砂の上のデコレーション 『Bloom』 in Oostende 2012年7月
もう9月も目前ですが・・・
7月初め、ベルギーの北海ビーチリゾート地オステンドOostendeで行われた お花イベント『Bloom』レポートの続き・・・最終回です。
今回は 大きなデコレーションを、ご紹介したいと思います。
でも これこそが このイベントのメインだったのではないでしょうか。
今回のイベント、主催社側・取りまとめ役だったベルギートップデザイナーStefAdriaenssens氏の作品、大公開です!
ちなみに前回ブログの最後のご紹介した 白緑のシャンデリア的デコレーションも 彼の作品⇒ 8月26日ブログ参照。
毎年9月に行われるベルギーAldenBiezen城のイベントでも、雑誌FleurでもおなじみのStefAdriaenssens氏・・・私も大好きなデザイナーの一人です。
そんな彼の作品が こんな時期に? こんなところで? こんなにたくさん見ることができるとは!
まず館内に入ると、ローズ・ガーベラ・カラーの大きなコーン型デコレーションが 人々をお出迎え。
もう 足を踏み入れた瞬間に、StefAdriaenssens氏の世界。
ハッピーなカラー(色)に 心を奪われます!
そして一つホールを挟んで、次に私たちを迎えてくれたのは、ビビッドカラーの作品のお部屋。
照明が暗く落とされ(写真はフラッシュ仕様)、スポットライトに照らし出されていたのは・・・
ポリゴナムPolygonumとバンダVandaやブロメリアBromelia等の ビビッドカラーのトロピカルなイメージのお花が使われた、見上げるような 作品をくぐって歩くような 大きな作品。
暗い中の フレッシュフラワーの目が覚めるようなビビッドカラーに 興奮しました。
スポットライトに照らし出される”ポリゴナム”の作品は躍動感がありました。
そして作品の足元は”砂”です。
そして 実際のルートとは順序が異なりますが(会場には順路がありました)・・・
次のお部屋はグランドピアノが置かれた広いホール。
なんて情熱的!
真っ赤なアンスリウム・真っ赤なローズ(RoseGrandPrix)・ハランで、”海・波・太陽”をイメージするようなデザイン!
波立つ海に写る夕日のようにも見えます・・・どうでしょう?
ビビッドな作品が続きましたが、がらりとイメージが変わり 別世界へ。
150メートルもある長い廊下のような空間には、カンパニュラ(CampanulaAddenda)のデコレーション。
白~薄紫~紫~青・・・カンパニュラのグラデーションも、デコレーションのデザインも ”波”のようです!!
作品の足元はもちろん!全部”砂”です。
また、照明の使い方も絶妙。
そして この長~い廊下のカンパニュラの作品が、砂浜へ・・・海へ・・・と 続いていました!
150メートルの廊下の先に広がるビーチには・・・
カンパニュラ、カランコエ、ユリ、ローリエ、ツゲ、アップルツリー等で、4000㎡にもなるビーチガーデンが造られていました。
池までも!
この日は20度にもならない、風の強いとっても寒い日でだったので、あまり(全く!?)ビーチガーデンで 過ごしたい気分にはなりませんでしたが(ホント残念)、お天気がよければ気持ちよかっただろうな・・・
雨が降ってなかっただけ、良かったです。
(オランダ含め、北海ビーチリゾートでは、そんなお天気の良い日は、一年でも数週間?数日間?数えるほどくらい??・・・とても貴重だと思います・・・)
ここでご紹介した作品以外にも、イベント会場内のあちこちにStefAdriaenssens氏の大きな作品が置かれており、会場の隅から隅まで楽しむことができました。
今回ご紹介した写真は、すべてStefAdriaenssens氏(+アシスタント達) の作品です。
このイベントでは、StefAdriaenssens氏以外の 多くのベルギーデザイナーさん達の作品も たんさん展示されていました。
個人的に気になるデザイナーさんの名前もチェックし、またいつかどこかのイベントで出会えるかも・・・と思うと、楽しみが増えました。
ベルギーといえばDanielOst氏!
私にとってオスト氏は永遠の憧れですが、ベルギーのデザイナーは オスト氏だけではないなぁ と、思い知った一日でした。
(予想通りの!?)寒くグレイの北海リゾートでしたが、良い夏の思い出ができました。
« 夏のパーティーテーブル 『Bloom』 in Oostende 2012年7月 | トップページ | 2012年秋! オランダ・ベルギーお花雑誌のご案内 »
« 夏のパーティーテーブル 『Bloom』 in Oostende 2012年7月 | トップページ | 2012年秋! オランダ・ベルギーお花雑誌のご案内 »
コメント