Touche COULEUR =Floating Garlands=
12月ですね。
ヨーロッパには寒波がやってきているようで、アムステルダムも今週は日中でもマイナス5度以下に冷え込んでいるようです。
オランダはすっかり真冬ですが、「オランダのお花ブログ」では 前回に続き、9月にベルギー・リンブルグLimburg州のお城 Landcommanderij Alden Biesen BILZENで行われたお花イベント『Touche COULEUR』(9月24~27日)レポートです。
今回ブログでは、会場の”水”の中で行われていたイベントをご紹介しましょう。
”水”とはつまり、お城の周りをグルリと囲う”お堀”。
お堀では2つのお花プロジェクトが見られました。
まず一つ目は『The Horn of plenty(お花いっぱいのホルン)』。
フラワーデザイナー Marie-Marthe Stasさんの作品。
大きなホルンの中から本当にお花が流れ出ているようですよね。
使われているお花は、様々なタイプ・カラー(色)のキクやガーベラ、コチョウランなど。
お花の種類やサイズ、色の配置が絶妙ですよね(写真をアップで見てくださいね)。
デザイナーさんは、実際にお水の中に(腰まで?)どっぷり入って 制作しているようです。
制作過程の詳細は私も知らないのですが、どうやらお花同士を糸(?)でつないで、水面に広がるお花の形を作っているようです。
見落としがちな場所(お堀の中)にあるのに、不思議な存在感を放つこのお水の中の造形・・・レンガや背景のお城とマッチして、異空間にいるような不思議な雰囲気を感じます。
そして二つ目のプロジェクト『Floating Garlands(浮く花輪・花綱)』 。
これは ”FleurCup2010 YoungTalent” という学生さんの競技会の中の2つある課題のうちの1つ(もう一つの課題はまた後日ブログでご紹介します)。
競技会の課題の一つである屋外作品は、タイトル通り”フローティングリース”。
条件は・・・
・オアシス社のリース型オアシス d44cm または d65cm または d75cm を使う
・または、オアシス社のその他資材を使ってリース(直径60センチ以上)を作ってもよい
・浮かせる工夫
・水や環境を汚さない
・イベントのタイトル”Touche Couleur”(色に触れる)を意識した作品
競われるポイントは・・・
・テクニック
・フォーム(形)とカラー(色)
・テーマ性とオリジナリティ
どの作品もオリジナリティがあり、じっくり見たかったのですが、水面が遠く 近くで見ることができず残念でした。
その上、このイベントが行われる9月末は すでに寒く(しかも冷たい雨)、屋外でゆっくり写真を撮るのは結構辛いんですよ。
だから??(それはいいわけ!)、あまりきれいに作品が見える写真がありませんが、雰囲気だけでもお楽しみください。
是非 写真をクリックして アップ画像で たくさんの素敵な創作をご覧くださいね。
これでお天気が良くて青空だったら・・・水面に 空のブルーと太陽のキラキラとお城のシルエットが映って きれいなのに・・・
この日は雨曇りのお天気だったため?濁ったような水面で少し残念でした。
とはいえ、毎年この時期はこんなお天気です・・・。
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