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2016/05/03

その裏側、知れば知るほど好きになる?! アムステルダム国立美術館Rijksmuseum

ゴールデンウィーク真っ只中。

晴れの日は、すでに オランダの”真夏”以上に?! 緑も太陽も 眩しい、そして暑い日本です。

Rijksmuseum20160401さて、今回ブログは そんな青空にも緑にも負けないくらい、華々しくリニューアルオープンした(いまさらですが) アムステルダム国立美術館Rijksmuseum についてです。

そのうち、そのうち・・・と思いながら、年月が過ぎ・・・。

この春(2016年3月末)やっと行くことができました!


2004年から始まった国立美術館本館の大改修工事。

当初2008年に再オープン予定が、どんどん延期になり・・・。

2013年4月、ついに!やっと!グランドオープンとなりました。

ベアトリクス女王様(当時、2013年4月30日をもって退位)も参加されていたセレモニー、私も帰国中だった日本から オランダのニュースを見てつぶやいていました。

Twitter内のAT5さんのサイトのリンクから、セレモニーの動画や写真を見ることができます。

再オープン後はとても評判が良く、アムステルダムの知人(オランダ人)にも、「まだ行ってないの?すごくいいよ、行くべきだよ。」と勧められていました。

そのうち、そのうち・・・と思っていたら、”その時”が来ました?!

この春、オランダのデン・ボスの北ブラバント博物館にて開催中の『没後500周年記念ヒエロニムス・ボス展』(2016.02.13~2016.05.08)に行こうと計画していましたが、なんと チケット売り切れ!

(ヒエロニムス・ボスについては 4月1日ブログ参照)

ボスの絵画に会いそびれた傷心を癒すため? かわりに?候補にあがったのが アムステルダム国立美術館でした(近場で済ませた・・・という話も?!)。

きっかけはともあれ、15年ぶりくらい?に、アムステルダム国立美術館Rijksmuseum へ行ってきました。


前日 オンラインチケットを購入。

オフィシャルサイトによると、11~14時が混雑する時間帯とのこと。

オンラインチケットを持っていても 混雑時は混雑を避けられないようだったので、その時間帯を避け 14時頃 美術館へ。

美術館の開館時間は 9~17時(カフェ・ミュージアムショップ・ブックショップは18時まで)。

14時からでは閉館まで 3時間しかありません。

3時間では 美術館の一部しか観らませんが、また行けばよいと・・・。

Rijksmuseum2016041315年ぶりくらいの国立美術館でしたが、以前訪れた時の美術館の中の様子を覚えているはずもなく・・・。

左イラストは Rijksmuseumフロアガイドより。

入り口はここかな・・・?

どこかメインエントランスはあるのな・・・?

そんな疑問を持ちつつも、ホールに入ると、歴史的な外観とは異なり、明るい現代風の真新しい空間が広がっていました。

モダンな雰囲気のホールからは、国立美術館を突っ切る通路を 自転車が走る様子が ガラス越しに見えて、アムステルダムらしく、また ”動く美術館”みたいで 斬新な手法とも感じました!


エントランス・ホールだけでも つい見惚れて長居してしまいそうでしたが、時間が限られています。

Rijksmuseum20160414まず目指すは、17世紀(1600年~1700年)の作品が展示されている Floor2。

左イラストはRijksmuseumフロアガイドより。

そう!まずは レンブラントの『夜警』です。

それは想像を裏切らない形で バーンッ!と現れました。

15年前に出会った時と同じ衝撃でした・・・が、混雑具合にも衝撃を受けました!?

15年前もこんな大混雑だったかな・・・。

オフィシャルサイトの混雑時間の情報は、入場時だけではなかった・・・。

14時過ぎでは、『夜警』の前は大混雑!!

363cmx437cmの大きな『夜警』が、小さく見える程の人混み??

Rijksmuseum20160402

『夜警』 NightWatch, Rembrandt Harmenszoon van Rijk, 1642

Rijksmuseum20160403(館内はフラッシュなしで写真OKでした)

遠くから観て、近づいて観て、また離れて観て・・・

繁栄した17世紀のオランダの文化や経済に思いを馳せました。

17世紀オランダ絵画黄金期の代表作、レンブラントの『夜警』の魅力に ただただ 酔いしれました。

最初は大混雑でしたが、他の絵画を鑑賞後に数度戻り、夕方には空いてきていたので ゆっくりじっくり『夜警』鑑賞できました。

Rijksmuseum20160404『夜警』のあるフロアには、まだまだ見所がいっぱいあります。

『ユダヤの花嫁』 (左写真)

The Jewish Bride, Rembrandt Harmenszoon van Rijk,

1665-1667頃

その他レンブラント作品いろいろ、若い頃のレンブラント作品もありました。


そしてもう一つの楽しみは フェルメールJohannes Vermeer !

何枚ものフェルメール有名絵画が 並ぶ壁を前に、感動最高潮です!

Rijksmuseum20160407

さすが アムステルダム国立美術館です!!

Rijksmuseum20160406

『恋文』The Loveletter, Johannes Vermeer 1670(上結合写真左)

『青衣の女(手紙を読む青衣の女)』Woman in blue Reading a letter 1664(上結合写真右)

Rijksmuseum20160405『牛乳を注ぐ女』(左写真)

The Milkmaid, Johannes Vermeer, 1658


レンブラント・フェルメールだけではありません。

オランダ絵画黄金期の作品・・・

17世紀 オランダの繁栄が溢れるような作品・・・

17世紀 オランダの日常に手が届きそうな作品・・・

Floor2では、17世紀のオランダ絵画がたっぷり堪能できました。

私自身、アムステルダムに住んで15年以上が経ち・・・。

15年前と現在では、絵画の見え方が違いました。

絵画の中に、現在と何も変わらない生活習慣や建物・住居環境・インテリアがあり、とっても興味深く感じました。

Rijksmuseum2016040817世紀オランダ黄金時代、世界の海を制した時代・・・。

帆船・海軍・戦争の登場する 迫力の海洋画もいっぱい!

船舶の模型・展示物もたくさんあり、海洋・船舶・歴史ファンにも興味深いこと 間違いなし。


結局 私は 3時間で観ることができたのは このフロアFloor2のみ(それでも時間が足りないくらい)。

このフロアには 絵画以外に、デルフト焼の展示や 歴史的なドールハウスの展示等、興味深い展示がいろいろあり、飽きません。

Rijksmuseum20160409_2映画に登場しそうなクラッシックな図書館も素敵でした。

この図書館は 世界の美しい歴史的(18~20世紀)図書館13選(Web Urbanist)に選ばれていました(2011.8)。

このサイトの中で私は、アイルランドのトリニティカレッジと ロンドンの大英博物館の図書館を見たことがあります。

世界には美しい図書館があるのですね~。

”美しい歴史的な図書館を訪ねる旅”もしてみたくなりますね。

最後は再び フェルメールの前に。

感動に慕っていると・・・残念ながらタイムアップ!

閉館時間となってしまいました(涙)。

フェルメールと言えば、デンハーグのマウリッツハイス美術館ですが、私はまだ行ったことがありません、近いうちに 行かなきゃ・・・


Rijksmuseum20160410閉館後は 館内のミュージアムショップ・ブックショップへ(18時まで)。

左写真は入り口付近から見たホールと、カフェ(奥)、ギフトショップ(奥・下)です。

ミュージアムショップで見つけたデルフト焼「ミニチュア・リボンの靴」を記念に?購入(下結合写真右)。

ちょうど Floor2のデルフト焼の展示の中にあった「デルフトの靴」を観て、”かわいい~!欲しい~!”と思っていたところでした。

美術館の展示品とは価値が全く違いますが(笑)、オランダ好き・リボンモチーフ好き・靴好き には たまらない一品です。

ブックショップには、ヒエロニムス・ボス関連の作品集もたくさんあったので、一冊選びました(下結合写真左)。

これも見飽きない、フフフッ。

Rijksmuseum20160411j

オープンな雰囲気のカフェにも入りたかったのですが、近くのレストランのディナーを予約していたので、カフェには寄らず・・・。

ミュージアムショップ・ブックショップ と カフェ のエリアは、チケットがなくても入れるスペースとなっていました(~18時まで)。

これはよいスペースです!!

観光の方にはもちろんですが、時間つぶしにも、雨宿りにも(アムステルダムならでは!)活用できそうです。

たった3時間(+ミュージアムショップ1時間)でしたがアムステルダム国立美術館Rijksmuseum 、とってもよかったです~。

もっと早く(改修工事終了後すぐに)行くべきでした~。

(私の)”好きな美術館ランキング”でも確実に上位へ、”また行きたい場所リスト”でも 上位へ ランクアップしました!!



・・・と、ここまでブログを書いたところで、ふと思い出したドキュメンタリー映画・・・。

まだ大改修中だった頃、そのドキュメンタリー映画の予告編を観たことがありました。

Rijksmuseum201604dvdすっかり忘れていましたが 検索してみると、『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』と『みんなの国立美術館へ』の2種類のDVDがありました。

気になったので、Amazonで早速注文。

便利な世の中です、翌日には手元に。

さっそく2種類のDVDを観てみました!

まずは『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』。

これは、2004年から始まった大改修工事の裏側のお話。

大改修に伴い、国立美術館のど真ん中を突っ切っていた自転車道をふさぐ計画が、市民団体により大反対運動にあい・・・。

私が今回訪れた時、「これがメインエントランス?」と、ちょっと気になったエントランス・・・。

自転車道にも関わりますが、そのエントランスにたどりつくまでのストーリーを知れば、これまで見えていた国立美術館そのものが 全く違って見えてきます!

その他、大改修に伴う 建築や計画が二転三転、工事中断・・・。

2008年までの知られざる壮大なドキュメンタリーでした。

ちょうど今 日本で起きた、オリンピックに向けて新国立競技場やロゴ決定までのゴタゴタが このドキュメンタリーと重なり、観ている側も胃が痛くなるほど?大規模プロジェクトの大変さが伝わってきました。

『みんなのアムステルダム国立美術館へ』は、前半は『ようこそ、・・・』をまとめたような内容で、後半は2013年の開館までのドキュメンタリーでした。

『みんなの・・・』だけでも大筋は分かりますが、『ようこそ、・・・』では、それぞれのトラブルが もっと詳しく紹介されているので、2枚通して観ると 面白さ?興味深さが倍増すると思います。

ということで、DVDは とてもよかったです!

さらに 国立美術館ファンになります!!

オランダを もっと 好きになります?!

皮肉たっぷり、ジョークもたっぷり、頑固で、人情深く、厳しく、そして優しい オランダ人が 好きになります!?

『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ 』(Amazon)

『みんなのアムステルダム国立美術館へ』(Amazon)

とにかくこの2枚のDVD、アムステルダム国立美術館へ行ったことのある方には、おススメです。

美術館で 感動度100 だったとすると、このドキュメンタリーを観ると、感動度10000 になります!

まだ国立美術館へ行ったことのない方、これから行かれる予定の方にも もちろんおススメ。

このドキュメンタリーを観てから、国立美術館へ行けば、細か~い事も見えて 100倍楽しめます。

多くの人達の 想いや熱意やこだわり(意地?)が 形になったアムステルダム国立美術館、感動も倍増です。

私もDVDを観て、まだまだまだまだ観るべきポイントや 見直すポイント、感じるポイントがたくさんあることを知り、ウズウズしています。

また近いうちに行きたいなと思います。

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