夏には体験できない冬の”とっておき”?!・・・Amsterdam Light Fstival 2014-2015
1月末、今週後半は 雪やみぞれがちらつく アムステルダム・・・。
北にありながら 実はあまり 雪の降らないアムステルダム、雪が降ったり積もったりすると、すぐに交通や生活に影響してしまいます。
週末は穏やかなお天気になりますように・・・。
さて今回ブログは 冬のアムステルダムについてです。
先日、様々な 明かり・灯り・あかり に導かれて・・・楽しい時間を過ごしました!
アムステルダムには、冬でも?・・・冬にこそ!楽しめるイベントがあります。
『Amsterdam Light Festival 2014-2015』
(2014年11月27日~2015年1月18日)
この冬 日本では 地面も建物も植物でさえも 全てを埋め尽くすようなLEDの壮大なライトイベントが、あちこちのテーマパークで行われていましたね。
アムステルダムでは、街中に アートが溢れる 冬のライトイベントが行われました。
2012年の冬から開催され、今回で3回目になる 光のアートイベントです。
『Amsterdam Light Festival 2014-2015』期間中には、光・ライト・アートに関連するユニークなイベントがアムステルダム中でいくつも行われます。
イベント・場所・スケジュール等はオフィシャルサイトで確認できます(今年はもう終わってしまいましたが)。
代表的なイベントとしては、”光のアート”を見ながらアムステルダムの街を散策する「Illuminade」(2014年12月11日~2015年1月4日)。
そしてもう一つは・・・今年のメインイベント!
運河ボートでアムステルダムを巡る「WaterColors」(2014年11月27日~2015年1月18日)。
75分間の光のアートの運河めぐり・カナルクルーズです。
アムステルダムのあちこちのRondvaartポイントから、たくさんのボートが出航(出航時間17時頃~21時半頃まで)していました。
『Amsterdam Lght Festivl 2014-2015』が開催されていた暗く寒い冬の53日間に、Light Festival最高記録 730,000人 が訪れ、冬のアムステルダムを楽しんだとのことです!
この統計は「Illuminade」と「Water Colors」に参加した人数のようなので、実際にアムステルダムの”光のアート”を楽しんだ人は その何倍もいるのではないでしょうか。
1月前半は 連日大荒れの嵐だったので、『Amsterdam Light Festival 2014-2015』が盛り上がっているのか心配していました。
嵐が治まる前の木曜日夜(koopavond)、セール中で賑わうはずのショッピングストリートも閑散としていたし・・・。
でもそんな心配は無用だったようで、最後には嵐も収まり、有終の美が飾れた様子。
よかった、よかった!
私も Light Festival は とても楽しみにしていて、「Illuminade」で街を散策して、「Water Colors」のボートにも乗りたいと思っていました。
3年前のLightFestivalでは「Illuminade」に参加し、夜のアムステルダムの街の散策を楽しみました(2013年1月7日ブログ参照)。
ですが、日本に帰国中に「Illuminade」は終了してしまい・・・。
オランダに戻ってからは 連日!見事ともいえる? 強風と横殴りの雨の”嵐”の連続で・・・(泣)。
外出すら厳しく、”光のアート”を楽しむどころではありませんでした。
それでも 念願叶い?!?!
Light Festival 最終日前日・・・ついに?やっと!晴れました~~~!!!
雨の降らないアムステルダムを歩けるだけでも本当に嬉しく、寒さも吹き飛ぶ勢いで 冬空のアムステルダムの夜の散策へ 軽やかに出かけました。
最終日前日はすでに 「Illuminade」は終了していたので、ボートで楽しむ「Water Colors」のコースを 運河沿いに歩いてみることに。
私のスタート地点は、家の近所の Herengacht から、普段から歩いているような場所です。
上は「Water Colors」のコース、赤いラインが私が歩いたルート(A→B→C)。
上結合写真:(地図・A)Effervescence by Géraud Périole (France)
泡立ち、シャンパンバブルバスをイメージした作品だそうです。
Herengrachtを歩き始めると、私と同じようにカメラを持ってLightFestival を目的にあるている人が 結構いることに気が付きました。
「暗い夜道、皆で歩けば怖くない?」(ちょっと違う?笑)
仲間??・・・同じような気持ちで歩いている人がいることが分かったことだけで、さらに嬉しい気持ちになって、夜道が輝かしく見えました!
上結合写真とブログ冒頭の写真:(地図・B)Circle of Life by Rob van Houten (Nederland)
光のメビウスの帯(輪)です。
写真ではどの写真のメビウスのリングも白っぽく写っていますが、七変化!
ゆっくりと色が変化し、見ていると惹きこまれました。
メビウスのリング同様、この作品は 流れる運河の水 や 街の賑わいの ”永遠”を 表現しているそうです。
見る度に変化する光のメビウスのリング・・・運河の水面に揺れる色も変わり、空の色まで変わり・・・。
周りの風景も飲みこんで変化する その光のアートの美しさに、なかなかこの場を離れられませんでした。
それは私だけではなく、通りすがりの近所の住人さん、犬の散歩中の近所の方、観光客の方々も。
みんな この小さな橋を行ったり来たり、いろんなポーズで写真を撮ったり、メビウスのリングには 永遠にここから離れられなくなるような 不思議な力があるようです!?
驚いたのは運行しているボートの数の多いこと!
ゆっくり運行するボートが 数秒おき!に 目の前を通り過ぎるほどのボートの数です。
私が歩いた日が LightFestival最終日前日の週末(土曜日)だったためでしょうか(最後の稼ぎ時)?
やっと晴れた夜だったからでしょうか(最後の稼ぎ時)?
毎日ボートの様子を見ていたわけではないので 期間中のボートの数はわかりませんが、観光シーズンの夏をも超えるボートの数でした。
アムステルダム中央駅まで行ったら、(状況によっては)ボートに乗りたいなぁなんて思っていましたが、とんでもありませんでした。
左写真は中央駅前のボート乗り場。
手前にも、左にも、奥にも、たくさんのボートが待っています。
そして左奥には ボートを待つ人の列が・・・(写真では分かり難いかな)。
観光シーズンの夏の昼間の列を超えるような 大行列でした!
あの黒山の人だかりを見たら、諦められます・・・。
上結合写真:(地図・C)House of Cards by Merav Eitan (Israël)
特大のトランプのカードのようなものが積み上げられ、何パターンにも光・色が変化していました。
はかなさと強さを表すこのアートの構造は、アムステルダムの街(の構造)を表しているのだとか。
アートって深い・・・。
A→B→Cは 普段なら15分ほどで歩ける距離ですが、この日は写真を撮りながら、ボートを眺めながら、楽しそうな人々を眺めながら・・・のんびり1時間以上かけて歩きました。
途中から 手がかじかんで、スマホを持つ手もぎこちなく、何度もスマホを落としそうになりながら、指の感覚もなくなりかけて カメラの操作もうまくできない・・・。
時間があればもっと歩きたかったけど、寒さには勝てませんでした。
今年の私のLightFestivalはここまで。
来年もまたお天気が良い日に冬のアムステルダムへ繰り出したい!
下の写真は12月に友人が歩いて撮ったLightFestivalの光のアート。
結合写真中右:(地図・D)Lightbridge by Frank Tjepkema (Nederland)
運河とストリートをつなぐ橋でもあり、未来と過去をつなぐ橋でもある・・・そんな意味がこめられているとか。
結合写真左:(地図・E)Mirrorings by Jacques Rival (France)
ミラーとライトMirror and Light、光のイリュージョン。
Light Festivalは終わってしまいましたが、 「WaterColors」ボート巡りを体験してみませんか?
下はAmsterdamLghtFestivalオフィシャルYouTubeです。
1分25秒で「WaterColors」・・・運河クルーズと光のアートを楽しめます。
普段から 家々の窓の明かりや 街灯の灯りが 運河に映りこんで美しいアムステルダム。
夜11時頃まで明るい夏には見られない、冬の夜の美しい風景です。
冬のアムステルダムも 捨てたモノではありません!
お天気さえよければ・・・!?!?
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