アールスメーヤレポート=切り花編(2010年1月末)=
1月後半、アールスメーヤ花市場の仲卸問屋さんに行ってきました。
切り花やプランツ(苗モノなど)からは春の気配を感じ、資材屋さんではイースターのディスプレイと目前のバレンタインのディスプレイで盛り上がっていました。
2010年のイースターは4月4日です。
まずは切り花の仲卸さんの様子をご紹介します。
私も10月末から年始まで日本にいましたので、オランダの切り花仲卸さんを訪ねるのは久しぶりです。
ダークでディープな秋冬のお花たちとは違い、春を感じる優しい雰囲気のカラー&フォルムのお花たち。
先日までの大雪と寒波のためか、若干並ぶお花が少ないような気もしましたが、春を感じるお花を見るとワクワクします。
オランダの春といえば”チューリップ”!
かわいいチューリップからご紹介しようかと思いましたが、まずはこちらから・・・
ネスト(巣)状の枝にウズラのカラをのせたイースターデコレーション用の枝モノ(ドライ)。
このネスト、ビーダーマイヤースタイルのブーケ(花束)に入れたら、とても春らしいナチュラルテイストでかわいいですね。
ちなみにウズラのカラは本物です。
この季節、多くのイースターのデコレーション用のタマゴが流通しますが、ほとんど本物のタマゴのカラのようです・・・ウズラもニワトリもダチョウも・・・、もちろんフェイクもありますけどね。
お花屋さんで働いていた時(10年位前)、「日本人ってウズラのタマゴ食べるんでしょ」って同僚から聞かれたことがありました。
当時はその言葉を聞いて、”オランダでは食べないのかな・・・”と思っていましたが、最近ではオランダのスーパーでもたまにウズラのタマゴをたまに見かけるので(まだまだ限られた場所ですが)、オランダの食文化も少しずつ変わってきているのでしょう。
ちなみに・・・話はそれますが、日本のウズラは、わが地元豊橋が生産日本一だそうです。
そしてイースターと言えば欠かせない、過去に何度のこのブログに登場しているこの枝モノBerk(ドライ)。
昨年のレポートは2009年4月6日ブログ参照。
シラカバ系の枝モノで、ペイント加工のされていないナチュラルカラーのものも もちろんありますが、ペイントされたカラーバージョンも人気。
毎年”同じパステルカラーじゃない?!”・・・なんて言わないでください。
その年のトレンドカラーが登場したり、同じようなパステルもビビッドカラーも、その年の流行に合わせて少しずつ変化しているんですよ。
ほら!今年はシャンパンゴールドやパープルのキラキララメバージョンが仲間入りしてるでしょ!?
日本では”イースター=Berk”という組み合わせに馴染みがないと思うので、あまりピンとこないですよね・・・。
きれい系では、純白なPrunus(アーモンド・サクラの仲間)。
写真がイマイチ・・・。
日本には枝振りの素敵な枝モノがたくさんあり、和風で素敵ですが、オランダでもこの季節は枝モノのお花がいろいろ流通し、それぞれの雰囲気があり、人気です。
オランダでは、新春 最初に流通する枝モノ、純白で可憐なイメージのPrunusです。
私の後ろを歩いていた女性は、まずこのPrunusを選んでいました。
何故か 嬉しくなった瞬間(笑)!
他には、Syringa(ライラック)、Mimoza(ミモザ)、Magnolia(マグノリア・モクレン属)、ラナンキュラス、アネモネ・・・春のお花がいっぱい(写真が全然なくてスミマセン)。
もう!Papaver(ポピー・上写真下段右)がありました。
そしてもちろんチューリップ。
たくさんの種類のチューリップが並んでいましたが、今週の目玉!?をご紹介します。
スノーの優しいフワフワがピンクに良く似合いますね。
今年は雪の多いオランダ、アムステルダムでは またこの週末(1/23-24)雪が少し降り積りました。
雪景色のアムステルダムもとってもきれいで好きですが、それでもやはりお花いっぱいの春が待ち遠しいです。
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コメント
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あんま様、コメントありがとうございます。
チューリップってやっぱりかわいいですよね。
スノー加工も人工的すぎず本当に優しい雰囲気で、かわいいチューリップにぴったりでした。
近所を通りがかったら、またご連絡しますね。
投稿: thura | 2010/01/25 12:50
スノー加工のチューリップ、すげーかわいいですね!
本物が見たいなぁ。近所を通りかかったらたまには寄ってくださいね
投稿: あんま | 2010/01/25 04:50