2017/02/17

いつも太陽に照らされて・・・ Summer2016

時間が経つのは早いもので、もう2月後半・・・。

1月末に訪れた 国際園芸見本市IPM2017(2017.1.24~1.27)の様子(第二弾)を BloemenVanThura Facebookページ(アルバム)へアップしました。

よろしければ下記リンクからご覧ください(ブラウザや環境によってページが開かない場合があるかもしれません)

BloemenVanThura Facebookページ・アルバム 「インスピレーション”お花のある暮らし”編」


Facebookページ・アルバムでの”IPM2017レポート”は まだ続く予定ですが、こちらはついに最終回です~!

『南フランス 世界遺産と 癒し?の旅』(2016.8.3~2016.8.8)

Summer2016pont01

5泊6日の夏休みの終盤、4~6日目を過ごした南フランス・プロヴァンス地方 アヴィニョンAvignon。

最終回の今回は ツアーで 最後に訪れたポン・デュ・ガール(ブログ冒頭写真、下地図★6 )と、見納めとなる アヴィニョンの見納め!風景をご紹介します。

繰り返しになりますが、夏休み5日目(アヴィニョン2日目)、日帰りオプショナルツアーを利用して、南フランス・プロヴァンスの魅力的な村々を周遊しました。

旅の計画段階で事前にインターネットで申し込んでおいたツアーは、VELTRA社の「魅力たっぷり!終日プロヴァンス周遊たび☆オランジュ観光、ワイナリー訪問付き完全版ツアー<アヴィニョン発>」(下地図参照)。

Summer2016tourmap★1 世界遺産 史跡の町 オランジュOrange

★2 ワインの産地 シャトーヌフ・デュ・パプChâteauneuf-du-Pape

★3<フランスの最も美しい村> 『赤い村』 ルシヨンRoussillon

★4<フランスの最も美しい村> 『白い村』ゴルドGordes

★5<フランスの最も美しい村> レ・ボー・ド・プロヴァンスLes Baux-de-Provence

★6 世界遺産 水道橋 ポン・デュ・ガールPont du Gard

ツアー前半(★1~★2)は 2017年1月12日ブログ参照、「フランスの美しい村」(★3~★5)は 2月10日ブログ参照。

★6 世界遺産 水道橋 ポン・デュ・ガールPont du Gard


レ・ボー・プロヴヴァンスを出て50分くらいだったでしょうか。

いよいよツアー最後の地、ポン・デュ・ガールにやってきました。

このツアーで巡る順番は、その日の交通事情や観光地の混雑具合等で決めているそうです。

世界遺産(1985年登録)、ポン・デュ・ガールPont du Gard。

古代ローマ時代、ユゼス(水源・ユールの泉)から 50キロ離れたニームという町へ、飲料水を運ぶ為に造られた水道(導水路)の一部の石の橋。

水道(導水路)は途中 ガルドン川Gardonを越えなければならなかった為、ポン・デュ・ガールは架けられました。

建設されたのは、古代ローマ時代・紀元50年頃(建設時期は諸説あるらしい)、その後 約600年間もの間 利用されていたそうです。

最上層・中層・最下層の三層のアーチが美しい石の橋ポン・デュ・ガールは、全長275メートル、高さ48.8メートル!

橋には 2.5センチメートルの傾斜(高低差)が付けられているそう!

水源から50キロ離れた町まで27時間、1日に20万立方メートルの水を運んだと推測されている水道(導水路)。

高低差を利用して水を流す・・・という単純な仕組みのようですが、水道全体では17mの高低差しかなく、地形に合わせ 曲がりくねってもいるようですし、長距離で高低差の少ない所に、地形に合わせた微妙な高低差を造って、50キロも離れた町に飲料水を流すという偉業。

古代ローマ時代の土木技術の水準の高さと情熱に 敬服します(数値はWikipedia・英語版を参照)。


この日 一番眩しいと感じた太陽が照りつけるこの時間は・・・なんと18時過ぎ!

朝8:30に集合して10時間が経とうとしていました。

暑さからか・・・車に乗っているだけのようで 結構ハードなツアーでした。

私を含めツアー参加者は、この時間になると 皆かなり疲れた様子でしたが、目前に広がる時代をも超える雄大な風景に 感動!

そして 癒しと解放感!

ここでの自由時間は30-40分程だったでしょうか。(あいまいな記憶・・・)

まずは駐車場と橋の間にあった売店に寄り、冷たい水を購入、そしてお手洗い。

いよいよ ポン・デュ・ガールへ向かいます。

徐々に近づく ポン・デュ・ガール。

Summer2016pont02

修復されてきたとはいえ、約2000年も前の巨大な橋が、古代ローマ時代の情熱が遺跡となって、目の前に!

これぞ、レガシーLegacy!!!

最近の”レガシー”という言葉の使い方・・・、まだなんの偉業も果たさず、なんの功績も残さず、なんの歴史も残さず、お金だけがモノを言うような?!・・・私はそんな”レガシー”という言葉の使い方は好きではありません(私の個人的な意見)。

あるデータによると、ポン・デュ・ガールは 現在フランスの5本の指に入る 人気観光名所だそう。

私もついに?その橋に立つことができました。

Summer2016pont03

上結合写真左:渡り始め!、写真中:橋の途中、写真右:橋を渡った対岸から

古代ローマ時代に思いを馳せて、その橋を、石の上を、一歩一歩踏みしめ歩きました。

橋から眺めるガルドン川は 若者や家族連れが川遊びをする絶好のポイントのよう(下結合写真参照)。

Summer2016pont04

古代ローマ時代の こんな遺跡の足元で、こんな遺跡を眺めながら 育つ子供達は どんな大人になるんだろう。

2000年もの間繰り返されてきた人類の営み、ポン・デュ・ガールは この地で暮らす人々を、世界を 見守り続けているのですね・・・神様のよう?!

Summer2016pont05


18:45頃ポン・デュ・ガールを後にし、19:20頃 出発地点アヴィニョンへ到着(時間は薄れた記憶から)。

この日の12時間以上にわたる”プロヴァンス欲張りツアー”は終了、そして解散となりました。

ツアーに参加しなかったら とても経験できなかった プロヴァンスの長く充実した一日と たくさんの思い出、大満足のツアーでした。


Summer2016 いよいよクロージング!

再び アヴィニョンです!!

(アヴィニョンについては 2016年11月16日ブログ11月25日ブログ 参照)

”プロヴァンス欲張りツアー”のあと、一度 ホテルに戻り 少し休憩。

日中はとっても汗をかいたし ディナー用?に着替えてスッキリ。

そして 向かった先は、レストラン・・・ではなく・・・?

Summer2016aviune002017疲れていたし、お腹もすいていたし、レストランでワインでも飲んでまったりしたいところだったのですが・・・

アヴィニョン最後の夜、南フランス最後の夜、夏休み最後の夜です!

”見納め”に相応しい景色を見る為に向かった先は・・・。

アヴィニョンの城壁を出て ローヌ川に架かる橋PontE.Daladier(左地図の・・・)を渡った 中州バルトラス島Ile de la Barthelasseのビュースポット(左地図の )。

先にレストランへ行けば見逃す、こちらを優先すればレストランを逃す・・・かも?の究極の選択でしたが、こちらを選択!

アビニョンの夕焼けビュースポット!・・・サンセットです!!


20:15頃 ホテルを出て対岸を目指しましたが、我ながら感動するほどの 絶妙なタイミングでした。

Summer2016avisunset0120:30頃、ちょうど正面の眩しい夕日に向かって ローヌ川を渡りました。

橋を渡り終え 歩道に沿って 川辺におりました。

ビュースポットの川辺では 多くの人がカメラを構えていました。

ちょうど正面に 城壁に囲まれたアヴィニョンと法王庁宮殿が見えました!!

すでに”大自然のショー”は始まっていました?!

20:35~頃、夕日がまるで狙ったかのように 法王庁宮殿を照らし、金色に!

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上写真: 20:38 ピンポイントで夕日が照らすアヴィニョン・法王庁宮殿!

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上写真: 20:41 輝く法王庁宮殿!

20:40~頃、全体に当たっていた眩しい夕日は、下の方から徐々に陰ってきました。

Summer2016avisunset05

上写真: 20:43 少し暗くなってきました・・・

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上写真: 20:47 黄金色だった法王庁宮殿がか陰りはじめ、ピンクグレイに・・・

20:50頃、もう太陽の光はなく、空の色もグラデーションを変えています。

Summer2016avisunset07

上写真: 20:54 空の色も変わりました・・・

21:00頃、日中あんなに眩しかった空は オレンジ・・・ピンクグレイ・・・と いつの間にか色を変えていました。

季節によって 日没時刻も違えば 太陽の位置も違う。

どんなエンターテメントよりも 素晴らしい 一期一会の”大自然のショー”です!


夏休み終わりを目前に、たっぷり太陽を感じ、2016年後半へ向けての 気合いの充電 ができました。

私にとってはいろいろな意味で特別だった2016年、この年の夏に浴びた太陽と風は、私に再び”力”を与えてくれました。

特に 最後に見たこの一期一会のサンセットは、一生忘れることのできない”心の風景”となりました。

ちなみに、夕焼けを見た後 アヴィニョン旧市街へ戻り・・・時計台広場で (すでに21:30頃でしたが)ディナーをゆっくりいただくことができました、もちろん 冷たいワインも。

心地よい風に吹かれながら・・・。

フランスの夜は長い・・・。


Summer2016sweetmemories2016年夏休みの ほんのちょっとのお土産(左写真)。

ラベンダー1本?!は ツアーのガイドさんから。

ラベンダーの季節が終わっていたので、がっかりしていた私達ツアー参加者皆に、草むらから探してきてくれた1本ずつのプレゼント?!

・・・皆といっても 女性だけ(笑)。

5泊6日の南フランスの旅は あっという間でしたが、どの瞬間も いつも太陽に照らされていました。

眩しい太陽から たくさんの”元気”をもらった南フランスでした。

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2017/02/10

未来へ続け!プロヴァンスの村のそれぞれの”色” Summer2016

先日、今年2回目のパリへ行ってきました。

これで 1月後半から予定していた 今シーズンの一連の展示会出張が 終了しました。

無事に出張も終わり、展示会では 様々な手配もできて、ホッとしています。

先月訪れた 国際園芸見本市IPM2017(2017.1.24~1.27)の様子を BloemenVanThura Facebookページ(アルバム)へアップしました。

よろしければ下記リンクからご覧ください(ブラウザや環境によってページが開かない場合があるかもしれません)

BloemenVanThura Facebookページ アルバム「IPM2017 賑わうブースとデコレーション編」


本当はお花の事を綴るはずの「オランダのお花ブログ」ですが(汗)、書きかけた事は 完結したいので 季節外れではありますが こちらを続けます。

『南フランス 世界遺産と 癒し?の旅』(2016.8.3~2016.8.8)

Summer2016beauxvilla00

5泊6日の夏休みの終盤、4~6日目を過ごした南フランス・プロヴァンス地方 アヴィニョンAvignon。

夏休み5日目(アヴィニョン2日目)、日帰りオプショナルツアーを利用して、南フランス・プロヴァンスの魅力的な村々を周遊しました。

旅の計画段階で事前にインターネットで申し込んでおいたツアーは、VELTRA社の「魅力たっぷり!終日プロヴァンス周遊たび☆オランジュ観光、ワイナリー訪問付き完全版ツアー<アヴィニョン発>」(下地図参照)。

Summer2016tourmap★1 世界遺産 史跡の町 オランジュOrange

★2 ワインの産地 シャトーヌフ・デュ・パプChâteauneuf-du-Pape

★3<フランスの最も美しい村> 『赤い村』 ルシヨンRoussillon

★4<フランスの最も美しい村> 『白い村』ゴルドGordes

★5<フランスの最も美しい村> レ・ボー・ド・プロヴァンスLes Baux-de-Provence

★6 世界遺産 水道橋 ポン・デュ・ガールPont du Gard

ツアー前半(★1~★2)は 2017年1月12日ブログ参照。

今回はブログでは、ツアーで訪れた美しい村々(★3~★5)をご紹介します。

ツアーで訪れた村はそれぞれ特徴のある美しい村 ルシヨン、ゴルド、レ・ポー・ド・プロヴァンス。

これらの村は ”フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)” に登録されています。

”フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)” とは、歴史遺産の価値向上、歴史遺産保護、観光に関連した経済活動の促進を目的として設立された協会で、下記のような条件があるそうです。

*人口2000人を越えないこと

*歴史的建造物・自然遺産を含む保護地区を最低2か所以上保有・・・等

現在155村(2015年現在)が登録されているそうです。


★3<フランスの最も美しい村> 『赤い村』 ルシヨンRoussillon

最初に訪れた<フランスの最も美しい村>は 人口約1300人の『赤い村』ルシヨン。

Summer2016beauxvilla01

上写真 : 村の入口の展望台からの村の眺め

切り立った黄土の断崖の上に ギュッとひしめき合う赤い家々。

石や白っぽい色の多いこの地域では、ハッとするような存在感です。

村の入り口に車を止め、約50分の自由時間となりました。

Summer2016beauxvilla02

上結合写真左・右 : 村の入り口の展望台からの風景、黄土の崖が切り立つ

上結合写真中 : 地図の下のピンクの文字が村入口の展望台、上が村の高台・展望台

限られた時間で、村の中心地の一番小高いところを目指しました。

小さな村とはいえ、結構な距離と 上り坂です。

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日蔭の少ない真夏の昼時、プロヴァンスの強い陽射しを受けながら 歩きました。

ちょうどランチの時間帯・・・横目に 混み合うカフェやレストランを見ながら。

プロヴァンス地方の代表的な景勝地は、観光客でいっぱいです。

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村の中心辺りには 村人を見守っているように 教会がありました。

17世紀のファサードをもつサン・ミシェル教会(上写真)、どの角度から見ても”絵”になります。

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通りから見える 家々の窓やお庭はお手入れされていて、干からびそうな夏なのに とても綺麗(上結合写真)。

ブドウの実もなっていました(ブログ冒頭の写真)。

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高台の展望台からのパノラマ(上写真)。

白っぽいイメージのプロヴァンス地方で、この”赤い村”がどれだけ特別であるかを 実感します。


集合時間より少し早く 集合場所に戻り 車内で休憩。

観光より休息・・・ヒリヒリ・ジリジリ もう絶えられない暑さ(35度くらいだったでしょうか)!

気が付けば、南フランス旅行2日目から吹き荒れていたミストラルが 止んでいました。

風が止んだのは嬉しいですが、暑さが倍増した気がしました(大汗)。

車がルシヨンの村を下り、振り返れば 黄土(オークル)の断崖や奇岩・・・。

かつてこのエリアは多くの採掘場があり、採れた黄土は 赤や黄色の顔料や レンガの着色料となったそうです。

現在は 鉱業は衰退し、観光業が主要の産業へ。

赤い色がそう見せるのか・・・?

砂漠のように乾燥して見えるルシヨンは、いつの時代も この”黄土”・”赤”に 潤いをもたらされているようです。


★4<フランスの最も美しい村> 『白い村』ゴルドGordes

次に訪れた村は、この地方(コートダジュールやプロヴァンス)に多くある”鷲の巣村”と呼ばれる村の一つ、ゴルド。

ルシヨンから車で約30分程だったでしょうか・・・(記憶が薄い)。

人口は約2000人、アヴィニョンから東に約30キロに位置しています。

村に近づくと 道路が混雑してきました。

村へ向かう途中にある絶景の展望台付近は、上りも下りも 大渋滞。

フランス中・世界中から、この風景を観るために、この絶景写真を撮る為に、ここを訪れるようです。

Summer2016beauxvilla11_2

この風景をみれば それも納得!

山肌にビッシリ密集した家々・・・というより、家々で山ができているのかと 思うくらい?!見事な風景です。

色こそ違えど スペイン・トレド(2014年12月5日ブログ参照)のミニチュア版を見ているような?絶景です。

ゴルドでは 約40分くらいの自由時間がありました。

ミストラルもすっかり止み、ヒリヒリ暑い昼下がり。

暑さの為か かなりバテぎみでしたが、お城や教会を見学。

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お城は大きくはなく、豪華な内装とかでもなく、内部は展示ホールのようになっていて、アートのエキシビション?をやっていた様子(上結合写真左・中)。

お城の中には 人はほとんどいませんでしたが、広場はこの賑わい!

村の中心にはクラッシックカーやジープがズラリと並び(上結合写真)、人だかりができていました(クラッシックカーの写真はありません)。

夏祭りか何かのイベントだったようです。

日蔭を求め 適当に路地に入って見ました(下結合写真)。

小さな村なので迷子になることはありません。

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路地へ入ると マルシェも開かれ(マルシェの写真はありません)、地元の野菜等の産物やワイン・お菓子類・お土産等が売られ、地元の人々や観光客で賑わっていました。

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上のパノラマは 路地を歩いた村の外れ?からの眺め、高台にある為 とても良い見晴らし!


ゴルドは とても古くからある村だそうです。

古代ローマ時代からの痕跡や墳墓も発見されていて、中世には城塞都市となり、その後は様々な戦いに翻弄され・・・。

第二次世界大戦時にはナチス・ドイツ軍の攻撃のより大きな被害もあったそうです。

この村でもアルルでもルシヨンでも見かけましたが、フランスの村々には必ず 兵士を称える像があるのだそうです。

戦いや歴史に翻弄されたゴルドは今 ”フランスの最も美しい村”として、世界中から人々が集まり、平和的な賑わいの中にありました。

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現在は観光業や不動産業(別荘等)が経済の中心だそうです。

上の写真の景色の中には 多くの別荘や高級ホテルも!


★5<フランスの最も美しい村> レ・ボー・ド・プロヴァンスLes Baux-de-Provence

長い一日、ドライバーさん以外は皆ウトウト・・・。

目的地へ到着する前には、ゴッホVincent van Goghが晩年療養して過ごしたサン・レミSaint-Remi-de-Provenceの町の中を 通りました。

車窓から、ゴッホが描いた絵画のポイントを示す看板が何枚も・・・(立ち寄りたかった)。

そして また ウトウト・・・。

Summer2016beauxvilla21

ゴルドから車で1時間20分くらいでしょうか。

ふと気付くと、車窓から見える風景が変化していました。

生い茂る緑 と 白い石灰岩の岩山・山肌のコントラスト(上写真)。

レ・ボー・ド・プロヴァンスにやってきました。

かつて”難攻不落”と言われた城塞都市レ・ボー。

中世 南フランスでは最強の勢力を誇り、南フランス文化の中心でもあったそう。

現在 お城は廃墟となり、繁栄した時代には4000を越えていた人口も、今では500人程に。


レ・ボーでは約25分程の自由時間がありました。

この村に到着したのは、すでに午後4時半をまわるような時間でしたが、夏のプロヴァンスのこの時間は 真昼間同然。

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まるで絵に描いたような?、象形文字のような? 太陽が、頭上で燃え盛っていました。

暑さと、車(かなりのスピードと山道)に揺られて・・・、私も含め 同じツアーのメンバーも皆 疲労がピークでした。

ルシヨンの村を歩いた時ほどの元気はありませんでしたが、最後の力を振り絞る気持ちで散策へ出かけました。

村のメインストリートの両脇には お土産屋さんやアイスクリーム屋さんが並びます。

狭いメインストリートや路地には、人口よりはるかに多そうな観光客が溢れていました。

Summer2016beauxvilla23

Summer2016beauxvilla24

ここはテーマパークか!?

・・・というくらいの、すれ違うのも大変な人・人・人!

何件目かの混み合うアイスクリーム屋さんで、やっと なんとか冷たいもの(かき氷のようなシェイクのような・・・よく見かけたものの名前を知らない・汗)を買うことができ、生き返りました。

石畳のメインストリートを先端まで、往復。

レ・ボーの村で見かけた観光客は、ほとんどがフランス人のように感じました。

ガイドさんいわく、世界中からはもちろん、フランス全土からの観光客も多いのだそうです。

南フランスは フランス人から見ても、気候的に・歴史的に・文化的に、魅力に溢れるエリアなのですね。

Summer2016beauxvilla25

見晴らしポイントから、崖の上のスゴイところにある村(上結合写真左・右)と、村からの眺め(上結合写真中)。


プロヴァンス語の村の名前Baouは、”岩だらけの尾根”という意味だそう。

このエリアで19世紀に発見・採掘された”ボーキサイト”は、この村の名前に由来しているのだそうです。

そのボーキサイトも20世紀には枯渇、現在フランスではボーキサイトは 西アフリカからの輸入だとか。

現在 この村の経済の中心は、言うまでもなく 観光業です。

真夏の観光客の賑わいが 都会の喧騒のようにも感じられ、忘れてしまいそうな 村の朽ちゆく姿・・・。

この村が いつまでも朽ちることなく この賑わいを失いませんように。


Summer2016beauxvilla26今回 3つの村を駆け足で訪れました。

訪れたのが8月で、ラベンダー畑の季節が終わっていたのは残念でしたが、真夏のプロヴァンスを満喫できました。

左写真はレ・ボーのお土産屋さんの店頭のラベンダーのデコレーション

自分の車やレンタカーで訪れて、それぞれの村で宿泊して、それぞれの村でゆっくりできたら・・・素敵でしょうね。

今回の駆け足の旅でも、それぞれの村の それぞれの味を 楽しめました。

村人の村を大切に思う気持ち、村を残していく決意、村への誇りも 感じることができました。

景観を壊さず、都市化しないで暮らしていくという選択は、観光の観点からみれば素晴らしいことですが、そこで暮らす人にとっては 高齢化や 生活においても いろいろ不便があるのでは・・・と想像します。

ふと、2014年夏休みに立ち寄った スペインの小さな村 エルシエゴElciego のことを思い出しました(2014年10月30日ブログ参照)。

スペイン・エルシエゴは人口1000人余りの 観光地化もされていない 小さな小さな村でした。

フランスには人口2000人以下の小さな村が 32000ほどあるそうです。

その中で ”フランスの最も美しい村”に登録されている村は約155村。

今回の3つの村も スペインで迷い込んだエルシエゴも、私にとっては 広い世界の中で 少しだけ縁のあった 小さな美しい村。

それぞれの村の未来を見てみたい。

グローバル化の流れに飲みこまれることなく、20年後も 50年後も 100年後も 200年後も、それぞれの”色”のまま 存在していたらいいなぁと思います。

そして、眩しい太陽が そこに暮らす人々を照らし、笑顔が満ち溢れていれば・・・。

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2017/02/02

オルセー美術館 と 『ゴッホとゴーギャン』 in Paris, Nagoya

ヨーロッパ展示会ウィーク!

毎年1月末~2月初めにかけて、パリやドイツ各地で 展示会が開催されます。

私も先日 パリ出張・ドイツ出張 へ行ってきました。

Museum201701orsay01

今年はちょうどこの展示会ウィークに、”寒さ”が重なりました。

いつもはオランダよりも暖かいパリが、最低気温-6度とか日中の最高気温が0度ほどだったりとか・・・。

(ドイツは 毎年 普通に?寒い・・・)

今回のパリでは、お天気には恵まれましたが、乾燥した風のない日が続き、大気汚染もありました。

パリで見た霧に包まれる幻想的な風景は・・・スモッグだったようです。

パリでは 大気汚染がある基準を越えると(PM10が80μg/m³や 50μg/m³が2日続く場合等)、自動車の出入りを制限して、公害対策しているようです。

それに伴い市内の交通機関が、安くなり(3.80Euro、以前は無料)乗り放題!

私もパリにいた内の2日間、恩恵?にあずかりました。

・・・が、喜ぶことではありません。

乾燥からか、寒さからか、大気汚染からか、疲労からか・・・”喉”をやられました。

油断大敵・・・また来週 パリ出張を予定していますので、それまでに体調を整えなければ・・・。


さて、前置きが長くなりましたが、今回ブログは趣味の話題、美術館・美術展についてです!

2017年 私にとって最初の美術展は、名古屋・愛知県美術館でスタートした『ゴッホとゴーギャン展』(2017.01.03~3.20)。

行きそびれてなるか!と張り切って?、オランダへ来る前 美術展開催2日目に行ってきました。

結論からいうと・・・とても素晴らしい美術展でした(『ゴッホとゴーギャン展』についてはブログ後半で)。


その興奮が冷めやらぬ間に・・・?!

先日のパリ出張でのオフ時間に、私にとっては 数年ぶり何度目かの ”オルセー美術館Musee d'Orsay”へ行くことができました!!

Museum201701orsay02

写真はオルセー美術館とセーヌ川、奥にエッフェル塔

いまさら説明も要りませんが、ルーブル美術館と並ぶ パリの代表的な美術館。

1900年のパリ万博開催に合わせてできた鉄道駅舎が利用されている、建物も美しい美術館です。

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上写真、ブログ冒頭の写真はオルセー美術館の内部

19世紀~20世紀初頭の作品、特に印象派画家の作品が数多く所蔵され、印象派の作品が好きな者にとって オルセー美術館は ”聖地”です!

何度訪れても 観飽きることはありません。

前回(5年ほど前?)訪れた時は、改装オープン後だったかと思います(2011年秋に新装オープン)。

午後遅めの時間に行って、時間配分を失敗し、一番観たい部分で時間がなくなってしまう・・・という失態。

今回は 前回よりゆとりをもって お昼頃からの訪館、さらに順路を考えて見学しました。

展示フロアーは、地上階・2F・5Fとなっています。

今回は 地上階 → 5F → 2F と周りました。

地上階は、バルビゾン派、点描画家の作品がありました(2017年1月現在)。。

2Fは 見落とすなかれ!ゴッホとゴーギャン、ポスト印象派等。

5Fが 見応えたっぷりの 印象派ギャラリー!!

一つのお部屋・一つのフロアを見るごとに、展示されている素晴らしい作品の多さと、作品力のすごさに、ヘトヘトになりました。

一日でも何日でも観ていたいと思いますが、素晴らしい美術・芸術と向き合うと、なぜか 体力と精神が 擦り切れます。

人間の器、許容範囲、集中力には 限りがあるんだと思います。


美術館の中はフラッシュなしで写真撮影OKの部分と NGの部分がありました。

写真OKだったコーナーから、いくつかご紹介したいと思います(ほんの一部!)。

印象派からは・・・

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エドゥアール・マネEdouardManet 『オランピア』、『笛を吹く少年』

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エドガー・ドガEdgarDegas 『舞台のバレエ稽古』(結合写真左・左)、『ダンス教室(バレエの教室)』(結合写真左・右)、『青い踊り子たち』(結合写真右)

ドガの絵画は、2016年年末に訪れた「デトロイト美術館展」(上野の森美術館)で 出会った 踊り子シリーズ『楽屋の踊り子たち』も 記憶に新しいです(2017年1月18日ブログ参照 )。

クロード・モネClaudeMonet ・・・たくさんの作品がありました。

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モネ 『ルーアン大聖堂』、『青い睡蓮』、『ロンドンの国会議事堂』

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モネ 『ヨーロッパ橋・サン=ラザール駅』(結合写真左/マルモッタン美術館から)、『サン=ラザール駅』(結合写真右)

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モネ『アルジャントゥイユのひなげし』、『右向きの日傘の女』、『左向きの日傘の女』、『チューリップ畑・オランダ』

モネといえば、2015年に名古屋で出会ったモネ作品『ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)』は今でも鮮明に目に焼き付いています(2015年5月15日ブログ参照)。

ここまで観ると、同じくパリにある マルモッタン美術館(私の中では素晴らしい美術館Best5の一つ)にも行きたい・・・こちらは世界最大級のモネのコレクション所蔵が有名。

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オーギュスト・ルノワールAugusteRenoir 『田舎のダンス』、『都会のダンス』、『ぶらんこ』


そしてポスト印象主義からは・・・

私が大好きな スーラとシニャックの点描!!

点描画は近くから観て、遠くから眺めて、いつまでも眺めていられます!

Museum201701orsay17

上結合写真左から、ジョルジュ・スーラGregoesSeurat 『サーカス』、ポール・シニャックPaulSignac 『ラ・ロシェル港への入港』、『井戸端の女たち』

ゴッホ・ゴーギャンのコーナーは 写真撮影NGでした(残念)。

頭に焼き付けて、またオルセーで、またどこかの美術展で 再会できる日を楽しみにしたいと思います。

今回はたっぷり観ましたが、貸し出し中(たぶん?)で 観ることができなかった作品もあるので、オルセー美術館には また近いいつか 行きたいと思います。


話は戻って・・・

2016年秋~年末には東京でも開催されていた 『ゴッホとゴーギャン展』。

Museum201701nagoya01

日本で訪れた記憶に残る美術展の中でも、1番!と言えるほどの美術展でした。

年代順に ゴッホもゴーギャンも 作品が盛りだくさん!

期待以上でした。

ゴッホはオランダ出身であり、アムステルダムにゴッホ美術館もあり・・・、私には身近で 観る機会も多いゴッホ。

年々 私の中にゴッホの人間像が リアルにできつつあります。

この美術展では、ゴッホはもちろん、ゴーギャンの気持ちも 絵画を通してヒシヒシと伝わってきました。

ゴッホと決別してからのゴーギャン絵画からは、ゴーギャンの想いや ゴッホへの気持ちを 感じることができた気がしました。

ゴッホにも伝わっているといいなぁ。

昨年(2016年8月)夏休み 南フランス・アルルを旅行して以来、ゴッホとゴーギャンの気持ちや存在を 身近に感じています。


(2016年夏休みアルル編 : 2016年9月17日ブログ / 2016年9月22日ブログ参照)

Museum201701nagoya02

上写真は美術展にあった「ミニチュアアートパズル」のガチャガチャ。

ゴッホの『星月夜』が欲しくてトライしましたが、違う感じの色のしか出ない・・・。

3回で諦めました(笑)。

このブログを書きながら、”まだパズルやってなかったな・・・”と思い、ブログの手を止めパズル開始(ガチャガチャ3個、日本からオランダへ持ってきていました・笑)。

約1時間くらいでしょうか、10cmx14.5cmの作品が 1つできました(上結合写真・右)!

残りの2個は またそのうちに・・・。

このサイズなら、少し集中したらすぐできますが、2014年夏休みのにプラド美術館で買った『快楽の園』の1000ピースのパズルは・・・あの時以来 放置・・・汗(2014年12月9日ブログ参照)。


私の2017年は ゴッホとゴーギャンで始まりました。

今年もたくさんの素晴らしい芸術・美術に出会える年になりますように・・・。

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2017/01/26

”きもの”で世界旅行?! KIMONOプロジェクト in JAPAN

1月末は毎年 展示会出張ウィーク!

先日パリから帰ってきましたが、明日からドイツです。

この一週間で3つの展示会を巡る、一年で一番 体力と神経を使う 一週間です!?


Kimono20161201旅つながりで・・・?!

今回ブログは、2016年最後に出会った 世界一周気分を味わえる?素敵なイベントレポートです。

日本に帰国していた年末、実家の地元テレビのニュースで紹介されているのを見て 知りました。

興味がないわけではないけど・・・

全く私の分野ではないと思われるカテゴリーの そのイベントに 何故かとても惹かれました。

『イマジン・ワンワールド KIMONOプロジェクト in 名古屋』 名古屋国際センター(2016年12月23日~27日)

別件で名古屋へ行ったついでに、少しだけ・・・と、会場へ行ってみました。


会場の入り口を覗くと・・・

溢れ迫る 輝くような色彩に 一瞬にして 心が奪われました。

Kimono20161203

美しい着物の数々!

残念ながら私は着物の事は詳しくありませんが、そこは もうアートの世界!!

少しだけ・・・のつもりが、すっかり長居していました。


『イマジン・ワンワールド KIMONOプロジェクト』の説明からはじめなければなりません。

”KIMONOプロジェクト”とは・・・

東京オリンピックが行われる2020年までに196カ国をイメージした着物と帯を制作するプロジェクト。

現在53カ国の作品が完成しているそうです(2016年12月)。

このプロジェクトの目的や目標がとても魅力的です。

* 「世界はきっとひとつになれる」という平和友好のメッセージを 着物を通してアピールする・・・

* 日本の伝統文化を世界へ発信する・・・

* 日本古来より伝わる手仕事の技や美を伝え、再確認する・・・

* 後継者育成の為の財団設立(目標)

* ・・・等々

資料には もっともっとたくさんの事業概要・内容・目標が掲げられていましたが、ここではほんの一部だけ抜粋。

イマジン・ワンワールド代表の高倉さんの講演も拝聴し、着物に詳しくなくとも その魅力が伝わり、もっともっと興味を持ち プロジェクトの事を知りたくなり、応援したくなりました。

Kimono20161202

この会場にいた短い時間の中でも、説明を聞いて見えてくる世界もあれば、観れば観るほど見えてくる世界がありました。


ほんの一部ですが、会場で紹介されていた作品をご紹介します。

一枚一枚 着物や帯のデザインの中に、その国の文化や自然や特徴が 描かれています。

デザインについてのブログ内の補足は、会場にあった説明書き等を 参考にしています。

Kimono20161204

上結合写真左: フランス共和国

フランスの着物は、王家の紋章ユリの花がモチーフの大胆なデザイン!

フランスの帯は、トリコロールカラーに可憐な小花達。

上結合写真中・右: イギリスはユニオンジャックが印象的!

イギリスの着物柄は、イングリッシュガーデンとユニオンジャックがモチーフ。

テムズ川、ロンドンの夜景にシャーロックホームズやジェームスボンド、不思議の国のアリス等のモチーフが描かれています。

イギリスの帯は、イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの国花がモチーフ。

Kimono20161210

上写真: イタリア共和国

2015年イタリア万博のジャパンデイで披露されたそう!

イタリアの着物柄は、ルネッサンスをテーマに、実際の大聖堂、教会の天井等のデザインが取り入れられ、ダ・ヴィンチのヘリコプターや、写真はないけど 袖の内側にミケランジェロのダビデ像等が描かれています。

イタリアの帯は自動車デザイン最先端のイタリア、イタリア車のヘッドライトがモチーフだそう!

観れば観るほど惹きこまれるデザイン、遊び心満載です。

Kimono20161205

上結合写真左: スロバキア共和国

スロバキアの着物は、ブナの森や様々な色彩でスロバキアの自然と世界遺産のお城が描かれ、壮大なイメージ!

上結合写真中: ベルギー王国、フラワーカーペットとレースがモチーフ!

上結合写真右: ハンガリー人民共和国、額縁のようなデザインと国旗のカラーが印象的。

Kimono20161206

上結合写真左: カナダ、メープルリーフや紅葉カラーが印象的。

上結合写真中・右: アメリカ合衆国、力強さが溢れています!

アメリカの着物は、白頭鷲が宇宙からアメリカ大陸を眺める様子と、50州の州花、自由の女神等が描かれているそう。

他にもいろいろな図案が隠れていて、観ていて飽きません。

Kimono20161207

上結合写真左: エジプト・アラブ共和国、ピラミッド・古代文字・・・

上結合写真中・右: ペルー共和国、帯はナスカの地上絵がモチーフ!

Kimono20161208

上結合写真左: パラグアイ共和国

上結合写真中・右: ドミニカ共和国

Kimono20161209

上結合写真・ブログ冒頭の写真は マダガスカル共和国。

マダガスカルは動植物の楽園なんだそう。

バオバブのシルエットがキュート!

実は 私が一番好きだったデザインです!!

着てみた~い!

行ってみた~い!


着物の柄をデザインとして アートとして観るだけでも 見応えがありましたが、織りや染め、着物作家さんの事等に詳しければ、何十倍も何百倍も何千倍も楽しめそうでした!!

無知で残念・・・。

私はニュースでこのイベントを知り、”オランダはどんな柄かなぁ”と、とても単純な思いでこの会場へたどり着きました。

(オランダ柄の着物・帯は まだ 準備・交渉中とのことでした・・・)

決して 着物に興味がないわけではありませんが、恥ずかしながら 着物との関わりは 成人式(いつのこと?!)と オランダで暮らす前に通っていた着付け教室くらい?

オランダに来て 縁もなくなり・・・日本人として どこかで着物への憧れを抱きながら 過ごしてきたと思います。

そんな私も 今回のプロジェクトに触れ、着物の素晴らしさと美しさを再確認。

このプロジェクトの成功を祈りつつ、私まで 夢や希望が広がります!

2020年の東京オリンピックではもちろん、いつか世界中で KIMONOショーが行われるといいなぁと思います。

クラッシックでもあり モダンでもある 着物 ・ KIMONO!

最先端アート、KIMONOってすごい!

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2016/12/29

絢爛豪華な本丸とお花と、カーリーパワー?! in NAGOYA

今までで 一番長く感じた一年であり、そしてあっという間だった2016年が、まもなく終わろうとしています。

仕事納めは今日でしたが、12月後半になると、仕事を一つ終える毎に 達成感やら 嬉しさやら、いろんな感情が込み上げました。

クリスマスの週末までに 壁の高かった?仕事を ほぼ終えることができ、ホッと一安心。

昨年(2015年)末から 晴れることのなかった気持ちでしたが(6月27日ブログ参照)、2016年最後の1週間となったクリスマスの週末、今年初めて とてもすっきりした気持ちになることができました(涙)!

ここのところ なかなかブログを書く時間がありませんでしたが、クリスマスを含め 12月は書きたいと思うイベントが いろいろありました。

そんな中から、今年最後となる今回のブログは、”元気をもらおう?!”と思い 訪れた(日本での)イベントについて書きたいと思います。


12月中頃、まだ年末の仕事が忙しかった時、ふと耳にした TVのニュース・・・

その時は 仕事のスケジュール上 行けそうもないと思い、聞き流したのですが・・・。

仕事に終わりが見えた頃、再びそのニュースを耳にしました。

・・・行けるかも?!?!

私はクリスマスのお休みを12月24日と26日にとっていて、25日は仕事をいれていたのですが・・・。

Honmaru20161206午前中で切り上げて、行ってきました 名古屋城!!

この日は、名古屋城本丸御殿のイベント最終日でした。

名古屋城本丸御殿公開記念 華道家 假屋崎省吾の世界展

~百花絢爛 in 名古屋城~(2016年12月16日~12月25日)

仮屋崎さんのファンというわけではありませんが、いつも元気な(イメージの)假屋崎さんに パワーをもらおう!、きれいで鮮やかなお花から パワーをもらおう!・・・そう思って。

名古屋城本丸御殿も 見学したいと思っていたし、一石二鳥です?!


1945年5月の名古屋大空襲により焼失した 名古屋城本丸御殿。

2009年から復元工事が始まり、2013年5月から「玄関・表書院」が公開、今年6月から「対面所・下御膳所」が公開されています。

Honmaru20161203まだ一部は復元工事中で、公開予定は2018年とのことです(左写真参照)。

今年はニュースで 公開された本丸御殿「対面所」等の煌びやかな様子を 度々目にしていたので、いつか観に行きたいと思っていたのです。


この日は 太平洋側エリアの冬の空らしく 高く澄んだ青空が広がっていました。

名古屋駅から、普段なら 乗り慣れた地下鉄を利用して名古屋城方面へ行くのですが、今回は初めて ”メーグル”というバス(名古屋観光ルートバス)を利用してみました。

名古屋駅から ノリタケの森・名古屋城・徳川エリア等、行き先によっては便利ですね!

メーグルバスは 名古屋城・正門近くのバス停に停車。

正門でチケットを購入し、しばらく砂利の道を歩いて・・・表二之門をくぐると、名古屋城本丸御殿です。

堂々とした眩しい姿で現れました、本丸御殿の玄関・車寄(下写真)!

假屋崎さんのお花も飾られていました。

Honmaru20161201

ブログ冒頭のお花の写真は、この作品(上写真)を反対側(室内)から見たものです。

ここで係りの方に尋ねると、写真撮影もブログに掲載してもよいとのことでした(フラッシュ撮影はNO)。

玄関の右少し奥に入り口があり、靴を脱いであがりました(脱いだ靴は鍵付きロッカーへ)。

ちなみに タイツの場合はスリッパ着用とのことで貸 しスリッパを履きました。

靴下の場合はそのままでいいのかな?

余談ですが、”靴を脱ぐ・・・”というのは 日本らしい文化だと思います。

ヨーロッパでも文化財的建物等の床を守る為に、スリッパ着用ということがありますが、靴のまま履けるスリッパが用意されています。


いよいよ見学開始!

Honmaru20161204

Honmaru20161205

Honmaru20161207

このイベントだけなのか、毎日なのか不明ですが、常滑焼・Noritake(ノリタケ)・有松/鳴海絞・七宝焼・名古屋提灯・名古屋友禅等、・・・世界へ誇る 地元の芸術品も 展示されていました。

Honmaru20161208

Honmaru20161209

假屋崎さんのお花は 大胆で 勢いがあり、それぞれのお部屋の雰囲気とも合っていて、すっかり お部屋の一部となっていました。

聞こえてくる会話から、観光客・見学客の中には、假屋崎さんのイベントが行われていることを 知らない方も多くいたようでした。


ニュースの特集等では、ふすまの絵や懸魚(破風に取り付けられて装飾)や様々な技術もじっくり紹介されていて、興味がありました。

・・・ですが、見学は廊下からのため、ふすま絵等を じっくり見るためには双眼鏡が必要でした(私の目では)。

Nagoyajo20161202復元工事が施された本丸御殿は レプリカではありますが、見えるものすべてに 職人さんの最高の技術が駆使されていると思うと、じっくり観たい。

次回は 双眼鏡を持って行こうと思います。

(左写真上は名古屋城の地図、写真下はチケット)

今、名古屋城天守閣を木造復元したい・・・という 動きが(一部に)ありますが、どうなるのかな。

天守閣も 本丸御殿と同じく、戦災にて焼失。

その後 天守閣は、市民の「二度と燃えないように」との願いを込めて、1959年 当時の最新技術を駆使した 鉄筋コンクリート造りの天守閣に 生まれ変わったのだそう。

今見ている天守閣は、その際の市民からの寄付や想いがつまっている天守閣。

木造復元も良いけれど、市民の想いの詰まった天守閣を大切にしたい気もします・・・。

耐震性に問題があるならば、今の天守閣を最新の技術で 修復するという手段もあるし・・・。


話がそれましたね、本丸御殿に戻りましょう。

Honmaru20161202この日は假屋崎さんご本人も いらっしゃいました。

私はニュースで聞いて、この日 会場にいらっしゃることを知っていいたので、どこにいらっしゃるのかなぁ・・・と、ちょっと楽しみにしていました。

すると、見学コースの終盤 ”孔雀の間”に !

”孔雀の間”では、假屋崎さんグッズが所狭しと並べられ、サイン会が行われていました。

假屋崎さんご本人が 「今日は最終日ですよ~」、「これは私がデザインしましたよ~」、「これはあと残り・個ですよ~」、「サイン会再会しますよ~」と、大きな声で軽快に声かけしていました!!

テレビでお見かけするカーリーと全く同じイメージ、同じ声、同じ風貌!!

あの雰囲気・キャラも そのままでした!

あまりにも軽やかで元気な声に圧倒され、それまでに観たお花のことを忘れちゃうくらい、カーリーパワーはすごかったです?!

私も 記念に カーリーグッズを購入し、サインをいただきました。

今回 名古屋城で假屋崎さんのお花を観て・・・、忘れていた古い記憶がよみがえりました!

假屋崎さんをお見かけしたのは今回が初めてでしたが、ず~~~っと前(オランダにお花の修行に行った当時)、東京・目黒雅叙園の展覧会に一度行ったことがありました!

今年 千秋楽を迎えたという目黒雅叙園の秋の展覧会です。

2000年から今年まで続いたイベントとのことだから、本当に最初の頃(私がオランダに修行に行ったのは1999年でした)。


Nagoyajo20161203お花からパワーをもらい、”カーリーパワー”もいただき、この日の空のように 晴れやかな気分で 天守閣を眺めました。

”気分爽快”とはこのことです!

思わず天守閣見学のルートへ 当たり前のように 足が向かいました。

が・・・ ・・・ ・・・?!

そこで ふと 我に返りました。

この日は クリスマス!

クリスマスに一人で天守閣なんて・・・。

一人でも平気ですが、せっかくなら?また別の機会に・・・と引き返しました。

青空と輝く金のシャチホコに 後ろ髪をひかれながら・・・。


Nagoyajo20161204その後 正門の前で ”名古屋おもてなし武将隊”(この日は5人)の出陣式に 遭遇(左写真)。

周りにいた観光客を引き連れて 二之丸広場の方へ 出陣していきました。

彼らも テレビで見かけるのと同じ”パワフルさ”を振りまいていました!

この日、名古屋城には パワーが溢れていました。

クリスマスだから?

名古屋城はパワースポット??

おかげで来年に続きそうな ”パワー”が充電できました。

2017年は 今年の分まで パワフルに過ごすぞ~!


それでは皆様 今年も一年間ありがとうございました。

2017年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2016/12/19

アムステルダムのクリスマス2016

まもなく クリスマス。

まもなく 年末。

今年の仕事を ほぼ??終え、ホッとしている今日この頃・・・。

やっと? もうすぐ? アムステルダムに帰れます~(泣)。


さて そんな中、アムステルダムのクリスマスの風景が、アムステルダムの友人から 届きましたので 早速ご紹介します。

まずは アムステルダム・ダム広場DAM, Amsterdamのクリスマスツリー。

2016年12月9日がツリーの点灯式でした。

Dam20161201

毎年 同じ姿に見える?!ダムのクリスマスツリーですが、正真正銘 毎年新しいツリーが近隣国から運ばれてきます。

今年のツリーは、ドイツのアルデンヌ地方(ドイツ・フランス・ルクセンブルク・ベルギーの国境辺り)の町で みそめられ、遥々ダムまで運ばれてきたそうです。

この美しい姿の モミの木AbiesNordmannianaは 高さ21メートル、40000球のLED電球で飾られています。

Dam20161202

写真はダム広場のツリーと王宮。

40000球のライトとはいえ 主張し過ぎることなく、街の風景と溶け合って 優しくぬくもりのある 雰囲気。

ライトに ほんわか照らし出された 建物群や石畳に、”変わらない風景”の安心感を感じます。

Dam20161203

上写真は ダム広場、写真中央あたりにツリーがあります。

日本のライトアップイベントような 煌びやかさはありませんが、どこかホッとする アムステルダムのクリスマスの風景です。

Dam20161204

写真はダム広場のクリスマスツリーと de Bijenkorf。


ダム広場は これだけではありません?!

ダム広場の角にあるデパート・バイエンコルフde Bijenkorf は、ツリーより一足先に 煌びやかにライトアップされました(2016年11月17日)!

その時のセレモニーは すごかったです!!

私は日本にいたので、ニュースサイトの動画を観たのですが、感動でした~!!

YouTubeで紹介されているので 是非ご覧ください。

Turn on the Lights 2016(ハイライト / 1分43秒バージョン by de Bijenkorf)

もっと観たい方は・・・こちら↓のページへ。

2016年11月18日に私のつぶやき(Twitter)で ご紹介したAT5さんのサイト。

約25分のフルバージョンが 下記リンクのページから観られます。


Dam20161211そして 冬と言えば・・・!?

現在アムステルダムでは Amsterdam Light Festival 2016-2017 が開催されています(2016年12月1日~2017年1月22日)。

暗く寒い冬のアムステルダムを、明るく楽しく盛り上げてくれる 冬の代表的なイベントです。

黒い看板の写る写真は、Light Festivalから。

ライトフェスティバルの中の たくさんある ライトアートの中の一つ。

看板の左側にちらりと見えていますが、残念ながら これ以上の写真はありません。

このアート”The Lace”は、タイトル通りレース状の光のアートで、ものすごく綺麗だったそうですよ!

アムステルダムに戻ったら早速 観に行かなきゃ~~~!


Noordkerk201612最後は、番外編!?

アムステルダムの北教会Noorderkerkに、12月中頃のある日 突如出現した 動物ふれあいコーナー!?

オランダの人達、動物や鳥との触れ合い 大好きなんですよね。

動物達を見てるだけでも、触れ合って楽しんでいる人達を見ているだけでも、Happyをもらえます。

今回のブログの写真は 全て アムステルダムの友人撮影。


さあ、いよいよ クリスマス!

それでは皆様、素敵なクリスマスを~!!

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2016/11/25

夏色のアヴィニョン世界遺産! Summer2016

関東で 例年よりずっと早い初雪が降りましたね。

雪に慣れていない地域では、少しの雪でも大混乱です。

オランダ・アムステルダムは 北海道より北にありながら、実はあまり雪が降らない土地柄です。

雪が降り積もったら、みんな仕事を忘れて? !雪合戦しちゃいます。

どんな状況でも マイペースな? オランダ人・オランダ生活です。

雪が降っても動じない?!

そう、オランダの人達は 雪の中でもいつも通り ”自転車”で 走っているので、ビックリします。

日本の お祭り騒ぎのような雪の報道にも ビックリしましたが・・・。


さて、雪の季節になってしまいましたが、「オランダお花ブログ」は夏休みレポートを続けます。

さすがのこのエリアも、冬はグレイ色の景色になってるのかな・・・ ・・・ ・・・。

Summer2016aviune01

『南フランス 世界遺産と 癒し?の旅』(2016.8.3~2016.8.8)

5泊6日の夏休みの終盤、4~6日目を過ごした南フランス・プロヴァンス地方 アヴィニョンAvignon。

『アヴィニョン歴史地区:法王庁宮殿、使用関連建造物群およびアヴィニョン橋Historic Centre of Avignon: Papal Palace, Episcopal Ensemble and Avignon Bridge』として、教皇宮殿、プチ・パレ(小宮殿)、ノートルダム・デ・ドン大聖堂・アヴィニョン橋、一部の城壁が ユネスコ世界遺産に登録されています(1995年登録/2006年に「アヴィニョン歴史地区」から登録名変更)。

今回ブログでは 夏色(?)のアヴィニョンの世界遺産に焦点をあててみたいと思います(ちょっと長いです)。


法王庁宮殿(教皇宮殿)Palais des Papes d'Avignon

Summer2016aviune11

14世紀初頭、ローマ法王庁と フランス王の間で勢力争いが絶えなかった時代。

1309年、フランス王フィリップ4世の強い影響の下、法王に選ばれたのは 元ボルドー大司教・フランス人のクレメンス5世。

ローマ教皇となったクレメンス5世は、ローマでの勢力争いを避け、アヴィニョンに居を構えることとなり、法王庁がローマからアヴィニョンに移されました。

1377年 ローマに法王庁が移されるまでの約70年間、7代の法王(7人ともフランス人)が ここアヴィニョンで即位。

富と繁栄を享受した アヴィニョン法王庁時代、田舎町は発展し、世界遺産に名を残すような建造物が建てられ、文化・芸術も 世界の一流都市と肩を並べるべく 発展を遂げたそうです。


Summer2016aviune00まるで石の要塞のような 法王庁宮殿(1335~1364年建造)は、北半分の旧宮殿と 南側の新宮殿からなり(後出の結合写真の中のGoogleMap参照)、面積1万5000平方メートル、高さ50メートル という 巨大なサイズ!

現存する建物では ヨーロッパ最大級の中世ゴシック建築だそう、圧巻です。

アヴィニョン初日(夏休み4日目)、早速 内部見学です。

宮殿入り口では 空港のような荷物検査やボディチェックがありました。

日本語音声ガイドを借りて、宮殿内部を じっくり見学しました。

とてつもなく広い大広間、フレスコ画のある数々の礼拝堂、応接室、教皇の寝室、鹿の間(法王の書斎)、大法廷、回廊・・・ ・・・ ・・・等々。

当時の栄光が見られるような煌びやかな家具や調度品は、フランス革命時の売却や略奪によって 残っていませんが、かつての華やかな生活を思わせるフレスコ画等を観ることができました。

宮殿内室内の多くは写真禁止だったので、写真がないのは残念ですが、アヴィニョンと宮殿の歴史に触れながら見学した宮殿内の様子は 脳裏に焼き付いています。

宮殿内見学の最後は 屋上テラスに上がり、アヴィニョンの町やローヌ川のパノラマビュー。

Summer2016aviune12

上結合写真左右:突起のある2本の塔は 法王庁宮殿正面中央の上の塔ですね

上結合写真中:宮殿屋上テラス、テラスにはさらに高い所へ上がれる小さな塔がありました

Summer2016aviune13

上結合写真中:GoogleMapから、赤線で囲んだ部分が法王庁宮殿

上結合写真左・右:テラスから見た宮殿中庭(新宮殿側)

Summer2016aviune14

上結合写真左:法王庁宮殿屋上テラスからの眺め、法王庁広場

上結合写真中・右:法王庁宮殿屋上テラスからの眺め、ローヌ川

穏やかに見える屋上テラスやパノラマビューですが、実は この日(も!) と~~~っても風が強く・・・。

そう、ミストラルです!!

宮殿屋上テラスには さらに高い所へ上るべく、煙突を太くしたような?ちょっとした見晴らし塔がありました。

風が強く、しばらく見晴らし塔への むき出しの(?)階段の下で オロオロしていましたが、勇気を振り絞って塔の上へ!

その見晴らし塔の上は・・・予想通り! さらに強風~(涙)。

手に持つカメラさえ飛ばされそうな、着ていたブラウスさえ 吹きあげられて脱げそうな?!勢いです。

なんとか上った見晴らし台でしたが、”強風恐怖症”の私は 眺めを楽しめる状態ではなく、一瞬で退散(大汗)。

アルルでもカルカソンヌでも ついて回った 南フランスのミストラル・・・、恐るべし南フランスのミストラル!

アルルのミストラル : 9月30日ブログ参照

カルカソンヌのミストラル : 10月28日ブログ参照


法王庁宮殿見学に要した時間は 2時間15分ほどだったでしょうか・・・。

2時間以上! ほぼ歩きっぱなしだったわけですから、巨大さには あらためて驚きです。

見学後、夏色 青空をバックに 立ちはだかる巨大な法王庁宮殿を前に、急激に発展した中世の一時代に 思いを巡らせました。

政治的・宗教的・商業的・文化的・人の流れ等・・・法王庁ができることのすごさを まさに実感したのでした。


ノートルダム・デ・ドン大聖堂Cathédrale Notre-Dame des Doms

法王庁宮殿の奥、ロシェ・デ・ドン公園Rocher des Doms との間にある大聖堂。

私達は、前回ブログ(11月16日ブログ参照)でご紹介した 坂道小道を上った先にあったロシェ・デ・ドン公園へ行った時に 大聖堂に立ち寄りました。

その場では地図も見ず、予習もしない質なので、もし法王庁宮殿側から大聖堂を訪れていたら、確実にその先のロシェ・デ・ドン公園には 気付かず、公園にはたどり着いていなかったと思うので(知らずに帰ってしまったと思うので)、ラッキーでした。

Summer2016aviune21

上結合写真中:大聖堂の中から外を眺めた景色

4世紀のカトリック・バジリカを礎として、12世紀半ばに建てられたロマネスク様式の大聖堂。

14世紀の教皇達が 葬られているそうで、中に入ると 荘厳な雰囲気。

Summer2016aviune22

見上げると、吸い込まれそうな 美しい八角形のクーポラ(ドーム)、パイプオルガンもありますね(上結合写真中・右参照)。

入り口付近の天井の装飾は(上結合写真左)、ロワール地方で見たお城の天井を 急に思い出してしまいました。

教会でこんな天井 珍しいですよね、シャンボール城の(一部分)の天井と似てるような?似てないような?(2011年8月23日ブログ参照)

Summer2016aviune23

38メートルの塔の上で眩しく輝く 6メートルの黄金のマリア様は、1859年に供えられたのだそう。

南フランスの眩しい太陽と 吸い込まれそうなほど青い空に 負けないくらいの輝きを 放っていました。


サン・ベネゼ橋(アヴィニョンの橋)Pont Saint-Bénézet

Summer2016aviune31

上写真:法王庁宮殿屋上テラスから見たサン・ベネゼ橋

アヴィニョンの城壁の外、ローヌ川にかかる サン・ベネゼ橋。

ローヌ川は全長 812キロ、スイス南部・フランス南東部を流れ、地中海へ注ぐフランス4大河川の一つ。

スイス南部といえば・・・?

昨年(2015年)の夏休み「ミラノ・スイス鉄道の旅」で ツェルマットZermattへ向かう途中(ブリークBrig・フィスプVisp辺り)に見た川が、ローヌ川でした(2015年12月6日ブログ参照)!

繋がってる~!なんだか感動です。

12世紀(1177~1185年)に建造された石造りのサン・ベネゼ橋。

現存するのは 4つのアーチのみとなっていますが、もとはローヌ川対岸ヴィルヌーヴ・レ・サヴィニョンVilleneuve-Les-Avignon(中州バルトラス島Ile de la Barthelasseのさらに川向こう)まで渡っており、22連アーチの橋(920メートル x 幅4メートル)だったそうです。

当時は スペインからイタリアを往来する巡礼者や商人に欠かせない橋であり、また 内陸から地中海へ向かう重要なルートだったアヴィニョンの橋。

13世紀、ルイ8世時代の十字軍の攻撃で破壊され、その後 アヴィニョンの人々により再建。

その後も 度重なる ローヌ川の洪水・氾濫のよる橋の流出・破壊が繰り返され・・・。

その都度 修復・再建したそうですが、17世紀初以降は とうとう 修復をやめ・・・。

そして現在の姿に至るのだそうです。


アヴィニョンを去る日であり夏休み最終日(6日目)の午前、サン・ベネゼ橋を歩くべく 城壁の外へ向かいました。

Summer2016aviune32

上結合写真:城壁内の路地、どこを通っても素敵な雰囲気

上結合写真中:城壁の門の一つ、ローヌ門(地図参照)

上結合写真右:城壁を出て見えたサン・ベネゼ橋

いよいよ サンベネゼ橋見学、橋の上を歩きました(有料)!

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上結合写真左:橋の上、城壁側から橋の先端方面に向かって

上結合写真中:橋の中程から見たローヌ川(下流方面)

上結合写真右・ブログ冒頭の写真:橋から見た城壁側(法王庁宮殿と大聖堂)

幸いにも、南フランスでの夏休み中、ず~~~っと付きまとっていた ミストラルは、この前日(夏休み5日目) 止みました。

この前々日、法王庁宮殿の屋上や ロシェ・デ・ドン公園からこの橋を見下ろした時、強風恐怖症(?)の私は 、”ミストラルの中、橋の上を歩くなんて無理、歩けない、歩かない(泣)!” と嘆いていましたが・・・。

最終日までに ミストラルが止んで 本当によかったです。


サン・ベネゼ橋には こんな伝説もあるそうです・・・。

そもそも”サン・ベネゼ”とは カトリックの聖人ベネゼ St Benezet のこと。

プロヴァンス地方で羊飼いとして暮らしていた少年ベネゼ(1165-1184)が、アヴィニョンで橋を架けるように・・・と、夢で天使からのお告げをうけたそうなのです。

そのお告げを アヴィニョンの教会に伝えたものの信じてもらえず、相手にされず・・・。

ところが、大男が何十人集まっても動かせなかった巨石を、少年が一人で持ち上げて、この橋の礎にしたとか。

この出来事は”奇跡”として広まり、教会や近郊地区からも 橋建設のための資金が集まったそう。

橋完成の前年 1184年に19歳でこの世を去ったベネゼ少年は、サン・ベネゼ橋にある 聖二コラ礼拝堂(船頭の守護聖人・聖二コラに捧げられた礼拝堂)に埋葬されたそうです(下結合写真左)。

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上結合写真中:橋の途中にある礼拝堂、2層になっていて、下層(結合写真左)が 聖二コラ礼拝堂、上層にも小ぎれいな礼拝堂のような空間がありました

合わせて 18もの”奇跡”を起こしたことで、1331年 聖人として認定され、聖人となったベネゼ少年。

その後1669年のローヌ川洪水で橋が流出した際、ベネゼ聖遺物も流出したそうですが、全く損壊がなかったとか。

その後はアヴィニョンの修道院へ移送、そしてさらに別の教会へ改葬されているそうです。

聖人を輩出する事や 聖遺物がその地にあるということは、世界中の キリスト教・カトリック教徒から崇敬され、それは経済的にも ものすごく影響のあることなのだそうです、今も昔も。

ヨーロッパ各地で祀られる聖人を そういった目で見たことなかったけど・・・?!

身近なところでは、世界遺産に認定されると観光客がどっと押し寄せ経済効果もアップ・・・それに似てますね(ちょっと現実的なお話?)。

(上記伝説は 音声ガイドやインターネット情報から)

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上結合写真:橋途中の礼拝堂の下層にある ローヌ川に少し突き出たスペース(写真中)から、橋の先端側(左写真)の風景、橋の城壁側の風景、アーチの中に米粒大の私が涼んでいます?!(右写真)

・・・なるほど、なるほど~。

石橋のアーチの下で 豊かな川の流れを眺めながら、この地域の歴史・橋の歴史・伝説等・・・当時の様子を思い浮かべました。


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再び 眩しい太陽の下、石橋を歩いて城壁側に戻り、最後は サン・ベネゼ橋から続く城壁の上を歩いて(地図内の城壁、赤いラインの部分)サンベネゼ橋の見納めです(上写真)。

ローヌ川の青、夏の青い空を、しっかり目に 心に 焼き付けました!

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上写真:ロシェ・デ・ドン公園の展望台からの眺め、青い川!青い空!



後日ブログの為にローヌ川のことを調べていると、ふと身近な川?が思い浮かびました。

静岡県にある大井川です。

”箱根八里は馬でも超すが 超すに越される大井川・・・”なんて唄があります。

流れが急で川幅が広く 氾濫を繰り返した、”暴れ川”と称された大井川。

静岡県・島田市の大井川には 世界一の長さを誇る木造歩道橋「蓬萊橋」(全長897.422m・巾2.7m)があるそうです。

1879年に完成したこの橋も、今日まで何度か崩落・流出を繰り返し、修復しながら現在にいたっています。

全長 897.422メートル、19世紀の木造の橋、流出・修復を繰り返し、世界一の木造歩道橋に。

かたや元全長 920メートル、12世紀の石造りの橋、流出・修復を繰り返し、現在は4つのアーチの世界遺産。大きな暴れ川に 橋を架ける・・・

難題に立ち向かう人間の野望は、古今東西 同じですね。

聖人とはならずとも、伝説にはなりうる大仕事。

ロマンを感じますね!!

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2016/11/16

セミ鳴くアヴィニョンの 青い空と 赤い実!? Summer2016

先日 11月13日、パリのテロ(2015年)から一年が経ちました。

パリの出来事が、まるで昨日のことのような、遠い昔のことのような、あっという間だったような、とても長かったような・・・、複雑な感覚。

「この一年で 世の中 とても良くなったよね~!」

って、言えるような世の中だったらよかったのですが、パリのテロ後も、身近なところでテロが起こったり、地域によっては内戦や武力衝突が悪化していたり、まさかというようなことが起こったり・・・。

2017年も 世界の情勢が 気がかりな年になりそうです。

・・・とは言ってみたものの 「オランダのお花ブログ」は 能天気に 夏休みレポートです。


5泊6日の夏休み『南フランス 世界遺産と 癒し?の旅』(2016.8.3~2016.8.8)も 終盤となりました。

アルルArles→カルカソンヌCarcassonne→アルルと過ごし・・・

4日目、いよいよ 今年の夏休みの最終地、アヴィニョンAvignonへ。

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私にとっては初めての地、アヴィニョン。

知っていることと言えば、童謡「アヴィニョンの橋の上で」のワンフレーズ ”橋の上で 踊るよ 踊るよ・・・♪ ” ?!

アヴィニョンはフランス南東部、アルルから北方35キロに位置し、プロヴァンス地方の商業・文化・観光の中心都市。

北東にアルプス、西にローヌ川、南を地中海に囲まれた プロヴァンス地方は、丘陵地帯と山々、渓谷や洞窟、湖・河川等・・・風光明媚なことで知られています。

自然の美しさだけでも見応えたっぷりのプロヴァンス地方ですが、アヴィニョンはそれだけではありません。

歴史的な見どころがたっぷり。

中世には 西にフランス王国、東にローマ帝国がにらみ合う 国境線の役割も果たしたローヌ川、アヴィニョンはその左岸に位置し、古くから交通の要所として発達した 歴史都市でもあります。

そして アヴィニョンの転機は なんといっても、14世紀(1309年)!!

教皇庁がアヴィニョンに置かれ ”富”と”政治的権力”が集中、いっきに発展を遂げることとなりました。

カトリック総本山として繁栄した時代の遺跡が今に残る アヴィニョン・・・

その圧倒されるような建物群の景観のうち、教皇宮殿、プチ・パレ(小宮殿)、ノートルダム・デ・ドン大聖堂・アヴィニョン橋、一部の城壁が、『アヴィニョン歴史地区:法王庁宮殿、使用関連建造物群およびアヴィニョン橋Historic Centre of Avignon: Papal Palace, Episcopal Ensemble and Avignon Bridge』としてユネスコ世界遺産に登録されています(1995年登録/2006年に「アヴィニョン歴史地区」から登録名変更)。

・・・と、ここまでは ガイドブックやインターネットで 知ることができる情報です。

ヨーロッパには中世に繁栄した町はたくさんあります。

私もこれまでにいくつかのヨーロッパの中世都市に足を運んできました。

例えば ブルージュ・ゲント・プラハのような・・・美しく・かわいく・綺麗な・・・。

アヴィニョンもそんな感じの かわいい中世都市かなぁ・・・と、思い浮かべていました。

”教皇庁が置かれる・・・”、”カトリックの総本山・・・”、実際にアヴィニョンの中心部に足を踏み入れるまで、それがどんなに凄いことなのか、想像もつきませんでした・・・。


アルル駅(下写真)を出発、電車で16分程で アヴィニョンAvignon へ。

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アヴィニョン中央駅Gare d'Avignon Centre に到着し(下写真 / 地図参照・最下部) 駅舎を出て・・・

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空を見上げると、南フランスでは お決まりの 青い空!

そして 正面に目を向けると  ”おぉ~~~!”

・・・思わず声をあげてしまいました。

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駅の真ん前に デ~ンと構える 印象的な対の城門(上写真・ブログ冒頭の写真)。

Summer2016avi00城門からまっすぐ伸びる通りには 美しいプラタナスの並木。

そして明るく都会的な雰囲気!

全長4.3キロの城壁に囲まれたアヴィニョン・・・

今回の夏休みに訪れた、古く田舎な雰囲気のアルルや 古代・中世の要塞カルカソンヌも 城壁の町でしたが、全く違う雰囲気です!!

プラタナス並木の両側には、カフェレストランやショップが連なっていて 観光客でにぎわっていました。

アムステルダムで言うと、ダムラックDamrakやカルファーストラートkalverstraatかな。


賑やかな通りを しばらく(10~15分)歩くと(地図参照・ピンクの矢印)、さらに賑わう アヴィニョン旧市街中心の広場へ。

市庁舎のある 時計台広場Place de l'Horlogeです(地図参照)。

広場の周りにある たくさんのカフェ・レストランが、広場に所狭しとパラソルを並べ、どこもお客さんで溢れていました。

時計台広場からさらに進むと・・・、またまた広い 法王庁広場Place du Palais(下写真)。

やはりたくさんのカフェやレストランが立ち並んでいましたが、この日は風が強すぎて・・・広場のほとんどのパラソルは たたまれていました。

その広場には、世界遺産・法王庁宮殿Palais des papes d'Avignonが 悠然と構えています(下写真右側)。

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さらにその奥にはノートルダム・デ・ドン大聖堂Cathédrale Notre-Dame des Doms(下写真)。

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あまりにも法王庁宮殿が大きくて、距離感や高低差が分からなくなってしまいます・・・。


見どころたくさんのアヴィニョンですが、まずは 法王庁宮殿の裏にある ホテル ラ ミランドHotel La Mirande へ向かいました(地図参照★H)。

17世紀の枢機卿邸宅を改装した由緒あるホテルだそうで、夏休みの最後(2泊)を 過ごしました。

お部屋には、プロヴァンス柄のカラフルなファブリックが使用され、お部屋によりクラッシック・ロマンティック・ナチュラル等・・・様々なスタイルのインテリアになっているそう。

私達が利用したお部屋も、自分のお部屋にしたいほど、と~~~っても素敵(私好み)でした。

このホテルは、プロヴァンス地方の人々の憧れの結婚式場としても 知られているそうです。

ホテル内には、本格フレンチがいただけるレストランがあったり(1泊目はここで優雅に?豪華にディナー)、ガラスの天井から自然光が射し込むパティオ風ティールームがあったり・・・、お部屋以外にも とても素敵な空間がたくさんありました。

再びアヴィニョンを訪れる時には、絶対またこのホテルを利用したいと思っています。


さて 荷物も置いて身軽になったところで、再び 時計台広場に戻り ランチタイム。

この日は前日のアルル同様、強風(ミストラル)が吹き荒れていました(9月30日ブログ参照)。

テーブルの上のメニューもカトラリーもグラスも、手で押さえていないと 飛んでしまうほどの強風です。

南仏のミストラルには 泣かされます・・・。

ですが さすが地中海性気候、強風が吹き荒れても、日中は30度越えのカラッとした暑さ。

オランダの夏のように乾燥し過ぎて肌寒くもなく、日本の夏のようにジトッとした湿気もありません。

強風さえなければ、どこよりも(きっと世界で一番?)快適な夏の気候です!

オーダーしたランチを待っていると、目の前の 市庁舎Hotel de Ville(下写真 / 地図参照・18世紀建造) に 人が集まり始めました。

お隣のテーブルにいた人達も 立ち上がり 市庁舎入口へ。

そう ちょうど、結婚式が始まるところでした!!

お隣のテーブルの人達は 花嫁花婿さんのお友達だったようです。

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市庁舎の入り口に ご家族・お友達、そして通りすがりの観光客も集まり、皆で祝福。

私も市庁舎前に行き、幸せのおすそ分けをいただきました。

市庁舎の奥に見えるのは広場の名前の由縁の時計台(上結合写真左の奥中央・14世紀建造)、時報とともに人形が踊るからくり時計です(ウエディングとは違う時に撮影)。


ランチ後、私達はアヴィニョンのハイライト 法王庁宮殿観光へいきましたが、それについては また次回のブログで。

夕方までたっぷり法王庁を見学した後、法王庁裏のホテルへいったん戻り(近くて便利)、再び 夕方のお散歩へ。

夕方(17時半頃)と言っても、真昼間のような青空です!

ホテルから、これまでとは反対側へ 適当に?!細い路地を歩いてみました(下写真 / 地図参照・水色の線)。

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上結合写真左:法王庁の陰になっている細い路地を万歳をして歩く私?!

上結合写真右:上りの階段が続き、バテる私(米粒大)?!

いつのまにか 上り坂、随分な上り階段、岩場の坂道が続き・・・?

後ろを(下を)振り返ると だいぶ上ったようで戻ることもできず、この道を選択したことを後悔するほど 途中でかなりバテました・・・(汗)。

10分ほど 歩くと(上ると)高台へ出ました!

ガイドブックも見ず、地図も見ず、適当に歩いて大正解!!!!

上り坂と階段の疲れも 吹っ飛びました!!

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そこは ロシェ・デ・ドン公園Rocher des Doms でした(上写真 / 地図参照・最上部・黄緑色エリア)。

法王庁宮殿の北・裏手の 高さ30mもあるという岩壁は、かつての自然の要塞。

数千年前には先住民が住んでいたという洞窟が残っているそうで、ここがアヴィニョンの町の”起原”なのだそうです。

2.9ヘクタールもあるという ロシェ・デ・ドン公園(ドンの岸壁)は、まるで森のように 樹木や緑もたっぷり。

水辺(池・噴水)もあり、公園の先端からはローヌ川のパノラマが楽しめ、ちょっとした出店(屋台)も出ていて、アヴィニョン市民の憩いの場になっているようでした。

もちろん観光客にとってもです。

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ローヌ川に突き出る アヴィニョン橋(サン・ベネゼ橋Pont St-Benezet)が見えました(上写真 / 地図参照・左側)。

私が訪れた日は、強風ミストラルが吹いており、高台はさらに強風吹き荒れ放題!

特に 見晴らしの良い高台の先端部分は、強風恐怖症の私に 長居を許しませんでした(汗)。


この高台の公園に たどり着くまでの険しい?上りの道中、岩場に発見した赤い果実。

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”インドのイチジク” ウチワサボテン OpuntiaFicusIndica(上写真)。

たわわになる赤い実が 異国情緒たっぷりです。

そしてその赤い実の向こうにそびえるのは、雪山のように見える モン・ヴァントウMontVentoux(1912m / 上結合写真左・右)。

強風ミストラル吹く山頂は 不毛地帯で、雪を抱いているように見える白い部分は 石灰石だそうです。

そうそう、この公園では ”セミ” にも遭遇(下写真)!!

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日本では鬱陶しいほどいるセミですが、ヨーロッパでは珍しく、フランスでは南フランス・地中海沿岸にのみ生息するそう。

私はヨーロッパで 初めてセミを見ました(オランダにもいません)!!

日本のセミより 爽やかな鳴き声に聞こえたのは 気のせいでしょうか?!

プロヴァンス地方では、玄関先にセミの壁飾りが掛けられていたり、お土産屋さんでも セミの形の様々なお土産が売られているのを見かけます。

この地方では「幸運のシンボル」であり、「魔除け」として玄関に飾るのだそうです。

沖縄のシーサーや、愛知県・東三河地方の玄関先の手筒花火(超ローカルネタ!)のようですね。


城壁の中のアヴィニョンは、中世の法王庁時代の繁栄が 今も続いているかのように、賑やかで楽しく、そしてゆったりとした時間が流れていました。

アヴィニョンは 私が想像していた中世の街並みではなく、もっと華やかで・・・そう、まるでパリの一区画を見ているような、 ”小京都”ならぬ ”小パリ(ミニパリ・プチパリ)”?!(あくまでも私の印象です)

町の小綺麗さや雰囲気に パリを感じても、やはり南フランス、パリとは違います。

キラキラな太陽、ゆったり流れる時間、南フランスのお人柄・・・。

そして忘れてはならない?!吹き荒れるミストラル・・・。

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2016/09/30

ミストラルに吹かれて・・・ Summer2016

2016年の夏、初めて訪れた南フランスで、初めて体験したxxxxx!?!?

『南フランス 世界遺産と 癒し?の旅』(2016.8.3~2016.8.8)

夏休み前半を過ごした 南フランス・アルルArlesの旅レポです。

前回のブログ(9月22日ブログ参照)で、ゴッホVincent van Goghが『黄色い家』を描いたというラマルティーヌ広場Pl.Lamartineから駅へ向かった流れで、アルル観光を終えたかのように締めてしまいましたが・・・。

アルルの見どころ、”ゴッホの軌跡”以外の 大きな観光ポイントのご紹介がまだでした!


Summer2016arles20「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」 (1981年)としてユネスコ世界遺産に登録されている通り、アルル旧市街には 古代ローマ遺跡が 随所に残されています。

アルルは 小さな田舎町と思っていましたが(無知でスミマセン)、侮ってはいけません。

古代ローマ時代には この地方で最も繁栄した都市だそう。

紀元前1世紀頃~4世紀頃までの 古代劇場や円形闘技場、地下回廊、ローマ共同浴場等・・・。

今回私がアルルに滞在したのは2泊4日?(初日から2日目、3日目から4日目)・・・、ゴッホの軌跡と古代遺跡を 残さず丹念に見学するには とても足りない日程でした。

そんな限られた時間の中でしたが、立ち寄ることのできた古代・中世の遺跡をご紹介します。


円形闘技場Les Arènes

アルル旧市街に デ~ンと構える その規模その姿を無視できるはずもなく、円形闘技場Les Arènesへ。

アルルを発つ日の朝 一番に、誰よりも先に まだ誰もいない闘技場へ 入場しました。

古代の闘技場を独り占めです!?

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実は今回の旅、2日目から5日目まで(ほぼ全日程?)南フランスの広いエリアに ”強風警報(?)”が発令されていました。

恐怖さえ感じるような強風が 連日吹き荒れました。

電車走るかな、飛行機離着陸できるかな・・・そんな心配をしたほどの、広場のカフェテラスでは パンの入ったバスケットやプレートが飛んでしまったほどの強風です。

この地方に吹く地方風・ミストラルMistral・・・。

アルプス山脈から吹き下ろす風は ローヌ河谷で速度を増し、地中海へ吹き抜ける・・・。

南フランスでは 年間100日以上も吹くという強い北風。

この風が、プロヴァンス地方のカラリとした気候の重要な要素となっているそうです。

強風が吹き始めた頃は たまたま風が強い気象条件なのかと思っていたのですが、後にアヴィニョンでお世話になった現地のガイドさんから”ミストラル”と聞きました。

あぁこれがミストラル・・・。

南フランス独特のミストラルを体験できて 嬉しいような悲しいような!?

そう、私は以前 (日本で海沿いを運転中に)台風に遭遇して以来?”強風恐怖症”なんです!

この円形闘技場を訪れた日の朝も 強風が吹き荒れていました。

私はいったん入場したものの、風の当たらない遺跡の陰から出られず、上部にも上れず・・・。

先に上った友人が 降りてくるのを待っていましたが、なかなか降りてこず・・・。

とても長く感じたその時間、風の当たらない陰で 遺跡の石段に座り 考えました。

2000年もの間、雨や強風にさらされ 乗り越えてきた闘技場・・・

古代の人達も 中世の人達も、雨の日も 風の日も この闘技場と共に暮らしてきた・・・

”だから今日もきっと大丈夫・・・”(異常な恐怖症です!?)

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勇気を振り絞って?円形闘技場の塔に上りました(上写真真ん中の塔の階段)。

穏やかな風景に見えるのですが、強風が吹き荒れています・・・高所は特に。

アルルとローヌ川が見渡せる素晴らしい見晴らし(上写真)でしたが、強風の恐怖で 私は長居できず・・・。

高所は怖くないのに、強風は怖い・・・残念。


円形闘技場といえば イタリア・ローマのコロッセオが有名ですが、アルルの闘技場もとても立派でした。

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円形の一番広い部分の直径は136メートル、高さ21メートル、フランスで現存する最大の闘技場だそうで、現在はイベントや闘牛(夏季)に使われているそう。

現在は2階層分が残っていますが、当時は3階層あり 2万人以上の収容数で、人々は剣闘士と闘牛の戦い等を観覧したそうです。

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闘技場の外周の通路や スタンド(席)の石段を踏みしめ、ゆっくりグルリと一周 歩きました。

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古代ローマ時代、中世、アルルの長~い歴史と 人々の生活に 想いを馳せながら・・・


古代劇場跡Théâtre Antique

円形闘技場のすぐそばには、紀元前1世紀造の古代劇場跡Théâtre Antique がありました。

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古代劇場は 通りから眺めただけですが、アルルの夏の朝の強い陽射しが良く似合う遺跡でした。

古代の人達も 中世の人達も、きっと同じ風景 同じ太陽の輝きを 眺めたのでしょうね。


サン・トロフィーム教会L'église St-Trophime

Summer2016arles30私がアルルで一番好きだった場所 レピュブリック広場Place de la République(9月17日ブログ参照)にある サン・トロフィーム教会L'église St-Trophime とその回廊。

左写真、広場のオベリスクの右に見える三角屋根が サン・トロフィーム教会です。

ガイドブックによると、プロヴァンス地方で最も美しいロマネスク教会の一つ、またその回廊も随一の美しさだそうです。

遠目では それほどの存在感には見えないのですが、足を踏み入れると そこは全くの異空間。

忘れることのできない風景と空気感が漂っていました。

この教会(回廊)の特徴は、12世紀のロマネスク様式、14世紀のゴシック様式の混在です。

ロマネスクとゴシックの混在する回廊は、どこから見ても 吸い込まれるような美しさです。

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12世紀のロマネスクアーチと 14世紀のゴシック・尖塔アーチ・・・

12世紀の筒状ボールト(天井)と ゴシックのリブヴォールト・・・

2本柱のそれぞれの彫刻・・・

どれもじっくり見入ってしまうほど、見応えがありました。


サン・トロフィーム教会と回廊は、歴史的な部分や見た目の美しさだけではない、不思議な魅力が溢れていました。

たくさんの観光客で賑わう外の空気が一変、別世界に足を踏み入れたかのような、静寂な空気と 違う時間が流れているのです。

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特に グルリと一周歩くことができる回廊の上の部分は格別な空間で(上写真)、気持ちが鎮まり 癒され 心が洗われるようでした。

そう、天国に?神様に?近づいたような・・・!!

教会の中も、飾られていた絵画や彫刻も 必見です(下写真)。

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これまで見てきたヨーロッパ各国・各地の教会や回廊の中でも、印象に残る 教会と回廊とでした。


眩しい青空と太陽、暑と涼・光と影・昼と夜のコントラスト、回廊の静寂な空気、円形闘技場の強風・・・。

アルルでは 目で見たもの以上に、身体で感じた 感覚が 強烈な印象となり、思い出となりました。

行ったことはないはずなのに、中世のアルルへ、古代のアルルへ 旅をしたような、そんな不思議な感覚が残っています。

太陽の光が降り注ぐアルルに ”ミストラル”が吹き抜ける時、中世へ、古代へと 誘われるのかもしれません・・・。

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2016/09/22

再現?復元?生き続けるゴッホの世界 Summer2016

晩年をアルルで過ごしたゴッホVincent van Gogh(1853-1890)。

1888年~1889年5月までの短い間でしたが、この地で数々の名作を残しました。

「ヒマワリ」「収穫」「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」「日没の種まく人」「夜のカフェ」「夜のカフェテラス」「ローヌ川の月星夜」「黄色い家」「アルルの寝室」等々・・・

Summer2016gogh01どれも一番ゴッホらしい色遣い、絵画の中の温度が伝わってくるような 活き活きとした絵画達。

『南フランス 世界遺産と 癒し?の旅』(2016.8.3~2016.8.8)

私は夏休み初日と3日目にアルルに滞在しました。

つまり、2泊4日になるのかな(2日目は別の都市へ移動し、3日目に再びアルルへ戻りました)。

アルルに滞在していた間、ここで過ごしていた頃のゴッホの気持ちを想像しながら、ゴッホの軌跡を追ってみました。


『夜のカフェテラス Terrasse du cafe la soir』

前回ブログでご紹介しました。(9月17日ブログ参照)

夜に訪れた際に見た風景は、その雰囲気も空気感も、ゴッホの描いた『夜のカフェテラス』そのもので、感動しました!


『アルルの病院の中庭 Jardin de l' Hopital a Arles』

共同生活を送っていたゴーギャンとの仲がこじれ?自分の耳を切り落とす事件を起こしたのが まさにここアルル。

そして、精神異常者としてアルル私立病院に入院することに。

その病院は 現在(1989年~) ”エスパス・ヴァン・ゴッホl'Espace Van Gogh”(カルチャーセンター)として、ゴッホが療養中に病室から描いた中庭を再現し 公開されています。

エスパス・ヴァン・ゴッホは、旧市街のレピュブリック広場やフォーロム広場から さほど遠くない場所にあります。

エスパス・ヴァン・ゴッホの中庭に入ると、ここがかつて病院だったのか?と思うほど、眩しい太陽に照らされ 明るい印象の場所でした。

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咲き乱れる季節のお花を眺めながら中庭を、噴水の周りを歩きました。

そして建物の2階へ上がり、眩しい日光が降り注ぐ 色鮮やかな中庭を眺めました。

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ゴッホがここで療養していたのは(入院させられていたのは)冬から春にかけてでしたが、どんな気持ちでこのお庭を眺めていたのだろう・・・と想いを巡らせました。

想像するゴッホの気持ちとはうらはらに、眩し過ぎるアルルの陽射しと夏のお花達でした。


『アルルの跳ね橋(ラングルワ橋)Le Pont de l'Anglois』

ゴッホといえば「ひまわり」や「跳ね橋」が代名詞のようなもの。

「跳ね橋」作品も複数残しています。

オランダに住み始めた当時に訪れたクレラー・ミュラー美術館で観たこの作品は、「跳ね橋」というモチーフはもちろんですが、色がとてもきれいで大好きだった作品です。

ゴッホがモデルにした橋は現存しておらず、かつての場所より数キロ下流に復元されています。

そこは、アルル旧市街からは少し離れた場所にありました。

ガイドブックの少しの情報を頼りに、アルルのツーリストインフォーメーションの窓口のお姉さんに尋ね、教えてもらったバスで向かいました。

Summer2016gogh04

上写真はその時にいただいたバスの時刻表冊子(2016年サマーホリデー期間のページ)。

ツーリストインフォーメーションそばのバス停Clemenceauから 1番のバスで約15分、終点のBarriol下車。

バスはアルル旧市街をすぐに離れ・・・アパート・フラット(日本でいうマンション)が立ち並ぶような ベットタウン的な風景を通り越し・・・、田舎の風景となり、終点。

Summer2016gogh05

終点そばのロータリーに ゴッホの跳ね橋(PontVanGogh)の案内標識がありました。

アルル旧市街からたった15分で、旧市街とは全く違う風景です。

バス停の先は 真~っ直ぐ伸びる道路。

お店も何もなく、道路と草と樹々が果てしなく遠くまで続いていました。

ガイドブック情報では、そのバス停から徒歩で20分ほど。

車やトレーラーが走るような道路で、歩道はあるとはいえ、道路の端っこに白線があるだけの狭い歩道。

そして 歩いている人は皆無!観光客も、地元の人でさえ・・・(涙)。

トレーラーが来るたびにドキドキして道路の端の端まで除けました。

途中一人だけ!通りがかった自転車の男性に道を尋ねると、「この道をずっとまっすぐ行って・・・、左に曲がったところにあるよ」と。

”観光客が徒歩で来るようなところではないなぁ・・・”と思いながら歩き続け・・・。

ついに 跳ね橋発見!!

バス停から20-25分程でしょうか。

観光気分で楽しくのんびり歩いたら30分はかかりそうですが、楽しくのんびり歩けるような道ではないので、あしからず・・・。


跳ね橋にたどりついたものの、今来た(何もない危険な?)道を 再び25分 歩いて戻らなくてはいけないという重圧。

おかげで?ゆっくり跳ね橋を眺める気分にはなりませんでした。

次の帰りのバスの時間を目標に、短い時間で跳ね橋を見学をして、すぐに帰路に。

バスの時間まで20分を切っていたので、小走りで向かいましたが・・・。

バスが行ってしまったのが、随分遠くから見えました・・・がっかり。

次のバスまで30分以上待ちです(泣)。

乗り遅れると分かっていたら、跳ね橋をもっとゆっくり眺めていれば良かった・・・。

ちなみに跳ね橋の周りにも 何もなく、人っ子一人いません・・・。

また バス停周りにも 何もありません、お店も何も。

暑い中 ただただ 疲労感だけが募る夕方でした。

何もない誰もいないバス停でしばらく待つと、地元の人達が集まってきました。

ああ、やっとバスが来る・・・。


さあ、跳ね橋です!

Summer2016gogh06

復元ではありますが、場所も異なりますが(同じ運河ではある)、ゴッホの跳ね橋です。

アルル強い陽射しにも負けないような、ゴッホの絵画にも負けないような、力強い跳ね橋!

Summer2016gogh07

ただ・・・水を差すようですが、やはりこの橋は 復元されたもの(しかも場所も違う)。

私はオランダ・アムステルダムで、たくさんの”生きた”跳ね橋を見ています。

それは 日常に活用され、市民にとっても身近で 親しまれている跳ね橋です。

ゴッホの描いた跳ね橋も生きています。

絵画の風景(人々の様子)は ゴッホの創作なのかもしれないけど、跳ね橋と人々が共存しあっています。

Summer2016gogh08ですが 残念ながら、この復元された跳ね橋には、その気配がありません。

・・・使われている形跡も ありませんでした。

空虚感を感じてしまったのは、眩し過ぎる青空の所為か・・・。

名画には(復元にも)その風景の中の ”空気感”や”雰囲気”が 重要な要素なんだなぁと確信しました。


ちょっと長くなってしまいましたが、跳ね橋の最後に・・・。

アルルからゴッホの跳ね橋への訪れ方としては、今回のように バスと徒歩で向かう方法以外に、全部徒歩(運河沿いを歩けるらしい?)、タクシー、レンタカー等があると思います。

もし徒歩(一部徒歩、全部徒歩)で向かう場合は、時間に注意です。

私は今回(8月初め) 午後3時過ぎにアルル旧市街から出発、約2時間後にアルル旧市街へ戻りました。

暗くなるのが早い夏期以外のシーズンに 、バスと徒歩で向かう場合、もう少し早い時間に向かうべきでしょう(暗くなったら歩けません)。

道中も 跳ね橋周辺も、現地の人もいなければ、観光客で賑わってもなく、全く人気(ヒトケ)のない場所です。

少人数(一人・女の子数人等)で歩くには、ちょっと寂しい感じです。

ゴッホがいた時代はもっと賑わっていたんじゃないかな・・・。

当時の風景や、ゴッホが跳ね橋へスケッチの為に向かった時の気持ちに想いを馳せ・・・。

これだけはきっと変わらない・・・アルルの澄んだ青空・・・。


『黄色い家La Maison jaune « La Rue »』

アルルの鉄道駅からのミニバスで何度も通った、旧市街の入り口のカヴァルリ門Porte de la Cavalerieのすぐ手前にある ラマルティーヌ広場Pl.Lamartine。

Summer2016gogh11

かつては城壁に囲まれた都市だったアルル、ここがアルル旧市街の入り口、ラマルティーヌ広場から見たカヴァルリ門(上写真)。

アルルを発つ日、ミニバスで 旧市街から駅へ向かう途中、ラマルティーヌ広場で下車。

アルル駅とカヴァルリ門は 300~400m程の距離・・・ラマルティーヌ広場やカヴァルリ門から駅までは、荷物があっても問題なく歩ける距離です。

ラマルティーヌ広場のゴッホが『黄色い家』を描いた地点に看板が立っていました。

Summer2016gogh09

ゴッホは ラマルティーヌ広場にあった建物の一部を、アトリエとして 住居として 間借りしていたそうです。

一時期 ゴーギャンと共同生活をしていた 『黄色い家』です。

残念ながら1944年、戦時中に破壊され 今は現存していません。

黄色い家はなくなってしまいましたが、ゴッホの描いた風景と 現在を比べると、その背後の建物や 背景にある鉄道など、面影がありますね。

Summer2016gogh10

カヴァルリ門をくぐり、賑やかな旧市街へ足しげく通い・・・

海岸へ 郊外へスケッチに向かい・・・

当時のゴッホの生活に思いを馳せました。

アルルで芸術家のユートピアをつくるという夢を持ち、充実した日々になるはずが・・・。

ゴーギャンとのすれ違い、耳を切り落とす事件を起こし、アルルの病院での療養、そして夢破れ・・・。

1889年5月には自らの意思で サン・レミ・ド・プロヴァンスの精神病院へ移ることとなります。

サン・レミ・ド・プロヴァンスへは、後日アヴィニョンからのツアーで 通り過ぎましたが、その際にゴッホの絵画の看板を 車窓からいくつか見ました。

時間があれば立ち寄りたかった村です。


広場の看板のそばで写真を撮っていると、どこからともなくおじさんが現れました。

真昼間だというのに アルコール中毒のように ビール缶を握りしめて ニコニコ フラフラ~と通り過ぎていきました。

アムステルダムの家の近所にも良くいるような ちょっと厄介で楽しい?種類の人です。

今まで私のゴッホ像は、ゴッホが描いた自画像が全てでしたが、通りすがりのおじさんに、ゴッホの当時の姿が重なりました。

もしかして ゴッホも こんなおじさんだったのでは・・・?!?!


アルルには他にもゴッホの軌跡があり、もっともっとゴッホを感じていたかったのですが 時間切れです。

後ろ髪をひかれつつ アルルを発つ時間です。

『黄色い家』のあった場所を後に、駅へ向かいました。

アルルの眩しい太陽と澄んだ青空に見送られて・・・。

ゴッホも眺めた太陽・・・。

アルルの太陽は、アルルを去る失意のゴッホを 温かく見送ったに違いありません・・・。

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