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2010/10/07

ローリエ香る”おとぎの国” =ブルージュBrugge=

9月の終わり、ベルギー西フランドル州の首都ブルージュBruggeへ行ってきました。

実は私、ブルージュは2度目・・・オランダに住み始めるきっかけとなった12年前の例の!?オランダ・ベルギー旅行の時に 一泊立ち寄っています。

ですが、もうあまり記憶には残っていませんでした。

妙なもので、あの時着ていた服、はいていた靴は しっかり覚えているのに、建物や風景は断片的で・・・”壁”の一部くらいしか思い出せないんです。

おそらく12年前のツアーで、ブルージュの数日後に訪れた”アムステルダム”が、強烈に私の人生に影響を与えすぎて、あの時の旅の記憶を全部消し去ったのでしょう(笑)。

それはまるで・・・9世紀頃から15世紀まで、「水の都」として、”ハンザ同盟”の町として、毛織物の交易で栄えたブルージュが、その繁栄の後 運河の泥の堆積や 時代の流れと共に、忘れ去られる存在となった歴史のように・・・私の記憶の中からも消えていました。

12年ぶりに ブルージュに足を踏み入れてみても、思い出せないその記憶。

今回宿泊したホテルのお部屋にあった観光案内資料で「鐘楼Belfort」 の写真を見て、12年前のその旅で、この塔に昇ったことを思い出しました!

素敵な思い出だったのに、忘れてしまっていたなんて・・・ ・・・自分の”記憶”を恨みます。



さて話は本題へ、この日私がブルージュを訪れた目的・・・それは このイベント。

Brugge1009laurel5年に一度 4ヶ月間を上回る日程で、大規模に行われる文化の祭典『ブルージュStadFestival/CityFestival』 の中の一つのイベントとして、9月25日~10月3日まで行われた『LAURIER OP DE  MARKT / LAUREL ON THE MARKT』。

市の中心のマルクト広場Markt で行われたスペシャルイベントです。

ローリエ(月桂樹/Bay Laurel/Laurus Nobilis)は、19世紀頃からヨーロッパ各地に輸出されていたブルージュの主要な生産物なのだそうです。

そのローリエが、かの ダニエル・オストDanielOst さん(ベルギー出身世界的フラワーデザイナー)の手により、マルクト広場Markt にて紹介・演出・創造されたのです。

イベントが行われると知り、マルクト広場がローリエで演出される?・・・私なりに どのように演出されるのか、どのようにローリエが用いられるのか・・・いろいろ想像していましたが、創造を超える演出となっていました!

さすがダニエル・オストさんの世界!!

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到着した日、冷たい雨の降る夜の風景は幻想的でした。

上の写真はネオ・ゴシックの西フランドル州庁舎と、1302年フランス軍と戦った英雄やン・ブレイデルとピーター・ド・コーニングの銅像。

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高くそびえる塔が 鐘楼Belfort。


翌朝は雨もあがり、緑がくっきり。

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美しい?素敵?かわいい?面白い?個性的?

トピアリーのローリエと、高さ5メートルの円錐形の丘や 高さ・形の違う地形により、まるで中世の町に現れた・・・”おとぎの国”・・・

そう、「ローリエ香る”おとぎの国”」!!

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ギルドハウスの切妻屋根やゴシックの州庁舎、鐘楼に負けないくらい、その不思議な造形が 存在感を示しています。

中世の町に突然現れたダニエル・オストさんのローリエの世界、違和感を一瞬感じたものの、そのあまりにも想像を越える”創造”に度肝を抜かれ、本当に”中世のおとぎの国”に迷い込んだようでした。

当日、イベント関係の方に尋ねたところ、このローリエマルクトの準備には5日ほど、制作人数は20~25人ほどだそうです。

ちなみに、芝のピラミッドのような円錐や波のようにうねる部分のベースは”土”だそうです。


私はこのイベント ダニエル・オストさんの創造を見るためにブルージュのマルクト広場を訪れましたが、”たまたま偶然” この日程でブルージュ旅行に訪れた人たちは この風景を見てどう思ったのか、このマルクト広場がどのように映ったのか・・・興味深いです。

驚いたり、あまりの規模に思わず笑ったり、写真を撮ったり、ローリエマルクトを歩いたり・・・みんな楽しんでいるようでした。

ブルージュがローリエの町だという事、忘れていた12年前のブルージュ旅行の記憶を少し思い出した事、そしてなにより こんな大規模なダニエル・オストさんの作品に出会えた事・・・行きも帰りもタイトなスケジュールの中 大変な道のりでしたが(帰りにはスリ未遂にもあった・汗)、行ってよかったです。

このローリエのマルクトを見るだけのためにでも・・・。


翌朝 早起きをして いくつか教会などを見たり市内観光を・・・と思っていたのですが、不覚にも1時間半の寝坊 (前日、早朝出発で寝不足だったので・・・と、言い訳・・・)

観光は諦めても、マルクト広場に隣接する鐘楼(12年前にも昇った塔)の頂上から、ローリエのマルクト広場だけは見ておかなくては・・・と駆け足で昇った83メートル・366段。

Brugge100928bel01Brugge100928bel02

これだけが今回の私のブルージュ観光でした (睡眠を選んで?しまったので仕方ない・・・)

息を切らし汗をかきながら昇った鐘楼の上部の展望エリアは 一部工事中のようでしたが、窓からは遠くに広がるブルージュの赤い屋根屋根が見えました。

鐘楼頂上部からは、マルクト広場が”真下”すぎて、私の目からはローリエのマルクト広場は見れませんでした・・・残念。

上の写真右側が頂上展望エリアの窓から必死で手を伸ばして撮った写真、左は鐘楼の途中の階層からの写真です。


ブルージュはアムステルダムからも日帰りで行ける距離。

またいつか 今度は観光で訪れたい ローリエの香り漂う中世の町ブルージュです。

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コメント

megu様、はじめまして。
コメントありがとうございます。

megu様もこのイベントの時、ブルージュにいらっしゃったのですね!
素敵な思い出になりましたね。
私にとっても、このブルージュの幻想的な夜の風景は、今年印象に残る風景Best1です。

megu様はお花のお勉強でブルージュへ滞在されていたとのこと。
それこそ羨ましいです!お花のお勉強もブルージュ滞在も。
私もオランダ・ベルギーの創作的なお花のアレンジ・デコレーションが好きです。

私ももっと勉強し いろいろ経験し、
これからもオランダ・ヨーロッパのお花のこと発信していきたいと思います。
また是非「オランダのお花ブログ」遊びに来てくださいね。
これからもよろしくお願いします。

はじめまして。
私もダニエル・オスト氏のランドスケープ見ましたよ!
不思議な空間なのに、違和感がなかったですね~。
ちょうど9月23日から1週間の予定でブリュージュに花の勉強に来ていました。
ブリュージュの資材屋?問屋?みたいなとこに行きました。日本にもこんなにおしゃれで安いところがあれば良いのになあ。
オランダに住まわれてるなんてすごいですね。うらやましいです。
日本はパリスタイルのアレンジが流行ってるので、私はベルギーでならったベースからつくったりするスタイルが好きですが(トマース・デ・ブルイネ先生スタイル?)、なかなか日本は教えてくれるとこがないので、もっか独学で勉強中です。
これからもブログ楽しみにみさせてもらいます!
ありがとうございます。

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