定は12:00(集合・解散場所はオペラ界隈)。

ツアーなら 移動が楽ちん(公共機関移動中のスリ等の心配もない)!

1月末のパリの朝8時は まだ暗い時間帯ですが、集合場所は ホテルから近い場所だったこともあり、朝のお散歩気分で集合場所へ向かいました。

お月様も綺麗に見えた早朝、集合場所へ向かって歩いている時、空が徐々に明るくなってきました(下写真)。

Paris201701morning01

ちょうどこの頃(今年1月後半)、パリは例年になく寒い日が続いていました。

この日の朝も マイナス6度、日中も 0度ほどの寒さ。

寒い中でも お天気に恵まれたのは幸いでした。


集合場所から ツアーバンで出発。

ちなみにこの日このツアーに参加したのは 私達含め 2組でした。

以前は大型バスを使うようなツアーだったようですが、2015年11月のテロ後は やはり観光客が減っているそうです。

この日は日曜日だったこともあり、朝のパリ市内はガラガラで、車窓からは 車の少ない レアなパリの風景?も見れました。

Paris201701morning02

上写真は コンコルド広場(左)とシャンゼリゼ大通り(右)、車窓から。

ちょうどシャンゼリゼ大通りを走っている頃、背後から朝日が昇ってきました!


パリの南西約20キロに位置するヴェルサイユ・・・平日なら渋滞しているだろう道は 空いていたようです 。

出発して40分程(曖昧な記憶)、予定より早く 目的地ヴェルサイユ宮殿に 到着。

ヴェルサイユ地区はパリより さらにずっと寒く(冷たく)、通りにズラリと駐車している車は まだ白く凍っていました。

ツアーの入館の予約時間まで 20分ほど、自由時間となりました。

本当なら寒くてすぐにでも入館したいところでしたが、この風景には見惚れてしまいました。

最初に見た風景がブログ冒頭の写真の風景です。

朝日が眩しい「栄光の中庭」と外側の門、宮殿を背に撮った写真です。

氷点下の寒さを忘れるほどの 幻想的な風景でした!

・・・といっても、数秒でカメラを構える手や指の感覚がなくなり・・・やはり寒い。

季節が変われば 太陽が昇る方位も 時間帯も 変わります。

この風景は この日・このお天気・この気候でしか見られない 一期一会の風景です。

昇り始めたばかりの朝日が 宮殿を照らします。

Versailles20170101

上写真は 金色の柵(上写真右)越しに、チケットがなくても入れる「栄光の中庭」側から 「王の中庭」と宮殿(上写真左)を撮ったもの。


宮殿に向かって左側、建物の外側をグルリと周って、庭園へも 行ってみました(下写真)。

Versailles20170102

朝9時過ぎ、「シ~ン」と音が聞こえてきそうな静かなお庭は・・・白く凍っていました!

前回 休館日に訪れた時も、このお庭だけは 見ることができました。

このお庭も チケットがなくても入れます。

その時は 緑いっぱいのお庭だったと記憶していますが・・・、今回は・・・?

冬です、霜です、氷です!

凍えそうで とても遠くまで歩こうとは思えなかった(寒!) お庭でした。


さあいよいよ宮殿見学の時間です!!

・・・が、写真も多く 長くなってしまったので 宮殿内については 次回ブログで。


ここからは 宮殿内の見学を終えてからのお話しです。

10時40分頃、宮殿内の見学は終了し、少し自由時間となりました。

お土産を見たり見納めの写真を撮ったり・・・。

Versailles20170115

「王の中庭」からの風景も また 幻想的。

朝日が照らしていた宮殿の写真は、この写真に見える門(金色の門)の外側から写したもの。

金色の柵の向こう側は、入場を待つ人がいっぱいでした。


最後の写真は 午前11時頃の庭園(朝見た庭園)。

Versailles20170116

朝9時頃と同様、まだ白く凍っているようでしたが、観光客が うじゃうじゃいっぱいでした(上写真)。

冬の朝はつらいですが、人の少ない 朝一番の風景は 朝一番の特別感がありますね。


ベルサイユを離れる前、幻想的な風景を眺めていると、ガイドさんから大気汚染のお話がありました。

その頃パリでは風のない日が続き、大気汚染がひどくなっているとのことでした。

”まさかっ?”と思いましたが、この霞はスモッグだったようで・・・。

パリの大気汚染については 前出のオルセー美術館の記事(2月22日ブログ)や Thura on Twitter 参照。

”太陽王”ルイ14世の時代の霞は 本当に幻想的だったでしょうね。

ルイ14世が この霞(大気汚染)を知ったら、どんな対策をとっただろう・・・。

現代よりも ずっと厳しい対策を講じたに違いありません(想像)・・・。

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2017/02/25

暗闇を照らすライトと月あかり AmsterdamLightFestival2016-2017

いまさらですが・・・2月は短く、気が付けば もうすぐ2月も終わろうとしています!

オランダは昨日(2017.2.23) 各地で被害が出るような ”2月の嵐(強風)”に襲われました。

家の窓やテラスのプランツも どうなるかと心配していましたが、なんとか無事でした。

嵐は去り、今日は快晴です!

曇り・雨の日が多いオランダですが、たまに晴れると 陽射しが強くなっているように感じ、気温は低くとも 春が近付いていることを実感します。

季節はどんどん進んでしまい、ブログでは追いつかないので・・・!?

1月末に訪れた 国際園芸見本市IPM2017(2017.1.24~1.27)の様子(第三弾)を BloemenVanThura Facebookページ(アルバム)へアップしました。

よろしければ下記リンクからご覧ください(ブラウザや環境によってページが開かない場合があるかもしれません)

BloemenVanThura Facebookページ・アルバム 「IPM2017 ヨーロピアンマスターフローリスト達の作品いろいろ”編」


そして「オランダのお花ブログ」では、またまた”お花”には関係のないレポートです。

Adamlightfes20170101アムステルダム ライトフェスティバル AmsterdamLightFestival2016-2017!

冬のアムステルダムのお楽しみと言えば、暗闇の中の家々の窓の明かり、ボートの明かり、運河の街灯に照らされ浮かび上がる17-18世紀の町並み・・・

そして ライトアート!

今回5回目となる アムステルダムライトフェスティバルは、2016年12月1日~2017年1月22日に開催されました。

ライトフェスティバルには大きく分けて 二つのイベント(コース)があります。

「WaterColorsコース」(2016年12月1日~2017年1月22日 17:00~23:00)

運河にデコレーションされた光のアート(20アート)を ボートから楽しむコース。

運河沿いを歩いて 楽しむこともできます(運河沿いを歩く場合は無料!?)。

「Illuminadeコース」(2016年12月15日~2017年1月8日 17:00~22:00)

ライトアート(23アート)を見ながら体験しながらのお散歩コース。

開催されている時間帯、夏はまだ明るい時間帯ですから、暗い冬だからこそ 楽しめるイベントなのです!


Adamlightfes2017map今年も私は「WaterColorsコース」の一部を 運河沿いを歩きながら、アムステルダムの冬の町と ライトアートを楽しみました。

(昨年の様子は 2016年1月17日ブログ参照)

私が「WaterColorsコース」を歩いたこの日は、強風のコードイエローの警報が発令されていた 寒い夜でした(2017.1.11)。

ちなみに昨日(2017.2.23)の強風の嵐は、この時より もう一段高い コードオレンジの警報でした。

実際の気温は7度でしたが、強風の為 体感温度マイナス1度!

30分もすると、頭がボーッとして集中力がなくなり、手もかじかんで カメラの操作がうまくできなくなったり、スマホがちゃんと持てず落としそうになったり、(自分もカメラも)風に飛ばされそうになったり、カメラが強風に吹かれブレたり・・・そんな強風と寒さです。

そんな中、晴れていたのは幸いでした。


私は Herengracht がBrouwergracht と交わるポイントを 18時頃スタート(上地図参照)。

コース全部ではありませんが、歩いて見た範囲でご紹介します。

写真の一部は友人が別の日に撮影したものも含まれます。

作品タイトルや詳細は一部だけでスミマセン。

Adamlightfes20170112

上結合写真左・中「15000 and more」(自転車のアート) 

アムステルダムの風景に 自転車は欠かせません!?

その後 Herengracht沿いをずっと歩き・・・

Adamlightfes20170113

上結合写真「The Lace」・・・作品の重さは650Kg! 

33000mの反射糸をが使われているという 手編みのレースは圧巻でした。

Adamlightfes20170114

上結合写真「Flower strip」

Adamlightfes20170115

上結合写真「Bridge of the Rainbow」 

虹を正面から見ると、虹の向こう(内側)に奥へ連なる運河の橋の明りが見えます。

Adamlightfes20170116

上結合写真「Welcome to my home(town)」 

立体的な家が運河の上に並んでいますが、実は”平面”のアートでした!

この日は満月の前日の夜で、大きな明るい月が 時折 雲間から現れ、アムステルダムの町を照らしました。

Adamlightfes20170117

上結合写真・ブログ冒頭の写真「Bunch of Tulips」

運河に浮かぶチューリップの花束は、風や運河を通るボートに揺られながら ゆっくり色を変えていました。

そのゆっくりとした揺らぎは、アムステルダムの歴史や時間の流れを、象徴しているかのようでした。

Herengrachtが Amstel に交わるところまで歩き、マヘレの跳ね橋へ。

Adamlightfes20170120

上結合写真左・中は マヘレの跳ね橋MagereBrug。

Adamlightfes20170118

上写真は エルミタージュ美術館と「Rhizome House」

Adamlightfes20170119

上結合写真、キューブのお部屋がねじれたような「Eye_Beacon」

マヘレの跳ね橋から Waterloopleinまで歩き、私の散策は終了です。


スタートしてから 約1時間15分程 写真を撮りながら ゆっくり歩きました。

それぞれ個性のある光のアートを楽しみましたが、月あかりに照らし出されるアムステルダムの旧市街・運河沿いの17-18世紀の町並みが 何より美しく感じた 冬の夜でした。

ちなみにこのブログを書いている今(2月20日過ぎ)、18時は屋外で本が読めるような薄明るさで、運河沿いの街灯すら まだ点灯しない時間となりました。

たった1ヶ月でも 春に向かいグングン日が伸びています。

冬だけの!!幻想的なアムステルダムの風景でした!


オフィシャルYoutubeを2本 ご紹介します。

Amsterdam Light Festival 2016-2017 timelapse(1’34”)

Amsterdam Light Festival 2016-2017 Aftermovie(1’04”)

映像で見る風景と 写真で見る風景、そして実際に歩いて見る風景は、それぞれ違って見えますが・・・冬にしか見られない アムステルダムの”夜景”です。

お庭にお花のない季節ですが、冬のアムステルダムにも 是非!

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2017/02/17

いつも太陽に照らされて・・・ Summer2016

時間が経つのは早いもので、もう2月後半・・・。

1月末に訪れた 国際園芸見本市IPM2017(2017.1.24~1.27)の様子(第二弾)を BloemenVanThura Facebookページ(アルバム)へアップしました。

よろしければ下記リンクからご覧ください(ブラウザや環境によってページが開かない場合があるかもしれません)

BloemenVanThura Facebookページ・アルバム 「インスピレーション”お花のある暮らし”編」


Facebookページ・アルバムでの”IPM2017レポート”は まだ続く予定ですが、こちらはついに最終回です~!

『南フランス 世界遺産と 癒し?の旅』(2016.8.3~2016.8.8)

Summer2016pont01

5泊6日の夏休みの終盤、4~6日目を過ごした南フランス・プロヴァンス地方 アヴィニョンAvignon。

最終回の今回は ツアーで 最後に訪れたポン・デュ・ガール(ブログ冒頭写真、下地図★6 )と、見納めとなる アヴィニョンの見納め!風景をご紹介します。

繰り返しになりますが、夏休み5日目(アヴィニョン2日目)、日帰りオプショナルツアーを利用して、南フランス・プロヴァンスの魅力的な村々を周遊しました。

旅の計画段階で事前にインターネットで申し込んでおいたツアーは、VELTRA社の「魅力たっぷり!終日プロヴァンス周遊たび☆オランジュ観光、ワイナリー訪問付き完全版ツアー<アヴィニョン発>」(下地図参照)。

Summer2016tourmap★1 世界遺産 史跡の町 オランジュOrange

★2 ワインの産地 シャトーヌフ・デュ・パプChâteauneuf-du-Pape

★3<フランスの最も美しい村> 『赤い村』 ルシヨンRoussillon

★4<フランスの最も美しい村> 『白い村』ゴルドGordes

★5<フランスの最も美しい村> レ・ボー・ド・プロヴァンスLes Baux-de-Provence

★6 世界遺産 水道橋 ポン・デュ・ガールPont du Gard

ツアー前半(★1~★2)は 2017年1月12日ブログ参照、「フランスの美しい村」(★3~★5)は 2月10日ブログ参照。

★6 世界遺産 水道橋 ポン・デュ・ガールPont du Gard


レ・ボー・プロヴヴァンスを出て50分くらいだったでしょうか。

いよいよツアー最後の地、ポン・デュ・ガールにやってきました。

このツアーで巡る順番は、その日の交通事情や観光地の混雑具合等で決めているそうです。

世界遺産(1985年登録)、ポン・デュ・ガールPont du Gard。

古代ローマ時代、ユゼス(水源・ユールの泉)から 50キロ離れたニームという町へ、飲料水を運ぶ為に造られた水道(導水路)の一部の石の橋。

水道(導水路)は途中 ガルドン川Gardonを越えなければならなかった為、ポン・デュ・ガールは架けられました。

建設されたのは、古代ローマ時代・紀元50年頃(建設時期は諸説あるらしい)、その後 約600年間もの間 利用されていたそうです。

最上層・中層・最下層の三層のアーチが美しい石の橋ポン・デュ・ガールは、全長275メートル、高さ48.8メートル!

橋には 2.5センチメートルの傾斜(高低差)が付けられているそう!

水源から50キロ離れた町まで27時間、1日に20万立方メートルの水を運んだと推測されている水道(導水路)。

高低差を利用して水を流す・・・という単純な仕組みのようですが、水道全体では17mの高低差しかなく、地形に合わせ 曲がりくねってもいるようですし、長距離で高低差の少ない所に、地形に合わせた微妙な高低差を造って、50キロも離れた町に飲料水を流すという偉業。

古代ローマ時代の土木技術の水準の高さと情熱に 敬服します(数値はWikipedia・英語版を参照)。


この日 一番眩しいと感じた太陽が照りつけるこの時間は・・・なんと18時過ぎ!

朝8:30に集合して10時間が経とうとしていました。

暑さからか・・・車に乗っているだけのようで 結構ハードなツアーでした。

私を含めツアー参加者は、この時間になると 皆かなり疲れた様子でしたが、目前に広がる時代をも超える雄大な風景に 感動!

そして 癒しと解放感!

ここでの自由時間は30-40分程だったでしょうか。(あいまいな記憶・・・)

まずは駐車場と橋の間にあった売店に寄り、冷たい水を購入、そしてお手洗い。

いよいよ ポン・デュ・ガールへ向かいます。

徐々に近づく ポン・デュ・ガール。

Summer2016pont02

修復されてきたとはいえ、約2000年も前の巨大な橋が、古代ローマ時代の情熱が遺跡となって、目の前に!

これぞ、レガシーLegacy!!!

最近の”レガシー”という言葉の使い方・・・、まだなんの偉業も果たさず、なんの功績も残さず、なんの歴史も残さず、お金だけがモノを言うような?!・・・私はそんな”レガシー”という言葉の使い方は好きではありません(私の個人的な意見)。

あるデータによると、ポン・デュ・ガールは 現在フランスの5本の指に入る 人気観光名所だそう。

私もついに?その橋に立つことができました。

Summer2016pont03

上結合写真左:渡り始め!、写真中:橋の途中、写真右:橋を渡った対岸から

古代ローマ時代に思いを馳せて、その橋を、石の上を、一歩一歩踏みしめ歩きました。

橋から眺めるガルドン川は 若者や家族連れが川遊びをする絶好のポイントのよう(下結合写真参照)。

Summer2016pont04

古代ローマ時代の こんな遺跡の足元で、こんな遺跡を眺めながら 育つ子供達は どんな大人になるんだろう。

2000年もの間繰り返されてきた人類の営み、ポン・デュ・ガールは この地で暮らす人々を、世界を 見守り続けているのですね・・・神様のよう?!

Summer2016pont05


18:45頃ポン・デュ・ガールを後にし、19:20頃 出発地点アヴィニョンへ到着(時間は薄れた記憶から)。

この日の12時間以上にわたる”プロヴァンス欲張りツアー”は終了、そして解散となりました。

ツアーに参加しなかったら とても経験できなかった プロヴァンスの長く充実した一日と たくさんの思い出、大満足のツアーでした。


Summer2016 いよいよクロージング!

再び アヴィニョンです!!

(アヴィニョンについては 2016年11月16日ブログ11月25日ブログ 参照)

”プロヴァンス欲張りツアー”のあと、一度 ホテルに戻り 少し休憩。

日中はとっても汗をかいたし ディナー用?に着替えてスッキリ。

そして 向かった先は、レストラン・・・ではなく・・・?

Summer2016aviune002017疲れていたし、お腹もすいていたし、レストランでワインでも飲んでまったりしたいところだったのですが・・・

アヴィニョン最後の夜、南フランス最後の夜、夏休み最後の夜です!

”見納め”に相応しい景色を見る為に向かった先は・・・。

アヴィニョンの城壁を出て ローヌ川に架かる橋PontE.Daladier(左地図の・・・)を渡った 中州バルトラス島Ile de la Barthelasseのビュースポット(左地図の )。

先にレストランへ行けば見逃す、こちらを優先すればレストランを逃す・・・かも?の究極の選択でしたが、こちらを選択!

アビニョンの夕焼けビュースポット!・・・サンセットです!!


20:15頃 ホテルを出て対岸を目指しましたが、我ながら感動するほどの 絶妙なタイミングでした。

Summer2016avisunset0120:30頃、ちょうど正面の眩しい夕日に向かって ローヌ川を渡りました。

橋を渡り終え 歩道に沿って 川辺におりました。

ビュースポットの川辺では 多くの人がカメラを構えていました。

ちょうど正面に 城壁に囲まれたアヴィニョンと法王庁宮殿が見えました!!

すでに”大自然のショー”は始まっていました?!

20:35~頃、夕日がまるで狙ったかのように 法王庁宮殿を照らし、金色に!

Summer2016avisunset03

上写真: 20:38 ピンポイントで夕日が照らすアヴィニョン・法王庁宮殿!

Summer2016avisunset04

上写真: 20:41 輝く法王庁宮殿!

20:40~頃、全体に当たっていた眩しい夕日は、下の方から徐々に陰ってきました。

Summer2016avisunset05

上写真: 20:43 少し暗くなってきました・・・

Summer2016avisunset06

上写真: 20:47 黄金色だった法王庁宮殿がか陰りはじめ、ピンクグレイに・・・

20:50頃、もう太陽の光はなく、空の色もグラデーションを変えています。

Summer2016avisunset07

上写真: 20:54 空の色も変わりました・・・

21:00頃、日中あんなに眩しかった空は オレンジ・・・ピンクグレイ・・・と いつの間にか色を変えていました。

季節によって 日没時刻も違えば 太陽の位置も違う。

どんなエンターテメントよりも 素晴らしい 一期一会の”大自然のショー”です!


夏休み終わりを目前に、たっぷり太陽を感じ、2016年後半へ向けての 気合いの充電 ができました。

私にとってはいろいろな意味で特別だった2016年、この年の夏に浴びた太陽と風は、私に再び”力”を与えてくれました。

特に 最後に見たこの一期一会のサンセットは、一生忘れることのできない”心の風景”となりました。

ちなみに、夕焼けを見た後 アヴィニョン旧市街へ戻り・・・時計台広場で (すでに21:30頃でしたが)ディナーをゆっくりいただくことができました、もちろん 冷たいワインも。

心地よい風に吹かれながら・・・。

フランスの夜は長い・・・。


Summer2016sweetmemories2016年夏休みの ほんのちょっとのお土産(左写真)。

ラベンダー1本?!は ツアーのガイドさんから。

ラベンダーの季節が終わっていたので、がっかりしていた私達ツアー参加者皆に、草むらから探してきてくれた1本ずつのプレゼント?!

・・・皆といっても 女性だけ(笑)。

5泊6日の南フランスの旅は あっという間でしたが、どの瞬間も いつも太陽に照らされていました。

眩しい太陽から たくさんの”元気”をもらった南フランスでした。

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2017/02/10

未来へ続け!プロヴァンスの村のそれぞれの”色” Summer2016

先日、今年2回目のパリへ行ってきました。

これで 1月後半から予定していた 今シーズンの一連の展示会出張が 終了しました。

無事に出張も終わり、展示会では 様々な手配もできて、ホッとしています。

先月訪れた 国際園芸見本市IPM2017(2017.1.24~1.27)の様子を BloemenVanThura Facebookページ(アルバム)へアップしました。

よろしければ下記リンクからご覧ください(ブラウザや環境によってページが開かない場合があるかもしれません)

BloemenVanThura Facebookページ アルバム「IPM2017 賑わうブースとデコレーション編」


本当はお花の事を綴るはずの「オランダのお花ブログ」ですが(汗)、書きかけた事は 完結したいので 季節外れではありますが こちらを続けます。

『南フランス 世界遺産と 癒し?の旅』(2016.8.3~2016.8.8)

Summer2016beauxvilla00

5泊6日の夏休みの終盤、4~6日目を過ごした南フランス・プロヴァンス地方 アヴィニョンAvignon。

夏休み5日目(アヴィニョン2日目)、日帰りオプショナルツアーを利用して、南フランス・プロヴァンスの魅力的な村々を周遊しました。

旅の計画段階で事前にインターネットで申し込んでおいたツアーは、VELTRA社の「魅力たっぷり!終日プロヴァンス周遊たび☆オランジュ観光、ワイナリー訪問付き完全版ツアー<アヴィニョン発>」(下地図参照)。

Summer2016tourmap★1 世界遺産 史跡の町 オランジュOrange

★2 ワインの産地 シャトーヌフ・デュ・パプChâteauneuf-du-Pape

★3<フランスの最も美しい村> 『赤い村』 ルシヨンRoussillon

★4<フランスの最も美しい村> 『白い村』ゴルドGordes

★5<フランスの最も美しい村> レ・ボー・ド・プロヴァンスLes Baux-de-Provence

★6 世界遺産 水道橋 ポン・デュ・ガールPont du Gard

ツアー前半(★1~★2)は 2017年1月12日ブログ参照。

今回はブログでは、ツアーで訪れた美しい村々(★3~★5)をご紹介します。

ツアーで訪れた村はそれぞれ特徴のある美しい村 ルシヨン、ゴルド、レ・ポー・ド・プロヴァンス。

これらの村は ”フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)” に登録されています。

”フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)” とは、歴史遺産の価値向上、歴史遺産保護、観光に関連した経済活動の促進を目的として設立された協会で、下記のような条件があるそうです。

*人口2000人を越えないこと

*歴史的建造物・自然遺産を含む保護地区を最低2か所以上保有・・・等

現在155村(2015年現在)が登録されているそうです。


★3<フランスの最も美しい村> 『赤い村』 ルシヨンRoussillon

最初に訪れた<フランスの最も美しい村>は 人口約1300人の『赤い村』ルシヨン。

Summer2016beauxvilla01

上写真 : 村の入口の展望台からの村の眺め

切り立った黄土の断崖の上に ギュッとひしめき合う赤い家々。

石や白っぽい色の多いこの地域では、ハッとするような存在感です。

村の入り口に車を止め、約50分の自由時間となりました。

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上結合写真左・右 : 村の入り口の展望台からの風景、黄土の崖が切り立つ

上結合写真中 : 地図の下のピンクの文字が村入口の展望台、上が村の高台・展望台

限られた時間で、村の中心地の一番小高いところを目指しました。

小さな村とはいえ、結構な距離と 上り坂です。

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日蔭の少ない真夏の昼時、プロヴァンスの強い陽射しを受けながら 歩きました。

ちょうどランチの時間帯・・・横目に 混み合うカフェやレストランを見ながら。

プロヴァンス地方の代表的な景勝地は、観光客でいっぱいです。

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村の中心辺りには 村人を見守っているように 教会がありました。

17世紀のファサードをもつサン・ミシェル教会(上写真)、どの角度から見ても”絵”になります。

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通りから見える 家々の窓やお庭はお手入れされていて、干からびそうな夏なのに とても綺麗(上結合写真)。

ブドウの実もなっていました(ブログ冒頭の写真)。

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高台の展望台からのパノラマ(上写真)。

白っぽいイメージのプロヴァンス地方で、この”赤い村”がどれだけ特別であるかを 実感します。


集合時間より少し早く 集合場所に戻り 車内で休憩。

観光より休息・・・ヒリヒリ・ジリジリ もう絶えられない暑さ(35度くらいだったでしょうか)!

気が付けば、南フランス旅行2日目から吹き荒れていたミストラルが 止んでいました。

風が止んだのは嬉しいですが、暑さが倍増した気がしました(大汗)。

車がルシヨンの村を下り、振り返れば 黄土(オークル)の断崖や奇岩・・・。

かつてこのエリアは多くの採掘場があり、採れた黄土は 赤や黄色の顔料や レンガの着色料となったそうです。

現在は 鉱業は衰退し、観光業が主要の産業へ。

赤い色がそう見せるのか・・・?

砂漠のように乾燥して見えるルシヨンは、いつの時代も この”黄土”・”赤”に 潤いをもたらされているようです。


★4<フランスの最も美しい村> 『白い村』ゴルドGordes

次に訪れた村は、この地方(コートダジュールやプロヴァンス)に多くある”鷲の巣村”と呼ばれる村の一つ、ゴルド。

ルシヨンから車で約30分程だったでしょうか・・・(記憶が薄い)。

人口は約2000人、アヴィニョンから東に約30キロに位置しています。

村に近づくと 道路が混雑してきました。

村へ向かう途中にある絶景の展望台付近は、上りも下りも 大渋滞。

フランス中・世界中から、この風景を観るために、この絶景写真を撮る為に、ここを訪れるようです。

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この風景をみれば それも納得!

山肌にビッシリ密集した家々・・・というより、家々で山ができているのかと 思うくらい?!見事な風景です。

色こそ違えど スペイン・トレド(2014年12月5日ブログ参照)のミニチュア版を見ているような?絶景です。

ゴルドでは 約40分くらいの自由時間がありました。

ミストラルもすっかり止み、ヒリヒリ暑い昼下がり。

暑さの為か かなりバテぎみでしたが、お城や教会を見学。

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お城は大きくはなく、豪華な内装とかでもなく、内部は展示ホールのようになっていて、アートのエキシビション?をやっていた様子(上結合写真左・中)。

お城の中には 人はほとんどいませんでしたが、広場はこの賑わい!

村の中心にはクラッシックカーやジープがズラリと並び(上結合写真)、人だかりができていました(クラッシックカーの写真はありません)。

夏祭りか何かのイベントだったようです。

日蔭を求め 適当に路地に入って見ました(下結合写真)。

小さな村なので迷子になることはありません。

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路地へ入ると マルシェも開かれ(マルシェの写真はありません)、地元の野菜等の産物やワイン・お菓子類・お土産等が売られ、地元の人々や観光客で賑わっていました。

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上のパノラマは 路地を歩いた村の外れ?からの眺め、高台にある為 とても良い見晴らし!


ゴルドは とても古くからある村だそうです。

古代ローマ時代からの痕跡や墳墓も発見されていて、中世には城塞都市となり、その後は様々な戦いに翻弄され・・・。

第二次世界大戦時にはナチス・ドイツ軍の攻撃のより大きな被害もあったそうです。

この村でもアルルでもルシヨンでも見かけましたが、フランスの村々には必ず 兵士を称える像があるのだそうです。

戦いや歴史に翻弄されたゴルドは今 ”フランスの最も美しい村”として、世界中から人々が集まり、平和的な賑わいの中にありました。

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現在は観光業や不動産業(別荘等)が経済の中心だそうです。

上の写真の景色の中には 多くの別荘や高級ホテルも!


★5<フランスの最も美しい村> レ・ボー・ド・プロヴァンスLes Baux-de-Provence

長い一日、ドライバーさん以外は皆ウトウト・・・。

目的地へ到着する前には、ゴッホVincent van Goghが晩年療養して過ごしたサン・レミSaint-Remi-de-Provenceの町の中を 通りました。

車窓から、ゴッホが描いた絵画のポイントを示す看板が何枚も・・・(立ち寄りたかった)。

そして また ウトウト・・・。

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ゴルドから車で1時間20分くらいでしょうか。

ふと気付くと、車窓から見える風景が変化していました。

生い茂る緑 と 白い石灰岩の岩山・山肌のコントラスト(上写真)。

レ・ボー・ド・プロヴァンスにやってきました。

かつて”難攻不落”と言われた城塞都市レ・ボー。

中世 南フランスでは最強の勢力を誇り、南フランス文化の中心でもあったそう。

現在 お城は廃墟となり、繁栄した時代には4000を越えていた人口も、今では500人程に。


レ・ボーでは約25分程の自由時間がありました。

この村に到着したのは、すでに午後4時半をまわるような時間でしたが、夏のプロヴァンスのこの時間は 真昼間同然。

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まるで絵に描いたような?、象形文字のような? 太陽が、頭上で燃え盛っていました。

暑さと、車(かなりのスピードと山道)に揺られて・・・、私も含め 同じツアーのメンバーも皆 疲労がピークでした。

ルシヨンの村を歩いた時ほどの元気はありませんでしたが、最後の力を振り絞る気持ちで散策へ出かけました。

村のメインストリートの両脇には お土産屋さんやアイスクリーム屋さんが並びます。

狭いメインストリートや路地には、人口よりはるかに多そうな観光客が溢れていました。

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ここはテーマパークか!?

・・・というくらいの、すれ違うのも大変な人・人・人!

何件目かの混み合うアイスクリーム屋さんで、やっと なんとか冷たいもの(かき氷のようなシェイクのような・・・よく見かけたものの名前を知らない・汗)を買うことができ、生き返りました。

石畳のメインストリートを先端まで、往復。

レ・ボーの村で見かけた観光客は、ほとんどがフランス人のように感じました。

ガイドさんいわく、世界中からはもちろん、フランス全土からの観光客も多いのだそうです。

南フランスは フランス人から見ても、気候的に・歴史的に・文化的に、魅力に溢れるエリアなのですね。

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見晴らしポイントから、崖の上のスゴイところにある村(上結合写真左・右)と、村からの眺め(上結合写真中)。


プロヴァンス語の村の名前Baouは、”岩だらけの尾根”という意味だそう。

このエリアで19世紀に発見・採掘された”ボーキサイト”は、この村の名前に由来しているのだそうです。

そのボーキサイトも20世紀には枯渇、現在フランスではボーキサイトは 西アフリカからの輸入だとか。

現在 この村の経済の中心は、言うまでもなく 観光業です。

真夏の観光客の賑わいが 都会の喧騒のようにも感じられ、忘れてしまいそうな 村の朽ちゆく姿・・・。

この村が いつまでも朽ちることなく この賑わいを失いませんように。


Summer2016beauxvilla26今回 3つの村を駆け足で訪れました。

訪れたのが8月で、ラベンダー畑の季節が終わっていたのは残念でしたが、真夏のプロヴァンスを満喫できました。

左写真はレ・ボーのお土産屋さんの店頭のラベンダーのデコレーション

自分の車やレンタカーで訪れて、それぞれの村で宿泊して、それぞれの村でゆっくりできたら・・・素敵でしょうね。

今回の駆け足の旅でも、それぞれの村の それぞれの味を 楽しめました。

村人の村を大切に思う気持ち、村を残していく決意、村への誇りも 感じることができました。

景観を壊さず、都市化しないで暮らしていくという選択は、観光の観点からみれば素晴らしいことですが、そこで暮らす人にとっては 高齢化や 生活においても いろいろ不便があるのでは・・・と想像します。

ふと、2014年夏休みに立ち寄った スペインの小さな村 エルシエゴElciego のことを思い出しました(2014年10月30日ブログ参照)。

スペイン・エルシエゴは人口1000人余りの 観光地化もされていない 小さな小さな村でした。

フランスには人口2000人以下の小さな村が 32000ほどあるそうです。

その中で ”フランスの最も美しい村”に登録されている村は約155村。

今回の3つの村も スペインで迷い込んだエルシエゴも、私にとっては 広い世界の中で 少しだけ縁のあった 小さな美しい村。

それぞれの村の未来を見てみたい。

グローバル化の流れに飲みこまれることなく、20年後も 50年後も 100年後も 200年後も、それぞれの”色”のまま 存在していたらいいなぁと思います。

そして、眩しい太陽が そこに暮らす人々を照らし、笑顔が満ち溢れていれば・・・。

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2017/02/02

オルセー美術館 と 『ゴッホとゴーギャン』 in Paris, Nagoya

ヨーロッパ展示会ウィーク!

毎年1月末~2月初めにかけて、パリやドイツ各地で 展示会が開催されます。

私も先日 パリ出張・ドイツ出張 へ行ってきました。

Museum201701orsay01

今年はちょうどこの展示会ウィークに、”寒さ”が重なりました。

いつもはオランダよりも暖かいパリが、最低気温-6度とか日中の最高気温が0度ほどだったりとか・・・。

(ドイツは 毎年 普通に?寒い・・・)

今回のパリでは、お天気には恵まれましたが、乾燥した風のない日が続き、大気汚染もありました。

パリで見た霧に包まれる幻想的な風景は・・・スモッグだったようです。

パリでは 大気汚染がある基準を越えると(PM10が80μg/m³や 50μg/m³が2日続く場合等)、自動車の出入りを制限して、公害対策しているようです。

それに伴い市内の交通機関が、安くなり(3.80Euro、以前は無料)乗り放題!

私もパリにいた内の2日間、恩恵?にあずかりました。

・・・が、喜ぶことではありません。

乾燥からか、寒さからか、大気汚染からか、疲労からか・・・”喉”をやられました。

油断大敵・・・また来週 パリ出張を予定していますので、それまでに体調を整えなければ・・・。


さて、前置きが長くなりましたが、今回ブログは趣味の話題、美術館・美術展についてです!

2017年 私にとって最初の美術展は、名古屋・愛知県美術館でスタートした『ゴッホとゴーギャン展』(2017.01.03~3.20)。

行きそびれてなるか!と張り切って?、オランダへ来る前 美術展開催2日目に行ってきました。

結論からいうと・・・とても素晴らしい美術展でした(『ゴッホとゴーギャン展』についてはブログ後半で)。


その興奮が冷めやらぬ間に・・・?!

先日のパリ出張でのオフ時間に、私にとっては 数年ぶり何度目かの ”オルセー美術館Musee d'Orsay”へ行くことができました!!

Museum201701orsay02

写真はオルセー美術館とセーヌ川、奥にエッフェル塔

いまさら説明も要りませんが、ルーブル美術館と並ぶ パリの代表的な美術館。

1900年のパリ万博開催に合わせてできた鉄道駅舎が利用されている、建物も美しい美術館です。

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上写真、ブログ冒頭の写真はオルセー美術館の内部

19世紀~20世紀初頭の作品、特に印象派画家の作品が数多く所蔵され、印象派の作品が好きな者にとって オルセー美術館は ”聖地”です!

何度訪れても 観飽きることはありません。

前回(5年ほど前?)訪れた時は、改装オープン後だったかと思います(2011年秋に新装オープン)。

午後遅めの時間に行って、時間配分を失敗し、一番観たい部分で時間がなくなってしまう・・・という失態。

今回は 前回よりゆとりをもって お昼頃からの訪館、さらに順路を考えて見学しました。

展示フロアーは、地上階・2F・5Fとなっています。

今回は 地上階 → 5F → 2F と周りました。

地上階は、バルビゾン派、点描画家の作品がありました(2017年1月現在)。。

2Fは 見落とすなかれ!ゴッホとゴーギャン、ポスト印象派等。

5Fが 見応えたっぷりの 印象派ギャラリー!!

一つのお部屋・一つのフロアを見るごとに、展示されている素晴らしい作品の多さと、作品力のすごさに、ヘトヘトになりました。

一日でも何日でも観ていたいと思いますが、素晴らしい美術・芸術と向き合うと、なぜか 体力と精神が 擦り切れます。

人間の器、許容範囲、集中力には 限りがあるんだと思います。


美術館の中はフラッシュなしで写真撮影OKの部分と NGの部分がありました。

写真OKだったコーナーから、いくつかご紹介したいと思います(ほんの一部!)。

印象派からは・・・

Museum201701orsay11

エドゥアール・マネEdouardManet 『オランピア』、『笛を吹く少年』

Museum201701orsay12

エドガー・ドガEdgarDegas 『舞台のバレエ稽古』(結合写真左・左)、『ダンス教室(バレエの教室)』(結合写真左・右)、『青い踊り子たち』(結合写真右)

ドガの絵画は、2016年年末に訪れた「デトロイト美術館展」(上野の森美術館)で 出会った 踊り子シリーズ『楽屋の踊り子たち』も 記憶に新しいです(2017年1月18日ブログ参照 )。

クロード・モネClaudeMonet ・・・たくさんの作品がありました。

Museum201701orsay13

モネ 『ルーアン大聖堂』、『青い睡蓮』、『ロンドンの国会議事堂』

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モネ 『ヨーロッパ橋・サン=ラザール駅』(結合写真左/マルモッタン美術館から)、『サン=ラザール駅』(結合写真右)

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モネ『アルジャントゥイユのひなげし』、『右向きの日傘の女』、『左向きの日傘の女』、『チューリップ畑・オランダ』

モネといえば、2015年に名古屋で出会ったモネ作品『ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)』は今でも鮮明に目に焼き付いています(2015年5月15日ブログ参照)。

ここまで観ると、同じくパリにある マルモッタン美術館(私の中では素晴らしい美術館Best5の一つ)にも行きたい・・・こちらは世界最大級のモネのコレクション所蔵が有名。

Museum201701orsay16

オーギュスト・ルノワールAugusteRenoir 『田舎のダンス』、『都会のダンス』、『ぶらんこ』


そしてポスト印象主義からは・・・

私が大好きな スーラとシニャックの点描!!

点描画は近くから観て、遠くから眺めて、いつまでも眺めていられます!

Museum201701orsay17

上結合写真左から、ジョルジュ・スーラGregoesSeurat 『サーカス』、ポール・シニャックPaulSignac 『ラ・ロシェル港への入港』、『井戸端の女たち』

ゴッホ・ゴーギャンのコーナーは 写真撮影NGでした(残念)。

頭に焼き付けて、またオルセーで、またどこかの美術展で 再会できる日を楽しみにしたいと思います。

今回はたっぷり観ましたが、貸し出し中(たぶん?)で 観ることができなかった作品もあるので、オルセー美術館には また近いいつか 行きたいと思います。


話は戻って・・・

2016年秋~年末には東京でも開催されていた 『ゴッホとゴーギャン展』。

Museum201701nagoya01

日本で訪れた記憶に残る美術展の中でも、1番!と言えるほどの美術展でした。

年代順に ゴッホもゴーギャンも 作品が盛りだくさん!

期待以上でした。

ゴッホはオランダ出身であり、アムステルダムにゴッホ美術館もあり・・・、私には身近で 観る機会も多いゴッホ。

年々 私の中にゴッホの人間像が リアルにできつつあります。

この美術展では、ゴッホはもちろん、ゴーギャンの気持ちも 絵画を通してヒシヒシと伝わってきました。

ゴッホと決別してからのゴーギャン絵画からは、ゴーギャンの想いや ゴッホへの気持ちを 感じることができた気がしました。

ゴッホにも伝わっているといいなぁ。

昨年(2016年8月)夏休み 南フランス・アルルを旅行して以来、ゴッホとゴーギャンの気持ちや存在を 身近に感じています。


(2016年夏休みアルル編 : 2016年9月17日ブログ / 2016年9月22日ブログ参照)

Museum201701nagoya02

上写真は美術展にあった「ミニチュアアートパズル」のガチャガチャ。

ゴッホの『星月夜』が欲しくてトライしましたが、違う感じの色のしか出ない・・・。

3回で諦めました(笑)。

このブログを書きながら、”まだパズルやってなかったな・・・”と思い、ブログの手を止めパズル開始(ガチャガチャ3個、日本からオランダへ持ってきていました・笑)。

約1時間くらいでしょうか、10cmx14.5cmの作品が 1つできました(上結合写真・右)!

残りの2個は またそのうちに・・・。

このサイズなら、少し集中したらすぐできますが、2014年夏休みのにプラド美術館で買った『快楽の園』の1000ピースのパズルは・・・あの時以来 放置・・・汗(2014年12月9日ブログ参照)。


私の2017年は ゴッホとゴーギャンで始まりました。

今年もたくさんの素晴らしい芸術・美術に出会える年になりますように・・・。

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