アールスメーヤレポート=切り花・カラフル編(2011年5月)=
6月も目前、(最近少し寒いですが)オランダは今が一番良い季節。
アムステルダムの運河沿いの街路樹の緑は濃く、赤いレンガの建物にはバラのツルが伸びて きれいなお花を咲かせています。
今回は久しぶりのアールスメーヤレポート、アールスメーヤ花市場にある仲卸さん、資材問屋さんの5月後半の様子です。
お花の種類が豊富な季節、これから何回かに分けて、きれいなお花を紹介していこうと思います(写真は記載がない限り仲卸さんに並ぶお花から)。
まずは「切り花」。
パステルからビビッド・・・カラーバリエーションも豊富な季節、華やかなお花が並んでいます。
そんな中でも今の季節、一番旬なお花はシャクヤクPaeonia/Pioenroos。
仲卸さんでも一番目立つ場所にたくさん並んでいました。
今回はそんな中でもちょっと変わった咲き方?や気になった色のシャクヤクの写真をとってきました。
左:ライトイエローのElsaSass、右:ライトピンクChedCheese
左:コーラルカラーのcoralSunset、右:赤系RedSarahBernhardt
左:ダークレッドMonMCahuzac、右:ダークレッドHenryBockstoce
左:色も花びらも素敵TheFawn、右:巨大なアネモネみたいCalliesMemory
ご紹介したシャクヤク以外にも、一番良く目にするSarahシリーズ、ピンク・ライトピンク系のシャクヤクもたくさんありました。
今の季節、先日レポートしたシンゲルの花市や他のマーケット、お花屋さんやスーパーでも一番 目にする旬なお花。
流通段階ではゴルフボール大のつぼみですが、お店で購入して数日で 手のひら大のヒラヒラの大きなお花を咲かせます。
咲いたシャクヤクの写真は 先日近所のスーパーで購入したシャクヤクSarahBernhardt、本当にきれい。
以前(オランダの)お花屋さんでの経験では、シャクヤクのシーズンが終わる頃のシャクヤクは、つぼみが開きにくいものもありました。
つぼみの固いお花を咲かせるコツもあるのですが・・・旬のお花は旬の内に楽しみたいものです。
オランダ語では Pioenroos (ピオンローズ)ですが、私の耳には「ピヨンローズ」と聞こえました。
お客様から「ピヨン」「ピヨン」とかわいい音を聞くたびに、ハッピーな気分になったものです。
オランダのお花屋さんでは、シャクヤクはだいたい5本単位での販売です。
アールスメーヤ花市場仲卸さんに戻りましょう。
こちらはダリアDalia/Dahlia。
左:素敵な色!OrienDream、右:MIXカラー
いろんなサイズ・種類が流通していますが、写真のものは短い丈(45センチほど)のカジュアルなもの。
ダリアは咲き方もいろいろ、色もいろいろ・・・本当に楽しいお花です。
個人的には、ダリアに関しては単色よりミックスで、長い丈より短い丈で、花瓶いっぱいにカジュアルに飾って楽しみたいです。
そしてケイトウCelosia。
左:ハッとするようなピンクCelosiaBombayPink、
右:オレンジCelosiaCaptLiOrange
いろんな種類のあるケイトウですが、私は断然このタイプCelosiaBombay系のケイトウが好きです。
オランダのこのタイプのケイトウはとても大きく立派で、1本でも両手で包み込むくらいの大きさがあり、十分”メインのお花”になりえるお花です。
ケイトウのこの形状、この”ウネウネ”と”質感”と”色”・・・見ていて飽きません。
ライトピンク・ダークピンク・赤・オレンジなど、パステルからビビッドまでバリエーションも豊か。
ピンクや赤という言葉では表現できないほど、いろんなピンクや赤があります。
そして何より私が好きなポイントは、ウネウネの先端の部分の色が まるで”蛍光色”のように輝いているところ。
蛍光色のような輝きは写真でうまく撮れないので残念です。
そしてこの季節ならではの アジサイとケイトウの組み合わせが大好きです!!
アールスメーヤ季節のお花レポート、まだまだ続きます。
紹介しているお花の品種名は省略名や名前の一部の場合もあります(問屋さんの表記のまま)。
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