世界の反応に思う・・・
東北関東大震災から1週間が過ぎました。
信じられない規模の大津波や どんどん増える犠牲者の数・・・ニュースを見続けながら 「現実なんだ・・・」と受け止めつつあります(受け止めたくありませんが)。
ですが、私は今 日本から遠く離れたオランダにおり、地震の揺れも余震の恐怖も その後に起こっている物資の不足も・・・何も”肌”では感じていません。
現実を わかっているようでも 実は何もわかっていないのかもしれません・・・。
まもなく帰国です。
今回の地震のための帰国ではなく、ずっと前から仕事のスケジュールで決まっていました。
今回の大災害が よその国の出来事で、旅行か何かで訪れるのなら、何もこんな時に行かなくても・・・と 思うでしょう。
でもやはり わが国なんですよね、そんな風にはぜんぜん思いません。
本音を言えば地震は怖い・・・この余震の続く今、また 東海大地震との関連はないとは言われていても、心配がさらに倍増した今、怖いという気持ちはあります。
でも帰国を延ばそうとか、そういう気持ちは沸かないんですよね。
(出発までに 仕事の準備がいっぱいいっぱいで出発日を延期したい気持ちはある・・・汗)
先日Twitterで見かけた 外務省が発表している 「各国からのお見舞い一覧(PDF)」 。
世界中から温かいお見舞いのお言葉が届いています。
でもそんな中・・・
オランダ人の友人から電話がありました。
家族や友人を心配してくれての電話でしたが、それ以上に「今は帰国しないで!!」というメッセージでした。
世界では、地震時に起きた原子力発電所の事故が、今の一番の関心事(心配事)になっているようです。
「日本に住む外国人が日本を離れている危険な中(原発トラブル)、なぜあなたは帰国する!?」
そんな言葉をかけられ、なんだか悲しくなりました。
確かに 退避命令が出たり、日本に住む自国民を迎えに 臨時の飛行機を飛ばしたりしている国もあるようです。
世界の動向を見ると怖くもなりますが、”なぜ”?と言われても・・・「自分の国だし 仕事だし (日本が)心配だし・・・」、答えに困ってしまいます。
他にもいくつかの国では、日本から輸出された農産物の放射線検査や 日本からの訪問者への放射線検査等が 行われ始めているそうです。
残念な出来事です・・・。
ですが、3月19日にWHO(世界保健機関)が「日本政府が避難や屋内退避の指示を出している地域のほかは、放射線が人の健康に影響を及ぼす危険性は低い」、「災害の発生後に被災地から食料が出荷されたとは考えられず、日本からの輸入品が放射線に汚染されている危険性はない」という見解と、各国に冷静な対応を呼びかけたそうです。
そうよ!!もっと大声で言ってーー!!!
日本政府も もっと海外に発信してください!
原発問題では、命がけで頑張ってくれている方たちがいるので、状況は良くなると信じて見守ろうと思います。
原発問題で、避難を余儀なくされているエリアの皆様には、本当に心配なお時間を過ごされていると思います。
一日も早く安心して過ごせる日が戻りますよう 祈るばかりです。
(状況は刻々と変わっていくと思いますが、3月19日時点のお話です)
最後に少しだけアムステルダムの事と BloemenVanThuraからのお知らせです。
前回のブログで、桜らしきお花を見たと書きましたが、今度はアムステルダム市内のあるトラム乗り場から少し離れたところで咲いているのを見かけました(ズームで撮ったので、またひどいピンボケ)。
桜?桃?梅?なにかその仲間でしょうか。
一緒に咲いているのスイセン(写真の左下あたり)・・・オランダでは今がシーズン、あちこちで咲いているのを見かけます。
BloemenVanThuraからスケジュールのお知らせです。
22日(火)オランダ出発、23日(水)日本到着です。
その為、22~23日はメール確認・ご注文受付・発送手配等ができません。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
到着後、23日夕方頃からはメール確認が可能になると思います。
地震・原発トラブル・計画停電・・・日本の皆様が 様々なトラブルに見舞われている時ですが、BloemenVanThura は ひっそりと活動をしていますので、是非皆様 またブログやホームページ、メール等で お会いできることを楽しみにしています。
こんな時ですが、14日に続き 19日にも新商品をアップいたしました。
是非ご覧ください。
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コメント
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keill様、コメントありがとうございます。
keill様の千葉も地震大変だったと思います。
その後の余震や計画停電など、不安な日々をすごされていることでしょう。
気をつけてすごしてくださいね。
>皆さんもおっしゃってますが・・・道中お気をつけて!!
ありがとうございます。
もう明日出発です(日本時間では今日ですね)。
さっき、インターネットでチェックインを済ませたところです。
>オランダの明るい話題が聞きたいです〜。
>引越しのこと、新居の事・・・モロモロw
明るい話題・・・そうだね、いろんなことがありすぎて、
引越しのことも遠い昔のようです。
今はまだ世界でも原発問題を重視しており、
今のところ海外に住む日本人にとって明るいニュースがありません。
次回ヨーロッパに戻る時には、ヨーロッパ各国の対応がどのようになっているのか
気がかりでなりません。
こんな気持ちで日本に向かうのは初めてです。
明るい話題が話せる日が早く戻るといいですね。
投稿: thura | 2011/03/22 00:33
thuraさん
とうとう帰国なのですね!
皆さんもおっしゃってますが・・・道中お気をつけて!!
戻られてスグはお忙しいと思うけど〜
出来たらSkypeとかでお話ししたいなーと待ち構えております♪
もし時間があったら、会えるといいですね!!
オランダの明るい話題が聞きたいです〜。
引越しのこと、新居の事・・・モロモロw
投稿: keill | 2011/03/21 22:10
在オランダ様、コメントありがとうございます。
>もしも私が今妊娠していたとしたら、できることなら
>実家のある東京へこの時期帰りたくはありません
そうですよね。
私ももしそのような状況でしたら、今回思ったこととは違う考えを持ったかもしれません。
妊娠中の方の不安な気持ちまで考えられませんでした。
このブログを読んでお気を悪くされた方がいらっしゃったら申し訳ありません。
また、私の帰国する場所が東海地方であることから、こんな状況でも帰国すると言い切れるのかもしれません。
帰国したくてもすぐに帰国できない状況にある方や、遠方からご心配されている皆様には申し訳ない発言でした。
結局私は、原発の怖さをしらず、そんなこと(最悪なこと)は絶対起こらないと、
ただそう思いこんでいるのかもしれません。
地震もそう・・・東海大地震の覚悟があるとはいえ、ないのかもしれません。
地震から1週間、悲しみ・恐怖・不安・・・いろんな感情が渦巻いていましたが、結局ブログを書きながら思ったように、”肌”ではなにも感じていないのかもしれません。
頭の中も、偏った情報で埋め尽くされているような気がします。
帰国したら、被災地以外の人たちの生活も体感し、現実を把握し、今すべきことを良く考えてみたいと思います。
>でも、妊娠していないわが身ヒトツだったら、私も帰ると思います!
>気をつけて、ご帰国下さい。
ありがとうございます。
また日本から、感じたことレポートしたいと思います。
投稿: thura | 2011/03/20 21:01
サーファー様、コメントありがとうございます。
日本政府も原発問題や被災地復興のため一生懸命なの良くわかります。
枝野官房長官は会見のたびに目が小さくなっているような気がします。
寝てないのでしょうね・・・
政府の頑張り、期待しています。
>国内は被災地以外は落ち着きを取り戻しています。
ニュースやネットで見聞きしているだけでは、被災地以外の皆さんの生活がどうなっているのか、なかなか感じられなかったので、情報が得られ嬉しいです。
被災地以外では、落ち着きつつあるようで安心しました。
>ただ、食料品以外の物販は厳しいです。
これからもっともっと日本全国で大きな問題になりそうですね。
日本経済の先行きもとても心配。
本当にみんなで頑張らなくてはなりませんね。
>日本チーム 「みんなで頑張っていこう!」という良い雰囲気ですよ。
日本人みんなが、日本中の地域が、被災者・被災地域のために動いているのを見て、
感動します。
私もしなくては。
投稿: thura | 2011/03/20 20:36
G.G.様、コメントありがとうございます。
「故郷とはそんなものなのかもしれません」
この言葉に尽きるのかもしれませんね。
仙台がご実家のご友人、離れたところからニュースを見聞きし、
心配だったでしょうね。
ご関係者の皆様がご無事であることを祈ります。
原発トラブル・・・破壊された映像や写真を客観的に見ると・・・やはり大変なことが起こっているように見えます(数値とか関係なく視覚的に)。
自分の国のことだから”大丈夫、信じる”といえるのかも知れません。
各国が避難するのも理解できます。
海外に住む日本人は「安全な日本」「平和な日本」「経済大国日本」・・・そんな”日本”の日本人であることに、とても助けられていると思います。
(実際にビザがとりやすかったり、信用度とか・・・)
原発トラブルが終息し安全が確保され、そして日本が復興へ向かうことを祈っています。
そして私も日本のためにできること、したいと思います。
投稿: thura | 2011/03/20 20:05
もしも私が今妊娠していたとしたら、できることなら
実家のある東京へこの時期帰りたくはありません。
故郷ではあるのだけれど・・・
放射線以外に、体内被曝が心配だったり。
命がけで闘ってくれている人がいるのは分かっていても
原発の最悪の事態も考えてしまう。
海外メディアは過剰反応すぎると思いますが
日本は日本で原発や放射能への危機意識が薄いとも思っています。
でも、妊娠していないわが身ヒトツだったら、私も帰ると思います!
気をつけて、ご帰国下さい。
投稿: 在オランダ | 2011/03/20 19:52
相変わらず日本政府は情報発信が下手くそですね。隣国Cの嘘つき報道官ぐらいの気概が必要です(笑)
国内は被災地以外は落ち着きを取り戻しています。ただ、食料品以外の物販は厳しいです。
今のところ原発事故の放射能も、現地以外は問題ありません。
地震も「北アメリカプレート」だけ暴れていますが、素人が得られる情報では通常の動きで、おかしな感じはありません。サーフィンも普通に出来ます。
日本チーム 「みんなで頑張っていこう!」という良い雰囲気ですよ。
投稿: サーファー | 2011/03/20 19:51
被災地域にいる同胞に
帰国を促すのは
どの政府でもやるでしょう。
別の国なら
日本政府もそうしたと思います。
欧州では
チェルノブイリショックみたいなものがあるのかな。
私の友人は
実家の仙台へ向かいました。
故郷とはそんなものなのかもしれません。
日記にも書きましたが
今のところ
各地の放射線量は通常。
東海大地震とか富士山とか
地球のやることはわかりません(笑)。
道中ご無事で。
投稿: G.G. | 2011/03/20 10:58