2009年夏の思い出・・・パリで見つけたオレンジの花
先週末からすっかり秋になってしまったオランダ・・・空の色一つで、風の吹き方一つでこれだけガラリと雰囲気が変わるものなのですね。
昨日は嵐のようなひどいお天気で、午後 出かけたときの気温は13度ほど(もう冬?)、今日は晴れてても15度・・・。
直前までの夏の雰囲気や太陽、夏休みがすでに遠い思い出になってしまった気がします。
と言うわけで、またまたオランダにもお花にも関係がありませんが、夏の思い出に・・・夏休み”番外編・パリParis”レポートです。
と、その前に、パリつながりでお知らせを一つ・・・
来週7日(月)~8日(火)は、パリの展示会のため、1泊2日で出かけます。
月・火曜日はメールの確認など できなくなります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
展示会でいつも行っているパリですが、普段は自由な時間がとれないので、夏休み『モン・サン・ミシェル』旅行の前後にパリで過ごす時間をつくっていました。
今回パリでは、美術館1ヶ所と観光名所?1ヶ所へ行きました。
まず美術館は、以前にも行ったことはあるのですが、あらためて『オルセー美術館 Musee d' Orsay』へ。
この美術館は大きすぎず小さすぎず、人は多くても なぜか 落ち着ける空間があり、好きな美術館の1つです。
ですが!時間配分を間違えました。
地上階を先にみてから、楽しみにしていたフロア・上階をみはじめた時、すでに閉館を知らせるアナウンスが!!
実は以前に行った時も同じようなことが・・・。
上階には、モネ・ゴッホ・セザンヌ・ルノワール・ゴーギャン・ドガ・シスレー等のビッグネームの名画が揃い、そして私の好きな技法”点描画”のスーラGeorges Seuratの絵もあります。
駆け足で上階も一通りまわりましたが、こここそゆっくり観賞したかったです(涙)!!
たくさんの著名な画家の中で、オランダの代表画家 ゴッホVincentVanGoghの絵画もたくさんありました。
その中で見た 大胆なオレンジ色の絵・・・「ひまわり」ならぬ「フリチラリアFritillaires CouronneImperiale dans un vase de cuivre(1886-1887)」(上の写真右)。
おおっ、私の好きなフリチラリアがゴッホの選んだ被写体に!?
日本では結構 高価な(だと思う)このお花、当時はどうだったのだろう・・・ゴッホの身近なお庭に咲いていたものでしょうか・・・そんなことを思いながら、当時のヨーロッパの風景・日常・生活を想像し・・・。
・・・あーっ、でも もう、時間が足りない!!
後ろ髪を散々引かれつつ美術館を後にしました。
その後、パリの風を感じながら・・・のんびり歩いて・・・今回選んだ?観光スポットへ向かいました。
そこは、『エトワール凱旋門Arc de triomphe de l'Etoile』、いわゆる『凱旋門』です。
これまで 何度も近くまで行ったことはありましたが、屋上展望台にのぼる時間がありませんでした。
展望台までは272段と、これまで大聖堂やタワーなど いろいろ高いところへ上っている中では、さほど高くはないとは思うのですが・・・
ちなみにケルン大聖堂Kölner Domは509段でした(足が震えた、ケルン大聖堂見物は2007年8月31日ブログ参照)。
夏のパリ・・・暑い、そして時差ぼけの身体(日本からオランダに戻った翌日)、長距離電車(4時間)移動の後、そして美術館、街歩き・・・すでに疲労感の漂う中での272段。
しかもその狭い螺旋階段、途中で外が見られるような、一息つけるような窓が全くなく・・・暑い上に酸欠状態・・・そして私は閉所が苦手・・・。
グルグルした写真は、そんな螺旋階段の上から下をのぞいたところ、みんなの”手”が面白い・・・是非アップでご覧ください。
ですが、屋上の展望台に出れば、そんなドロドロパニック状態をすっかり忘れるほどの、すばらしいパリの見晴らし。
シャルル・ド・ゴール・エトワール広場PlaceCharles-de-Gaulleから放射線状に広がる12本のストリートが(数えてないけど) 、イメージ通り(!)きれいに見えました。
その放射線状のストリートの様子が、エトワール(星)という名前の由来なんだそうです。
展望台からは、ちょっと曇り空ではありましたが、エッフェル塔も モンマルトルも モンパルナスも ラ・デファンスのGrandeArche(新凱旋門)も・・・グルリと見渡すことができました(写真はエッフェル塔方面)。
それにしてもパリは大きい。
街も大きいし、建造物も大きい、何もかもが大きくて すごいなぁ・・・階段をのぼった酸欠状態の私の頭には そんな単純なことしか思い浮かびませんでしたが・・・本当にパリは大きいです。
もっともっと行きたい場所もありましたが、今回の「パリ・名所巡り」はこれでおしまい、また次回、パリで時間ができた時に、少しずつ巡ってみたいと思います。
『モン・サン・ミシェル』から始まった夏休みレポート、ご覧いただきありがとうございました。
そうそう、ついに!
今年 2009年12月13日から、タリスThalysアムステルダムーパリ間が約50分短縮されるとのことです。
アムステルダムーパリ間が3時間18分になるとか・・・。
少しは移動が楽になりそうです!!
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kiyo様、コメントありがとうございます。
『モン・サン・ミシェル』レポートご覧いただきありがとうございました。
楽しんでいただけたようでよかったです。
是非是非アムステルダムにいらしてくださいね!!
パリのついででも、アムステルダムのついででも、ヨーロッパは狭いですよー。
いくらでも、どこまでも、お付き合いします!
投稿: thura | 2009/09/06 03:39
モン・サン・ミシェルのレポート、楽しませていただきました(^^)
写真だけで、ため息がでるほどやっぱり素晴らしいところですね♪やっぱりいつかこの目で見なきゃ~♪
アムステルダムからパリまで、また便利になるんですね~。
アムステルダムに今度遊びに行くときはパリにもいってみたいなー。はじめてのフランスの玄関から~
そのときは、お付き合いいただけますか?(^^)
近い将来にまたオランダにいけることを夢みています~。
投稿: kiyo | 2009/09/05 13:17