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2017/02/10

未来へ続け!プロヴァンスの村のそれぞれの”色” Summer2016

先日、今年2回目のパリへ行ってきました。

これで 1月後半から予定していた 今シーズンの一連の展示会出張が 終了しました。

無事に出張も終わり、展示会では 様々な手配もできて、ホッとしています。

先月訪れた 国際園芸見本市IPM2017(2017.1.24~1.27)の様子を BloemenVanThura Facebookページ(アルバム)へアップしました。

よろしければ下記リンクからご覧ください(ブラウザや環境によってページが開かない場合があるかもしれません)

BloemenVanThura Facebookページ アルバム「IPM2017 賑わうブースとデコレーション編」


本当はお花の事を綴るはずの「オランダのお花ブログ」ですが(汗)、書きかけた事は 完結したいので 季節外れではありますが こちらを続けます。

『南フランス 世界遺産と 癒し?の旅』(2016.8.3~2016.8.8)

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5泊6日の夏休みの終盤、4~6日目を過ごした南フランス・プロヴァンス地方 アヴィニョンAvignon。

夏休み5日目(アヴィニョン2日目)、日帰りオプショナルツアーを利用して、南フランス・プロヴァンスの魅力的な村々を周遊しました。

旅の計画段階で事前にインターネットで申し込んでおいたツアーは、VELTRA社の「魅力たっぷり!終日プロヴァンス周遊たび☆オランジュ観光、ワイナリー訪問付き完全版ツアー<アヴィニョン発>」(下地図参照)。

Summer2016tourmap★1 世界遺産 史跡の町 オランジュOrange

★2 ワインの産地 シャトーヌフ・デュ・パプChâteauneuf-du-Pape

★3<フランスの最も美しい村> 『赤い村』 ルシヨンRoussillon

★4<フランスの最も美しい村> 『白い村』ゴルドGordes

★5<フランスの最も美しい村> レ・ボー・ド・プロヴァンスLes Baux-de-Provence

★6 世界遺産 水道橋 ポン・デュ・ガールPont du Gard

ツアー前半(★1~★2)は 2017年1月12日ブログ参照。

今回はブログでは、ツアーで訪れた美しい村々(★3~★5)をご紹介します。

ツアーで訪れた村はそれぞれ特徴のある美しい村 ルシヨン、ゴルド、レ・ポー・ド・プロヴァンス。

これらの村は ”フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)” に登録されています。

”フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de France)” とは、歴史遺産の価値向上、歴史遺産保護、観光に関連した経済活動の促進を目的として設立された協会で、下記のような条件があるそうです。

*人口2000人を越えないこと

*歴史的建造物・自然遺産を含む保護地区を最低2か所以上保有・・・等

現在155村(2015年現在)が登録されているそうです。


★3<フランスの最も美しい村> 『赤い村』 ルシヨンRoussillon

最初に訪れた<フランスの最も美しい村>は 人口約1300人の『赤い村』ルシヨン。

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上写真 : 村の入口の展望台からの村の眺め

切り立った黄土の断崖の上に ギュッとひしめき合う赤い家々。

石や白っぽい色の多いこの地域では、ハッとするような存在感です。

村の入り口に車を止め、約50分の自由時間となりました。

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上結合写真左・右 : 村の入り口の展望台からの風景、黄土の崖が切り立つ

上結合写真中 : 地図の下のピンクの文字が村入口の展望台、上が村の高台・展望台

限られた時間で、村の中心地の一番小高いところを目指しました。

小さな村とはいえ、結構な距離と 上り坂です。

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日蔭の少ない真夏の昼時、プロヴァンスの強い陽射しを受けながら 歩きました。

ちょうどランチの時間帯・・・横目に 混み合うカフェやレストランを見ながら。

プロヴァンス地方の代表的な景勝地は、観光客でいっぱいです。

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村の中心辺りには 村人を見守っているように 教会がありました。

17世紀のファサードをもつサン・ミシェル教会(上写真)、どの角度から見ても”絵”になります。

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通りから見える 家々の窓やお庭はお手入れされていて、干からびそうな夏なのに とても綺麗(上結合写真)。

ブドウの実もなっていました(ブログ冒頭の写真)。

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高台の展望台からのパノラマ(上写真)。

白っぽいイメージのプロヴァンス地方で、この”赤い村”がどれだけ特別であるかを 実感します。


集合時間より少し早く 集合場所に戻り 車内で休憩。

観光より休息・・・ヒリヒリ・ジリジリ もう絶えられない暑さ(35度くらいだったでしょうか)!

気が付けば、南フランス旅行2日目から吹き荒れていたミストラルが 止んでいました。

風が止んだのは嬉しいですが、暑さが倍増した気がしました(大汗)。

車がルシヨンの村を下り、振り返れば 黄土(オークル)の断崖や奇岩・・・。

かつてこのエリアは多くの採掘場があり、採れた黄土は 赤や黄色の顔料や レンガの着色料となったそうです。

現在は 鉱業は衰退し、観光業が主要の産業へ。

赤い色がそう見せるのか・・・?

砂漠のように乾燥して見えるルシヨンは、いつの時代も この”黄土”・”赤”に 潤いをもたらされているようです。


★4<フランスの最も美しい村> 『白い村』ゴルドGordes

次に訪れた村は、この地方(コートダジュールやプロヴァンス)に多くある”鷲の巣村”と呼ばれる村の一つ、ゴルド。

ルシヨンから車で約30分程だったでしょうか・・・(記憶が薄い)。

人口は約2000人、アヴィニョンから東に約30キロに位置しています。

村に近づくと 道路が混雑してきました。

村へ向かう途中にある絶景の展望台付近は、上りも下りも 大渋滞。

フランス中・世界中から、この風景を観るために、この絶景写真を撮る為に、ここを訪れるようです。

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この風景をみれば それも納得!

山肌にビッシリ密集した家々・・・というより、家々で山ができているのかと 思うくらい?!見事な風景です。

色こそ違えど スペイン・トレド(2014年12月5日ブログ参照)のミニチュア版を見ているような?絶景です。

ゴルドでは 約40分くらいの自由時間がありました。

ミストラルもすっかり止み、ヒリヒリ暑い昼下がり。

暑さの為か かなりバテぎみでしたが、お城や教会を見学。

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お城は大きくはなく、豪華な内装とかでもなく、内部は展示ホールのようになっていて、アートのエキシビション?をやっていた様子(上結合写真左・中)。

お城の中には 人はほとんどいませんでしたが、広場はこの賑わい!

村の中心にはクラッシックカーやジープがズラリと並び(上結合写真)、人だかりができていました(クラッシックカーの写真はありません)。

夏祭りか何かのイベントだったようです。

日蔭を求め 適当に路地に入って見ました(下結合写真)。

小さな村なので迷子になることはありません。

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路地へ入ると マルシェも開かれ(マルシェの写真はありません)、地元の野菜等の産物やワイン・お菓子類・お土産等が売られ、地元の人々や観光客で賑わっていました。

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上のパノラマは 路地を歩いた村の外れ?からの眺め、高台にある為 とても良い見晴らし!


ゴルドは とても古くからある村だそうです。

古代ローマ時代からの痕跡や墳墓も発見されていて、中世には城塞都市となり、その後は様々な戦いに翻弄され・・・。

第二次世界大戦時にはナチス・ドイツ軍の攻撃のより大きな被害もあったそうです。

この村でもアルルでもルシヨンでも見かけましたが、フランスの村々には必ず 兵士を称える像があるのだそうです。

戦いや歴史に翻弄されたゴルドは今 ”フランスの最も美しい村”として、世界中から人々が集まり、平和的な賑わいの中にありました。

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現在は観光業や不動産業(別荘等)が経済の中心だそうです。

上の写真の景色の中には 多くの別荘や高級ホテルも!


★5<フランスの最も美しい村> レ・ボー・ド・プロヴァンスLes Baux-de-Provence

長い一日、ドライバーさん以外は皆ウトウト・・・。

目的地へ到着する前には、ゴッホVincent van Goghが晩年療養して過ごしたサン・レミSaint-Remi-de-Provenceの町の中を 通りました。

車窓から、ゴッホが描いた絵画のポイントを示す看板が何枚も・・・(立ち寄りたかった)。

そして また ウトウト・・・。

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ゴルドから車で1時間20分くらいでしょうか。

ふと気付くと、車窓から見える風景が変化していました。

生い茂る緑 と 白い石灰岩の岩山・山肌のコントラスト(上写真)。

レ・ボー・ド・プロヴァンスにやってきました。

かつて”難攻不落”と言われた城塞都市レ・ボー。

中世 南フランスでは最強の勢力を誇り、南フランス文化の中心でもあったそう。

現在 お城は廃墟となり、繁栄した時代には4000を越えていた人口も、今では500人程に。


レ・ボーでは約25分程の自由時間がありました。

この村に到着したのは、すでに午後4時半をまわるような時間でしたが、夏のプロヴァンスのこの時間は 真昼間同然。

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まるで絵に描いたような?、象形文字のような? 太陽が、頭上で燃え盛っていました。

暑さと、車(かなりのスピードと山道)に揺られて・・・、私も含め 同じツアーのメンバーも皆 疲労がピークでした。

ルシヨンの村を歩いた時ほどの元気はありませんでしたが、最後の力を振り絞る気持ちで散策へ出かけました。

村のメインストリートの両脇には お土産屋さんやアイスクリーム屋さんが並びます。

狭いメインストリートや路地には、人口よりはるかに多そうな観光客が溢れていました。

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ここはテーマパークか!?

・・・というくらいの、すれ違うのも大変な人・人・人!

何件目かの混み合うアイスクリーム屋さんで、やっと なんとか冷たいもの(かき氷のようなシェイクのような・・・よく見かけたものの名前を知らない・汗)を買うことができ、生き返りました。

石畳のメインストリートを先端まで、往復。

レ・ボーの村で見かけた観光客は、ほとんどがフランス人のように感じました。

ガイドさんいわく、世界中からはもちろん、フランス全土からの観光客も多いのだそうです。

南フランスは フランス人から見ても、気候的に・歴史的に・文化的に、魅力に溢れるエリアなのですね。

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見晴らしポイントから、崖の上のスゴイところにある村(上結合写真左・右)と、村からの眺め(上結合写真中)。


プロヴァンス語の村の名前Baouは、”岩だらけの尾根”という意味だそう。

このエリアで19世紀に発見・採掘された”ボーキサイト”は、この村の名前に由来しているのだそうです。

そのボーキサイトも20世紀には枯渇、現在フランスではボーキサイトは 西アフリカからの輸入だとか。

現在 この村の経済の中心は、言うまでもなく 観光業です。

真夏の観光客の賑わいが 都会の喧騒のようにも感じられ、忘れてしまいそうな 村の朽ちゆく姿・・・。

この村が いつまでも朽ちることなく この賑わいを失いませんように。


Summer2016beauxvilla26今回 3つの村を駆け足で訪れました。

訪れたのが8月で、ラベンダー畑の季節が終わっていたのは残念でしたが、真夏のプロヴァンスを満喫できました。

左写真はレ・ボーのお土産屋さんの店頭のラベンダーのデコレーション

自分の車やレンタカーで訪れて、それぞれの村で宿泊して、それぞれの村でゆっくりできたら・・・素敵でしょうね。

今回の駆け足の旅でも、それぞれの村の それぞれの味を 楽しめました。

村人の村を大切に思う気持ち、村を残していく決意、村への誇りも 感じることができました。

景観を壊さず、都市化しないで暮らしていくという選択は、観光の観点からみれば素晴らしいことですが、そこで暮らす人にとっては 高齢化や 生活においても いろいろ不便があるのでは・・・と想像します。

ふと、2014年夏休みに立ち寄った スペインの小さな村 エルシエゴElciego のことを思い出しました(2014年10月30日ブログ参照)。

スペイン・エルシエゴは人口1000人余りの 観光地化もされていない 小さな小さな村でした。

フランスには人口2000人以下の小さな村が 32000ほどあるそうです。

その中で ”フランスの最も美しい村”に登録されている村は約155村。

今回の3つの村も スペインで迷い込んだエルシエゴも、私にとっては 広い世界の中で 少しだけ縁のあった 小さな美しい村。

それぞれの村の未来を見てみたい。

グローバル化の流れに飲みこまれることなく、20年後も 50年後も 100年後も 200年後も、それぞれの”色”のまま 存在していたらいいなぁと思います。

そして、眩しい太陽が そこに暮らす人々を照らし、笑顔が満ち溢れていれば・・・。

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