”特有の曇り空の中”にトリップ!
2010年3回目のブログは、美術鑑賞について。
またまた「オランダ」にも「お花」に関係ありません・・・が、お隣「ベルギー」関連?なので 許してくださいね。
現在 名古屋の松坂屋美術館にて「ベルギー王立美術館コレクション・ベルギー近代絵画のあゆみ」という展覧会が行われています(~2月14日まで)。
絵画については詳しくないものの 美術鑑賞は好きなので、機会があれば海外でもいろいろ行っています。
ですが・・・なんとベルギーでは ”美術館”と呼ばれるところには どこにも(たぶん)行ったことがありませんでした。
ブリュッセル等に行くたびに、美術館に行こうか・・・と思いつつも、アムステルダムからの日帰りだったり、おいしいもの食べて飲んで・・・がベルギーでの過ごし方になっていたり・・・。
ベルギーには行く機会も多いのに、美術館に行ったことはなかったんですよね。
そんな中 12月中旬のある日、ローカルニュース(日本です)で紹介されていた「ベルギー王立美術館コレクション」。
これはラッキー、行かねば!!・・・と、昨年末のある日、行ってきました(結局 また去年のこと書いています)。
ブリュッセルにあるベルギー王立美術館の膨大なコレクションから、選りすぐりの69点、19世紀後半~20世紀前半のベルギー近代絵画が紹介されていました。
コロー、ルソー、シスレー、ルノワール、ゴーギャン、ボナール、マティス・・・等のビックネームも。
美術館内は、ベルギー近代絵画の流れに沿って6つの章に分かれていました。
バビルゾン派、レアリズム、印象派・・・フォービズム・・・。
それぞれの絵画やその雰囲気が、私の知っているオランダ・ベルギーの風景とダブります。
そういえば、多くの絵画の説明文に、「ベルギー特有の冬の曇り空が・・・」等と書かれていました。
大きくうなずきたくなる「冬の曇り空」です・・・「オランダの空」も同じですから(笑)。
私も以前は、曇り空のダークな空も、”アンティークぽくて(?)好き”・・・なんて思っていたけれど、さすがにもう何年もオランダの暗い空の下で過ごすと、オランダ人同様 青空の方が好きになりますね。
そんな風景画も好きなのですが、最近の私の絵画鑑賞の楽しみは、絵画の中に見るインテリアや服装・布・素材。
当時の流行りのインテリア(家具や壁等)、流行りの服装、流行りのパターン(柄)・・・当時の日常や生活が思い浮かびます。
自分がその時その空間に存在していたかのように想像して楽しんでいます。
安あがりな海外旅行&時間旅行です(笑)。
松坂屋美術館はこじんまりしていて、落ち着いた雰囲気で、静かで、ゆったり見ることができて結構好きな美術館です。
・・・が 今回、目玉的な絵画が何点も並ぶ最後のコーナーで、、じっくり どっぷり すっかり のめりこんで見ていたら・・・隣は(次は) 突然”出口”でした。
思わず戻って、”まだ続きがあるのでは?” とキョロキョロしてしまいました。
最後は、そのままの空気の中で余韻を楽しみたかったのですが、突然 覚めて(現実に戻って)残念でした。
ですが 年末の混み合う街の雑踏から離れ、素敵な海外旅行&時間旅行(!?)ができました。
今年もまた 日本でもヨーロッパでも、たくさんの絵画・芸術を見る機会を作っていきたいと思います。
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