アールスメーヤレポート 2011年3月 切り花編
「日常」の”はかなさ”と”ありがたさ”を痛感した今回の大震災。
1日・1分・1秒を大切にしていきたいと思います。
気持ちはどうしても沈みがちになりますが、2011年の”今”は今しかない・・・複雑な気持ちではありますが 自分を奮起して これまで通り『オランダのお花ブログ』 では「オランダ」のこと 「お花」のこと等を 綴っていこうと思います。
久々のアールスメーヤレポート「2011年3月 切り花」編、3月中旬の仲卸さんに並ぶ(私の好きな)お花達です。
チューリップは終盤。
チューリップシーズンの終盤には 丈の長いフレンチチューリップが出揃います。
どのタイプのチューリップも好きですが、特にフレンチチューリップの八重咲きやフリンジ咲きが好きです。
写真はフレンチチューリップ、左から RedBarron(ピンク・ギザギザ咲き)、 GudoshnikDouble(オレンジ・八重咲き)、 RenownUnique(ピンク・八重咲き)。
ヨーロッパの”春”の訪れと共に 私の大好きなフリチラリアFritillaria が流通します。
上の写真 左から Imperialis(オレンジ・65㎝)、IvoryBells(グリーン・70㎝)、Serwersowii(パープルイエローブラウン系・45㎝)。
Fritillariaが続きます。
左から Meleagris(パープル・35㎝)、Imperialis(レモンイエロー・60㎝)、HermoAmana(グリーン・つぼみ・40㎝)。
この季節、お庭や花壇でも大活躍の Muscari。
ツクシのような小さなお花ですが、よく見るとお花の形や咲き方が違います。
上の写真 左から TouchSnow(鈴蘭のような花型)、 Artist(花びらギザギザ)、 Cupido(”キューピッド”花びらの先端はホワイト)。
ムスカリの品種名はどれもかわいい名前です。
その他、この季節らしいお花を少し。
上写真 左から Schiller Peruviana(シラー・オオツルボ)、RanonkelHanoi(ラナンキュラス)、PapaverSuper(ポピー)。
フレッシュアジサイ、2月末頃からは町中のお花屋さんでも 切り花アジサ・も鉢ものアジサイ共 よく見かけるようになりました。
上写真、右のピンクの星型八重咲きは You&Me。
枝モノも今の季節豊富です。
左から PerzikBloesemRoseDubbel(桃)、Magnolia(モクレン)、Stachyurus(キブシ)。
この日は、小さなものから身長を超えるサイズまで揃えられた”キブシ”の存在感がすごかったです。
日本では今年も桜の季節が到来、名古屋でも27日 ソメイヨシノの開花が宣言されました。
ふと実家のテーブルに置かれた 新聞やたまった広告・雑誌・郵便物を眺めていたら・・・雪山をバックにしたきれいな桜並木の写真が 表紙に使われた小冊子が目に入りました。
どこの桜かな・・・とふと手に取り 表紙をめくって写真の説明書きを見ると・・・手が震えました。
その桜並木は「さくら名所百選の地」に選ばれている 宮城県大河原町の「一目千本桜」 とありましたた。
宮城県・・・Googlemapで見ると仙台市の南に位置する町のようですが(東北地方の地理に詳しくないのでスミマセン)、地震・津波の被害は大丈夫だったのでしょうか・・・。
今回の大震災で津波に破壊されてしまった地域でも、きっと同じようにこんなにきれいな桜が咲き、毎年多くの人々を和ませていたでしょうに・・・
日本中に再び桜が咲き、人々がその桜を 笑顔で眺められる日が 一日も早く戻ることを願っています。
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