美女・美男と再会?! in フィレンツェ Summer2018!
先日 飛行機に乗った際、隣席のご夫婦とお話をする機会がありました。
このフライトは 機内エンタ―テーメントシステムが使えないトラブルに見舞われており、
”映画を4本は観たい!”と思っていた12時間弱のフライト、
映画なしでどうなる事かと覚悟?していたのですが・・・。
隣席のご夫婦がとても気さくな方で いろいろ話しかけてくださいました。
お話をしてみると、
これまでに旅をしたヨーロッパの都市がかなりかぶっていたり、
訪れた観光地、世界の美術館や美術展、興味のある画家や絵画等・・・
共通の興味のある話題が多く、楽しい時間を過ごすことができました。
普段は飛行機の中で人と話すことは滅多にないのですが、
人とのふれあいも良いものだと 再認識させられました。
ということで?今回ブログは 美術館ネタです?!
『たっぷり世界遺産!ルネサンスとリヴィエラ海岸』 (2018年8月6日~13日)
見どころの多いフィレンツェFirenzeですが、やはりここは外せません!!
今回ブログは、フィレンツェ2日目(夏休み5日目)に訪れたウフィッツィ美術館と
フィレンツェ3日目(夏休み6日目)に訪れたアカデミア美術館についてのレポートです。
【 ウフィッツィ美術館 Galleria degli Uffizi 】
言わずと知れた ルネサンス絵画の宝庫!
私にとっては2回目のウフィッツィ美術館です(1回目は1999年)。
初めて訪れた若かりし頃?は、
今ほど絵画に、特にルネサンス絵画にはあまり興味がありませんでした。
それでも有名どころの絵画には その神秘さに感動したものです。
あれから約20年が経ち・・・
今観るルネサンス絵画は 当時とは違う感動をもたらすに違いありません。
世界中の芸術ファンが、
芸術ファンでなくとも フィレンツェを訪れる世界中の観光客みんなが、
足を運ぶウフィッツィ美術館。
いつも長~~~い列ができています。
朝8:15開館のところ 8:30頃に到着するように向かいましたが、すでに長い列。
私達はフィレンツェカードホルダーの列に並びました。
(フィレンツェカードについては 2019年5月27日ブログ参照)
カードホルダーであっても 少し並ぶ必要がありましたが、それは想定内。
並ぶ列が”日向”でない事を祈るだけでした。
8月、朝からド暑いフィレンツェです。
美術館に入る前に体力を消耗するわけにはいきません。
ウフィッツィ美術館はとっても広いんです。
駆け足で2時間、通常3時間、じっくり鑑賞したら4~5時間かかると言われています。
朝早かったためか、列に並びつつも 比較的スムーズに館内に入ることができました。
さあ 観賞タイムです。
長~い廊下(回廊)に沿って ズラリとお部屋が並んでいます。
それぞれのお部屋に、
画家別だったり 時代に沿って たくさんの絵画が展示してあります。
写真は撮影OKでした。
まずは1300年代のシエナ絵画、祭壇画。
上結合写真左: ロレンツォ・モナコ『聖母戴冠』(1414年頃)
上結合写真右: シモーネ・マラティニとリッポ・メンミ『受胎告知』(1333年)
そして同時代の絵画を鑑賞しながら進むと、リッピ親子の絵画を集めたお部屋。
上結合写真左: フィリッポ・リッピ『聖母子と二天使』(1465年頃)
上結合写真右: フィリッポ・リッピ+協力者『聖母戴冠』(1439-1447年頃)
フィリッポ・リッピの描く聖母と天使像が、私の中のまさに聖母と天使の姿です!
ピッティ宮殿のパラティーナ美術館でもフィリッポ・リッピの”聖母子”の絵画を観ました。
(前出の 2019年5月27日ブログ参照)
いくつかお部屋を進むと・・・
いよいよ ボッティチェッリのお部屋です!!
上: サンドロ・ボッティチェッリ『東方三博士の礼拝』(1475年頃)
上: サンドロ・ボッティチェッリ『春/プリマヴェーラ』(1481-1482年頃)
ブログ冒頭の写真も『春』、名画に圧倒される人々・・・。
上: サンドロ・ボッティチェッリ『ヴィーナス誕生』(1484年頃)
上: サンドロ・ボッティチェッリ『ザクロの聖母』(1487年頃)
聖母マリアの膝には ザクロを手にしたイエスの姿・・・
さすがに ボッティチェッリの絵画の前は大勢の人が しばらく足を止めます。
私も 近付いたり離れたり、様々な角度から何度も何度も眺め、目に焼き付けました。
ここまでで ウフィッツィ美術館を訪れた目的がほぼ果たせた気もしますが、
まだまだ続きます。
次は レオナル・ド・ダヴィンチ のお部屋!
上: レオナルド・ダ・ヴィンチ『受胎告知』(1475~1480年頃)
上: ヴェロッキオとレオナルド・ダ・ヴィンチ『キリスト洗礼』(1473~1478年)
ヴェロッキオとはレオナルド・ダ・ヴィンチの師匠だそう。
この絵を描いた頃には ダ・ヴィンチは師匠を凌いでいたとか・・・。
そして今度は ミケランジェロ!
上: ミケランジェロ・ブオナローティ『トンド・ドーニ(聖家族と幼い洗礼者聖ヨハネ)』(1507年頃)
絵画・彫刻・建築等 幅広い芸術の世界で活躍したミケランジェロですが、
この『トンド・ドーニ』はフィレンツェに現存するミケランジェロの唯一の絵画だそう。
そして・・・ラファエロ!!
上:ラファエロ『ヒワの聖母』(1505~1506年頃)
絵画の中で、聖母のひざの間に立ち 鳥(ヒワ)を撫でているのがイエス、
鳥を持っている子が洗礼者聖ヨハネだそう。
ピッティ宮殿のパラティーナ美術館でも 複数のラファエロの絵画を観ました。
(前出の 2019年5月27日ブログ参照)
ラファエロの描く女性から 溢れる 柔らかく優しい雰囲気・・・癒されます。
ウフィッツィ美術館では まだまだまだまだ たくさんのルネサンス絵画を観ました。
休憩含め 約4時間ほど 滞在していたでしょうか・・・。
足はくたくたになりましたが、心も頭も 満たされました。
心に残る名画の数々・・・
またいつか ウフィッツィ美術館の 美女達に再会する機会があるといいな・・・。
【 アカデミア美術館 Galleria dell'Accademia 】
さて、美女と来たら 美男と続きます。
フィレンツェには忘れてはならない美男がいますね~。
彼のいる場所は・・・
フィレンツェ3日目(夏休み6日目)に訪れた アカデミア美術館。
それほど大きくはない美術館ですが、入場には長い列ができています。
フィレンツェガードホルダーであっても (カードホルダーの列に)並ぶ必要がありました・・・。
真夏の炎天下の中・・・(大汗)。
(フィレンツェカードを持っていなければ、もっと長時間並ぶ必要があったと思われます)
そうまでして 会いたかった美男とは・・・?
そう、このお方です!
上: ミケランジェロ『ダビデ像』(1501~1504年制作)
私にとっては約20年ぶりの再会!
私は20年分 歳をとりましたが!?、
ミケランジェロのダビデ様は 変わらぬお姿で お立ち台?に立ち、
衰えることのない肉体美を 披露していらっしゃいました。
今回はフィレンツェを代表する2つの美術館についてご紹介しました。
今後また フィレンツェを訪れる機会があれば 何度でも訪れたい美術館です。
フィレンツェには まだまだ見逃せない場所や 私の大好きな場所?があります。
Summer2018 フィレンツェ編は もう少し続きます。
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