アールスメーヤレポート2010年10月=秋&クリスマスのデコレーション=
久々のアールスメーヤレポート、数回に分けてレポートしていきたいと思います。
まずは・・・
先日アールスメーヤ花市場にある問屋さんコーナーで、創立30周年を祝う盛大なパーティーがありました(私は行きませんでしたが)。
パーティーの行われた翌週、花市場問屋さんコーナーへ行くと、素敵なお花のアレンジ・デコレーションのコーナーがありました。
そのパーティーでは、複数のフローリストによるデモンストレーションが行われたそうです。
問屋さんの最新トレンド花器・雑貨・資材、季節のお花(切り花・ポットプランツ等)を使い、素敵な空間となっていました。
ブラック&オレンジ基調の空間に、たくさんのアレンジ・デコレーション。
ブラック&オレンジだったので、ハロウィーンかな?と思い、ちょうどメンテナンスにきていたフローリストの女性に話を聞くと、ハロウィーンに限ったものではなく、”秋&クリスマス”がテーマのディスプレイなのだそうです。
季節のお花(切り花・実物等、プランツ)をふんだんに使い、大胆な配色で、高い天井にまで届きそうな大きな大きなアレンジ・デコレーション。
ディスプレイされているコーナーの周りは、見慣れた問屋さんが並び、資材が積み上げられ、商品の詰まれたカートが行きかう 雑然とした問屋さんが立ち並ぶ風景。
そこに突如!あらわれたブラック&オレンジの世界に、圧倒され完全に引き込まれました。
アレンジはもちろんのこと、その空間の演出(ディスプレイ布や照明)も重要ですよね。
ディスプレイ用の垂れ幕、ディスプレイ布などは定番ですが、今回 素敵だなと思ったのは ブラックのラバー(ゴム)のようなテープ。
光沢のある独特の素材は、この素材にしか出せない雰囲気。
そんな異素材であるはずのラバーが、ブラック系のランやキセログラフィカ、カラー、ドラセナブラックタイ等の質感とリンクしています。
ありえない組み合わせのようで、これ以外考えられない相性抜群の組み合わせかもしれません。
また、オレンジ系の実物・フルーツが今回のデコレーションにはたくさん使われていました。
ホオズキ、アップル(サクランボ大の)、バラの実各種、マツカサ、パンプキン等・・・、どれも秋を代表する実物・フルーツですが、”クリスマスボール”を彷彿とさせます。
オレンジ&ブラック・・・はっきりした強いコントラストのデコレーションの中にも、クリスマスの音が聞こえてきそうな ポップでムーディーな雰囲気と ワクワク感があります。
またこれらの実物・フルーツは、暗く寒い冬のヨーロッパを明るく飾る ”ライト・キャンドルライト”の様でもあり、心の底から温かみを感じる花材でもあります。
お花も豊富で その色彩やテクスチャも豊かな 秋&クリスマス・・・素敵なシーズンです。
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