OpenTuinendag 2012 in de Jordaan 下町のオアシス”Hof”
2012年6月3日(日曜日)、アムステルダム下町ヨルダンJordaan地区で行われたオープンガーデンOpenTuinendag Jordaanレポート。
このイベントは、アムステルダム運河の豪邸のオープンガーデンOpenTuinenDagenAmsterdamではなく、アムステルダムヨルダン地区Jordaanのオープンガーデンです。
ヨルダンオープンガーデンでは 下町らしいこじんまりとしたお庭が公開されています。
公開されるガーデンは、「ホフHof」と呼ばれるガーデン・大き目のガーデン・小さいガーデン・手造りガーデン等 いくつかの種類に分類されています。
今回はその中の「ホフHof」と呼ばれるガーデンをご紹介します。
Hof(ホフ)・・・囲まれた場所・・・つまり”中庭”。
オランダには ”xxxHof” という場所が たくさんあります。
チューリップ公園キューケンホフKeukenhof(”キッチンの中庭”の意)もそうですね。
アムステルダムにも xxxHof という場所が たくさんあります。
お庭と言うより、その建物(施設)の名前となっています。
アムステルダムでは、元々(女子または男子)修道院だった建物が、現在は福祉施設的なアパートとして使われていることが多いようです。
また、かつては 資産家が寄付として(財産の証に)、施設としての”ホフHof” を建てることが流行った時代もあると聞いたことがあります。
ホフHofの歴史はともかく 現在は、共同で利用する中庭のある建物をイメージします。
今回のヨルダンオープンガーデンでは、公開されていた26のガーデンの内 7つがホフHofでした。

写真のように さらにレンガの小道が続き、その奥に・・・
お庭のお花やお手入れの仕方、くつろぐためのガーデンテーブルなどを見ると 住人さんの姿が頭に浮かびます。
”ホフHof” といってもタイプはいろいろ。
賑やかなストリートから扉をくぐって一歩踏み込めば、そこはまるで ”大きな公園”が広がっているかのような空間・・・”ホフHof”の特徴です。
グリーンいっぱいのナチュラルなガーデンがあったり・・・
季節のお花が植えられ、ホフHof(集合住宅)の住民が共同で憩う事のできるテーブルやベンチが置かれているガーデン。
中庭にある個々の玄関先に、それぞれ競うかのようにお花やガーデン家具や雑貨がかわいくデコレーションされていたり。
レンガの敷き詰められた閑静なホフ(中庭)を歩けば、これらの建物が建ってからの200年以上の月日に この場所で過ごした人々の人生を感じるような 気さえします。
どのホフHofも共通して感じるのは、”平和”と”笑顔” というキーワード。
他人が入れば目立つので防犯にも役立つし、日本では社会問題の”希薄になりがちなご近所付き合い”も このホフHof(中庭)で解消です。
お花とともに笑顔があふれる下町のオアシス”ホフHof”なのです。
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