IPM2010 Anthurie Unlimited!(後編)
IPM(2010年1月26日~29日、ドイツ・エッセンEssenにて開催)レポート最終章、アンスリウムAnthurium『ANTHURIE UNLIMITED!』後編です。
前回に続く後編の今回は、無限大の可能性とイメージを秘めたアンスリウムの”クール&モダン アレンジ・デコレーション”をご紹介します。
トロピカル・南国のお花・トラディショナルなスタイルのお花・・・等、これまでのイメージを払拭する”クール&モダン”スタイルです。
”クール&モダン”アンスリウムの世界、ご紹介しましょう。
背の高いパール加工の大きな花器と合わせたアレンジ、アンスリウムの存在感はパール加工のゴージャスさに負けず、ぴったりです。
茎を短く使ったアンスリウムのアレンジです。
よーく見ると、アンスリウムの横に活けられているのは、Shell貝。
貝のパールのような質感にも良く合います。
個性的なデコレーションはアンスリウムの得意部門。
茎を長くしても短くしても、世界はどこまでも広がります。
上右側の写真のアレンジには、”カピス(貝)”が使われています。
もちろん相性抜群、そういえばアンスリウムとカピスって、その質感・光沢・形・・・なんだか少し似ていますね。
ヨーロッパではここ数年流行っているシルバー花器やシルバーフレーム。
一歩間違えば 安っぽくなりがちな?地味になりがちな?シルバー花器や雑貨、アンスリウムとのコラボにより デラックスな超モダンスタイルです。
下段中の写真のアレンジにはハードなイメージの”クギ”、下段右の写真のアレンジには派手派手オレンジのゴム製チューブが合わせてあります。
従来、お花には合わせなかったような素材も資材も、どんな異素材も・・・アンスリウムなら、私たちの想像を超える未知の作品・未知の世界が出来上がるのです!!
また、アンスリウムは何色にも”順応”し、また何色にも”反発”し アクセントとしての存在となり、どんな素材・質感とも面白いほどの反応(化学反応的な)を示し・・・どこまでも無限大の可能性とイメージを持ったお花です。
どんなものにも負けず適応するアンスリウムに脱帽。
アンスリウムの世界を知れば知るほど、イメージは無限大。
アレンジやデコレーションのイメージが どんどん広がる とても便利なお花なのです。
ですが、決して”便利=簡単”ではありません。
奥が深く、使えば使うほど難易度が高く 難しいお花でもあります。
だからこそ、アンスリウムの”無限大”に挑戦したくなる・・・そんな魅力を秘めたお花なのです。
アンスリウムのクール&モダンスタイルに使われているような パール加工花器やシルバー花器、個性的な花器等は、 BloemenVanThura でもたくさん扱っています。
ヨーロッパのトレンド花器(陶器製・ガラス製・ニッケル・アルミニウム製など)を是非ご覧下さい。
BloemenVanThura~オランダの花と雑貨と文化のページ~「雑貨カタログ」
さて、2010年のIPMが終わりました。
IPMから2月に発表されたオフィシャルレポートによると、2010年の出展社は世界43国から1511社、訪問者は57168名だったそうです。
訪問者がIPM会場へ出向く際の見所・期待度としては下記のとおり。
Plant部門 69%
Technology部門 33%
Floristry部門 26%
SalesPromotion部門 22%
この数字を見ると、フローリスト以外の分野の方も かなり楽しめそうですね。
来年2011年は1月25~28日開催です。
訪問者、出展社ともに90%以上が来年の再訪を希望しているとのこと。
もちろん私も。
皆様も 今からぼちぼち計画はじめましょうか・・・。
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