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2013/01/30

ある雪の日の葛藤・・・Thalys編

2013年1月、オランダは 雪と氷と氷点下の日々が 約2週間続きました。

そんな ある日の出来事・・・。

このお話には何のオチもありません、ただただ長かった一日の 長い記録です。


氷点下となり 雪が積もり 凍りついたオランダ。

オランダの鉄道は 本数の少ない冬の運行スケジュールでも、遅延は当たり前!

さらに間引き運行や 徐行運行を行ったり、ルートを変更したり 終着駅を変更したり、突然運休になったり、乱れに乱れていました。

小さな国土のオランダなのに、突然 家に帰れなくなってしまった人も多くいたようです。

よりによって!そんな鉄道パニックの真っ只中 1泊2日のパリ出張がありました。

出張1週間前から心配していたのですが、嫌な予感は的中!

出発前日夕方からまた 新たに雪が降り積もり始めました・・・。

さらなる凍結、そして列車運行の乱れは必至です。


パリ出張はアムステルダム-パリ間を3時間16分で結ぶ高速列車タリスThalysを利用。

アムステルダムからの往路は 始発6:19発のタリスで出発です。

この時間帯(6時前) まだトラムが走っていません。

普段は夜中も走っているバスがあるのですが、この数カ月間 この先の道路工事中の為 バスはルートを変更して運転中・・・。

ということで、徒歩で向かいます。

家からアムステルダム中央駅まで徒歩で15分程。

タクシーをお願いするには近すぎるので遠慮しちゃいます。

前日午後から降った雪が結構積もっていたので、少し早目に家を出ました。

朝6時前の静かな雪景色(Brouwersgracht, Amsterdam)。

Adam13012101

Adam13012102

Adam13012103駅到着直前、コートの袖に雪(氷)が一粒・・・見ると、なんと!*** お花型 ***!!

”良い一日になりますように・・・”と、お花型の雪にお願いしました。

ここまでは心に刻みたい風景だったんですけどね・・・

その後 無事アムステルダム中央駅へ到着。


駅到着後、真っ先に運行状況表示をチェック・・・タリスの情報は・・・なし。

出発15分前になってもタリスの案内が出ません(汗)。

時間通り運行するのか?遅延か?それとも運行しないのか・・・。

分からないまま、タリスの出発する いつものホームへ向かいました。

屋根こそありますが、氷点下の外気が漂い、ホームは氷のような冷たさ。

大勢の人がタリスを待っていましたが、みんな足踏みをしたり、うろうろしていました。

立ち止まっていると冷えますからね・・・。

出発予定時間になった頃、放送が入りました。

15分ほど遅れて列車が来ると・・・。

”あと少し・もう少し・・・”と寒さをこらえて待っていましたが、15分経っても 列車は来ないし、アナウンスも入りません。


その後、すでに出発予定時刻から25分ほどが経過した頃だったでしょうか。

アナウンスが入りました。

なんとっ?!?!?!

「出発時刻は不明です!!!」

寒い中 散々待たせておいて、いまさら”分からない”って!!!!????

その放送を聞き、今までホームで足踏みをして待っていた大勢の人々は 言葉もなく(あきれて?) 静かにホームからいなくなりました。

ホームは寒いので、私も階段を降り 駅コンコースで待つことに。

”出発時刻が分からない”と言われたら、どこにも行けないし、何もできません。

1・2時間の雪の為の遅延は覚悟していたものの、出発時間を過ぎてからの ”分からない” との案内は あきれてものが言えません!

かと思ったら、5分後に再び出発ホームを案内するアナウンスが。

再び さっきまでいた寒いホームで待つことに。

その後、約40分の遅延で出発するとの案内があり、6時19分出発予定のタリスは 7時頃出発しました。

始発なんだから、雪で遅延するってわかってるんだから、いつもより早く準備をして列車をホームに入れ、せめて乗客を列車の中で待たせてくれるって思いやりはないのかしら!?

朝から身も心も凍る思いでした(泣)。

さあこれでパリに向かえます・・・!?

・・・とは全く思えないわけで・・・、嫌な予感通り この後またひと波乱ありました(涙)。


アムステルダム中央駅を出発したタリスは、数分後 アムステルダムLelylaanというメトロと並走する駅あたりで停まりました。

そしてアナウンス・・・「スキポールトンネルで火災アラーム!」。

雪や氷が関係あるのかどうかわかりませんが・・・スキポールトンネルの火災アラーム(誤作動含め)で、影響を受けたのは今回が初めてではありません!

スキポールトンネル・・・勘弁して~。

誤作動であってほしいけど、本当の火災だったら電車はいつ動くかわからないなぁ・・・と、心配も最高潮。

しばらく停車したままの車内では、乗客達が自分の予定やら行程を 隣の人と確認し合ったり、ソワソワし始めました。

たまに通り過ぎる車掌さんに 状況を確認したり・・・。

車掌「今の状況(スキポールトンネルのアラーム)がいつ解除され運行できるかは不明」、「目的地はパリだけど、いつ着くかわからない」、「おそらく3時間くらいの遅延」・・・

乗客「午後には着くの?」、「2時や3時になるの?!」・・・

そんなやり取りが聞こえてきました。


しばらくすると・・・

「この先の乗車をやめるなら、この駅Lelylaanで下車できます。 ●号車の扉を開放します。」とアナウンスが。

そして、Lelylaanのホームに接していた 私が乗っていた車両そばの扉が解放され、何人もの乗客が下車していきました。

私と同じパリの展示会に行くと話していた女性も下車したようでした。

葛藤・・・私も迷いました。

パリへたどり着けるかどうかわからない列車、この先まだ雪の影響で どこで缶詰になるかもしれない列車・・・飛行機もかなりキャンセルが出ていたので、飛行機で向かうこともできない。

日を改めて取引先を訪問することを考えたほうがいいかもしれない・・・いろんなことが頭をよぎりました。

決断するなら早くしなきゃ・・・。

私も開放された扉へ向かい車掌さんに いつ動くのか・いつ到着するのか確認してみました。

分かってはいたけど、答えは同じ・・・”分からない”・・・。

決断!

「私も降ります、荷物持ってきます」と座席へ戻り、コートを着て 荷物を持って開放されていたドアに戻ると、ちょうどドアが閉まったことろで、車掌さんが電話で運転席とのやり取りをしていました。

すると「あなたはパリへ行けるよ!今 出発します!」とホッとしたような顔の車掌さん。

え~、一度降りるって決断したのに~!!

もう、いまさらだよ~!!!

行きたくないよ~!!!

とは思ったものの、再び タリスに身を任せる決意をし、パリへ向かいました。

また途中で停まるようなことがあれば、その時はそこで下車してアムステルダムへ戻ろうと。


ウトウトしながら ふと目が覚めると8時半頃、場所はロッテルダム。

なんと出発してからロッテルダムまで 1時間半もかかっているではないですか!

タリスなら通常35分です・・・。

超難関のオランダを通過、難関だと思っていた(けど意外とそうでもなかった)ベルギーを通過。

ただ・・・ブリュッセルからは、2・3本分?の大勢の乗客が乗り込んできて 車内は通路までびっしりに。

ブリュッセルからの乗客もいろいろ大変?だったようです。

フランス国内は いつも高速のタリスも この日は徐行。

結局、最初の到着予定から3時間強の遅れでパリ北駅へ到着しました。

その後 大急ぎで展示会場へ向かい、取引先へ直行。

気持ちに全く余裕のない 2013年展示会スタートとなってしまいました(涙)。

朝のお花型の雪は 私に幸運をもたらしてくれなかったようです・・・。

でももしかしたら 無事にパリに到着できたことこそが 幸運だったのかもしれません・・・。

翌日アムステルダムへ向かうタリスの心配が続いていましたが、心配してもどうにもなりません。

そう自分に言い聞かせ、お気に入りのホテルでくつろぎ、お気に入りのレストランでおいしいものをいっぱい食べて飲んで・・・気持ちをなんとかリフレッシュ。


翌日は出発予定の30分前にパリ北駅へ行きました。

Thalys13012203パリ北駅・タリス待合所では、タリス乗車予定の人々に コーヒーやクッキー等を無料で振舞っていました。

(いつもあるのかなこのサービス?初めて遭遇しました!)

このサービスが前日のアムステルダム中央駅・タリスのホームであれば、少しでも救われたのに・・・。

ありがたく コーヒーと フランスらしさたっぷりの メール・プラールのガレットをいただきました。

その後、タリスはほぼ定刻通りパリ北駅を出発。

下写真は帰りのタリスからの車窓。

ベルギーあたりからは 太陽が出て青空になりました。

アムステルダムに到着する頃には 太陽はもう沈みかけなのか 随分低い位置で弱々しい光を放っていました。

まっすぐにのびる運河は 凍って雪が積もっています。

白銀の風景はきれいですが・・・もう(今年は)コリゴリです。

Thalys13012202

この日のタリスは 1時間ほどの遅れでアムステルダム中央駅へ到着しました(これくらいは想定内ですね)。

この2日後には ドイツ2泊3日の出張があり ICEでドイツへ行きましたが、ほぼ定刻で列車は運行されており、予定通り 行程をこなせました。

ドイツのICE出張・・・今回は順調だったけど、雪に限らず 順調に行かないことも多いんだけどね・・・。


寒波、雪や凍結の状況は ドイツもオランダも同じだと思います。

オランダの鉄道、雪や凍結に弱すぎです。

毎年のことだし、もう少し対策を考えてもらいたいものです。

パリやフランクフルトの展示会へは飛行機の方が楽かな・・・と 毎回思いますが、こんな天候の時は飛行機もキャンセルになる可能性が高い・・・。

列車でも飛行機でも 少し余裕をもったスケジュールを組むことが 心の余裕につながるかもしれません。

皆様もこんな不安な思いをしなくても良いように、冬のヨーロッパ内の移動は 余裕を持ってスケジュールしてくださいね。

・・・展示会レポートはまた追々。

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