アールスメーヤレポート2011年1月=初春のプランツ=
今週 木・金曜日も 展示会出張のため、予約投稿にてアップしています。
まだまだ寒いオランダですが、少しずつ確実に日が長くなっているように感じる毎日、オランダにも春が近づいてきています。
写真は資材屋さんに並んでいたイースター向けウサギ達。
アールスメーヤレポート(2011.年1月) 今回はプランツ編。
切り花以上に季節を感じるプランツ達・・・
インドアプランツ・アウトドアプランツがありますが、同じオランダでも 都市・地域によって、また居住環境によって、人気のプランツは全く違うでしょうね。
アムステルダム(中心部)は土地・お庭が少ないので、ガーデンライフを楽しめる人はほんの少しの方達のみ。
同じオランダでも、アムステルダム中心エリアからほんの少し郊外へ行けば、大きなお庭もあり、多くの方がガーデンライフを楽しんでいます。
アムステルダム中心エリアの住居環境がどうなっているかというと・・・よく見る運河沿いに連なる家、細いストリートに面して並ぶ家々・・・どの建物も 正面(横幅)は狭く 4・5階建てになっているのですが、1棟に1世帯というところはかなり少なく(そうだとしたらかなりの富豪?!)、1フロア(複数階の場合もある)1世帯といった感じ。
中には、1フロアでも表側(手前)と裏側(奥)で2世帯なんてこともあります。
世界の都市に比べれば、比べられないくらい田舎のオランダの首都アムステルダムですが、人口密度は意外や意外!とても高いんです。
そんな事情もあり、アムステルダムでお庭(中庭)を持てる人は、グランドフロア(1階)に住んでいる方だけ。
お庭はストリートに面した表側ではなく、建物の奥側に中庭のようなお庭があります。
とってもうらやましい・・・。
グランドフロア以外に住む多くの人々は、インドアプランツで季節を感じたり、窓辺のプランターでガーデンプランツを楽しんでいます。
植物にはちょっとかわいそうな環境ですが、鉢のまま ガーデンプランツを室内で楽しんだりもします。
また、アムステルダムはブティックや飲食店、オフィスが多いので、季節感あふれるディスプレイに ポットプランツが使われることも多いのです。
私が以前勤めていたお花屋さんでも、そういったアムステルダムの環境に合わせた プランツの品揃えでした。
今回ご紹介する写真のプランツは、そんなアムステルダムでも(私にいたお店でも)人気のプランツ達。
写真左:ライラック・スノーボール
写真中:とってもよい香り!ミモザ
写真右:一番この季節らしい!クリスマスローズ
左写真は 枝垂れヤナギ
お庭で大きく育ったら素敵ですが、お庭の少ないアムステルダムでは、インドアでも楽しんでしまいます。
枝垂れ系のプランツは ナチュラルテイストにも モダンスタイルにも・・・どんなスタイルにもよく似合います。
オランダでも とっても人気の枝垂れ系プランツです。
そして ツバキCamellia
白いポンポン咲きのお花が、とーっても素敵でした。
どういうわけか名前が見つけられなくて・・・残念。
そして長く暗い冬の後、オランダに最初の光(お花)をもたらしてくれる球根達。
上段左:ムスカリ、上段右:クロッカス
下段左:スノードロップ Galanthus Nivalis
下段右:スノーフレーク(鈴蘭水仙) Leucojum Aestivum
みんな大きなお庭に憧れながらも、小さな植物の命に”癒し”を求めて、愛情を注いでいます。
私はアムステルダムお花屋さん時代、土地の少ないこのアムステルダムで、お花(切り花・プランツ)を楽しんでいるアムステルダムの人々の お花・植物に対する深い愛情に、”人として”ものすごくたくさんのことを学んだような気がします。
私が近々 引っ越す予定の家には 今の家よりも広めのベランダがあるので、こんな植物達を買い集め かわいがることを夢見ています。
楽しみです。
オランダには、土地の少ないアムステルダムにも たくさんの鳥達がいます。
お花屋さんやガーデンショップには”鳥のエサ”も売っています。
写真はプランツ仲卸問屋さんに並んでいた”エサ”。
フラワーアレンジのように きれいにかわいくデザインされています。
いろんな種類のピーナツ・タネ(?)が入っていて、おいしそう。
私もつまみた~い!!
最後の写真は アムステルダム Lindengrachtオープンマーケットのお花屋さんで売られていた”鳥のエサ”。
吊るすとこんな感じになります。
お庭の木や軒下に吊るして 鳥さん達と 春を待ちましょう!
春はもうすぐです。
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