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« 憧れの!チンクエ・テッレ!! Summer2018 | トップページ | UENOで再会?フェルメール! in TOKYO »

2019/02/02

カオスな??チンクエ・テッレ! Summer2018

今朝は雪景色だったアムステルダム、そんな真冬に思い出す 真夏の出来事・・・。


数年前に 世界遺産のテレビ番組を見て知ってから ずっと憧れていたイタリアの地・チンクエ・テッレ。

2018年の夏、訪れることができました!

『たっぷり世界遺産!ルネサンスとリヴィエラ海岸』 (2018年8月6日~13日)

前回ブログ(1月14日ブログ参照)に続き、2018年夏休み チンクエ・テッレ後編・完結編です。

Italy2018cinqueterre10

ユネスコ世界遺産(1997年登録) 『ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群』。

下地図①~⑤の5つの村がチンクエ.・テッレ。

Italy2018cinqueterremap2

①Monterosso al Mare ②Vernazza ③Corniglia ④Manarola ⑤Riomaggiore

チンクエ・テッレの5つの村間には、各駅停車の”チンクエテッレ・エクスプレス”が走っています。

5つの村間だけを走る特別な電車ではなく、普通にイタリアの都市間を走っている電車。

ハイシーズンの8月は 約20分毎に走っていました(2018年8月情報)。

チンクエ・テッレそれぞれの村間の電車の所要時間は 約5分。

電車でたった5分程の距離ですが、それぞれの村の間は 山・崖・入江になっていて・・・、簡単にはアクセスできない険しい立地です。

宿泊していたジェノヴァから 1つ目の村モンテロッソ・アル・マーレ①までは 前回ブログ1月14日ブログ参照。

今回ブログは 2つ目の村からスタートです(ちょっと長いです)。


1つ目の村を出発し チンクエテッレエクスプレスで約5分、2つ目の村 ヴェルナッツァVernazza② に到着(下写真)。

Italy2018cinqueterre11

ヴェルナッツァでは、散策をして ランチをとることに。

駅を出ると メインストリート。

ストリート沿いには、お土産屋さんや レストラン・カフェになっている カラフルな建物が、まるでストリートにはみ出してきそうな勢いで 連なっていました。

Italy2018cinqueterre12

メインストリートは観光客で埋まり・・・レストランは人で溢れていました!

メインストリートからは いくつもの 狭い路地や石の階段が、奥の方へ 上の方へ 続いています。

Italy2018cinqueterre13

石の階段を上ったり 路地へ入ってみると、小さなカフェやレストランがあったり、迷宮のような細道だったり、展望台へ続く道だったり・・・。

地図を持たずに 彷徨っても 楽しそうでした(暑くなければ・・・)。

ランチのお店を探しましたが、ちょうどお昼の時間帯だった為か、どのレストランも いっぱいです!

すぐには食事にありつけそうになく、メインストリートを進み続けました。

ふと、多くの人が出入りしている 岩のトンネルを発見(下結合写真左・右)。

恐る恐る岩のトンネルを潜ってみると・・・海(下結合写真中、ブログ冒頭の写真)!!

Italy2018cinqueterre14

地元の人達でしょうか?

白波のたつ波打ち際で 水と戯れる人々、日光浴をする人々・・・。

打ち寄せる涼しげな波に 後ろ髪をひかれながら 岩のトンネルを引き返し・・・、先へ進みました。


さらにメインストリートを進むと・・・?!小さな港・入江に到着(下写真)。

Italy2018cinqueterre15

ウワァ~~~!と自然に声がでてしまう 解放感。

そして 振り返ると・・・?!

狭い山肌にびっしりと建ち並ぶ 教会やカラフルな家々!

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入江(港)の先には・・・穏やかに輝く リヴィエラの青い海(下写真)!

Italy2018cinqueterre17

地中海を眺めながら、美しい入り江をバックに、のんびりワインとランチをいただきたいものですが・・・

イタリアの夏、現実は 甘くはありません?!

真夏のイタリアの昼下がり・・・この時間帯、干からびるくらいの酷暑です。

冷静に写真も撮れないくらいの暑さ・・・。

うっとりゆっくり 美しい風景を眺めていられるような 身体的 精神的 余裕は 全く!ありませんでした。

日蔭を探して歩きましたが、お日様は真上・・・日陰の少ない時間帯です。

この美しい入江を囲むように何件かレストランがあり、ランチ休憩をすることにしました。

が、ランチをとろうにも、どこのレストランも 列ができていました・・・。

炎天下に並ぶ勇気もなければ、蒸し風呂状態の店内に入る度胸もありません・・・。

チンクエ・テッレ(私が訪れた範囲)では、レストランも お土産屋さんも 涼しい場所は 全くありませんでした(冷房は稼働していたのかもしれいないけど、効いてない)?!

うろうろしていても体力を消耗するだけなので、覚悟を決めて (日蔭に入れそうな)列に並び待ちました。

しばらく待ち、テラス席の端っこの席を確保しました。

もちろん!どこのお店のテラス席も たくさんのパラソルが テーブルを覆っています。

ですが、端っこの席は 太陽の傾きと共に、日向が迫ってきます(汗)。

私が座った端っこの席も、座った時点では日蔭でしたが、食事中は徐々に日蔭が移動し、背中から 熱波が襲ってきました(汗)。

迫り来る暑さに焦りつつも、お食事は美味しくいただくことができました。

でもワインは厳禁。

この暑さでアルコールを飲んだら、絶対に途中でばててしまいます(私の場合?)。

ランチを食べ終え お支払いを終えた後、レストランのお手洗いを借りに 店内に入ると・・・絶句?!

店内の暑さは またさらに 別次元のモノでした~、恐るべし イタリア(このエリア)の蒸し暑さ・・・。

暑さは変わりませんが、お腹もいっぱいになり、休憩もできて、パワー充電できました。

来た道とは違う路地裏を歩いたり お土産屋さんを覗きながら 再び駅へ向かいました。

しばらく気ままに彷徨っていたい”絵になる”路地がいっぱいの 魅力的な 2つ目の村ヴェルナッツァでした。

駅へ戻ると・・・到着時より 観光客が 増しているようでした。


Italy2018cinqueterre18チンクエテッレ・エクスプレスに乗って約5分、3つ目の村コルニリアCorniglia③に到着(左写真)。

コルニリアは 人口約250人程の小さな村。

海抜約100メートルの岬の上にあり、他の村と違い 遊覧船が寄港しない隔離された村です。

崖には ブドウの木が植えられた段々畑があり、チンクエ・テッレ名産ワインが作られているそう。

岸壁の下にある駅から 村の中心へは、坂道を歩くか、駅から村を往復している連絡バスを利用します。

季節が違えば 段々畑のブドウを眺めながら歩いてみたいところですが、真夏の今回は 迷わず連絡バス希望ぅぅぅ!!

駅を出ると、すんでのところで 連絡バスは行ってしまいました・・・。

見送ったバス・・・それは小さなマイクロバスでした。

チンクエテッレ・エクスプレスの いくつもの車両から ドッと降りた観光客の数を考えると・・・乗れるの?

何台 待たなきゃならないの?

まさか、この一台で往復してるとか?

何台も走ってるんだよね・・・?

不安が募りました。

さらに、ここはイタリア・・・世界中からのいろいろな国籍の観光客・・・。

バス停前に人が整列して並んだり・・・、先に来た人を優先したり・・・そんなムードはありません!!

日陰もありません!

実際には15-20分程だったと思いますが、バスが戻って来るまで(やっぱり1台だった) 1時間以上待ったと思えたほど、炎天下の厳しい待ち時間でした。

乗ってきた人達が バスから降りると、小さなバスの入り口に 待っていた人達がいっせいに押し寄せました。

人にもまれ・・・汗にもまれ・・・(涙)。

私自身もダラダラ・ベタベタ 汗を流しているし、周りの人も汗まみれです。

汗・汗・汗・汗・汗・・・!.

”もう無理、乗れない・・・”と思っても、この炎天下、再度 バスを見送るわけにもいかず・・・。

割り込んでいるのか、押されているのか、とにかく もみくちゃになりながら、バスに乗り込みました(乗り込めました)。

今からXX年前、東京での社会人時代に経験した 山手線・小田急線・東海道線の 朝の通勤ラッシュが 蘇ります。

リヴェリア海岸を見降ろす崖っぷちの村コルニリアを走る連絡バスは、東京での経験を超え、たぶん 私の人生で一番の?もみくちゃ経験となりました。


すし詰めの小さなバスは クネクネと狭い崖っぷちの山道を上り・・・、村の中心に到着。

もみくちゃから解放~。

そして 眼下に広がる風景も、開放的でした!

Italy2018cinqueterre19

岸壁の上のカラフルな家々、背後には 青い空とリヴェリア海岸!

バスを降りた村の中心には、小さな教会や小さなレストラン?があり、周りには(上にも?下にも?)ブドウ畑がありました。

Italy2018cinqueterre20

村の奥へ・・・、段々畑の向こうへ・・・、”道”はどこまでも(隣の村へ?)続いているようでした。

Italy2018cinqueterre21

上結合写真:村の小路と、村でいくつか見かけた古い樽(結合写真右)、ワインを絞るものでしょうか・・・??

小さな村の中心の 狭いエリアをブラリと散策し、早々に バスを降りた場所へ戻りました。

目指したい場所は絶景スポットよりも ”日蔭”です!

真上に太陽がある時間帯、少ない日蔭には 疲れた様子の人々が休んでいました。

皆さん かなりの疲労感・・・。

美しい風景とは裏腹に・・・猛暑です、酷暑です、命に危機さえ感じる暑さです!

そして問題のバス停。

バスは適当に?停まる為、バス停の看板もなく、どこで待っていたらよいのか分かりません。

離れたところの日陰で待とうものなら、確実に バスに乗り遅れてしまいます。

そして、もう一度言います!

ここはイタリア・・・世界中からのいろいろな国籍の観光客・・・。

人が整列して並んだり・・・、先に来た人を優先したり・・・そんなムードは皆無です!

それどころか、皆さん(私もですが) 暑さも疲労もピークで、殺気だっている雰囲気すら漂っています。

次に来るバスに 絶対 なんとしてでも乗りたい・・・。

(普段は思わないけど)人を押しのけてでも乗りたい・・・。

あれこれ考えていたら、ついに 入ってしまいました!

・・・私の”スイッチ”が・・・!?!?

そう、私は”人混み恐怖症”(?)であり、”閉所恐怖症”なのです・・・(自称)。

一度スイッチが入ると、ネガティブ思考から離れられなくなり、足も震えて 進まなくなってしまいます。

こんなにしてまで バスには乗りたくない、でも残れば命に危機を感じる暑さ・・・、歩いて駅に戻れば途中で倒れる・・・。

バスを一度見送ったら、どんどん訪れる観光客に、次のバスも その次のバスも、次の次のバスにも乗れず・・・、夜まで この村から出られないんじゃないか?

そしたら 電車もなくなり ジェノヴァへ帰れなくなっちゃうんじゃないだろうか?

野宿か?・・・とか。

私はパニックになりかていました。

・・・グルグル考えていると、バスがやって来ました。

私のパニックはよそに、人々が一斉に 小さなバスの入り口に押し寄せ・・・、もみくちゃになり、汗まみれになり、押されるままに バスに乗り込みました(乗り込めました)。

もう2度と足を踏み入れたくない暑さと(いろんな意味の)空気・・・。

人口250人程の、リヴェリア海岸の世界遺産の小さな村コルニリア・・・

Italy2018cinqueterre22

こんなに綺麗な風景の中での 恐怖体験でした~?!


駅に到着し 狭い空間(バス)と 人混みからは逃れる事ができました。

が、またまた電車はちょうど出たばかり。

次の電車までの待ち時間、これまた忍耐?修行です(大汗)!

殺人的な酷暑からは どこまで行っても 逃れられません・・・。

日蔭が 1ミリもないホーム(下結合写真左)!

酷暑の昼下がり、10分の待ち時間でも 気がおかしくなりそうな厳しさです。


しばらく待って、やっと来た電車に乗り 約5分、4つ目の村マナローナManarola駅④へ。

Italy2018cinqueterre23

上写真:3つ目の村コルニリア駅(写真左)から眺めた4つ目の村マナローナ(写真右)。

もう 電車の乗り降りさえ、ヘロヘロです・・・。

小さな駅に電車が到着すると、観光客が ぞろぞろと 狭いホームへ流れ出ます。

何度も繰り返し見た風景でしたが、確実に 違ってきていました!

暑さと 人の多さです!

この時 16時頃でしたが、少し日が傾き 空気の流れが変わる(?)日本の夕方とは違い、真昼間同様の(というよりさらに厳しい)痛い日差しと 灼熱の太陽と 湿度のある暑さ・・・。

チンクエ・テッレ1つ目の村から 観光客は溢れかえっていましたが、時間の経過と共に、観光客は激増!

今思えば・・・時間が経てば 反対からチンクエテッレを巡る人達とも 一緒になり(1→2→3→4→5 と巡る人と 5→4→3→2→1と巡る人)、観光客が倍増するのでしょう。

特に3つ目あたりから後半に向け・・・。

真夏の大混雑のシーズンに訪れる場合は、小さな連絡バスに乗らなくてはならない3つ目の村を最初に訪れ、その後 残りの4つを巡る・・・というのはどうでしょうか?(どちらにしても 真夏のチンクエ・テッレは オススメできませんが・・・)


話がそれましたが、4つ目の村マナローナです。

もみくちゃになりながら電車を降り、”暑い~”と ホームを歩き出した時・・・

ないっ!ないっ!ないっ~~~!

この日 ひとときも私から離れず 力になっていてくれていた”ハンカチ”が ないことに気が付きました!

実はこの日おろしたばかりの 新しいハンカチ、夏休み旅行直前の帰国時に 日本で買ったものでした。

この日、どれだけ汗を拭いてもらった?でしょう・・・。

電車の中でも使っていたので、おそらく降車時に 人ともみくちゃになり、その時に落としてしまったのだと思います。

日本から、そしてオランダからも遠く離れた この秘境?に、おいていかなくてはならなず、心が痛みました。

ハンカチさん ごめんね・・・。

夏休み旅行初日から 帽子を忘れ(見つかった)、スマホを落とし(割れた・壊れた)、2日目のこの日は ハンカチ・・・(1月9日ブログ参照)。

前日から続くミスと 酷暑と人混み・・・とうとう 心が折れました(泣)。

到着したホームから駅を出るには、階段を降り 狭い地下通路を潜り 改札側のホームへ行く構造となっていました。

電車から降りた人でホームは溢れ、階段と地下通路は人で埋まり、進むことができない状態。

大混雑の灼熱のホームで、階段で、地下通路で・・・またまた私の”スイッチ”が入ってしまいました!

自称 ”人混み恐怖症”・”閉所恐怖症”の私にとっては、もう”カオス”状態にしか見えません!

人に押され もみくちゃになりながら階段を降り・・・、短い地下通路を歩き・・・、反対側のホームへの階段を上り・・・。

なんとか改札の前まで行ったのですが・・・足が 頭が ”進みたくない”と言っています!(恐怖症のスイッチオン状態です)

次の村への移動の為に、また人混みでもみくちゃになりながら ホームへ行くことや、酷暑のホームで電車を待つことを考えたら・・・目の前 真っ暗、不安しかありません。

一秒でも早くこのカオスな状態から 逃れたい!!!

(普通の人にとっては 大したことはないのかもしれませんが・・・)

ということで、4つ目の村マナローナでは、駅の改札から出ることもなく、人がいなくなったホームへ再び戻り・・・5つ目の村へ向かうことに。

この時の待ち時間は まさに忍耐、一番長く感じました。

人々はホームの端っこのほんの少ししかない日陰に集まり、入りきれない人は ほんの少し日蔭ができていた樹木の周りに集まっていました。

Italy2018cinqueterre24

上結合写真:とにかく暑いホーム!人々は 少ししかない日陰に集まる、木陰に集まる人々はまるで”木にとまるセミ”のよう・・・?!


やっときた電車に乗り、5つ目の村リオマッジョ-レRiomaggiore⑤へ。

電車の所要時間は3分。

待っていた時間に比べ、お隣の村は近く、電車で涼むことができないまま到着。

電車に乗った時までは リオマッジョ-レ観光はしようと思っていましたが、いざ駅に着いてみると・・・予想通りの混雑を前に 気力を失い・・・とうとう 電車から降りることをやめてしまいました。

最後はあっけなく・・・。

あんなに憧れていた世界遺産チンクエ・テッレ観光は、5つの村を制覇することなく 終わりました(涙)。


5つ目の村リオマッジョ-レで 電車を降りないまま、La Spezia(地図B)まで行き 下車。

Italy2018cinqueterre25

La Spezia駅で ジェノヴァへの切符を購入(ミラノ行き, La Spezia17:46 - ジェノヴァBrignole 18:43)。

どのくらい待つのか・・・、どんな電車があるのか・・・、帰りの時間は調べてありませんでしたが、思っていたより早く帰れる ちょうど良い電車があって ラッキーでした。

電車の時間まで 少し時間があったので、駅のカフェでドリンク休憩。

そしていよいよ! この日最後となる電車が ホームに入ってきました(上写真)。

この日 何度 電車を乗り降りしたでしょう・・・。

自称 乗り鉄?!電車は大好きですが、さすがに暑さと人混みに疲れました。

最後の電車・・・ジェノヴァへ帰れる安心感と 冷房の利いた車内は、もう ”天国”のようでした~~~。


この夏、私には ”カオス”に映ってしまったチンクエ・テッレ・・・。

・・・憧れの 世界遺産チンクエ・テッレ・・・

別の季節に訪れていたら・・・きっと違う経験と思い出になったはず!?

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