OpenGardenDays Amsterdam2009 =太陽と時=
帰国して1週間がすぎました。
私のいるエリアは、毎日 曇りや雨ばかりで、太陽と青空を見ていません。
熱すぎなくて助かりますが、それでも日射を感じますし、かなり蒸し暑いです。
「太陽」と言えば・・・オランダにいると、「人間は太陽とともに生きている」と言うことを感じずにはいられません。
冬の日照時間の短さから、自然に 太陽・日光を求める体になるんでしょうね。
日本にいると、もちろん太陽は必要ですが、「ホドホドにしてください」と感じてしまったりするのですが・・・。
さて、2009年6月19―21日にアムステルダムで開催された、OpenGardenDays Amsterdam2009 レポートはまだ続いています(もう1ヵ月半くらいすぎました!!)。
これまで何度もブログで書いていますが、夏の間ヨーロッパはとても日が長くなります。
北欧の白夜は有名ですが、オランダでも夏至の頃は20時間くらい太陽が出ているのではないでしょうか(日の出・日没時間から)。
太陽を見て喜びを感じたり、元気が出たり、季節を感じたり、そして"時"を感じたり・・・。
太陽の役目ってすごいですね。
今回のレポートは、そんな”太陽”と”時”に関するオブジェについてです。
それは 『 日時計 Zonnewijzer』。
オープンガーデンで公開されていたお庭の中にも かなりの数見ることができます。
伝統的なバロック式ガーデンのシンボルとして、フランス式フォーマルガーデンのオブジェとして、ウォーターガーデンのアクセサリーとして・・・。
左の写真や上の写真下段左の建物の屋根の部分にも、日時計があります(アップにしてみてください)。
オープンガーデンで見かけるものは銅製のものがほとんど、高価そうです!
私はこれまであまり深く考えたこともなく、『日時計』とは ハリを南に合わせてその影の位置で、時間が把握できるのだと思っていました。
基本はそうなのですが、ウィキペディアなどで調べると、びっくり!!
正確に時間を計るには、「三角関数」を使用するのだそう。
単純ではなさそうです(汗)。
『日時計』(影を利用して時間を計測する考え方 と システム)は、古代からあるそうです。
古代の人たちってすごいですよね。
今では、携帯電話の時間をのぞいたりして、どこにいてもすぐ時間わかってしまいますものね。
現在、お庭にあるものは装飾・オブジェとしてだけの機能かもしれません。
それでも、そんな『日時計』をみると、古代から太陽と共に生きてきた 人間のロマンを感じずにはいられません。
でも実際、冬の間 あまり太陽の出ない(天気が悪い、太陽が低い)ヨーロッパ北部などでは、昔の人たちはどうやって影のできない『日時計』から時間を知ることができたのか、どうしていたのか・・・疑問が残ってしまいました。
時間に終われて過ごさなくても良かったのかもしれませんね!?
オランダ・ヨーロッパのガーデン雑貨を扱う BloemenVanThuraでも『日時計』を扱っています。
あっ、上の写真のような高級銅製のものではなく、もう少しカジュアルなアイアン製のものです。
皆様のお庭のガーデンオブジェにいかがでしょう?
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