イタリアンバロック! Flowertime2015 in Brussels
あっという間に8月も最終日に・・・。
楽しかった夏休みや 様々な夏のイベントの余韻に浸る間もなく、仕事では”クリスマス”がスタートしました?!
気分は 仕事モード(クリスマスモード)に切り替えましたが、ブログの中だけは もう少しの間(ずっと?) 夏の余韻に浸っていこうと思います・・・。
ブリュッセルBrusselsの グランプラスGland-Place と市庁舎CityHall を舞台に行われた お花イベント Flowertime2015(2015.08.13-08.16)。
ご存知の通りグランプラスは世界遺産(1998年)。
17世紀末の争いでフランス軍の攻撃を受け大半の建物が破壊されたため、グランプラスに現存する建物の大半は その後に再建されたそうです。
こんなに美しい風景の中にも、厳しく辛い歴史があったのですね・・・。
市庁舎も攻撃されたものの、石造りだったために火災からの難を逃れたとか。
15世紀建造・後期フランスゴシック様式・タワーの高さ96メートルの市庁舎は、外観も美しいのですが、内部はまたスゴイ!
今回のフラワーイベントFlowertime2015 は、そんな貴重な市庁舎の、しかも!内部が お花でデコレーションされた状態で見学できるというもの!!
お花やフラワーアレンジ・デコレーションを観る目的で・・・?
市庁舎内部を観る目的で・・・?
どちらの目的でも わざわざ?!行く価値のあるブリュッセル市庁舎です!!
観覧時に配られていた資料によると、Flowertime2015 には 世界で活躍するベルギーのフローリストさん達25名(+チーム)が参加。
市庁舎には エントランスからすでに!テーマ通りの雰囲気に創作された たくさんのフラワーデコレーションがありました。
テーマは 『Italian Baroque』!
市庁舎内部のインテリアと作品の華やかさ・神々しさに圧倒され、しばらく興奮がさめませんでした。
今回ブログでは ほんの一部だけですが、特に印象に残っているフラワーデコレーションとお部屋の様子を ご紹介したいと思います。
ちなみに もう一つのイベントFlowerCarpetで足を踏み入れることのできる市庁舎のお部屋は、市庁舎に向かって塔の左側。
今回のイベントFlowertimeでは、中に入ると同じ階段上がりますが、FlowerCarpetで公開されているお部屋とは反対の方向へ進み、回廊のようになっている建物をグルリと周りこみながら、様々なお部屋を観て進むようになっています(2015年現在)。
FlowetCarpetで観ることのできるお部屋の何倍もの歴史的なお部屋を観ることができるので、本当に貴重なイベントだと思います。
最初にご紹介するのは、Counci lChamber/Gemeenteraadszaal(議会ホール)。
足を踏み入れた瞬間に・・・眩しい!!
さほど広いお部屋でもないのですが、鏡で囲まれているためか、何倍も広く 何倍も眩しく見えました。
使われているお花は夏のお花が中心、バラ・ダリア・アリウム・アガパンサス(シード)・フェンネル・アジサイ・・・等。
そして目を惹くのが 大量の”ナス”・・・そう、あのお野菜のナス!!
”漆黒のナス”が艶やかなお部屋とリンクします。
次のお部屋へ足を踏み入れると・・・
やはりさほど大きなお部屋ではありませんが、またまた圧倒されます!
オーストリア・ハプスブルグ家のマキシミリアンを描いた絵画のあるお部屋 The Maximilian Room。
ブログ冒頭の写真も このお部屋です。
ハプスブルグ家のマキシミリアン公とベルギー(当時ブルゴーニュ公国)マリー女公が かつて(15世紀)婚姻関係にあったそう。
ずーっと昔?ハプスブルグ家の歴史の本を読んだことがありました。
当時は 遠い国の遠い歴史のお話だと思っていましたが、今 読み返せば、違う世界が見えてきそうです。
アンスリウム・バラ・アジサイ・カラー・バンダ(ラン)・ケイトウ・アルストロメリア等・・・様々な色の夏のお花がたっぷり使われていました。
このお部屋を通り過ぎてからも、たくさんのお花で飾られた いくつものお部屋を通り過ぎ・・・。
ついに!ものすごく広いお部屋にやってきました。
圧巻の”イタリアンバロック テーブルデコレーション”!!!
長~いテーブルに、40~50客あったでしょうか。
様々なカラーのバラ・デルフィニウム・ビバーナム(ティナス)・バラの実等。
”色”でしょうか?・・・”ボリューム”でしょうか?・・・”スタイル”でしょうか・・・?。
シンプルな花材ばかりなのに、なんてゴージャス!!
この場を後にするのが難しいくらいの ”迫力”と ”美しさ”でした。
次のお部屋は またまた煌びやかな ネオゴシック。
ユリ・アリウム・グラジオラス・エルムレス・トリトマ・・・等、比較的 背のある 夏のお花がたっぷり使われていました。
この作品は 階段を上がってすぐのホールに並んでいた いくつかのフラワーデコレーションの中の一つです。
ある種の”フレームデコレーション”とでもいいましょうか。
どうなっているかというと・・・?!
本物の絵画の前(手前)に 創作されたフラワーデコフレームでした!
思わず絵画(作品)に近づいて、覗きこみました。
しかも・・・!?
”洗濯バサミ”のお花が咲いています!
こういう”遊び心”たっぷりのアイデア・作品、大好きです~~~!
ファレノプシス・キク等、使われているお花が少量でも インパクトのある作品でした。
まだまだ他にもたくさんの心に残るフラワーデコレーションがありましたが、今回はここまで。
また機会があれば他の作品もご紹介したいと思いますが、機会がなかったらごめんなさい・・・。
Flowertime2015イベントの一環で、グランプラスもお花で飾られました。
今年 私が訪れた日は雨で 残念でしたが、美しい市庁舎とたくさんのお花に 心満たされた一日になりました。
グランプラスのランドスケープアートの様子は 8月26日ブログ参照。
来年の夏のグランプラスはFlowerCarpet2016(2016年8月12~15日)です。
今から楽しみですね。
Bloemen Van Thura~オランダの花と雑貨と文化のページ~『2015BVTクリスマス』スタート!!
ヨーロッパ輸入リボン・タッセル
ヨーロッパ輸入ガーデン・インテリア雑貨
季節のセレクト雑貨・クリスマス雑貨
ドライフラワー・ドライオブジェ
ラッピング資材 / フローリスト資材
ヨーロッパお花雑誌 / 他
最近のコメント