彩り実りの季節(切り花編)・・・アールスメーヤレポート2011年10月
もう11月になってしまいましたが、10月後半アールスメーヤレポートを続けましょう。
今回は「切り花」編。
私は 11-12月は日本にいるので(仕事の為)、アールスメーヤ切り花仲卸さんは これで今年の見納め。
オランダでは 今からクリスマスに向けて、花業界はもちろん、世間が一番盛り上がる時なのに、その雰囲気を体感できないのは本当に残念~。
しかも!今年から11月初めにスケジュールを戻した HortiFair や、同時に開催されている業界イベントに行けなかった・・・(泣)。
この季節、”体が2つ、いえ3つ・4つ欲しい”と、心から思います!!
アールスメーヤレポート2011年10月「切り花」編・・・ぐっと冬が近づいた感のあるお花達をご紹介しましょう。
まずは、シーズン終わりが徐々に近づくアンティークアジサイ(秋色アジサイ)。
全盛期に比べると 仲卸さんに占めるアジサイの面積も種類も グッと減りました。
とはいえ、まだこんなにたくさんの種類が並んでいます。
アジサイ天国オランダ!
下写真は 晩夏から秋冬に向け、オランダでは大人気の大輪のキクChrysanthemum達。
大輪のキクは、秋色のブーケ(花束)にはもちろん、キク数本のみで長い花器に飾ったり、季節のデコレーションにも人気です。
上段左から Tom Pearce / Sheer Red / Sheer Purple
上写真、下段左から Elbrus Pink / Spider Spivio / Gbu Regalmist Purple
そして実りの秋?
左のプリップリッの艶やかなボルドーのアップル、美しすぎです。
左から アップルMalusボルドー(品種名不明) / アップルMalusSentinel / レモン。
実りの季節と言えば、ユーカリEucalyptus も”実り”の季節。
様々なタイプのユーカリの実が見られる楽しい季節。
上段左から Eucalyptus boule / ボタンのような Globutus / ベル型の Torriliana。
どれもグレイッシュなグリーンが素敵です。
上写真、下段は Cardinale。
左はゴルフボール大の実、ほんとにゴッツイ。
真ん中と右の写真の鮮やかなオレンジはツボミ。
オレンジのフタ?が取れると フサフサのお花が(右写真参照)でてきます。
面白い!
下写真のお祭り??のような葉っぱ・・・こちらもユーカリ、ユーカリの葉っぱです。
もちろん”染め”です!!
右のカラフルな方はピカソPicasso と 名前がついていました、なるほど!
バラの実です。
一言「バラの実」といってもこんなにたくさんの種類があります。
10数年前、オランダで初めて秋を迎えた時、バラの実の種類の多さと 身近さに(庭やストリート、そこら中に見られる) 驚いたことを覚えています。
下写真、これからの季節に活躍しそうですね、「バラの実」のシャンパンカラーペイント。
厳密には、左はシャンパンカラー、右はプラチナカラー。
下写真、2メートル超えの長~い枝モノもシャンパンカラーペイント。
左は私のお気に入り花材、竹のような見かけの ポリゴナムPolygonum、右はBonzai。
下写真、ベルベット加工の枝モノは ミツマタMitsumata。
オランダでも”ミツマタ”といいます。
ベルベットならではの風合い、グラデーションで使いたいですね。
最後はフレッシュな松や葉っぱ、枝、実モノを使ったリース。
リースは クリスマス直前だけでなく、ワンシーズンは楽しみます。
フレッシュなリースは香りを楽しむことができ、またワンシーズンの間に少しずつドライに変化する様子も楽しめます。
松を見ると、いよいよ年末が近づいてきていることを感じますね(私だけ?)。
今年の日本は、11月に入っても、なんだか暖かいけど(オランダの夏以上に?!)、冬はもうそこまで来ています。
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