ゴッホも惚れた?もう一つの魅力は一番の魅力! Summer2016
オランダからの近場で、気楽に行けて 気楽に過ごせれば・・・。
今年は計画準備期間がなかったので、身近なところで・・・と選んだ南フランスでしたが、期待以上の夏休みとなりました。
『南フランス 世界遺産と 癒し?の旅』(2016.8.3~2016.8.8)
どうやら私は、南フランスを 甘く?みていたようです。
フランス中、世界中から観光客が訪れる南フランス。
歴史、文化、町並み、食べ物、ワイン・・・そして太陽、青空!
魅力にあふれています!
そのような魅力は文字的には?分かってはいたものの、想像以上でした!
夏休み最初に訪れた地は、地中海にほど近いローヌ川下流 左岸ほとりに広がるアルルArles。
城門をくぐり旧市街へ入れば、そこは古代がまるで昨日だったような世界が広がっていました。
オランダやベルギーの中世の町並みとも違う 古い町並み・・・。
アルルは「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」(1981年)としてユネスコ世界遺産に登録されています。
私は今回初めて南フランスを訪れて、先に挙げた魅力以外に もう一つ! 他にはない とっても魅力的なポイントを発見しました!!
他のシーズンは分かりません、あくあでも夏季のことです。
それは、”日中と夜との差” です。
日中は、眩しい青い空とギラギラの太陽が降り注ぎ、汗が流れる程の暑さ。
あっ でも、日本の夏のように湿度の高いジメジメとした暑さではありません、もちろん。
夜には ロマンティックなトワイライトの空が広がり、汗が流れた日中の暑さが嘘のように涼しくなります。
下写真はレピュブリック広場Place de la République、日中(右・左)と夜(真ん中)の様子。
市庁舎とロマネスク様式のサン・トロフィーム教会Cathédrale Saint-Trophimeが面しています。
広場を取り囲む白い建物群、連なる窓、スゥッと伸びるオベリスク、その上に広がる空の青・・・。
絶妙なバランスと美しいコントラストです。
レピュブリック広場は、アルルで私が一番好きだった風景であり、一番好きな場所でした。
下写真はフォーロム広場Place de du Forum。
広場に面して カフェが連なり、テラス席がズラリと並び、広場の中央全体にも パラソルとテーブルが所狭しと並んでいます。
アルルの町の中心にあるこの広場は、四六時中の賑わいです(上の写真は早朝撮影の為まだ寝静まっていました)。
”静”と”動”・・・レピュブリック広場とフォーロム広場、この二つの広場は 対照的な雰囲気でした。
上写真はフォーロム広場にあるカフェ・ファン・ゴッホ。
ゴッホVincent van Gogh の『夜のカフェテラス』の舞台となったカフェです。
日中この場を訪れた時、カフェの前ではバンド演奏まで行われていて、ものすごい賑わいでした。
”ゴッホの『夜のカフェテラス』のイメージと なんか違う・・・”と少し戸惑い、あらためて夜に出直すことにしました。
夜の様子は・・・ブログ後半で!?
”日中暑くて夜涼しい”って当たり前でしょうか?
ヨーロッパならではでしょうか?
私もついこの前までそう思っていたのですが・・・意外とそうではないんです。
今回南フランスを訪れて 確信しました。
これまで夏休みに訪れたヨーロッパの都市を振り返ってみても、南フランスほどの気持ちよさはありませんでした!
私が訪れた時がたまたまその地の異常気象だったのかもしれないけど・・・あくまでも私の経験と、アムステルダムの気候に慣れてしまった私の感覚です。
チェコのプラハも ポーランドのワルシャワもクラクフも、ドイツのドレスデンも、スペインのマドリッドも、イタリア・ミラノもヴェネチアも・・・疲労がたまってしまうほど、日中も夜も ド暑かったです。
日中暑くて夜涼しかったといえば、ドイツ・ベルリンかなぁ。
スペインのサンセバスチャンは 日中暑く朝晩涼しかったけど、若干 太陽が不足してたし・・・。
フランスのロワール地方を訪れた時も、(たまたま?)涼しかったし、雨も降ったし。
2015年イタリア| 2014年スペイン|2013年ポーランド|2012年東ドイツ・チェコ|2011年ロワール ・・・
アムステルダムはご存知の通り?!、真夏の日中ですら暑いことがほとんどないし(今年は異常気象だけど、例年は30度超えなんて一年で数日あるかないか)。
一方アルルは、夕方になると 暑さも一段落。
日中はダラダラと汗を流していたのが嘘のように、夕方になると 爽やかな空気に変わり、汗もサラリと乾いてしまいました。
その頃になると、漂う美味しそうな匂い・・・?
上写真は フォーロム広場で見かけた地中海の?シーフードがたっぷり入った大きなパエリアパン。
ゴッホのカフェにも(上写真真ん中)パエリアがメニューにあったようです。
一度食べてみたいと思っていましたが、結局食べに行けませんでした・・・。
そして人々の服装や雰囲気もがらりと変わります。
ロマンティックな夜の始まりです。
私もドレスアップして?涼しくなった街へ繰り出しました。
気温だけでなく、”夜の空”にも違いがありました。
夜空に浮かび上がる古代・中世の建物群。
日中に眩しい太陽の光をいっぱい浴びて白かった建物達が、夜空の下に浮かび上がります。
夜空に浮かび上がるゴッホのカフェ(上写真)
フォーロム広場の ゴッホの『夜のカフェテラス』の舞台となったカフェ・ファン・ゴッホは、日中とは違い まさにゴッホの絵画そのもの~!
8月初めのこの頃、アルルの日の入り時間は21時過ぎでした(アムステルダムは21:30頃)。
ちょうどディナーをいただきながら、ワインを堪能しながら、トワイライトな空を満喫できます。
ゴージャスな夜です。
”暑”と”涼”で身体が癒され、”明”と”暗”で心が癒されました。
ストリートを歩けば右に左に時代を感じる鉄製の看板や窓枠、古い建物内にはクラッシックで重厚なインテリア・・・。
そんな風景に、古代遺跡と石だらけの町に暮らす アルルの人々のセンスと 豊かな暮らしぶりを見ました。
アルルで印象的だったのは、街に、ストリートに、建物に、壁に、インテリアに溢れる ゴッホの絵画を彷彿とさせる 独特の”色彩”。
他の(私が知っている)ヨーロッパの都市とは異なる”色彩”に 独特の文化を感じました。
それは 同じ南仏のアヴィニョンの”色彩”とも異なるものでした。
これもきっと地中海の太陽と気候が影響しているのでしょうね。
太陽と夜空と色彩・・・
晩年をアルルで過ごしたゴッホもきっと、そんな太陽と夜空と色彩に囲まれ、アルルの気候や文化に魅了されたに違いありません。
まだまだ続きます、南フランスの旅・・・。
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