ゴッホの”叫び”!?!? Van Gogh Museum
”いつでも行ける・・・”
”そのうち行ける・・・”
そんな気持ちでは いつまででも行けません・・・。
そしてこの度 やっと?ついに?!
ゴッホ美術館 Van Gogh Museum に行くことができました。
10年以上ぶりくらいです!!
前回ゴッホ美術館に行ったのは、アムステルダムに住み始めた初めの頃だったとは思いますが、いったいいつ?誰と?一人で?行ったのか・・・思い出すこともできません。
そんな中、今年は『ムンクとファン・ゴッホ展』(2015.9.25~2016.1.17)が開催されると知りました。
絶対行かなくては・・・と忘れないように、手帳にもメモにも書きとめて、行けるタイミングを探っていました。
そして先週のある日の午後、行ってきました。
いつも混んでいて行列ができているので、事前にインターネットで予約をして行きました。
といっても予約をしたのは二日ほど前。
それでも 空きは十分あったようで、希望の時間も選べました。
ということで、ゴッホ美術館へは、直前でも 予約をして行くことをおススメします。
並んで待つのも観光や美術館の醍醐味かもしれませんが・・・アムステルダムの場合は 寒いし雨も降るし風も吹くし・・・やはり事前の予約をおススメします。
先月9月の初めに 新しいエントランスもできたとのことだったので、それも楽しみの一つでした。
そのオープニングイベント直前のゴッホ美術館の様子は Twitterでも 呟いていました(Thura on Twitter 参照)
ミュージアムプレインがヒマワリ畑!(2015/9/2)ゴッホミュージアムGoghMuseum新エントランス記念イベント(9/5-6)125000本のヒマワリ”SunrichOrange”ラビリンス。6日4-6PMには配布されるそう。 pic.twitter.com/vDbRWWFfVi
— thura (@bloemenvanthura) 2015, 9月 2
私が訪れた日の閉館時間は18時、予約は15時でしたが、早く到着したので 美術館へ入場したのは14時40分頃でした。
3時間あれば ちょうどいいくらいかな・・・と。
閉館時間は、曜日によっても季節によっても違うので、最新情報はオフィシャルサイトで確認してください⇒ゴッホ美術館オフィシャルサイト
結論から言うと・・・ゆっくり全体を観賞するには あと数時間?! 必要でした。
特別企画展はゆっくり堪能できましたが、本館の観賞時間が・・・(泣)。
オーディオガイドも聴きながら・・・だったこともあり、時間は全然たりませんでした。
やはり半日・一日コースでしょうか(人によると思いますが、私の場合は)。
企画展の『ムンクとファン・ゴッホ展』だけでも 思っていた以上のボリュームと見応えで、本館のゴッホの常設エリアを堪能する時間が足りなくなり、ハイライトだけ、しかも駆け足で廻らなくてはならなくなりました。
特別企画『ムンクとファン・ゴッホ展』は、黒川紀章氏設計のゴッホ美術館(別館)にて行われていました。
本館と別館はガラス張りのエントランスでつながっていて、とてもモダンで明るい雰囲気の美術館です。
さて今回の特別企画『ムンクとファン・ゴッホ展』は、アムステルダムのゴッホ美術館に来る前に、共同開催のノルウェー・オスロの ムンク美術館Munch Museum でも行われていたそうです(2015.5.9~2015.9.6)。
そもそも この特別企画展のきっかけは、ゴッホ美術館を訪れる訪問客からスタッフへの 頻繁にある質問から思いついたのだそうです。
「この美術館では ゴッホの”叫び”は観れないのですか!?」
日本では ”ムンクの叫び” として知られる かの有名な絵画の本来の名称は ”叫びThe Scream”。
ファン・ゴッホ と エドヴァルド・ムンクEdvard Munch の作風が似ているためか、世界では”叫び”の作者がゴッホなのかムンクなのか混合している人が多いのだそうです。
私も”ムンクの叫び”と認識していたので、間違えて記憶したことはありませんが、そう言われてみると、この2大巨匠の作風は似ています。
今回の特別企画展では 二人の似たようなテーマ・構図の作品を 比べて観賞できるような展示になっていて(しかもたくさん!!)、”なるほど~”と 実感しました。
実際には交流はなかったという二人ですが、生涯の境遇も似ている点が多かったということも紹介されていました。
とても興味深い企画展でした。
ということで、一生に一度は観たいと思っていた ”ムンクの叫びThe Scream(1893)” も、ここアムステルダムで観賞できてしまいました!!!
人が耳を押さえて叫んでいるような あの有名な絵画・・・、正しくは 聞こえてきた”自然の叫び”に 耳をふさいでいるのだそうです。
ちなみに ”ムンクの叫びThe Scream”は、5点以上制作されているそうです。
そのうちの1枚が、今!アムステルダムに来ているんですね。
他にもたくさんのムンクの作品が展示されていましたが、有名どころでは”マドンナMadonna”もありました。
ムンクの絵画を観たのは、もしかしたら初めてだったかもしれません。
ムンクの人柄や生涯についても 全然知りませんでした。
もっともっとムンクの人柄に触れれば、もっともっと深く感じることができそうです。
10年以上ぶりとなったゴッホ美術館本館では、ハイライト(これだけは観るべき作品)だけ駆け足で観ました。
左の写真はゴッホ美術館本館の写真ポイント。
多くの人が この大きなゴッホ自画像の前に立って、写真を撮っていました。
(ちなみにゴッホ美術館は、写真ポイント以外での写真撮影は禁止でした。)
オランダに来て、アムステルダムに住んで、私も もう15年以上になります。
ゴッホが 私にとっては(日本にいた時より)身近になり、少しずつですが ゴッホの人柄や生涯を知り、ゴッホの絵画やその関係資料を目にする機会も増えました。
日本でも スケジュールがあえば 美術館に行っています。
2011年には 名古屋でゴッホ展がありました。(2011年5月10日ブログ参照)
今年 2015年春には、オランダ・キューケンホフKeukenhof のテーマが”ゴッホ”。
キューケンホフでは ゴッホ没後125年記念のイベントが いろいろありました。(4月19日ブログ ・ 4月24日ブログ ・ 5月28日ブログ参照)
ヨーロッパ(オランダ)での生活が 私の人生のxxパーセントになってきた今、10年(以上)前に感じたゴッホの絵画の中のそれぞれのストーリーや色が、今はまた少し違うストーリーや色に感じました。
知れば知るほど、観れば観るほど、違う世界が見えてきます。
それにしても 名作揃い!!
ゴッホ美術館本館も ほどよい広さとスペースで心地よく、また近いうちに!? 絶対 訪れたいゴッホ美術館です。
そしていつかオスロへも・・・。
最後の写真は、アムステルダム・ミュージアムプレインMuseumPlein からの風景。
真ん中の曲線の建物が黒川さんのゴッホ美術館別館、その後ろに一部だけ見えているのが本館、写真左が最近(2012年)新しくなったバスタブのような?!アムステルダム市立近代美術館StedelijkMuseumAmsterdam、写真右奥がアムステルダム国立美術館Rijksmuseum。
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