下町ヨルダン庭めぐり=1= OpenTuinendag Jordaan 2013
間もなく3週間が経とうとしています!
2013年6月9日日曜日、アムステルダム・ヨルダンJordaan地区で開催されたオープンガーデンOpenTuinendag Joraan レポートです。
このオープンガーデンの後、花粉症にやられ(6月16日ブログ参照)しばらくダウンしていたこともあり、写真の整理が遅れておりました(おります・汗)。
今年のヨルダンJordaan地区オープンガーデンレポートは、歩いた順番に(ルート順に)ご紹介してみようと思います。
是非 アムステルダム下町ヨルダンを歩いている気分でご覧ください。
写真は数枚を結合しているので 見にくい部分もあるかと思いますが、緑いっぱいのガーデンを想像して是非アップにして ご覧くださいね。
朝11時開始のオープンガーデン、開始時刻に最初の一軒目に到着するよう 家を出ました。
といっても近所なので数分です!!
まずは チケットを購入できるヨルダン北側のポイント(または南側)になっているアドレスへ。
いつも 日曜日の朝は人通りはほとんどなく 静まり返っている下町ヨルダンですが、この日はガーデン愛好家達が 同じ目的地に向かって 歩いていました。
中には 自転車で周る人もいます。
①Willemstraat
通りの入り口をくぐりしばらく奥へ歩くと広がるグリーンの空間。
昨年までは 大木や大きなバラの木やテッセンのツルが頭上に鬱蒼と茂り、せっかくの空も 太陽も その植物たちが覆ってしまっていたお庭でしたが、今年 少し改修したそうです。
日当たりも良くなり、すっきりしていました。
あと少しでバラやテッセンが咲き乱れそうです。
お庭の地面に敷き詰められている古びたレンガが印象的です。
②Palmgracht
Hof の中庭です。
Hof(ホフ) とは かつて修道院だったり、未婚女性や未亡人の為の集合住宅だった建物です。
アムステルダムの黄金時代(17世紀ごろ)、財をなした人達のステータスとして ホフ(Hof)を建てることが流行っていたことがあるとも聞いたことがあります。
その為か アムステルダム中心部やヨルダン地区には Hof(ホフ) がたくさんあります。
現在はアパートとして、未婚女性や未亡人の為だったり、一般の人向けとして使われています。
上写真左はホフの中庭、真ん中写真は入口をくぐりお庭へ抜ける小路、左写真はストリートに面した入口です。
6月初めはユーフォルビアや黄色い小花アルケミラモリスが咲いていました(上写真参照)。
もうすぐセダムも咲きそうです。
夏にはラベンダーでいっぱいになるそうです。
ちょうどこの頃(5月後半~6月中頃まで)アムステルダム中の街路樹ニレ科の木々から大量のタネが降っていました。
掃除をしても掃除をしても振り込む茶色のヒラヒラカサカサ。
入口を潜り、奥に続く自転車の停めてあるレンガの通路に降り積もっているのが見えます(Palmgracht最初の写真真ん中)。
③Palmstraat
フジツルのからまる入り口を通り抜けると、ホスタ(ギボウシ)やシダ類が 地面や壁を びっしり覆っています。
建物・お庭の向きから あまり日当たりの良くないこのお庭は毎年ジメっとしたイメージでした
(毎年 初夏だというのに いつも寒く雨の多いアムステルダム・・・)
今年はオープンガーデンの直前10日間くらい好天が続いていたため、お庭も ドライでスッキリ?!していました。
いくら普段から日当たりが良くないとはいえ、やはり晴れの日に見るお庭は 日陰であろうと 気持ちがいいものです。
ここでちょっとブレイク!?
オープンガーデン歩き始めて30分、運河にかかる橋ではプランターのお花を植え替えている人たちに遭遇しました(上写真)。
こんな風に管理してくれている人達のおかげで、ヨルダン中・アムステルダム中・オランダ中いつもお花が溢れています。
④Goudsbloemstraat
毎年公開されている一般宅のフレンチテイストの小さなお庭。
お庭に置かれたガゼボの奥を 今年は改修したとのこと。
昨年まで 奥にはアジサイが植えられていて、小花たちの存在が薄かったのですが、今年は季節の小花達も良く見えます。
このお庭には ランタンやプランターやオブジェ等 アイアン雑貨が活用されていて素敵です。
昨年は ガゼボを覆う白いバラがもっと咲いていました。
今年はまだこれからのようです。
毎年オープンガーデンを巡っていると、他の年とのお庭の違いを見つけたり、お花の咲き具合等を比べる楽しみもあります。
⑤Lindengracht
ホフ(Hof)です。
ちょうど入口奥で お庭のお掃除をしているようです。
入口を通り抜けると 緑いっぱいのお庭が広がります。
このお庭は 日当たりの良いエリアと日蔭のエリアに分かれています。
日当たりのよいエリアには コトネアスターの生垣(下写真左・中)。
奥へずっと続く生垣が お庭の奥行きを強調しています。
お庭の真ん中あたりには木造のポンプ小屋があり印象的です(下写真左・右)。
生垣に沿って造られているレンガの小路の脇には オダマキがいっぱい咲いて 風に揺れています(下写真左・右)。
日蔭のエリアにはヘーゼルナッツやプラムの大木があります。
お庭の奥に見える黄色いお花の咲く大木は(上写真中)、フジに似た(でも全然違う種類)ゴールデンレイン(キングサリ)。
日蔭のエリアに 眩しい陽が射しこむように 満開でした!
アムステルダム下町ヨルダン地区は、建物もストリートもお庭も こじんまりとしていますが、グリーンの豊かなエリアです。
ヨルダンオープンガーデンレポートは まだまだ続きます。
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