歩きだす創造? 広がるストーリー! BLOEMKUNST 2018
11月後半、最近はすっかり寒くなっているオランダですが・・・秋のお花イベント回想録です。
オランダ中部の都市Hilversum郊外にある Kasteel Groenveld にて開催されたお花イベント
BLOEMKUNST 2018
(2018年9月15~23日, Kasteel Groenveld in Baam)
ちなみにHilversumは、私がオランダ生活最初に ホームステイをしていた町です。
お屋敷の屋内外が 20000本以上の切り花やプランツで飾られました!
屋外・ガーデンのデコレーションは前回ブログ(11月11日ブログ)参照。
今回は館内のデコレーションをご紹介します。
館内には10数室のお部屋があり、それぞれのお部屋を それぞれのフローリストさんが、それぞれのテーマ・テーマフラワーで デコレーションしています。
お部屋に入る度に、”わぁ~”と声をあげたくなるほど、それぞれのお部屋には 全く違う世界観が広がります。
今回ブログでは 特に印象的だった3つのデコレーションをご紹介します。
まずは、シュールな 姿に驚きつつも!遊び心たっぷりな デコレーション(ブログ冒頭写真・下写真)。
クラシックなイメージのアマリリスが、あられもないお姿に!?
好き嫌いがはっきりしそうなデコレーションですが・・・、遊び心たっぷりで 私は好きです。
皆様はどうでしょうか・・・
アマリリス作品:Fred Zuidgeest氏作
ヨーロッパでは アマリリスは 冬の代表的なお花(日本以上に)です。
一見 取扱いが難しそうですが、花モチも良く(球根花なので)、冬のデコレーション等には欠かせない花材。
私も大好きなお花です。
2つ目にご紹介するのは、とってもロマンティックで ストーリーのある デコレーションです。
お部屋に入ると、水色の壁紙に目を奪われます。
そしてお部屋に鎮座する 白いお花に包まれた四柱式(天蓋)ベッド!!
なんてロマンティック!!
ファレノプシスとシラカバの天蓋に ウットリです。
お部屋を隅々まで眺めると・・・
このお部屋に たった今まで人がいたかのような演出がされていました。
ラタンのロッキングチェアに無造作にかけられた男性のものと思われる上着・・・
女性のまなざしが見えてきそうなミラー・・・
ベッドの上には、お茶を囲み語らっていた、まだぬくもりの残っていそうなティーセット・・・
ファレノプシス作品:Wendy van den Bergさん&Stephanie van Ervenさん作
ベッドの反対側へ回ってみると・・・?!
頭の中に 妄想たっぷりのストーリーが広がりました!?
まるで映画のワンシーンのような、とってもロマンティックなデコレーションでした。
今回ブログの最後は、この建物の特徴を活かした デコレーション!
螺旋階段のホールに、日本でいうところの5階くらいの天井から吊り下げられた長~いデコレーション。
階下から上層を眺めると・・・
天井から洩れる光の中から キラキラハラハラと お花達が 舞い落ちて来るかのようなデザイン。
地階には オレンジ色のホオズキ・・・
オレンジのホオズキ・パープルのバンダ(蘭)・パープルのスケルトンリーフ・・・
ホオズキ・バンダ・スケルトンリーフはこんな風になっていました(下写真参照)、なるほど~。
グランドフロアから1階へ、そして2階へ。
違う高さから眺めるこのデコレーションは、また違う姿を見せて(魅せて)くれました。
ホオズキ作品:Kees van der Valk氏作
上層からさらに上を眺めると、降り注ぐ太陽の光と 舞い散る白いスケルトンリーフ。
階下から見ていたこの作品は、パープル・オレンジの秋らしい配色のデコレーションでしたが、上層から眺めるこの作品は キラキラして 透明感のある 全く違う印象のデコレーションでした!
”色”が、”グラデーション”が、この作品に 命を吹き込んでいるようでした。
時間や経験と共に、”人生”が 様々な色に染められていくように・・・。
皆様には どのようなストーリーが見えましたか?
・・・観る人 それぞれのストーリーが広がる・・・お花と共に。
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