人生はお花と共に=2= FLORALIËN2014
1か月に及ぶFIFAワールドカップが終わりました。
オランダは決勝戦前日に3位決定戦(2014.07.12)がありましたが、家の近所のカフェの賑わいは 準々決勝・準決勝の盛り上がりとは比べ物にならないくらいの・・・
静けさでした!!
(それでも人は集まっていましたが)
優勝を目指すということはそういうことなのかもしれません(3位ではだめだということ)。
あらためて勝負の厳しさを感じました。
その後のアムステルダムはすっかりホリデームード。
皆さん太陽を求めて旅(ホリデー)に出たようで・・・家の前のストリートの駐車場も ガラガラです。
もしかしたら準決勝の敗退を観て、一斉に?ホリデーへ出かけたのかもしれません。
ですが、相変わらずアムステルダムは 観光客であふれています・・・。
デン・ボスにて行われた 花と園芸展覧会『FLORALIËN Nederland』(2014/5/9~18)から、 『Bloemwerk voor elk moment in het leven』 。
前回に続き、人生の重要なイベントを表現したフラワーアレンジ・デコレーションのご紹介です。
今回は人生の後半戦。(前半は7月13日ブログ参照)
人生のイベント別に、大きいデコレーションと 実用サイズのアレンジが展示されていました。
実用サイズのアレンジはお花屋さんで”25~50ユーロ”とのことです。
⑧健康
特に人生後半!
ブログ冒頭の写真は、写真左の大きいデコレーションのアップ。
たくさんのバンダとドライの実のカラ?が使われています。
生命力を感じます。
ドクドクドク・・・心臓が・血液が動いているようです!
下結合写真は実用サイズのアレンジ。
臓器のようなユニークなデザインは オブジェとしていいですね。
⑨週末
上結合写真左・中が大きいデコレーション、右が実用サイズのアレンジ。
大きいデコレーションは見た目はシンプルですが、結構こっています。
赤~グリーンのカーネーションが使われています。
⑩休暇(バケーション)
その為に一年間 頑張って働いているようなものです。
上結合写真左が実用サイズのアレンジ、中・右が大きいデコレーション。
どちらの作品もカラフルで 太陽の光がキラキラしているよう!!
バケーションと言えば、日本人が避暑地を好むのと違い、オランダ人は太陽を求めます。
作品はカラフルなストローや使い捨てプラスティックコップが多用されています。
⑪ペンションライフ
日本で”ペンション”というと、軽井沢等の避暑地にあるかわいいお宿をイメージするかもしれませんが、ヨーロッパではリタイア後(退職後)の年金生活”第二の人生”のことです。
日本では”年金生活”というとネガティブなイメージを持ってしまいますが、ヨーロッパではネガティブなイメージではなく、どちらかというと退職後の”自由な時間”!
自由な時間を手に入れ 晴れやかなイメージです。
上の結合写真左・中が実用サイズのアレンジ、右が大きいデコレーション。
右の大きい作品は、ファレノプシスが贅沢に使われています。
⑫哀悼
上結合写真左が実用サイズのアレンジ、中・右が大きなデコレーション。
私がお花屋さんに努めている時も、日常的に お葬儀・追悼用のお花のアレンジを作っていました。
オランダではお葬儀屋さんではなく、行きつけのお花屋さんで お葬儀や追悼のお花を頼みます。
故人が好きだったお花や色、お人柄に合わせての依頼が中心で、白色に限ることはありませんでした。
最期は好きだったお花に囲まれて・・・です。
日本人的な感覚で、人生の12のイベントといえば・・・?
今回 『Bloemwerk voor elk moment in het leven』で挙げられた12のイベントとは違うものを思い浮かべるのは 私だけでしょうか。
日本とオランダの生活や文化や考え方の違いが見える 興味深いイベントでした。
生活や文化や考え方が違っても、共通なのは人とお花のかかわり方。
生まれた時から人生の節目、そして最期まで・・・。
人生の節目には お花を買ったり プレゼントしたり 飾ったり・・・。
長い人生、毎週お花を飾る習慣がない人も、一生に12回ぐらい?!は お花と接してみてはどうでしょう・・・。
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