帆船パレード SAIL2010
SAIL と共にオランダの夏は去っていきました・・・
SAIL・・・5年に一度 海洋国家アムステルダムで行われる夏のビッグイベント 、SAIL2010 は8月19~23日、お天気にも(ほぼ)恵まれ盛大に行われました。
5年前には、帆船の優雅さに魅了され 何度も足を運んだイベント、今年も楽しみにしていました。
期間中アムステルダムの港に たーくさんの帆船やボートが集まります。
イベントの目玉は、初日の IJMuiden から アムステルダムの港 IJHaven へ入港する帆船パレード。
ちなみにアムステルダムの港は、アムステルダムの玄関(鉄道の駅)アムステルダム中央駅AmsterdamCentraalStation のすぐ裏に広がっています。
パレードには、100メートルを超える帆船から自家用ヨット、モーターボートまでさまざまなクラスの船が参加しており、海洋国家オランダの栄光を見ているようです。
その中でも、クラスAのカテゴリーの帆船が20隻、歴史的なレプリカ船や軍艦などがパレードの目玉、世界中の海洋国から参加しています。
初日 12時過ぎに港へ行くと(パレードは10~16時の予定)・・・それはそれはものすごい人・人・人・・・一目だけでも帆船パレードが見たいと 港へ行ったのですが、人しか見えない。
下左写真は アムステルダム中央駅の裏側に出たところ、すでにこの人ごみ。
下右写真は、少し高いところにある歩道には”I amsterdam” のオブジェも出現、みんなよじのぼってますが 見晴らしはよさそうですね。
これらの人ごみを通り抜け、とりあえず港が(水面が)見えるところまで歩き・・・どこにも人垣がありましたが、少し高い所に ほんの少しのスペースを確保、なんとか船が見える場所を見つけました。
午後2時過ぎ、ついに優雅な姿の帆船がやってきました。
パレードの先頭にやってきたのはオランダの STAD AMSTERDAM号(船長76m、幅10.5m、高46.25m)、写真上左。
港の入り口に見えた時には 白い大きなマストを広げていましたが、港に入ってからはたたんでしまったので残念です。
そして今度は18世紀船のレプリカ船、スウェーデン海軍 GOTHEBORG号(船長58.5m、幅11m、高35m)、写真上中。
大勢の観客の前で 何発も大砲を打ってくれて、その音と振動に驚いて 立っていたところから落ちそうになりました(笑)。
ロシア SEDOV号(船長117.5m、幅14.6m、高54.5m)、写真上右。
本当に大きい!
4本マスト・・・マストを広げた姿はビルのようでしょうね(汗)。
マストの上で水兵さんが体操?ダンス?を披露してくれているのは インドネシア海軍 DEWARUCI号(船長117.5m、幅14.6m、高58m)、写真上左・中。
他の船でも大勢の水兵さんがマストに登り、連係プレーで器用にきれいにマストをたたんでいる姿が見られました。
*マスト・・・専門的には箇所によりそれぞれ名称があると思いますが、このブログでは”マスト”で。
白黒のボーダーが印象的な AMERIGO VESPUCCI号イタリア(船長101m、幅15m、高54m)、写真上右。
船先のゴールドの装飾がかっこいいですね。
これはパレードのほんの一部、もっともっとたくさんの 大きな帆船やヨット がパレードに参加していました。
オランダ海軍からも、軍艦(左写真)、潜水艦等、6隻が参加していたそうです。
軍艦も 優美な帆船とはまた違う迫力です。
クラスB、クラスC、クラスD・・・私には大きさによるクラス分けの詳細はわかりませんが、50を超える大型帆船、他にも団体・スポンサー関係など 登録されている船が数百隻。
それにアムステルダムやオランダ中からやってくる自家用ヨット・ボート等・・・港は大混雑でした。
どこかのニュースで10万隻がイベント中に見込まれると見ましたが、その数はよくわかりません!
初日、帆船パレードを見るために港に集まったのは30万人とのことでした。
SAIL2010、4日間の開催中には さまざまなイベントがあります。
停泊中の大型帆船の船内公開、ミニコンサート、夜には花火・・・
次回ブログは、私が SAIL2010 で体験した 特別な出来事?をレポートしたいと思います。
最近のコメント