狙われた・・・タリスの怪?
先日のパリ出張・・・パリへは、オランダに住み始めてから(13年?!)、プライベートや仕事で もう何度訪れたか分かりません。
振り返ってみると、この人生で 日本とオランダ以外でこれだけ出入りしている都市は他にありません(ホントッ)。
オランダに住みつく前に、日本からのヨーロッパ旅行で飛行機で訪れた時以外は、すべてオランダからの電車タリスThalysで行き来しています。
オランダ・日本間の経由地としてなら 数回 飛行機で行ってるけどね。
というわけで、パリへはもう何十回、思い出せないくらい 行き来だけはしています。
それなのに・・・それなのにですよ!?!(それだから?)
私って特別 運が悪いのでしょうか?
日ごろの行いが悪いのでしょうか?
どんくさいのでしょうか?!
狙われているのでしょうか!
呪われているのでしょうか?
アムステルダムからのタリスで何度 遅延にあい、何度クレームを申請して、何度クーポンをもらい、何度払い戻し(一部)してもらったことか・・・(泣)。
タリスより 何100倍も利用している新幹線では、台風等天候の影響でしばらく缶詰になったことはありましたが、クレームするようなストレスを感じたことはありませんでした!(返金してもらったことももちろんありません!)
実は今回のパリ行きも・・・(泣)!?
アムステルダムからの朝一番の始発、家を出たのは朝5時過ぎです。
なのに、なのに、なのに~!
アムステルダムから次の停車駅スキポール空港駅の間にある スキポールトンネル火災の為、アムステルダム中央駅の出発がすでに30分も遅れ・・・
アムステルダムを30分遅れで出発したものの、スキポールトンネル火災の為か、正規のタリス幹線を走れず、在来線ルートでロッテルダムへ。
途中何度も関係のない場所で停車しながら、ロッテルダムまで1時間半もかかったんです!!
ありえない~っ!
結局、パリ到着は1時間遅れでした!!!!
つまり、アムステルダムーパリ間を、(現在は)3時間20分程で到着するはずが、4時間20分程かかったってことです!!
展示会出張だったので、貴重な1時間が削られてしまいましたが、とにかくなんとかパリに到着。
さすがに今回は到着したパリ北駅ホームでは、遅延のクレーム申請用紙が配られていました。
もちろんクレーム申請して 一部でも返金してもらいます!
もう過去に何度クレーム申請して対応してもらったことか・・・でもちゃんと規定通りの対応はしてくれているので、感心します・・・
・・・こんなことばかり書いてると、オランダの電車は時間通り走ってないのかと思われそうですが、そんなことないですよ、普通は時間通りです・・・と一応フォロー。
と、さんざんな出だしでしたが、パリでの仕事は順調に進み・・・。
予約をしていた今回初利用のホテルは、快適どころか、これまでのパリで利用したホテルの中で、最高のお気に入りになったほど!
写真は幻の日本酒”醸し人九平次”!!
パリでいただく日本酒は 一層おいしく感じます。
結果オーライで良かったじゃない?
いえ、ここまでは前置きです(長い前置きですみません)。
勘の良い方はお気付きかも~っ(汗)。
またまたこんな内容のブログを書くことに自分自身 抵抗を感じます・・・
ですが、誰かが私のような経験をしないため、また自分への戒めの為に 書き留めておこうと思います。
今回の本題は、復路・パリからアムステルダムへ向かうタリスでのできごと。
これまで、タリスに限らずこの路線(アムステルダムースキポールーロッテルダムーアントワープーブリュッセルーパリ)で、スリ未遂にもあったし、スリ被害の目撃もしました。
(前回の同内容のブログは6月4日ブログ参照)
だから、今は”スリを見破るエキスパート”にでもなったかと思いきや!?・・・とんでもありません!
どんなに気を付けいても、彼らはさらに私の考えの上を行っています?!
またしても?不可解な事が起こりました!
今回はタリスの中で!!!!
パリから出発して、途中ウトウトしながらも、各停車駅では目を覚まして、頭上の荷台に置いたスーツケースと、ラファイエットで買った食料品の入ったラファイエットの赤い紙袋が並んで置いてあることをチェックしていました。
パリから出発して、最初の停車駅・ブリュッセル、その次のアントワープ、そしてロッテルダム・・・何事もなく・・・
そしてアムステルダムも目前の 次の停車駅、スキポール駅到着のちょっと前の出来事です。
出発時は満車だったパリからの乗客もいつの間にか半分ほどに減り、さらにその半分の人た達が スキポール駅手前で 降りる準備を始めました。
その時です!!!
背後の人が 荷台から荷物を降ろしました。
その人が手を伸ばしたのは、私の頭上!!
えっ?あれっ?私のスーツケース??????
驚いて見上げると、その人が下した荷物は、私のものではありませんでした。
私のスーツケースは 荷物一つ二つ分、後方へ移動しているではありませんか!!!!!!!
いつの間に~~~!?!?
ラファイエットの赤い紙袋は、最初に置いた位置にあるのに、スーツケースだけが移動してる!
スキポールで降りる予定ではないけれど、慌てて立ちあがり、手を伸ばしてスーツケースを荷台から降ろしました。
すると!!!!!!!!!!!!!!
んんん~~~ッ???
スーツケースのファスナーが、合わせてあったはずの中心から片側にずれ、しかも不自然に 5センチほど開いてる?!
私が出張やヨーロッパ短期旅行で愛用しているのは、リモワRimowaの40x40cm程のBusinessTrolley。
両サイドからファスナーをしめるタイプの ほぼ正方形の小さいスーツケース(書類ケース)です。
スーツケースには、貴重品は入れてはいないものの、血の気が引きました。
普通はビジネスシーンでパソコン等を入れて使う人が多いだろうこのスーツケース・・・
ですが、私のスーツケースには化粧品と着替え、ラファイエットで買ったバルサミコのボトルと食糧が少々。
スーツケースのファスナーを開けると、まず デンッと バルサミコのボトルの入った筒が横たわっている状態。
スリの人もボトルの筒を見て 驚いたことでしょう!?
幸い スーツケースの中身は 何もなくなっていませんでした(盗られていませんでした)、よかった~。
バルサミコはちょっと高級なものだったので、盗られなくてよかった(笑)。
・・・って、笑ってる場合ではありません。
いったい何が起こったの~~~!!!!!
その後、いろんなことが頭をグルグル・・・。
リモワだから狙われたの?
持ち主がコンピュータ等を持っていそうな日本人だから?
←ヨーロッパでは、日本人はコンピュータなど高価な電化製品を持っているを思われ、狙われやすい(一昔前よ、そんなの)。
スキがありそうな日本人だから?
私が気が付かないうちに、スリが スーツケースを私の目の届かないところへ移動して、中を物色したの?
もしかしたら、あの時スキポールの手前で気が付かなければ、スキポール駅で泥棒さんにスーツケースを持って 降りられてしまったのかも!?
コンピュータや金目のものがなかったから、開けて物色したけど、置き去りにした とか?
本当に気味の悪い出来事です。
でもスーツケースのファスナーがずれて(初めの位置とは違う位置で)、開いていたんです(泣)。
誰かが触ったということには 違いありません。
スリには気を付けていたはずなのに~!
・・・と怒りを覚えたのですが・・・
考えてみれば、スリは停車駅だけでなく 車内に潜んでいる可能性だってあります。
そういえば・・・半年前か一年前にも・・・ ・・・
同じパリからのタリスで スーツケースを荷台に乗せていた時、どこかの駅到着時に、普通のビジネススーツを着た男性が歩いて来て、私の頭上の私のスーツケースに手をかけ、持って行こうとしました。
私は気付き「あっ、それ私の!」とアピールし、その男性は何事もなかったかのように荷物から手を放し、そして何事もなかったかのように立ち去りました。
本当に普通のビジネスマンです。
その時も、不審な気持ちもいっぱいでしたが、”きっと自分の荷物と間違えたのだろう”・・・と思うこととして、モヤモヤは胸にしまっていました。
さらに何年も前にhは、タリスではないけど 荷台にのせたトートバッグを、明らかにスリ風のグループに狙われたこともありましたが・・・(2008年2月27日ブログ参照)
でも今回、確信しました!
車内にはスリには見えない ビジネスマンの装い や 普通の人に見える装いのスリさんがいると!
しかも荷物を持って降りてしまうだけでなく、荷物を物色して中身だけ狙う人もいるのだと(つまりこれこそスリ?!)。
・・・ ・・・ ・・・・って、そんなの当たり前?
日本の新幹線だって「貴重品の入った上着や荷物を置いていかないように」と放送していますよね。
鍵もかけずにスーツケースを身から放した自分の不注意です。
もちろん、貴重品を入れていないからこそ、荷台にのせたり、鍵をしなかったり、身から放していたのですが。
考えて見れば、先日の東ヨーロッパ旅行中の電車の中では ものすごく用心し、荷台に荷物をのせるなんてしなかったし、足もとに置くにしても いつも必ず体のどこかに触れているようにしていたし、鍵もかけてたし、寝なかったし(たぶん?)!
いつも気を付けているという自分の思いこみが、いつの間にか”慣れ”になり、日本でも他の国でもしないようなことを タリスの中ではしていたのかも知れません。
反省です~。
本当に反省。
よく、いろんな友人からも言われまが・・・私、オランダに来てから 電車で よくこういう目に遭っています(泣)。
何故ですか??私が聞きたいです。
未遂とはいえ、後味の悪い出来事でした。
ほんと皆様も、電車移動時には お気をつけて。
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コメント
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shin様、ブログをご覧いただき、コメントありがとうございます。私がこのブログ記事を書いたのは2012年、もうだいぶ前になりますので、駅や列車内の状況は少しずつ変わってきているとは思います。 shin様のおっしゃる通り、現在Paris北駅では空港のような荷物検査もあり、乗車時にはチケット確認もしています。(このブログを書いた当時も乗車の際のチケット確認はしていましたけどね)。 スリや泥棒さんが乗り込むにはハードルは高くなっているとは思いますが・・・、スーツを来ていても”スリ”をお仕事としている人もいると思われます。 私も先月タリスに乗った際に、shin様がご経験されたような不審なやりとりの様子を見かけました。 荷台に荷物を置く際は要注意です。盗難防止コードはいいアイデアですね。 安心して電車に乗りたいものですね。
投稿: thura | 2017/10/04 07:31
こんにちは。
現在タリスのパリ北駅発は荷物検査があり車掌がタリスの乗車口に立ち、乗車券をチェックしていますから以前にくらべて盗難は減少したと思ってました。
が、しかし、友人の話しではタリスのチケットを買い、身なりもきちんとした人が
スーツケースを盗むことがたびたびあるそうです。
そう言えば私も先月北駅発のタリスで荷物を棚に上げていたら、帽子をかぶった
素敵な叔父様が「ここは私の席です」と話しかけて来ました。私は荷物を自転車に付ける盗難防止コードで棚にくくりつけていたところで、コードの隅を手に持ったまま乗車券をオジサマに見せました。そのオジサマは、さ・さっと逃げるように車両を出て行きました。これ、まさしくどろぼう~~じゃんと思いました。やはり注意しないと怖いですよね。
投稿: shin | 2017/10/04 02:35