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2012/09/19

過去と現在と未来 in Dresden, Summer2012

最近すっかり秋のドンヨリ空のオランダですが、一か月(以上!)前の夏休みレポート続けます。

オランダにもお花にも関係のない内容です。


2012年夏休み『東ヨーロッパ・世界遺産・電車の旅』、2日目午後、ベルリンBerlin中央駅から電車ECで約2時間、ドイツ東の端、チェコとの国境近くに位置するドレスデンDresdenへやってきました。

2012summerdresdentrainwindowベルリンからドレスデンまでの電車の車窓は、私が”東ヨーロッパの風景”?としてイメージしていた通りの ヒマワリ畑と風車(現代風)がたくさん見られました。

ドレスデンまぎわで高低差のある丘が出現しましたが、その直前まではベルリンから平坦な土地が続いていました。

戦後は東ドイツだったドレスデン・・・人口約52万人のエルベ川沿いの都市です。

「エルベのフィレンツェ」と呼ばれるそうです。

ドレスデンへは一度行ってみたいと思っていました。

第二次世界大戦で爆撃を受け がれきの山となったこの都市が、その後 聖母教会DresdnerFrauenkircheの復元などを経て、世界遺産登録されたと思ったら、登録が抹消される道を選んだり・・・?!

復元した街はどんな姿なんだろう・・・

復元したのに、世界遺産登録を手放すなんて・・・いったいこの土地の人々はどんな人達なんだろう・・・

いろんな意味で興味がありました。


ベルリン中央駅から2時間15分、はじめて駅に降り立って思ったこと・・・暑い~・・・。

これまでに経験したことのない蒸し暑さでした。

おかげで??この日の夜中は軽い熱中症ぎみとなり、苦しく辛い夜を過ごしました・・・(思い出したくない・泣)。

日中は本当に暑いのですが、夜には上着が必要なくらい涼しくなるので、”ああここもやっぱりヨーロッパだなぁ”と感じました。


駅の周りは 、現代風の普通の大きな都市!!アムステルダムよりもずっと?!

2012summerdresdenst

上写真左:ベルリンから乗ってきた電車EC177

上写真右:ドレスデン中央駅DresdenHauptbahnhof

ドレスデン中央駅から まずはホテルへ。

ホテルは旧市街中心エリアだったので トラムで移動。

駅から旧市街中心エリアは少し離れていました(直線で1.5キロくらい?)。

ここドレスデンでは2泊。

旧市街エリアに入ると、さっきまでの現代風の風景からはガラリと変わり・・・まるで いっきに時間旅行をした気分!!

ザクセン王国として17~18世紀に栄えたというドレスデン、旧市街には歴史的な大きな建物がぎっしり!

2012summerdresdenbeer1ホテルへチェックイン後、街並みを眺めながら まずは一番気になっていた フラウエン教会DresdnerFrauenkircheへ。

・・・と言いたいところでしたが、まずは一杯。

おなかもすいてたし。

ここまでたどり着くまで、ホント暑くて汗かきました。

いただいたビールはなぜかぬるくて残念でした・・・。


さて、フラウエン教会DresdnerFrauenkircheです。

2012summerdresdenkirche

1726~43年建造のバロック様式の教会ですが、第二次世界大戦1945年の空襲で焼失。

現在建っている教会は2005年、ドレスデン市民や各国からの寄付で再建されたものです。

何百万個の石が再建に使われたそうですが、ところどころ黒く見える部分がオリジナルの石・・・。

破壊された教会から回収された8500以上の石の内 3800石が使われているそうです(Wikipedia参照)。

ジグソーパズルのように・・・。

2012summerdresdenkirche2教会の脇には、大きなブロックが展示されていました。

破壊された 教会オリジナルのブロックです。

このブロックの説明を読んでいると、現地の方と思われる男性が寄ってきてきました。

「アメリカにやられたんだ!」と何度も何度も繰り返し 話してくれました。

この地の人々はアメリカに対して、戦争に対して、どのような気持ちをもっているのだろう・・・。

そんな事を思ったら、日本人として普段 感じている67年前の戦争よりも、もっと身近に戦争を感じました。


教会の展望台まで登りました。

2012summerdresdentop

2012summerdresdentop2上写真・左写真は教会のドーム展望台からの眺め。

展望台からの眺めはドンヨリ・・・

この後しばらくして、雨・雷の夕立がやってきました。

あの異常な蒸し暑さとこの空・・・夕立が来ると思い 急いで教会を降りて ホテルへ戻って正解でした。


教会内部の階段やドーム内の上り坂は、(一部はオリジナルかもしれませんが)ほぼ現代の材料が使われていました。

他のヨーロッパの歴史的な教会・大聖堂などで見られるような、長い年月の間に 人の足に削られた痕跡の見える石・大理石ではありません。

正直な感想として、残念ですが、やはり新しい匂い・新しいモノである感覚はぬぐえず、内部を見ても 壁や床から歴史を感じることはありませんでした。

こんなに頑張って復元してもやっぱりオリジナルでない、ニセモノ感・ツクリモノ感・・・年月は経ってないことは確かです。

18世紀には人の手で作り上げたこんなにすばらしい教会でしたが、再建時にはコンピュータを活用したため、批判もあったそうです。

・・・複雑です。

・・・残念です。

戦争は本当に残念です。


この教会の建つ広場には、空襲で破壊された当時の写真と 崩壊前の写真が展示されていました(下写真)。

2012summerdresdenold_2

日本も同じ戦争で、多くの都市が空襲にあいました。

原爆を落とされました。

でも私は、原爆ドームを見たことがない!非国民!!??

戦争から67年・・・日本は都市の姿も大きく変え、発展を遂げています。

ドレスデンも日本の戦後と同じ時間が過ぎました。

日本とは違う時間が流れていたのではないか・・・

どんな67年間だったのだろう・・・

いろんな事が頭をグルグル廻りました。


ドレスデン・エルベ渓谷は、2004年にユネスコ世界遺産に登録されました。

が、渋滞緩和の為の”橋”建設により2009年 世界遺産登録抹消となってしまいました。

”橋”の完成により文化的景観が損なわれるという理由で2006年・2008年に登録抹消を警告されたにもかかわらず・・・

住民投票で3分の2の住民が 橋の建設に賛成したそうです。

なぜ~。

この地に住んでいないと分からない、そう言われればそれまでですが。

・・・過去の栄光、戦争、復元(再建)・・・そして現在の人々の生活・・・

人々にとって、歴史って?栄光って?便利って??????

いったい何が大事で 何を優先すべきか・・・?

失ってまで、手に入れたいモノって?

”繁栄”だと思っていたものは、実は”衰退”かもしれない・・・

”衰退”だと思ったものは、実は”繁栄”かもしれない・・・

ドレスデンと日本の、過去と現在と未来のことが 交互に頭をよぎる ドレスデンの夜でした。

この再建されたきれいな教会を眺めながら・・・。

2012年夏休み旅行記ベルリン1⇒9月8日ブログ参照

2012年夏休み旅行記ベルリン2⇒9月10日ブログ参照

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