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2011/11/27

固定概念と鮮度保持 = CutFlowerAdviser更新講習会 =

先日 日本でのこと。

日本切花協会の「カットフラワーアドバイザー」の2年に一度の更新時期を迎え、講習会に参加してきました。

2年前の更新講習会について⇒2009年11月19日ブログ参照

この協会では更新講習会以外にも、フローリストにとって興味深い様々な講習会・研修・産地視察等を行っているのですが、私はオランダにいる時間も長いので、なかなか参加できず、残念に思っています。


今回の講習会では、2年前の講習に続き日坂明宏氏と薄木健友氏が講師として来てくださっていました。

第一部は日坂氏によるクリスマスアレンジのデモンストレーション。

5つのクリスマス作品を手際よく制作してくださいました。

日坂氏のクリスマス作品は、いわゆる多くの人がイメージする”クリスマス”がストレートに表れているものでなく、新しい世界の洗練されたクリスマス。

ヨーロッパで見るいろんなフラワーデザイナーさんの作品と比べ、少ない花材で表現するその世界観は、ものすごく深く・・・そしてわかりやすく・・・さすがだなぁと思います。

日坂氏のお言葉の中で印象的だったキーワード。

「物事を伝える」・・・何を表現しているかわかりやすく

「固定概念が邪魔をする」・・・デザインは限りのないもの、自由なもの

”固定概念を捨てる”ことについては、オランダに飛び込んだ私にとっても最大の(自分なりの)課題でした。

でもその”固定概念”を捨てることはまた難しいことだと思います。

なぜって、概念を捨てたところで、結局自分の世界の中にしか その世界がないから。

どこまで行っても 結局自分の知ってる概念にとらわれる・・・。

捨てること、自由になることって、言うほど簡単なことではありません。

さすが世界で活躍する日坂氏です。

Demo1111hisaka

(写真は日坂氏の作品、2011.11.19 講習会会場にて)


第二部は薄木氏による「花きの鮮度保持・延命技術について」の講義。

「日持ち保証」が今回のお話のメインテーマでした。

農林水産省の全国推進事業である「花き日持ち保証販売」というものがあります。

生産・流通・小売が一体となり、推進するプロジェクトです。

詳細は→MPS JAPAN 「花き日持ち保証販売」のページをご覧ください。

薄木氏は日本の現状や利点・問題点など具体的なお話をいくつかしてくださいました。

日本のお花業界全体がこの保証販売に取り組むことは、まだまだ壁や問題点も多く時間がかかることであること。

ですが、生産者さん・流通業者さん・小売店さんがそれぞれ意識していけば、その問題も少しずつ改善していく・・・。


私は、(日本で)お花アレンジの世界に足を少しだけ踏み入れ、その後オランダのお花屋さんで過ごすこととなりました。

その時に思ったんです。

来る日も来る日も大量のお花(切り花)の水揚げをし、お店に立っていると、”お花のモチ”っていかに上手に水揚げをするか、いかに管理するか・・・に左右されるんだなって。

デザインを勉強したいと思ってオランダに渡った私でしたが、いつの間にかデザインの世界よりも ”お花そのものと向き合うこと=お花の水揚げや管理(もちろんデザインもですが・・・)”についてもっともっと学びたいと思いました。

その後 お花の輸入の仕事をして(日本で販売)、見聞きし経験したことの中から、日本とオランダの違いを肌でいろいろ感じました。

そんな経緯から、お花の品質管理にはとても興味があるのです。


オランダは小さい国土と涼しい気候・・・日本に比べたら比べモノにならないくらい お花の管理は簡単かもしれません。

ですが日本でもまだまだできることがたくさんあると思います。

個々がそれぞれ意識するだけでも かなり変わるのではないかなと思います。

生産・流通・小売の一人ひとりが品質保持の意識を持つことにより、消費者の安心につながる・・・ということです。

薄木氏は、詳細のデータを取り上げながら、品質保持に対しての現状・今後の課題等をお話をされていました。

とても共感でき興味があるお話です。


それでもやっぱりお花は 命あるもの 枯れるもの。

だからこそ美しい。

オランダの人々のように毎週お花を買って飾り、枯れ・・・またお花を買って飾り・・・そんなローテーションになれば、生産者さんも流通業者さんも小売店さんも消費者の方々も、みんなハッピーに違いないと思うのは究極なお話でしょうか?

私自身オランダのお花屋さん出身で、日本でオランダからのお花を輸入販売をしていたこともあります。

そんな経験からも 思うことがいろいろありますが・・・

現実はいろいろ難しい・・・。


講義の最後には、業界等が取り組んでいるいくつかのイベントについてご紹介がありました。

◎花き業界統一キャンペーン『フラワーバレンタイン』

⇒2月14日、男性から女性へお花を贈りましょう!!というキャンペーン

オランダをはじめ世界では当たり前の贈り物”お花”!

◎財団法人日本花普及センター推進事業『メール、時々、花束。』

Jfpc1111m⇒男性から女性への花送り。

素敵なキャッチフレーズですね。

時々と言わず常にお花を贈ってほしいものです。

そういう私も もらったことないなぁ・・・いいよっ、私は自分で買うから・・・?!

◎フラワーウォーク

⇒愛知県庁などで行われている消費拡大をめざしたイベント

お花を持って歩くのは(特に男性は)勇気がいりますよね、日本では。

オランダでは全然、ぜ~~~んぜんっ 普通です!

特に金曜日の夕方は、視界の中に お花を持っている人がいない風景は見られません!!

◎お誕生日の花贈り

⇒自分のお誕生日に”産んでくれてありがとう”の気持ちを込めて母親に花を贈ろう(涙)。

等等等・・・。

まずはイベント的にお花を買うことからですね。

私は(オランダにいる時は)、毎週お花を買っていますが、それ以外に、気分が沈んだ時、仕事・生活がうまくいかない時など、いろんなことがスムーズに行かない時に、お花を買いに行って、お花からパワーをもらうことにしています。

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