シャンデリアのおもてなし IPM2014
ソチオリンピック・・・盛り上がっていますね。
オランダとソチは時差が少ない為(3時間)、朝から夜までテレビで流れています。
4年前の冬季オリンピックの時は夜中までテレビを観ていましたが、今回はちょうど良すぎ?!の時間帯です。
日本もたくさんメダル獲れるとといいですね、頑張れ日本!
ドイツ・エッセンEssenにて行われたIPM国際園芸見本市(2014年1月28日~31日)。
国際園芸見本市IPM は、フローリストが楽しめるホール「GreenCity」があり、そこでは世界のトップフローリストやデザイナーさんの最新フラワーデザイン・デコレーション・デモンストレーションを見ることができます。
ですがIPMはそもそも園芸見本市・・・「GreenCity」を離れ 別のホールに行けば 世界中のお花業界(生産・販売・流通等)に係わる人達が、新品種や最新テクノロジーを求めて 集まっています。
各ホール・各コーナー・各ブース・・・それはそれはものすごい熱気です!
世界中からのお客様をもてなす為に、各ブース・各コーナーでは 最新のデコレーションで飾ってお客様を迎えます。
そういったデコレーションだって、名前こそ紹介はされませんが れっきとしたフローリスト達のお仕事。
そんな会場デコレーションを見て歩くことを 私は毎年とても楽しみにしています。
毎年 時間の関係で ほんの一部しか見ることができないのは残念ですが、オランダコーナー(オランダの種苗会社が集まるホール・コーナー)を中心に見て歩きます。
オランダコーナーは「さすが花の国オランダだなぁ」とあらためて思うほど、デコレーションにも力が入っています(完全に私の見方・私の価値観ですみません)。
(オランダコーナーに限らず)どのブースも、床~空間~天井まで飾っている為、遠くからでも惹きつけられます!
今回は 様々な会場デコレーションの中から、シャンデリアタイプのデコレーションやハンギングタイプのデコレーション・・・”頭上に飾られたお花達”を集めてみました。
商談スペース・テーブルの上をお花で飾る場合、”お花(鉢やアレンジ)を置いて飾る”というのは定番中の定番。
ただ・・・限られたスペースを有効に使う為には、テーブルの上(空中)・頭上のデコレーションがGood!
離れた場所からも目立つので一石二鳥です!
白いコチョウラン(ポット)がテーブルの上の空間に 逆さまにびっしり飾られていました。
シンプルですが なんとも贅沢なシャンデリア?
テーブルや椅子も”白”で統一されていて、コチョウランの存在感が一層高まりますね。
「写真を撮らせてください」と声をかけたら、「どうぞどうぞ」と座っていたおじさん達は笑顔で席を空けてくれました。
(仕事のじゃましてスミマセン!)
華やかな会場内では シンプルなデコレーションでしたが、単色使いは逆に目を惹きます。
お次は・・・同じ頭上のデコレーションでもガラリと雰囲気が変わります。
豪華なシャンデリア型デコレーション!!
カラフルなコチョウラン・アンスリウム・グズマニア等がたっぷり使われています。
ポイントは ガラスチューブ と シルバーのスパンコールのリボン(布?)。
切り花はガラスチューブに、根付きのお花(コチョウランやグズマニア等)はシルバーのモノで巻いてあります。
ガラスもスパンコールも ライトがあたり キラキラ光って豪華です!!
”隠す”のではなく”隠しながら見せる(魅せる)”・・・素敵なアイデアです。
こちらも豪華なシャンデリア!!
白いドライの枝とダークなバラとたっぷりのビジューのガーランド(オーナメント)で作られています。
豪華に見えますが、意外と身近な資材でできそうです。
アイデア次第!!
ドライの枝でできているベースは お花や添えるものを変えれば、また違う雰囲気のデコレーションにも使えますね。
こちらのデコレーションはシャンデリアではないけれど、ハンギングタイプのデコレーション。
ポップなイメージになります。
ギフトバッグ等を使い、比較的 簡単にできる空間デコレーションです。
吊るしているリボン(紐など)やバッグの色を変えれば、雰囲気も簡単に変えられます。
バッグには サイズさえ合えばなんでも入れられます。
プランツにも お花(切り花)やブーケ(花束)にも 活用できるスタイルです。
このデコレーションはテーブル(台)の上の空間に飾られていますが、場所を変え 壁面や窓辺にも活用できる便利なデコレーションです。
アーチ型デコレーション。
写真の画像が粗く あまりよく見えませんが、アーチのベースには シラカバの枝が使われています。
そこにアザレアのポットや(このブースはアザレアのブースと思われます) 球根付きチューリップ等を絡めているようです。
アーチ型デコレーションは制作が大変ですが、ベースが枝でできていれば(給水スポンジをたっぷり使うタイプよりは)扱いやすそうです。
アーチ型デコレーションといえば・・・
私が以前勤めていたお花屋さんDe Bloemenboog”っていうのは”お花のアーチ”っていう意味。
その為か、ボスの様々なプロジェクトで 度々 お花たっぷりの大きなアーチを制作する(手伝う)機会があったのです。
トラックで運ぶような大きくて重い鉄のフレームがベースのアーチです。
水にまみれ、給水スポンジにまみれ・・・それはそれは身体中(首も)が痛くなるほどの大仕事でした・・・。
そんな経験から、頭上に飾る大がかりなお花のデコレーションというのは、制作手順や工夫がとても大切だと思うのです。
今回は”頭上に飾られたお花達”をまとめてみました。
なかなか写真整理が進んでいませんが、次回はどんな括りになるかな?
IPM2014レポート・・・まだまだ続きます。
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