あの日のテーブル「Winner!!」・・・in ベルギー
2月中旬、ベルギーで行われた展示会の会場内で行われていた テーブルアレンジのイベントレポート、今回が最終回です。
SERAX社のテーブルウェアを用いた、ベルギーやフランスの学生さん達10チームによる テーブルアレンジのコンテストです。
今回は優勝チーム、準優勝チームの作品をご紹介します。
2月中旬のイベントです。
使われているお花も春のお花、季節を2ヵ月戻してくださいね。
まずは準優勝チーム。
全チーム同じ木枠のブースなのに、このチームは全く別の空間かと思えてしまうほど 神秘的な空気が漂っていました。
真っ白な仕上がりの ナチュラルクールモダンなテーブルアレンジでした。
壁として白いクロスで囲った空間、真っ白なテーブルクロス、真っ白な食器類、真っ白なお花、真っ白なキャンドル・・・。
使われているお花はユーチャリス、オーニソガラム、ローズ、ラナンキュラス等・・・どれも色は白!
(写真は少しオレンジがかっています・・・)
そしてベースには 白い漂白加工の細い竹ひご?を使い、ユーチャリスによく似合う優しい雰囲気になっています。
白を使った”異色”のテーブルデコレーションでした。
そしてお待たせしました!?優勝チームの作品です。
他のチームのデザインがかすんでしまうくらい、インパクトのある、そして素敵なテーブルデコレーションでした。
パープルのクロスの上に、グレイッシュブルーグリーンとでもいいましょうか、お花のアレンジにしては珍しい色が基調となっています。
使われているお花は ホワイトローズ・エリンジウム・ベアグラスが中心で、特に 特殊なお花や品種が使われているわけでもありません。
でも違う!
お花に加工が施してあったり、素材感・質感の違う資材を工夫して使っています。
写真からわかるでしょうか。
上部から吊るした白バラや、パイプのようにグルグル巻きにされたベアグラスはワックス加工が施されています。
このワックス加工、特殊なモノを使っているわけではなく、ヨーロッパでは比較的ポピュラーなアレンジの遊び(加工)。
身近なキャンドルを溶かしたロウに浸したり、垂らしたり・・・簡単です。
全体的にグレイッシュなブルーに見えるのは、このワックス加工の効果でもありますが、ベアグラスと一緒に巻きこんであるライトブルーのオーガンジーリボンの効果でもあります。
この質感・色が、グレイッシュな雰囲気を出しているんですね。
微妙な配色・質感の演出は さすがです。
あれこれ工夫がありますが、シンプルに仕上がっています。
作品に近づいて、一番じ~っくり眺めた作品です。
とても印象に残る素敵な作品でした。
さて、これで3回に渡りレポートしてきました 2月のテーブルデコレーションコンペレポートもおしまいです。
皆様はどのデコレーションがお好みでしたか??
最後におまけ、私はこれも好きでした(笑)。
アムステルダムのオークラホテルにある ミシュラン2つ星のフレンチレストラン CielBlue のディーナー。
ちょうどこのテーブルアレンジコンペのあった2月、同じ頃にいただいたお料理です。
CielBlue はとっても創作的で、おいしいのはもちろんですが ”目”でも楽しめます。
ワインもつい飲み過ぎてしまう・・・(笑)
スターフルーツ(写真右)やズッキーニ(写真左)のお花がかわいい。
・・・なんかお花のアレンジの世界と、お料理の世界って似てる・・・?
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コメント
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tasa様、コメントありがとうございます。
お楽しみいただけましたか?
ご覧いただきありがとうございます。
お料理の世界もお菓子の世界もお花の世界も・・・
もしかしたらどんな世界も共通なのかもしれないですね。
興味深いです。
投稿: thura | 2011/04/21 23:30
素敵なレポートありがとうございます。
とても勉強になります。
お料理の世界と花、共通すると思います
お菓子の世界も。。。
投稿: tasa | 2011/04/21 18:53