IPM2012 ”Floral Images of Three Generation”
時間が経つのもはやいですが、記憶が薄れていくのもまたはやい・・・。
ドイツ・エッセンIPM2012から最終レポートは、ドイツ・世界で活躍する3名のフラワーアーティストによるデモンストレーションの様子です。
IPM最初のレポート(1月29日ブログ参照)でも、”オーラを見ました!”と、デモンストレーションを見たことについては少し触れましたね。
『Floral Images of Three Generation』・・・
IPMを訪れる前の日、会場でどんなフローリスト向けイベントが行われているかを確認すると・・・このタイトルが!!
参加デザイナーさんは・・・おぉぉぉ~~~!
これは絶対見なくては~!と、その時間にあわせた私なりのIPM計画を立て 当日挑みました。
IPM GreenCityのステージで行われるフラワーデザイナーさんのデモンストレーションは、デザイナーさんが誰であれ、毎年とても混んでいて、これまで私は 人の肩や頭越しにしか 見たことがありません。
今回は絶対早くステージへ行って いい席をキープしようと、頑張って急いでIPM会場内を周り、デモ開始30分前にGreenCityのステージへ行くと・・・?
すでに席はいっぱい、立ち見席もまた 人の肩と頭越しの場所となってしまいました(泣)。
その立ち見客 ですら、その時点でものすごく膨れ上がっておりました。
さすが地元ドイツのビッグネーム!!みんなの期待度や支持の高さが分かります。
そのビッグネームは・・・
◎もう説明はいりません、世界で活躍するグレゴールレルシュGregorLersch さん
◎FloralDesign2010ドイツチャンピオンの Thomas Gröhbuhl さんは、the European Cup of Floral Design in the Czech Republic 2011 6位のキャリア
◎ Felix Geiling Rasmus さんは European Junior Championship 2008 in Brussels 2位や International Competition The Alpe Adria Cup 2010 in Graz, Ausria チャンピオン のキャリア
Felixさんについては以前から私も注目し、過去のブログにも登場しています。
Eurofleurs: European Junior Championship in Brussels 2008年9月10日ブログ参照
IPM2008 Eurofleurs: European Junior Championship ドイツ予選 2008年2月8日ブログ参照
さてデモンストレーションです。
度肝を抜かされたのは 大御所グレゴールレルシュGregorLerschさん(以下グレゴさん)。
グレゴさん登場で、会場はものすごい拍手と熱気・・・さすが!すごい人気です。
お花を始めてから長い間、彼の繊細な作品を 写真集や雑誌で見てきました。
勝手に想像をしていたグレゴさんの声や雰囲気・・・デモンストレーションではMC的な存在で MCとともにデモをリードし、ものすごくよくお話していました。
その声のテンポや力強さ・・・想像していた雰囲気と違いましたが、作品はグレゴさんらしいナチュラルで繊細な作品です。
グレゴさんは英語でも話していましたが、私はドイツ語ができないので、細かい事までわからなかったのが残念でした。
Thomas Gröhbuhl さんが作り上げる作品は、Thomasさんの男性的な見た目とは違い?優しい色合いやライン、繊細さが印象的な作品でした。
1時間半のデモンストレーションの内、1時間近くもの間 華麗に1つのブーケを作り続けていたFelix Geiling Rasmus さん。
”作るのが遅い”と言うことではないですよ。
最初に2枚のプレートにパラレルにアレンジされたたくさんのお花を 1本ずつブーケに加えていきました。
途中、他の作品の仕上げをしたり、お話をしたりもしていましたが、とにかくずっと1つのブーケを作り続けていました。
普通だったら、1時間近くも どんどん大きくなる(ステムが太くなる)ブーケを片手に、肩や腕を壊しそうです・・・絶対。
そんな心配もよそに、どんどん繊細なお花達が バランスよくブーケに加えられていくんです、気持ちいいくらいに。
加えていくお花の”位置”や”向き”で格闘しそうですが、Felixさんは美しくクールにブーケを作り続けていました。
さすがのテクニックです。
数年ぶりに再会?したFelixさんですが、またまた一層 私 ファンになりましたよ(笑)。
そしてなにより、このデモで驚いたのは 3人が作り上げるその作品の数。
1時間で いったいいくつの作品が並んだでしょう。
デモでは、ベースになる部分やほとんどの部分が 下準備されている作品に 仕上げを施す・・・といった感じなのですが、それにしてもその数の多かったこと。
回転するステージの上や その周りに 次々と完成した作品が並べられて行きました。
もっと少ない作品でもいいからじっくり見たかった・・・なんて贅沢な感想を持ってしまうほど。
時間が経ち 記憶が薄れかけていましたが、写真を整理しながらあの時の熱気と興奮を思い出しました!!
とってもスペシャルなデモンストレーションでした。
皆様にもその熱気が伝わったでしょうか。
ドイツ・エッセンIPM2012レポートはこれでおしまいです。
来年のIPM Essen は 2013年1月22~25日開催です。
来年も楽しみです。
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