アールスメーヤレポート・・・2009年8月中旬
しばらく『モン・サン・ミシェル』夏休みレポートを続けてきましたが、途中ですが少しブレイク(どっちがブレイク?)。
8月も もうすぐ終わりですので、ここで恒例?『アールスメーヤレポート』をお届けします。
8月中旬のアールスメーヤ花市場(仲卸さん)のお花の様子です。
資材・雑貨問屋さんは、ちょうど冬(クリスマス)に入れ替わる準備中で、先月とあまり変わりはなかったのですが、お花(切り花)の方は、すっかり”秋”でした。
秋になると、パステル系やビビッド系だったお花のカラー(色)も、私の好きな ダーク系やアンティーク系ものもが多くなり 素敵です。
お花の種類も、いわゆる”お花”だけでなく、実モノやフォルムのおもしろいお花などがいっぱいで、ワクワクしますよね。
今回は(毎年同じ?)、私の大好きなアマランサスと実モノの写真を撮ってきました。
ハンギングアマランサスは大好きな花材の一つです。
下の写真の真ん中の太くてポコポコしてるのはハンギングアマランサスAmaranthus Cycloop。
今から10年前、オランダのお花の学校へ通っていた時が ちょうどこの季節でした(2ヶ月弱の短期コースに通っていたことがあります)。
どのお花も、使わせていただける お花の量が びっくりするくらい多くて、とても嬉しい楽しい毎日でした。
ハンギングアマランサスは、長くて太いとても立派なものが”束単位”で配られ、それどころか”肩にかつぐほどの量”を使うことができたのは、オランダのフラワーライフに足を踏み入れた頃の最初の驚きでしたし、「オランダに来て良かったー」と感じるほどでした(単純!)。
その後、お花屋さんで修行を始め、イベント会場の装飾などに関わるようになるのですが、いつも秋には、大好きなハンギングアマランサスが大量にあって、好きなだけ使えるのは本当に幸せだと思いました。
アマランサスに限らず、ハンギング系の花材はなんでも好きです・・・私。
そしてこの季節は実モノ・ベリー系!!
ビバーナムViburnumです。
真っ赤なコンパクターCompactumと、ブラック系ブルーの艶やかなティナスTinus(写真の実には別の名前がついていたので厳密には違う種類だと思います)。
ビバーナムの実のお値段は、出始めはいつも高いと思いますが(日本でもオランダでも)、今は まだ高めでした。
それにしても おいしそうな実たちです(鳥たちのキモチがわかる・・・つつきたくなります)。
そして・・・森から来たようなワイルドでかわいい実たち。
写真上段左:アメリカタニワタリノキCephalanthus、良く見ると面白い。
写真上段右:Kastanje、クリです!
写真下段左:Platanas、プラタナスの実、写真のものはすでにドライになっているので、茎が枯れかけていますが、フレッシュなもの、長い枝についているもの、いろいろな状態のプラタナスの実が流通しています。
アムステルダムでは街路樹として良く見かけるプラタナス、たくさんの実がぶら下がっていて、頭に落ちてくることも?!
プラタナスについては、2006年8月8日ブログ ・ 2006年6月10日ブログ等にも、状態の違うタイプをご紹介しています。
写真下段右:SteenEik(Eik = Oak・樫)、ドングリです!
ドングリといってもたくさん種類があるようですが、これは小さくてワイルドな種類。
アムステルダムでは見かけたことはありませんが、先日オランダのドイツに近いエリアに行った時には(そちらのエリアは少し森っぽい)、道路脇などに たくさんこのドングリを見かけました。
下の写真左:キイチゴ属RubusChester、ブラックベリーかな。
艶やかでおいしそうですが、ブーケに入れたら素敵なアクセントになりそうです。
下の写真右:ツルについたブラックパープルの豆Boon、種類は不明、ドライです。
秋の実たちは、ブーケ(花束)に入れてもかわいいし、アレンジに使えば季節感が出ます。
同じような秋の木の実でも、それぞれ素材感が違い 面白いです。
秋は花材が豊富でワクワクしますよね、よい季節です!!
そんな秋の花材をたくさん使ったフラワーアレンジが見られる「オランダ・ベルギーお花雑誌・秋号」・・・8月21日ブログ で ご紹介しましたが、受付は8月30日までです。
気になっている方、お早目にご連絡くださいね。
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