« BVT 2010年秋冬クリスマスリボン 第一弾入荷! | トップページ | フラワーカーペット Flowercarpet2010, Brussels »

2010/08/20

ムラーノ、プラッと、気ままに島歩き Venezia2010

2010年ヴェネツィア旅行レポート3回目です。

午前中をサン・マルコ寺院で過ごした旅行2日目、ノースリーブの肩が焼けるように痛い とっても天気がよく暑い ヴェネツィア観光日和でした。

あまりにも日差しが強いので、屋台で売っていた 安い麦わら帽子 を買いました。

売店で売っているのはもちろん Made in China・・・、イタリアで China製を買うとは(泣)・・・私的には許せないものがありましたが、時間もないし日射病になりかねないし、この際 仕方ないと 自分に言い聞かせ、つばの広い麦わら帽子を選びました。

すると、あら?!・・・私の着ていたワンピースと色がマッチしよく似合うじゃない(笑)。

その後も 旅行中は手はなせない重要なアイテムとなりました。

オランダ暮らしで、夏に帽子が必要だってことすっかり頭からなくなっていました(冬は防寒のため帽子を手放せないのに)、ですが太陽のシーズンが短いオランダでは まず 使う機会はなさそうです・・・。

暑さと午前中のサン・マルコ寺院の観光疲れもあり、どこかで休みたい・・・・・・と、ラグーンを見ると たくさんの水上バス。

そうだ、ムラーノ島へ行こう!!

ヴェネツィア旅行中のいつか1日はムラーノ島Muranoに行こうと考えていたし、水上バスに乗っている間に休憩にもなるし!?・・・と、突然ムラーノ島行きを決めました。

サン・マルコ広場の船着場のチケット売り場でたずねると、5分後に出るボートがありました。

サン・マルコ広場からムラーノ島へは、島をぐるりと回っていかなくてはならず 少し遠いのですが、今から出る水上バスは ほぼ直行便で、所要時間約35分と 最短で行けるボートでした(島の反対側からは15分で行けるそう、下左写真参照)。


ムラーノ島は「ヴェネツィア・グラス(別名ムラーノ・グラス)」の産地。

いわゆる「ヴェネツィア・グラス」は このムラーノ島で作られているガラスのことなのです。

その昔13世紀(1291年)、ガラス製作技術漏洩 とヴェネツィアを 火災から守るため、ヴェネツィア中のガラス職人達が この島に集められ、さらに職人達は島から出ることも禁じられたそうなのです。

そして その後、ヨーロッパでヴェネツィア・グラスが地位を確立。

現在人口5000人ほどのこの島は、ガラスの工房やショップが立ち並ぶまさにガラスの島なのです。


ラグーンに浮かぶ小さな島、ムラーノ島(下左地図の )。

Vz1008muranomap1Vz1008muranomap2_2

上右地図はムラーノ島、さらに小さな島の集まりということがわかります。

歩いたルートにピンク・赤ラインを引いてみました。

地図内の右下辺りの私の到着した船着場()から島歩きをスタートし(ピンクライン)、道なり右上方向に進み、左におれ、下方向(赤ライン)へ進み、ぐるっとまわって、元のルート(ピンクライン)で船着場へ、島滞在5時間強(島内には目的地別にいくつかの船着場があるようでした)。


ムラーノ島の歴史は古く、島内にはサンティ・マリア・エ・ドナート教会 Basilica Dei Santi Maria E Donatoという7世紀に建造されたムラーノ島内で一番古いヴェネト=ビザンティン様式の教会(上右写真地図のマーク)があります(その後12世紀に現在の形に再建)。

Vz1008basilica1_2Vz1008basilica2_2Vz1008basilica3_2

この教会以外にもムラーノ島にはたくさんの教会があり、どの教会も古く、ヴェネツィア本島で見たサン・ンマルコ寺院やその他の教会と同じように、床のモザイクの美しさと、丸いヴェネツィア・グラスのステンドグラス(上右写真参照)は どの教会でも共通に見られました。


水上バスでムラーノ島に到着すると、本島とは違う のんびりした空気が流れていました。

それは・・・見るからに古く朽ちた雰囲気からなのか、人気のなさの為なのか(観光客だらけのヴェネツィア本島と比べれば空いています)、小さな赤い家々の上に大きく広がる青空の為なのか・・・わかりませんが、私は この島の空気が、雰囲気が、風景が、ゆっくり流れる時間が とても好きでした。

Vz1008murano01Vz1008murano02Vz1008murano03

Vz1008murano04Vz1008murano05Vz1008murano06

ムラーノ島の地図や情報は、私のガイドブックにはほとんど載っておらず、ムラーノ島内では、足の向くまま気の向くままに歩きました(上のGoogleMapは旅を終えた後に調べました・汗)

といっても小さな島、観光客はまばらとはいえ、どこを見ても観光客がのんびり歩いています。

運河沿いも、路地も、みんなブラブラのんびり歩いていて、地図がなくとも迷子になることはなさそうでした。

普段は日常から”スリ”などに気をつけて過ごしているヨーロッパですが、ムラーノ島は警戒心の「”け”の字」も忘れてしまうくらい 平和的な雰囲気でした。

島全体が、そう!ちょうど日本によくあるような・・・”テーマパーク”のようでした!

Vz1008door3でもここはテーマパーク(つくられたもの)ではなく 本物。

窓辺でのびのび咲くお花・ 崩れかけたレンガの壁・ 錆びれたアイアン製の飾り・ 朽ちた木製のドア・・・目に入るものすべてが ”飾り気のないありのままの姿”のようで素敵でした。

Vz1008door1Vz1008door2Vz1008door4


運河通り沿い建物は ほとんどがガラスショップ、たまにカフェ・・・とにかくガラスショップだらけのムラーノ島です。

ショップに並ぶガラス製品(もちろんムラーノガラス)はさまざま・・・お土産用の小さなもの、アクセサリー、グラス、花瓶、アート系のデコレーション・・・などなど、いつまで見ていても どれだけ見ていても飽きません。

ムラーノ島の思い出に 自分へのお土産のグラスを買いました(どれも素敵で選ぶのは大変でした)→写真はTwitpic by BloemenVanThura 参照

のんびりランチをいただき(やはりパスタと白ワイン)、地図も持たず 何のあてもなく・・・何十件もガラスショップを見て周り、ガラス博物館にも入り、教会を覗き、またガラスショップを見て・・・澄み渡った青空と ムラーノ島の平和的な風景を見ながら 本当にのんびり素敵な時間を過ごしていました。

・・・あの時までは!!!



夕方5時過ぎ、ちょうど暑さにも参って ”そろそろヴェネツィア本島に戻ろうか”・・・と、到着時の船着場に向かいがてら、水のボトルを買い 水分を補給した時でした。

少し前から 遠くの方に 薄っすら見えていた灰色の雲が だんだん色を濃くし、ものすごい勢いでこちらへ流れてきています。

その灰色の雲からはゴロゴロッと雷鳴すら聞こえてきました。

やばい!(嵐が)来る!・・・と思った瞬間、それまでの暑さも 観光気分も忘れて!思いっきり目的の船着場までダッシュ!!

走ること・・・数分、見る見るうちに真っ黒な雲が頭上を、ムラーノ島を覆い、その瞬間 地が避けるような雷の嵐 と 滝のような雨が!!!

嵐とほぼ同時に船着場へ到着、あまり濡れずにすみました。

ですが、あまりにも急激な天候の変化に 震えと鳥肌が立ちました。


船着場の水上に浮かぶ小さな待合室にはたくさんの人。

すぐに一隻の水上バスが来ましたが、かなり混んでいたようで、少しだけ人を乗せて 滝のような雨の中、消えていきました。

さっきまでの楽園のような島の様子が急変し、嵐に飲み込まれた小さな島。

数メートル先すら見えない滝雨、静かだった水路も 滝のような雨の水圧と強風で 大きく波打ち、水上の小さな待合室も大きく揺れていました。

真っ黒な雲のためにあたりも暗くなり、水上も滝のような雨で真っ白・・・数年前に日本で巻き込まれた台風によるPTSD的な後遺症で、どうしようもない恐怖に襲われました。

早くこの島を脱出したい・・・

数メートル先すら見えないような雨風の嵐の中、水上バスは大丈夫なのだろうか・・・

みんな慌てて一斉に本島に帰るため、水上バスは定員いっぱい・・・沈没しないのだろうか・・・

いろんなことが頭をよぎり・・・

結局、 嵐の間にやってきた数隻の水上ボートは混んでいたため(怖かったため)乗らず、40分ほど待機した頃 嵐も通り過ぎ小雨に・・・そして無事ムラーノ島を脱出、ヴェネツィア本島へ戻ることができました。

帰りの水上バスはたくさんの停留所を経由するラインで、 サン・マルコ広場まで50分ほどかかりました。


ラグーンの中に浮かぶ海抜1メートルの小さな島、きっと長い歴史の中、何万回 何百万回 何千万回と”嵐”が通り過ぎたことでしょう。

人々は昔から、自然の怖さを知り、自然の素晴らしさを知り、そんな自然と上手に共存してきたのでしょうね。

突然やってきた嵐のために、島歩きの余韻を楽しむ間もなく去ってしまったムラーノ島・・・私には”時間軸”さえも旅をしたのではないかと思えるくらい、異次元の素敵な島でした。

blogram投票ボタンにほんブログ村花ブログへにほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村 海外生活ブログ オランダ情報へ

« BVT 2010年秋冬クリスマスリボン 第一弾入荷! | トップページ | フラワーカーペット Flowercarpet2010, Brussels »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/119897/49186931

この記事へのトラックバック一覧です: ムラーノ、プラッと、気ままに島歩き Venezia2010:

« BVT 2010年秋冬クリスマスリボン 第一弾入荷! | トップページ | フラワーカーペット Flowercarpet2010, Brussels »

Twitter



  • Photo Collection by Thura

オランダ・アムステルダムの様子

オススメ ホテル予約サイト



  • Booking.com

オランダ・ヨーロッパへ出かけませんか?




海外旅行・留学情報など