最後はずぶ濡れ?5時間超えの大移動! Summer2014
12月も目前ですが、相変わらず お花にもオランダにも関係のない 夏休みのことを綴っている「オランダのお花ブログ」です・・・。
”もうこのまま帰ってもいい!”と思うくらい大満足だった リオハ・バスクの旅。
・・・ログローニョLogroño~マルケス デ リスカルMarques De Riscal~エルシエゴElciego~ビトリア=ガステイスVitoria-Gasteiz~サン・セバスティアンSan Sebastián・・・
『バスク・リオハ地方 美食の旅 Summer2014 』
旅はこれで終了です・・・と言いたいところですが、オランダへ帰る為にはマドリードMadridまで戻らなければなりません。
マドリードから4日間かけてやってきたサン・セバスティアンから、いよいよ(帰る為の)最終目的地マドリードMadridへ。
復路は スペインの鉄道Renfeの高速鉄道ALVIA(新幹線ではないタイプ)直通で、5時間18分です。
将来的にはこの路線にも 新幹線が走る予定と聞きますので、そうなれば 移動が楽になりますね。
ALVIA04086: SAN SEBASTIAN/DONOSTIA 8:57 ---> 14:15 MADRID CHAMARTIN
ネットサイトRailEuropeで事前にチケット予約をしましたが、一人 27.40ユーロ(と少々の予約手数料)。
疑問でした。
5時間以上もかかるのに、これだけの距離を走るのに 27.40ユーロ、たったの?!
しかも座席指定で??
座席指定分が入っていないのかしら?
荷物分だけのチケットだったりして・・・!?!?
朝8時過ぎ、 スペインとは思えない 19度と涼しいサン・セバスティアンの朝。
駅へ向かいました。
サン・セバスティアンはさすがリゾート地、どこも景観良く整備されていますね。
前日のバスターミナルからの道も ビーチも きれいでした(11月16日ブログ参照)。
鉄道駅はホテルから徒歩15分程度、 ウルメア川を渡った対岸側にあります。
渡る橋は 両端2基ずつの 18mもあるオリベスクが印象的なマリア・クリスティーナ橋(1904年建造)。
サン・セバスティアンのランドマーク的な橋の一つで、毎夏この地で過ごしていたというマリア・クリスティーナ王妃(1858-1929)の名前がつけられています。
Wikipediaによると、フランス・パリを流れるセーヌ川にかかる アレクサンドル3世橋(1896-1900年建造)を模した建築なのだそうです。
そういえば雰囲気が似ていますね。
ブログ冒頭の写真は、前日の青空のうちに撮ったマリア・クリスティーナ橋のオベリスク。
圧巻ですね。
サン・セバスティアンにやってきた時から気になっていたこのアーチ橋を最後に渡り、後ろ髪をひかれつつ サンセバスティアンの見納め。
最後に見たサン・セバスティアンの空は 青空ではなく、噂通りの曇り空・・・。
一度でも青空が見られたことが ラッキーだったのかも。
橋を渡るとすぐに サンセバスティアン=ドノスティア駅がありました(下写真)。
同じ電車に乗ると思われる多くの旅行者が 改札を待っていました。
間もなく改札が始まりました。
安くて疑問に思っていた例のチケット・・・ドキドキ・・・。
大丈夫!間違っていませんでした!
荷物分だけのチケットではありませんでした(笑)!
スペインって 長距離バスも充実してるし、移動手段が旅行者にやさしいんですね~。
電車は 途中 2日前に立ち寄ったビトリア=ガステイスにも停車しました。
電車の車窓は(下写真)、往路にバスから見た風景よりさらに単調の ただただ広い 何もない風景・・・。
電車内では ”やっと役に立つ時が来た!”とばかりに、買っておいたスペインのガイドブックのマドリードの部分を 読み漁りました。
マドリード到着15分ほど前でしょうか。
砂漠のような殺風景な風景の向こうに現れたマドリードの町は、まさに”メガロポリス”でした!
鉄郎が 夢を抱いて銀河鉄道999に乗る為に目指したメガロポリス・・・(「銀河鉄道999」の話です・・・!)
いよいよ旅の最終地 マドリード。
電車から降りられる~!
ガイドブックが、地図が!役に立つ~!!
荷物をしまって 降車の準備を始めようとした時のこと・・・。
なんと!
なっ、なんとっ!!!
ガイドブックの中で一番便利そうなパーツ、マドリードの地図の冊子(ガイドブックの一部、取り外しができる数ページの冊子状の地図)が、ビッショリに~。
テーブルに横にして置いていたペットボトルのフタがちゃんとしまっておらず、水がこぼれていました~(泣)。
冊子になっている地図のページが開けないくらい、ずっしりビッショリ・・・(泣)。
マドリード到着まであと数分!
慌てて 1ページずつ めくりながら(はがしながら!) ビッショリになった地図を 拭きました(涙)。
テーブル以外に水がこぼれなかったのは奇跡、不幸中の幸いでした(でもその為に気付かなかった・・・)。
電車に乗っていた5時間の間、何度も水を飲みフタをして・・・を繰り返していたのに、なぜ今?なんでこのタイミングで???
そのままではバッグにも入れられない状態になってしまった地図・・・(涙)。
せっかくマドリードに到着したのに(自分のせいですが) 気分は最悪です~。
電車はほぼ定刻にマドリード・チャンマルティン駅Estación de Madrid-Chamartín に到着(下写真)。
電車を降りると・・・光が違いました!
眩しい!!
ジリジリ暑い!30度以上!
マドリッド市内北部にあるチャンマルティン駅から地下鉄に乗車。
予約してあったグラン・ビア通りGran Via のホテルへ向かいました。
メトロ駅Gran Via で地下鉄を降り、地上へ出ると・・・人人人!車車車!
いきなりの 賑わいに クラクラしました。
アムステルダムでは見ることのない大きな大きな建物が通りにビッシリ。
上の結合写真右はホテルの上層階からのグラン・ビア通りの眺め。
グラン・ビア通りで ウェディングの撮影シーンにも遭遇(マドリード2日目) 。
傾きかけた太陽をバックに、賑わうグランビア通りの車を停めて!通りを歩く大勢の人達に注目されて!楽しそうな 一瞬の撮影会でした。
実は私にとってマドリードは2度目。
xx年前、私の初めての海外旅行は ヨーロッパ5か国の旅でした。
その最初の国がスペイン(バルセロナ・マドリード)だったのです。
頭の片隅にあるマドリードの断片も、今ではもう 本当にそれがマドリードの思い出なのかも定かではなくなっています。
当時の記憶は ほぼないけれど、xx年ぶりのマドリード・・・言うまでもなく大・大・大都会でした。
スペイン王国の首都。
かつてのスペイン帝国「太陽の沈まぬ国」です。
ホテルに到着して最初にしたこと?
もちろん!ご想像の通り、地図の冊子を 干しました(笑)!!
せっかくの使いやすそうな地図でしたが、ホテルのお部屋に置き去りに。
ホテルで 地図をもらい、さらにホテルの近くにあったツーリストインフォーメーションでも別の地図をもらったので、困ることはありませんでしたが・・・。
いったい何のためにガイドブックを持ってきたのか・・・。
自分のマヌケさに呆れます。
ずぶ濡れで?スタートした マドリードでは、最終日(5~7日目)までの2泊3日を過ごします。
2014年の夏休みの旅も終盤です。
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