アンダーグラウンドはワンダーランド=2= Summer2013
Summer2013レポート・・・ ポーランド4日目(クラクフ3日目)。
世界遺産ヴィエリチカ岩塩坑Kopalnia soli Wieliczkaから クラクフKrakówに戻り、またまた地下のお話です。
ヴィエリチカ岩塩坑半日ツアーを終え、クラクフの中央広場で 遅めのランチ(with ビール!・左写真)を楽しんでいると・・・
とうとう雨!!!
ポーランドでは毎日猛暑続きで 本当に大変だったので、恵みの雨です。
バンザ~イ!
ランチ後、雨も降っていることだし・・・と行ってみたのが 地下博物館Podziemia Rynku。
クラクフ旧市街・中央広場の真ん中にある14世紀建造のルネッサンス様式の織物会館Sukiennice(上写真右側の建物) の地下にある 博物館です。
2010年にできたというこのハイテク博物館は、人気のスポットで とても 混んでいます。
チケットを買いに行くと、その時の 待ち時間は約1時間。
ですが、1時間の待ち時間を 並んで待つ必要はありません。
チケットに記載されている時間に入口に行けばよいのです。
待ち時間の間、中央広場にある聖マリア教会を見学したり、カフェでお茶したり・・・時間は有効に使えました。
(クラクフ旧市街については10月20日ブログ参照)
この博物館がここにできた経緯が興味深い!
2005年 中央広場の地下調査の為に掘っていたところ、中世時代の建造物跡やお墓や遺骨等が出てきたそうです。
クラクフは 昔から洪水や大火の被害にあい、町を再建してきたそうです。
つまり、大昔にあった町の上に 現在の町ができたということです。
そして出てきた遺跡をそのまま残し、地下4m地点の4000㎡もの考古学的な博物館となりました。
上結合写真左:中央広場にある聖マリア教会St. Mary's Basilicaと、その手前左に見えるのは噴水のピラミッド
上結合写真中:地下の歴史博物館内にあった中世のクラクフの模型、一番手前にバルバカンもありますね
上結合写真右:中世の模型の真上にはガラスの三角形の窓、そこから外の風景・聖マリア教会が見える・・・この三角形の窓こそが広場の噴水のピラミッド!
入場まで待ち時間がありましたが、内部は人がごった返しているわけでもなく、広々としていました(だから人数制限してるんですね)。
博物館前半は 3Dや映像システム等で楽しめる体験型の展示となっていました。
中盤は 地下に埋もれた遺跡を見ることができるコーナー(お墓やご遺骨まで!)。
最後は 様々な時代のクラクフ関連の映画仕立てのビデオや資料ビデオが流れる いくつかのお部屋が並ぶコーナー。
どのコーナーも それぞれ楽しかったです。
ビデオのコーナーで観た 一人の女の子の生い立ちを紹介した 映画仕立てのビデオからは ”へぇ~”という発見も。
世界初のビューティーサロンを開いた クラクフ出身の女性(1870~1965)・・・彼女の名は・・・
ヘレナ・ルビンスタインHelena Rubinstein!
へぇ~~~!
彼女もポーランド・クラクフ出身だったのね!
クラクフの地下博物館は、これまでの考古学博物館とは違い 最先端の映像技術等による 視覚や肌で感じながら楽しめる展示で、とても分かりやすくてよかったです。
情報が少なかったクラクフの歴史や地理について 少しは知ることができたと思います。
予想以上に楽しかったクラクフのアンダーグラウンド、まさにワンダーランド!!
上結合写真左・右:中央広場の噴水のピラミッド
上結合写真中:中央広場の真ん中にある織物会館Sukiennice、ここに歴史博物館入口があります
そんな歴史にも地理にも人々にも・・・ロマンを感じずにはいられないクラクフです!
最後の写真はクラクフ本駅Kraków Główny 。
バイバイ!クラクフ・・・またいつか・・・
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