IPM2012 ”Best of Anthurium Unlimited”
1月末のIPM(ドイツ・エッセン)レポートです。
今回は私も毎年楽しみにしているアンスリウムAnthurium(切り花)が主役のイベント”Anthurium Unlimited”。
今年は3年間のハイライト!「Best of Anthurium Unlimited」と題して、ドイツのトップデザイナーさん(Victoria Salomon氏、Kathrin Göllner氏、Stefan Bohnenberger氏)と世界のデザイナーさん(Lana Bates氏(イギリス)、Marijus Gvildys氏(リトアニア))によるデモンストレーションが行われたそうです。
私がIPMを訪れた日にはそのデモンストレーションは行われていなかったので 残念でしたが、デモで制作された インパクトの強い創作的な作品は ズラリ!並んでいました。
並んでいたアンスリウム作品の一部ですが、写真をご紹介します。
今年は、たくさんの作品が 床にまでも 所狭しと並べられており・・・逆に?ちょっと残念?!
個人的に大好きなアンスリウムの作品は、一作品ずつスポットライトを浴びていてほしかったです。
白が基調となると、高貴で繊細なイメージになるアンスリウム。
上の写真右、下段の写真左のベースになっているクチャクチャっとなった白いもの、紙をロウワックスでコーティングしたようなものでした。
上の写真中、下段の写真右のデコレーションは、オイスター(カキ・貝)の殻が使われています。
キラキラっとした質感が、パールや白いアンスリウム・ネリネとあっています。
ゴールドのフレームアレンジも素敵です。同じ大きさ・スペースでも奥行きが出ますよね。
レッド・ピンク・オレンジ・パープル・グリーン・・・原色系やゴールド・シルバーと合わせて力強いイメージのデコレーション。
ナチュラル素材と合わせたデコレーション。
ナチュラル素材との組み合わせでも、カジュアルな雰囲気だけでなく、”創作”を追求したらシンプルモダンにも。
チャイナテイストも新しい(上写真左)!
チャイナテイストやアジアテイスト・・・日本人の私が感じるものと、ヨーロッパの人たちが感じるものは、何か違うのかもしれない・・・といつも思う。
フェザーを合わせたり、パールを合わせたり、キラキラを合わせたり、ウールを合わせたり、チューブ(ゴム素材)を合わせたり、ナチュラル素材を合わせたり・・・
そしてさらによ~く見ると、この花をとめているものは何だ?これは何だ?・・・と、気になる資材も いっぱい使われています。
どんな質感の資材ともそれぞれの顔(雰囲気)で、しっくり合ってしまうアンスリウム。
”面”のお花アンスリウム・・・使い方がいつも同じになってしまいがちなお花ですが、どんな雰囲気にもどんな形にも合わせられる、奥の深いアンスリウムです。
アンスリウムの新しい使い方、挑戦し続けたいですね。
2011年IPM「Anthurium Unlimited 2011」レポートは、2011年2月28日ブログ参照。
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