Happy!Smile!Lollipop! Fleuramour2014
「オランダのお花ブログ」・・・2005年6月から もう 9年以上?!内容は多少変わりつつ、ペースも落ちつつも 続けています。
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アクセス解析を見ると、とっても幅広く!かなり過去の記事も含め 様々なテーマの記事がご覧いただけていることに驚きます。
皆様「オランダのお花ブログ」をご覧いただきありがとうございます。
今回も、いつか皆様の目に留まることを信じて、いつかどなたかのお役に立てれば・・・と、綴っています。
開き直って?!時期外れなレポートですが、お許しください。
Fleuramour2014 passion for flowers
2014年9月26日~29日 ベルギーLimburg州Bilzenにある AldenBiesen城にて行われたお花イベント。今回は教会のデコレーションです。
毎年とっても楽しみにしている教会のデコレーション。
今年はどんなデザインになっているかなぁ~?
教会のドアを潜り 目の前に広がる新しい世界!
私の想像なんてとってもちっぽけだと思い知らされるほど、毎年 全く違う世界が広がります。
今回この教会のデコレーションを手掛けたのは、ベルギーをベースに活躍する フラワーデザイナーJan Deridder氏とチームの皆さん。
テーマは『Last Minute』。
今回この教会のデコレーションで Jan氏が表現したのは・・・”最期の時”フュネラル。
教会といえば、ウェディングシーンを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、フュネラル(お葬儀)の場でもあります。
フュネラルといっても、いわゆる伝統的なスタイルではない空間を表現しています。
Jan氏がこのデコレーションの メイン花材 に選んだのは、スプレー菊。
スプレー菊Chrysanthemum tros santini Prado(緑)・country(緑)・Lollipop(ピンク)等、7000本の菊が使われたそうです。
菊(キク)以外では、カーネーションDianthus GreenTrick 等。
特殊な種類のお花が集められて作られているわけではありません。
ありふれた品種、身近にあるお花達で、こんな見たことのない!幻想的な世界が表現されています!
デザイン力でしょうか。
発想力でしょうか。
キクは、古いイメージOldFashon だったり お葬儀のイメージが強いお花です。
でも、そんな”固定概念”や”先入観”は捨て去って、新しい世界を受け入れ、生みだしたいものです。
花モチもよく、色・種類・サイズの豊富なキクは、様々なデコレーションに最適です!!
コンパクトながらも広がりを感じさせる中央の”波々”や、フラワー型ライト?の部分は、PandarusLeavesで巻いた鉄のフレームがベースになっているそうです。
フラワーライト?の垂れ出しているお花の部分は、削って成形したデコオアシス。
7000本のキクは 葉っぱを取って使ったそうですが、葉っぱを取るだけでも大変な作業ですね。
教会の中央には 真っ直ぐ伸びるフラワーロード。
芝生のように見えるグリーンの部分は、なんと!ムギ(麦)!!
オアシスにまいた種が発芽した スプラウトだそうです!
数日で発芽するようです。
正真正銘!本物の フレッシュグリーンです!!
『Last Minute』・・・幻想的な中にも ”Happy”を感じるデコレーション。
”Happy”と”Smile”をモットーに 制作したという Jan氏とチームの皆さんの想いが 溢れているようです。
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