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2009/07/15

アールスメーヤレポート =7月・Part2=

7月のアールスメーヤ花市場レポートの続きです。

夏はバラの季節でもあります。

一年中さまざまな種類のバラが流通していますが、夏シーズン 目にとまるのは”スプレーバラTrosRoos”各種。

日本では、バラと言えば”スプレーバラ”が人気で、素敵でかわいい種類がたーくさんありますよね。

でもオランダでは、”スプレーバラ”は あまり主流ではないんです!

オランダで流通している18億本(注)のバラのほとんどはスプレーではない 一輪の”スタンダードバラ”。

以前お花の輸入をしていた時、お客様にスプレーバラのリクエストをいただくことがありましたが、本当にオランダには選ぶほどスプレータイプのバラはなかったんですよね。

(注)データは、アールスメーヤ花市場での年間取引量、2007年9月当時のデータです(その後フローラホーランドと合併していますので、データの変動があると思います)

アールスメーヤ花市場のデータ(2007年9月当時)は、2007年9月22日ブログ2007年9月23日ブログ 参照。


流通スタイル・種類の違いは、オランダと日本のお花の使い方の違いが 関係していると思います。

オランダはブーケ(花束)または、お花そのものをそのまま花瓶に飾るという使い方が主流。

一方、日本では、花束ももちろんですが、やはり断然アレンジに利用することが多いでしょう。

小振りで輪数の多いスプレーバラの方が アレンジ向きですよね(最近は大輪も人気ですね)。

好み・テイストの違い、飾る環境(広さ・高さ等)の違い・・・。

同じお花でも(バラに限らず)流通するスタイルやサイズが、文化背景・習慣・目的などによって 違ってくるのです。

当たり前と言えば当たり前のことですが、このように お花を通して文化の違いまでも見ることができるのは とても興味深いです。


さて そんなオランダですが、それでも夏の間はガーデンローズ風のコロットしたかわいいスプレーバラが流通します。

Ws0907rosehistoryWs0907rosekingarthurWs0907rosejane

Ws0907roselipreciousWs0907rosemidsummerWs0907rosepiano

上段左から History(ピンク系)・KingArthur(ダークピンク系)・Jana(クリーム系)、下段左から Li Precious(パープル系)・MidSummer(オレンジ系)・Piano(ダークレッド系)・・・

アールスメーヤ仲卸さんに並んでいたスプレーバラの一部です(写真はガーデン系に限らず 定番のスプレーバラもあります)


夏の間に流通するようなガーデン系のバラは、通年流通している 工場のようなグリーンハウスで栽培されるスタンダードバラ等と違い、屋外で作られていたりするそうです(種類によると思いますが)

オランダから日本へ お花の輸入をしていた時のことですが、夏場のガーデン系のスプレーバラは、そのような理由で(?)なかなか検疫(オランダ国内で日本向けに行われる検疫)にパスしないので、入荷しにくいバラ達でした。

写真の上段左のスプレーバラHistoryは、過去に入荷したことがあり、その時のレポートがあります(2006年6月24日ブログ参照)。


さて、バラ以外もご紹介しましょう (ん?バラの方がいいって?)。

夏は面白いフルーツ(実モノ)があって楽しいですね、まるでフルーツ屋さんです。

Ws0907papaverまずは、以前にもご紹介したことのある”芥子坊主”。

このタイプはゴルフボールくらいのサイズ。

グレイッシュなグリーンと トサカのような頭の形が特徴ですが、香りにも特徴があります。

実の部分に傷をつければ 液体がでますが、同じケシ属でもオニゲシやヒナゲシからの液体には”アヘン成分”はほとんど含まれていないそうです(ウィキペディア参照)。


Ws0907palmこちらはヤシPalm系の実、ヤマゴボウのような?房状のフルーツ(実モノ)。

一粒一粒はドングリみたいでかわいい。

ヤマゴボウ”?いえいえ・・・ とんでもない!!

実際は 一粒がテニスボール以上の大きさ、房全体では70-80センチもありBIG!

そして かなり重そうです。

値段もBIG! 卸値で10000円前後でしたょ!


Ws0907agaveそしてグリーンのバナナみたいなのは、アガベAgaveのお花(ツボミ)のようです。

写真ではサイズがわからないですよね。

ツボミ一つのサイズは5-10センチくらい、房にしたら巨大ミニバナナ?といった感じ。

この状態でオブジェとして飾るのも素敵ですが、お花が咲いた状態も見てみたかった・・・。


Ws0907glassdecoさて、私は来週 日本に一時帰国します。

次にアールスメーヤ花市場を訪れるのは8月後半、秋の始まりを感じる頃。

明るく爽やかな夏が終わってしまうのは 寂しいような・・・、クリスマスに向けた新しい季節が楽しみなような・・・複雑な気持ちです。

ですが、日本の空港に降り立った瞬間に オランダの爽やかな夏の感覚は 吹っ飛んじゃうのでしょうね(やっぱり蒸し暑いですよね?)

最後の写真はアールスメーヤ花市場にある資材問屋さんのディスプレイの一部(7月上旬)。

ガラスとグリーンのコンビネーションはとても爽やかです。

ヨーロッパでは今年のトレンド・ハンドメイド系ガラス花器、BloemenVanThura でも様々なガラス花器を扱っています。

暑い夏・・・爽やかなヨーロッパの風を感じるガラス花器、いかがですか。

BloemenVanThura~オランダの花と雑貨と文化のページ~「雑貨カタログ」

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