目指すは西海岸!ダブリン発1日ツアー・・・Summer2017
日本は寒波に襲われているようですが、オランダは例年より暖かい冬となっています。
特に今日オランダは 記録的な暖かい1日となりました。
今日の気温は6:50AMの時点で12.2度、1960年(12.1度)の記録を抜く暖かさだったそう(AT5さんのニュース参照)。
我が家の温度計も 日中13~14度くらいになっていました。
今日はオランダだけでなく 西ヨーロッパ全体で暖かかったのだそうです。
世界的に気候が極端ですね。
オランダの冬は 寒ければ寒い方が良いお天気で、逆に暖かいと・・・まず”雨”です。
もちろん?今日も 悪天候!!
せっかくの記録的な暖かさも 風雨の為 体感温度は結局 低い・・・。
そんなわけで 暖かくても全く嬉しくなく・・・例年並みのキーンとした冬らしい寒さと 青空を お願いしたいものです!?
そんな異常気象?の冬真っ只中ですが、季節は2017年夏に戻ります・・・。
2017年夏休みに訪れた 18年ぶりのアイルランドの旅レポート。
『アイルランド再訪の旅 ~アイルランドの田舎と世界の果てへ~』
夏休み4日目に参加した ダブリン出発の 1日ツアー【Cliffs of Moher : Full-Day Tour from Dublin】(GetYourGuide)。
目指すは アイルランド西海岸!
・Kilmacduagh Monastery(Abbey)散策 (約20分)
・モハーの断崖Cliffs of Moher (約2時間)
・バレンThe Burren(車窓から)
・Baby Cliffs(15分)
・ゴールウェイGalway散策 (約1時間)
ツアーのハイライト・モハーの断崖 については、前回ブログ(1月17日ブログ参照)でご紹介いたしましたので、今回は ツアー全般と ツアーで立ち寄った他の観光スポットについて等をご紹介します。
ツアーは朝7時 ダブリン(DublinCityGallery)を出発。
気温14度、肌寒いダブリン・・・真夏です!?
余談ですが、待ち合わせ場所(DublinCityGallery)へは 前日確認のため行っておいて正解でした。
思っていたより遠く(ミニチュアタウン?アムステルダムに住んでいると、他の都市が巨大に感じ、距離感もおかしくなる!?)、たくさんのツアーバス停もあり 多少迷ったので・・・、当日初めて待ち合わせ場所に向かっていたら、確実に遅刻した(置いてけぼりになった)と思います。
途中 Athloneと言う町のサービスエリアで休憩。
朝食に クロワッサンや飲み物を購入。
10:20、最初の観光スポットは Kilmacduagh Monastery(Abbey)。
低く連なるグレイの石垣(ブログ冒頭の写真参照)・・・
遺跡・・・
ハイクロス(ケルト十字)・・・
石積みの壁・・・
これぞ(私の中の)最もアイルランドらしい 風景!
18年前にアイルランド・アラン諸島でもみた こんな風景(前出ブログ参照)が 私の中では最もアイルランドらしい風景として 脳裏に焼き付いています。
ちなみにラウンドタワーとは、アイルランド特有の建造物(2017年10月29日ブログ参照)です。
20分間の自由時間、アイルランド・ケルト文化に思いを馳せながら 歩きました。
その後、しばらく車窓は 延々と続く緑の丘・・・。
そして11:30頃 ついに到着!
ツアーのハイライト!アイルランド島・西の海岸・・・モハーの断崖Cliffs of Moher!
モハーの断崖については 前回ブログ(前出ブログ) 1月17日ブログをご参照ください。
私のとっては 聖地のような場所です。
夏休み4日目。ダブリンから一日ツアーに参加。今日のメインはここ!まさか人生で二度行けるとは?!地球の果て?"モハーの断崖cliffs of moher" !18年前と変わらない雄大な自然美!強風ではありましたが、青空にも恵まれ"地球の果て?"とは思えない穏やかな再訪となりました。 pic.twitter.com/uGsYxekYkE
— thura (@bloemenvanthura) 2017年8月5日
広大な海、静かな空、流れる雲、吹き付ける強風・・・そして断崖絶壁!
モハーの断崖で、地球のすごさ・自然の素晴らしさをあらためて確認し、パワーを充填・・・!
バスは 次の目的地へ。
いつしか車窓は まるでどこかの惑星のような?グレイの風景に変わっていました。
石灰岩が広がるカルスト地形の バレンThe Burren。
名前の由来は、ゲール語でバレンBhoireann「石の多い場所」だそう。
歴史的にも 文化的にも 興味深いエリアです。
”あのグレイの岩の大地は どんな風になっているんだろう、歩いてみたい・・・”
そんなことを思っていると、再びバスは海岸線へ。
14:10、写真スポットBaby Cliffs で小休止。
モハーの断崖のミニチュア版?のような Baby Cliffs。
Baby Cliffsでの自由時間は約15分。
グレイの石灰石の上を 各々自由に歩きました。
足元に広がる石灰岩は 見た目以上に 険しく、油断をしたり コケて 手を付こうものなら ケガをしそうなほどシャープでした。
海岸・断崖の端っこへ 向かうと・・・?!
迫力満点、怖い~。
赤ちゃん?とはいえ 険しい断崖!
強風恐怖症の私は こんな絶壁には近づけず・・・旅友が撮ってきた写真(上・下写真)です。
こんな険しさの中ですが、足元には たくさんのかわいい草花達が咲いていました!
この時 気温17度・・・バレンThe Burren(エリア)は アイルランドでは一番暖かいエリアなのだとか。
そしてこの地は 北極・地中海・アルプスの植物達が 同時に生息する、特別な場所なのだそうです。
いろいろ不思議の詰まったエリアです。
再びバスは次の目的地へ。
16:00、ツアー最後の目的地 ゴールウェイGalwayです。
私にとって ゴールウェイを訪れるのは2度目。
18年前 アイルランドでのお花修業を終え、オランダへ戻る前に出かけた一人旅の行き先が ゴールウェイとアラン諸島でした。
その時 数日間 滞在したのがゴールウェイ・・・
哀愁と情緒あふれるアイリッシュパブや アイリッシュ音楽、優しいアイルランドの人々との出会いは 今もゴールウェイの風景として心に残っています。
ところが?!
バスを降り 町の中心へ向かって歩くも、私の記憶の中にあるゴールウェイの風景とは 全く違う・・・?
記憶の片隅の風景はどこにもなく、雰囲気・空気感も違う!
私の記憶が間違っていたのか・・・?
記憶が独り歩きしてしまったのか・・・?
ゴールウェイが変わったのか・・・?!?!
今回歩いて感じたゴールウェイは、グローバル化が進むヨーロッパの小都市に良くあるような、若者と 活気の溢れる都市でした!
実際 ゴールウェイは、近年の経済成長により アイルランド西部の中心都市として 活気にあふれているのだそう。
気温19~21度、この日はじめて”暑い”と感じた瞬間でしたが、それは あふれる若者達の”熱気”だったのかもしれません。
ゴールウェイの哀愁と情緒は 何処へ行った~~~?(涙)
あの情緒あふれる雰囲気を再び味わいたくて、ゴールウェイが含まれているツアーを選んだのですが・・・なんだか少し残念・・・。
自由時間は1時間あったものの、バスが停まった場所が分かりにくく、戻る道順と時間を考えながら散策し、ほとんど何もできず、あっという間に時間は過ぎました。
賑わうストリートの途中にあったのは、14世紀建造のリンチ家の城Lynch'sCastle。
現在はAIB銀行(AlliedIrishBanks)の支店として使われているそう。
そして 聖ニコラス教会St.Nicholas's Church(下写真中・右)。
1320年建造、ゴールウェイが最も繁栄した時期(15~16世紀)に拡張・増築。
漁師の守護聖人としてあがめられていた聖ニコラスに捧げられた教会で、中世アイルランドにおいて最大の教区教会だったそう。
1477年、コロンブスが大西洋へ船出する前に 安全を祈願したといわれている教会なのだそうです!
1652年、ゴールウェイはクロムウェル(イングランド・清教徒革命の勝利者)軍に占領され、破壊や略奪に遭い・・・教会は馬小屋として使われた・・・という歴史も(教会の資料より)。
それ以前にも以降にも、さまざまな残虐な歴史の残るゴールウェイ・・・。
この日は土曜日で、教会周りでは 土曜マーケットが行われており、過去の残虐な歴史を感じさせない 平和的な賑わいでした。
ゴールウェイは”ゲールタハト(アイルランド語使用地域)”の入り口にあたり、標識や看板等は2言語(アイルランド語と英語)で表記され、言語はアイルランド語が使われているそうです。
違うストリートや近郊には、まだまだ 私が記憶していた情緒と哀愁の漂うエリアも あるのかもしれません。
文化や歴史を残しながら、変わっていくゴールウェイ。
この先 さらにグローバル化が進んでも、変わらず残ってほしいゴールウェイの情緒と哀愁です。
そんなことを考えながら 再びバスに揺られ・・・。
19:45頃 無事ダブリンへ帰還(左写真はダブリン到着時)。
朝7時からスタートした ダブリン発モハーの断崖1日ツアーはこれでおしまい。
記憶のままのモハーの断崖もあれば、記憶とは全く違ったゴールウェイあり・・・。
地球上の長い時間の中で変わるもの変わらないもの、厳しい自然と共に変わるものかわらないもの、時代と共に変わるもの変わらないもの・・・この日1日で 様々な”もの”を観ることができました。
五感も体力も すっかり使い果たした1日でしたが・・・ダブリンの夜はこれから!?
ダブリンの夜は まだまだ明るく 長い・・・!
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