オランダのラン、世界へ~BeatrixPavilion~ Keukenhof2014
キューケンホフが開園してちょうど1カ月。
イースター休暇も重なり、世界中からの観光客は 膨れ上がっていることでしょう。
キューケンホフだけではなくアムステルダムも観光客でいっぱい。
先日(4月18日)アムステルダムのニュースAT5でも、「アンネ・フランクの家」の観光客の列が、西教会をぐるりと一周するくらいの 長さ!、異例の待ち時間(2~3時間待ち)になっている様子が伝えられました!!
さてキューケンホフです。
前回・前々回(4月13日ブログ ・ 4月17日ブログ) パビリオンBeatrixPavilion デコレーション秘話をお伝えしてきました。
今回は美しく完成したデコレーションをご紹介します。
開園当日に訪れた際に 撮影したパビリオンBeatrixPavilion の様子です。
キューケンホフ開園当日の様子は 3月24日ブログ参照。
毎年 パビリオンBeatrixPavilion では、ラン・アンスリウム・ブロメリア等の 品評会が 素敵なデコレーションと共に 行われています。
ランのデコレーションは これまででご紹介したように、お花屋さん時代の元同僚・友人のフラワーデザイナーMarloesJoore が担当しました。
デコレーションのテーマは、国際的なオランダのラン・・・
オランダのランが輸出されている国々を表現しています。
左から ①中国②シドニー(オーストラリア)③ニューヨーク(アメリカ)
左から ④ベルリン(ドイツ)⑤パリ(フランス)
左から ⑥イタリア⑦ドバイ
⑧ロンドン(イギリス)
⑨ロシア
そしてブログ冒頭の写真:⑩日本(⑤フランス・⑦ドバイも)
Marloesは それぞれの国・都市の新聞を使ってマネキンのドレスを制作し、マネキンの背景にはそれぞれの都市をイメージするデコレーションを施しました。
10カ国の中で、中国とロシアのデコレーションはMarloesの作品ではなく、ラン生産会社のデザイナーの方が制作したそうです。
どれも細かい演出ですね~。
私が訪れた日にはそれぞれの国のサイン(看板)等は まだ用意されていませんでしたが、看板の掲げる予定はあるとのことでした。
パビリオンを訪れる観光客の人々が、それぞれの国・都市の新聞を使っていることにまで 気が付くかな?
お花で溢れるパビリオンも 目線を変えれば もっともっと楽しめます!
最後はパビリオンBeatrixPavilion 全体の様子をご紹介します。
ファレノプシストルネード(上結合写真左・右)~~~圧巻です!
鏡の中のファレノプシス(上結合写真中)どこまでも続くファレノプシス・・・
パビリオンには、コチョウラン(ファレノプシス)だけではなく、様々な品種のランが展示されています。
さらに ボリュームのすごいラン・スペシャルカラーのラン・珍しい品種のランも!
館内には「・(テン)」のようなサイズのランの種?から、培養され 年月をかけて成長していく様子も 展示されていて興味深かったです。
カラフルなアンスリウムも ランに負けない迫力です(上結合写真)。
ほぼガラスの壁面で囲まれた明るいパビリオンには、その明るさに負けないくらいたくさんのお花で溢れています。
キューケンホフ開園中のオランダは、まだ肌寒い季節です。
屋外を散策していると身体が冷えます。
そんな時はパビリオンです!
温室のような暖かさと ほんのり感じる湿度、そしてお花の色や 香り・・・
キューケンホフの自然やチューリップ達とは違うパビリオンのお花の饗宴・・・屋外と屋内 どちらも是非楽しんでくださいね。
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