下町ヨルダン庭めぐり=4= OpenTuinendag Jordaan 2013
2013年6月9日日曜日、アムステルダム・ヨルダンJordaan地区で開催されたオープンガーデンOpenTuinendag Joraan レポート。
ちょうど1か月前のこととなりましたが・・・オープンガーデン当日は15度、寒くも暑くもない 曇り時々晴れの穏やかな日曜日。
寒かった春から 初夏へ季節が移り変わり、例年より遅く 少しずついろんなお花の蕾が膨らみ始めた頃でした。
どのお庭も 小鳥たちのさえずりがBGMのように響き渡ってとても気持ちのよい一日でした。
今回ブログでは ヨルダン地区南側の⑰~⑳番のお庭をご紹介します。
ヨルダンオープンガーデンレポートも随分長くなってきましたが、あと少しです。
是非最後までヨルダンを歩いている気分でお付き合いください。
⑰Tweede Laurierdwaarsstraat
”ローリエ(月桂樹)”の名のついたストリートです。
”お庭”と言うより”路地・袋小路”といった方がしっくりくる雰囲気です。
このお庭・・・歴史は古く、16世紀から存在しているそうです。
「昔は物資運搬の為の水路だった」 と聞いたことがあります。
そんなお話を聞いた時は、”なるほど~”と思いました。
現在は袋小路ですが、この路地(お庭)の奥を突っ切ても、手前側を突っ切っても、どちらにも大きな運河があります。
お庭を見ながら歴史も見えてきます。
⑱Tweede Laurierdwaarsstraat
⑰番のお庭の向かい・東側にあるお庭です。
⑰番と似た雰囲気のお庭で、かつては⑰番とつながった水路だったと思われます。
このお庭は日あたりがよく、とても明るい雰囲気です。
毎年公開されていますが、今年は春の寒さの為か、例年より咲いているお花が少なかった印象です。
⑲Tweede Laurierdwaarsstraat
またまた同じストリートですが、雰囲気はガラリと変わります!
日本で言う2階のお部屋の 一般の方のお庭です。
アムステルダムは田舎町の割には 人口密度がとても高く、アムステルダム中心エリアでは1フロアで1世帯が平均、5階建てなら5世帯分の住居になっている場合が多いのです。
お値段の高い物件等の場合は、1フロアでも 手前側と奥側で 2世帯となっている場合もあります!
もちろん数フロア分で1世帯、一棟で1世帯の場合もあります。
話がそれましたが、ストリートにある玄関(下写真左)を入ると アムステルダムらしい狭く急な階段があります。
階段をあがりお部屋に入ると 心地よさそうなリビングと小さなキッチンがあります。
キッチン脇のドアを開けると小さなお庭・・・大人が数人入ったら身動きが取れなくなってしまうような小さな小さなお庭です。
壁も効果的に活用し、ブルーを基調とした 素敵な空間となっています。
今回のブログの冒頭の写真はこのお庭から。
テーブルセットが載っている部分は、2年前まで 下のフロアの明かり取り窓となっていて、何も載せられないスペースでした。
下の写真は2011年のオープンガーデンのお庭の様子・・・お庭の中心は明かり取り窓でした。
⑳Lauriergracht
”ローリエ運河”と名前のついた運河沿いのストリート。
1769年設立の大きなホフHof。
現在は年配向けのアパートとなっているようですが、以前はカトリック男子学生宿舎だったそうです。
上の写真にも写っている 変わったた形の 葉っぱのない大木です。
今年は天候不順が原因なのか、剪定した後 葉っぱが出てこなかったそうです!?
例年は緑の葉っぱが茂っていて、赤レンガの建物とのコントラストが素敵なのですが・・・。
下の写真は昨年のオープンガーデンの様子。
大木も オランダの冬・春の異常気象にはびっくりしていることでしょう。
アムステルダム・ヨルダン地区のオープンガーデンもあと少し。
次回最終回、最後まで是非ご覧くださいね。
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