IPM2010 ブーケアーティストをめざして
2010年1月26~29日にドイツ・エッセンEssenにて行われてたIPM(国際園芸展覧会)からのレポート2回目。
今回は会場で行われていたブーケコンペ(花束の競技会)の作品をご紹介します。
私は、アレンジよりなによりブーケ(花束)が大好き。
オランダのお花屋さんで過ごした数年間、制作したものと言えばほとんど花束(ショップで販売するもののほとんどはアレンジではなく花束でした)だったということもあるのですが、花束制作が大好きです。
でも思い返せば・・・オランダに修行にでる数年前(今から10年以上前です)・・・当時は 私もいわゆる「フラワーアレンジ」を学んでいました。
ヨーロピアンスタイルだったりフリースタイルだったり・・・お花を触るだけでワクワクしたものです。
そんなある日、日本のお花雑誌で紹介されていたある作品・・・。
細長いスタイリッシュな そして大きなデザイン・・・まるで大きな芸術品のような作品・・・ハラン等グリーンが基調の”アレンジ”・・・のような”ブーケ”でした!!
フラワーアレンジを学んでいたその当時は、大きな作品を作ることに憧れていた頃でしたが、雑誌で紹介されていたその作品は オアシスなどを使った”アレンジ”ではなく大きな”ブーケ”(花束)だったのです。
衝撃でした。
そして私は確信しました!?
アレンジでできる作品は、同じ複雑なデザインでも ブーケ(花束)でできると・・・ブーケで作りたいと・・・。
その日から私はひそかに”ブーケアーティスト”になりたい。・・・と思っていたのです(笑)。
”ブーケアーティスト”・・・そんな言葉があるのかどうか知りませんけどね(笑)。
今思えば、あれはドイツのデザイナーさんの作品でした。
当時の私には、世界なんて洋書の向こうの 憧れより遠い世界だったし、まさかその後 オランダに お花の勉強で来るなんて考えたこともありませんでした。
人生って どこにどんな”出会い”があるか わかりませんね・・・。
話がそれましたが、IPM で行われていたブーケコンペの様子です。
ご紹介する写真は会場にあったブーケの一部ですが、印象的だったものを集めてみました。
ブーケだけでなく、そのブーケをセットする創作ベースや花台の演出も凝っています。
基本中の基本で 当たり前ですが、細太様々な茎をたくさん束ねたスパイラルやパラレルの太いステムの処理は、どのブーケもとてもきれいに仕上がっていますよね。
上でご紹介した写真の中で、銅板のようなもので作られたU字のフレームのブーケが1位(下段右写真)、イエローの台に乗っているサンゴミズキのリース状フレームのブーケが2位(最上段右写真)でした。
皆様はどのブーケに一票をいれますか?
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